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プロローグ『神という存在』
ユーザー名?何それおいしいの?
見に来てくれてありがと⁓
君も一緒に世界をのぞいてみませんか?
俺の名前は柳野【やぎの】白兎【はくと】どこにでもいる普通の高校生だ。
俺は今、頭をフル回転させて、必死に考えているところだ。
強いてわかることといえば、白い壁で覆われた、仕掛けも、人も、俺以外は何もない部屋ということだ。
壁を蹴ったりしてみたが、壊れる気配がしない。
助けを何回も呼んだが、誰も来なかった。
1時間は経っただろうか、、、
俺は、この白い部屋から脱出することを考えた、、、でも、この部屋は窓もなく、とびららしきものもない、つまり、完全に密閉された部屋と化していたのだ。
《俺は、こんなところで最後を迎えるのか、、、》
そんなことを考えると、俺は、この部屋が余計に怖くなった。
もう3時間は経っただろうか?
いつの間にか、俺の時計感覚も、狂い始めていた。
《もう、なにがなんだかよくわからなくなってきた》
「っと」
「ごっめーん☆」
「ちょっと遅れちゃったー☆」
《は?こ、こいつ、出入り口もない、、、いや、完全に密閉された部屋なのに、どこから出てきたんだ?》
俺の頭の中は、いきなり現れたそいつによって、完全にはてなマークだった。
《こいつは、幽霊なのか?》
そいつが、人間以外のナニカなことは、すぐに分かった。
なぜなら、背中の黒い翼に、頭には光輪、灰色の髪の毛、血のように真っ赤な目、、、
俺は、今すぐそいつから逃げたかった。だが、密閉されたこの部屋に、逃げれる場所なんかないことぐらい最初から分かっていた。
《そもそも、こいつ何て名前何だろ》
俺は、怖かったが、勇気を振り絞って口を開いた。
「あ、あの、、、」
そいつは、心を読んだように俺が聞く前に、自分で答えた。
「あたしは女、名前は、くろば」
「みつば⁓!」
「あんた隠れてないで出てきなさ⁓い!」
《みつばとは、だれなのだろうか、、、》
俺は、少し気になった。
「私は、隠れていたのではなく、仕事をしていただけです」
「こいつが、あたしの部下のみつば、男(?)」
「初めまして、、、あれ?名前はなんでしたっけ?」
「えっと、、、柳野白兎、、、です」
「自由に呼んでください」
みつばという奴も、見た目で判断したらかわいそうだが、人外だと思う。
背中の白い翼に、頭には角、真っ黒な髪の毛、アメジストのように綺麗な紫色の目、、、
眼鏡をかけていて、背は高く、少し瘦せていた。
《つ、角が頭に生えてる、、、》
そして、見知らぬ人に、自分の名前を言うのは、正直に言って大分怖かった。
「じゃあ⁓あたしは白兎クンって呼ぶね」
「私は、柳野さんと、呼びますね」
「あの、、、くろばさんと、みつばさんは、何者なんですか?」
「だ、だって密閉された部屋なのに、普通に入ってきてるし、、、」
「人ではないですよね?、、、」
「あ、」
《お、俺はなんてことを言ってしまったんだ》
《どうしよう、、、》
きっと、この時の俺は、いろんなことが起きてパニックを起こしていたのだろう。
気付いた時には、もう遅かった、、、
「あたしたちが何者かって?」
「う⁓ん」
「まあ、、、簡単に言って、いろんな世界や、時代を覗いたり冒険している神みたいな存在かな、、、」
「ちょっと!初対面でそういうことを言うのはやめといたほうがよかったのではないですか?」
「まあまあ、ダイジョブ!あたしが大丈夫と思ったから話しただけだし」
「え、そ、それって本当なんですか?」
「そりゃそうに決まってるでしょ、だってさ、あたしたち、、、ううん、神が噓をつく理由なんてないじゃん?」
「た、確かに、、、」
《あれ?こういう事話してくれる系の人だったのか》
俺は、くろばの目を覗いてみたがその目は、真剣な目をしていた。「「「「」」」」
《本当に信じていいのか?》
この時、俺は話に夢中で、ここがまだ、最初にいたあの真っ白な部屋だったことをすっかり忘れていた、、、
くろば 「これを読み切ってくれたくれた君たち⁓?わかってるよね?」
くろば 「ファンレターくれないと、白兎クンみたいに白い部屋に、入ってもらうことになるかもよ⁓?」
主 「誤字脱字あったら教えてほしいです」