公開中
女子生徒A 第二話
林沢レオ
五月になった。
私はやはり耐えられない。何故こうなったのだろう。
なんで神様は私を殺さなかったのだろうか。なんで私が死ぬんじゃなくて兄貴が死ぬことが、私にとって一番傷つくことと気づいたんだろう。
---
学校に行った。
高校生にとって一番大切なのは友達作りである。ただ、私にはそれができなかった。
相手から拒絶されたらどうしよう、気持ち悪がられたらどうしよう。そんな気持ちがあった。
---
私がお弁当を食べ終わると、クラスの乾清吾という男子が近づいてきた。
彼は大丈夫だったか、気の毒に思っていたということを明るい口調で話した。
私は適当に返事をして、机に突っ伏し、寝た。
---
私の唯一の友達であるピンクのMacBookには銃器が写っていた。
私は銃で死のうと思う。
日本で銃身自殺する人はほとんど前例がないと思う。
私はこれを誰かに見せようと思う。
これは、ほかの人たちに対する八つ当たりだ。
---
狙いは8月、夏休み明けの全校集会に定めた。
まずそのためには銃を手に入れなければいけない。
さてどうしようかと思った矢先、いつか見た裏掲示板サイトを思い出した。
私はレッドブルを片手に、エンターキーを押した。
---
スクロールすること一時間弱、ようやく目的のものを見つけ出した。
なんでも、直接会って売ってくれるらしい。
私はそのユーザに指示され、顔写真、名前、電話番号を伝えた。