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クリスマスイブに侵入者…!?
こんばんは、ノア・アンダーです。
現在時刻、11時。
普段ならこんな時間まで起きないんですが…
サンタさんにどうしても会いたくて!!
サンタさんって、いつも遠いところから私たちにプレゼントを渡しに来てくれてるわけじゃないですか?
だから、寒いし辛いと思うんです。
なので!今年こそは家でおもてなししてあげたくて!
毎年毎年、もらうばかりじゃ申し訳ないじゃないですか。
お金大丈夫なのかな…とか心配になりますし。
なので、眠気と闘いながら起きています。
「…ふぁぁっ…ね、眠い…寝たい…!」
でも…今年こそはおもてなしすると決めたので…!!
そして、またまた一時間眠気と闘いながら起きていると…
ピーンポーン…ピーンポーン…
チャイムがなった。誰か来たみたい。
今は12時ちょうど…七不思議とか都市伝説とかの定番な時間帯…!?
私はインターホンから恐る恐る外の様子を見る。
外を見ると、誰もいなかった。
…いたずらかな…?
そして、眠気をなくすために本を読もうと立ち上がると…
ガチャ。と玄関が開いた音がした。
「ひっ…」
私は声を押し殺しながらも2階にある自分の部屋へと後退りし始める。
そうしてリビングに入ってきたのは…
「……」
?「…」
「「え?」」
「ふっ、不審者ぁぁっ!」
私は一心不乱にその人から逃げる。階段を駆け上り、二階へ上がった。
その人は、暗くて姿は見えてないけれど、不審者だよね…!?
?「え、なんでこんな時間にヒトが起きとるん!?
もうヒトは寝てる時間帯やって本には書いてあったんやけどな…?」
「あなたも人ですよ…!?」
?「いや、うちはヒトちゃうねんな」
そうして、暗闇から出てきた人は…
「…さ、サンタさん…?」
赤い服に、持っているのは白い袋。
服装はそのまんまサンタさんだけれど、違うのは顔。
私より少し年上くらいで、高校生くらいの顔立ちをしている。
その人は、かっこよくて整った顔をしている。
?「やからサンタちゃうてっ!?」
?「__なんでヒトはうちのことをすぐサンタっていうねんな…うちはサンタってやつちゃうねんっ…__」
その…サンタさん?は床に悔しそうにこぶしを打ちつける。
「え、えと…じゃああなたは誰ですか…?」
?「…うちは、七不思議や」
え。
「な、七不思議!?殺される!?」
?「いや、殺しはせえへん。うちもそういうの嫌いやしな」
「七不思議なら普通その学校から出られないのでは…!?」
?「うちは特別なんよ。唯一うちだけが外に出られる。
__でも、学校外では特殊能力使えないねんな…そこだけがめんどくさいねん__」
特別…相当すごい幽霊なのだろうか…?
私は心の中で感心しつつ、ここの家に来た理由を聞いた。
理由は特にないんだそう。たまたまついた家がここなんだって。
?「ふう…じゃあ、うちはもう帰るわ。ありがとな、ノアちゃん」
「いえ!あ、そういえば、名前を聞いてなかったです」
英斗「うちは、|英斗《エイト》よろしくな」
「よろしくお願いします!では…また会えたらいいですね」
英斗「せやな、またな」
そういって英斗さんは私の家から出て行った。
不思議な人…ううん、七不思議だったな。
私は一人になり、また眠気が戻ってきたのか眠ってしまった。
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「…お、おはようございま…」
あ。
ね、寝ちゃった!!
昨日あれだけ頑張って起きてたのに!
サンタさんにおもてなしするって決めてたのに〜…
「うぅ…」
私はしょげながら一階へと降りる。
そうすると…
「あ、!!」
リビングの真ん中に、プレゼントが置いてあった。
中身は、私が欲しかったものがたくさん。
そして、プレゼントの近くには…
『ノアちゃん、わたしをおもてなしするために起きていてくれたんだって?
ありがとう、気持ちだけ受け取っておくよ。
わたしたちサンタは君たちに会えないけれど、
いつも見守っているよ。ありがとう。
サンタより』
「…!!」
私はその置き手紙を見て、驚いた。
サンタさんが、私が起きてたことを知ってたこと。
人生で初めてサンタさんに手紙をもらえたこと…
いつも手紙を送る側だったから、貰うのは初めて。
私はもらったプレゼントと手紙、
そして心の中にある暖かい気持ちを胸に、楽しいクリスマスを過ごした。
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〈番外・みんなのクリスマスイブ〉
アユ「…プレゼントか…どうせサンタなんて親だもんな…」
アユ▶︎親だと想像して悲しくなってる。本当は本物に会いたい
イール「…サンタさん来ないかな…あ、私がいるから来れないのかな。
じゃあ大人しく寝るか…会いたいけど…」
イール▶︎サンタさんの迷惑になると思ってちゃんと寝る。
ウェズン「サンタさんって、今ソリに乗ってこっちにきとるんかな?楽しみやなぁ」
ウェズン▶︎サンタさんがこっちへきていることを想像してわくわくする
キキ「…サンタさんって、お金大丈夫なんですかね…大変そう…」
キキ▶︎サンタさんの経済状況を心配する
シュウ「どうせ親でしょ。はぁ…みんな騒いじゃって」
シュウ▶︎みんなが騒がしいことに呆れる
セン「…もう寝よ、眠い」
セン▶︎クリスマスとか気にせず寝る
フレア「…別に、わくわくしてない
(みんなとクリスマスパーティーとかしたかったな…)」
フレア▶︎みんなとクリスマスパーティーしたいなと想像する
マイン「早くデザート食べたいわ…可愛い服も着たい。早く明日来ないかな」
マイン▶︎クリスマスプレゼントを貰うことを楽しみにする
ライアン「わぁ、ケーキすご!!美味しそ〜!!」
ライアン▶︎家族とクリスマスを満喫する
リガ「サンタに直で会って見たいわ。どんな人なんやろな」
リガ▶︎サンタさんの性格を想像する
ルナ「今年はいつ来るかな…明日が楽しみ」
ルナ▶︎純粋に明日を楽しみにする
はい、今回はだいぶネタに走りました!!
なんで雄英高校なのは…まあ、お楽しみです。
楽しいですねこれは。
そしてノアちゃんピュア…
私は去年サンタさんの夢を壊されて…はは…
去年、
「サンタさんなら私が何欲しいか分かるはずだから何も言わない!
これでプレゼント欲しいのくれたらサンタさんが来たはずだもん!」
って言ってほんまに、クリスマス前一週間まで何も言わなかったんですね。
そしたら親に、
「サンタさんは親だから言ってくれないと困るから〜〜〜」
みたいな言われたんですよ。
それでサンタさんのこと信じてた私の夢はバリーン、と…
あの時はサンタさんいなくてショックだったんですが、
今は「日本の反対側にある国はサンタさんは波に乗ってサーフィンしながらくる」
という噂を聞き、それをみることが新しい夢となっております。笑
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