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# みこと 〈 2 〉
らんらんが 、
俺の目の前で 事故に 遭った 。
あの日から 、
夢の中で ず ー っと 、
らんらん とか 、 すっちい とか 、
兄弟 が 「 いたい 」 って 叫んでて 、
すっごく 怖かった 。
俺が 外で 歩く度 、
車の 音を 聞く度 、
次は 俺が ひかれるん じゃ ない か って 、
いやな 考え に 襲われる 。
翠 「 行ってくるね 、 」
黄 「 ぁ 、 危ないで っ 、 お外 っ 、 」
黄 「 くるまっ 、 くるまがっ 、 おかしい で っ 、 」
黄 「 ぁ゛あ゛ッ ぅ 、 ( 泣 」
翠 「 あらら 、 大丈夫 よ 、 」
翠 「 いるまちゃん と お勉強 しときな 、 」
黄 「 ッぐ 、 はい っ 、 ( 泣 」
やっぱり 、
家族が お外に出る って なると 、
心配に なって 、 怖く なって 、
取り乱して しまう 。
迷惑を 掛けちゃって ごめんなさい 。
翠 「 らんらんがね 、 」
黄 「 … うん 、 」
翠 「 心配しないで大丈夫 、 」
翠 「 ゆっくり慣れれば 大丈夫 、 」
翠 「 だってさ 、 笑 」
赫 「 ら ゛ぁ 、 んぅっ 、 ? 」
翠 「 おに ー ちゃん でしょ ? ( 赫 撫 」
赫 「 おに ゛ 、 ちゃぁ ッ !! 」
翠 「 おせっかいな おにいちゃん だねぇ 、 笑 」
黄 「 … らんらん 、 」
黄 「 自分の 事 で 精一杯 やろうに … 、 」
翠 「 まぁ 、 優しさとして 受け取りなね 、 笑 」
黄 「 … うん 、 w 」
ちょっとは お外を 受け入れた かも しれない 。