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まさかの推しとデート
--- 1 ---
幸せそうな顔をしている私の推し
推しはファンサが少なく、クールだと有名なのだが
「はい、あーん」
なんでこんなしてくれるのかなぁ!?
思いっきりファンサじゃん!
私はそのあーんをいただく
内心はドキドキだ
「…織山さん?私、あなたのファンなんですけど、こんなことしていいんですか?」
「知ってるよ?奥山楓ちゃんでしょ?」
推しに認知されてる!!苗字までも!
やば、吐血しそう
いや、そうじゃないだろ楓!
「個々のカフェ貸し切りだから安心してねっ」
こんなことしてていいのか、ファンに嫉妬されないか、と私はひやひやした
「そうだ、あだ名決めよ『かえちゃん』でいい?」
「それで大丈夫です。では…私は「れいさん」とよべばいいでしょうか」
「んー『れーくん』って呼んで欲しいな」
れっ!?よべないぃぃ!!
恥ずかしぬぅぅ
「呼んでっ」
ぷーっと頬を膨らませている
かっわいい!
プライベートってこんなかんじなの!?
きゃわいいぃ
「れっれっれれれ…ぃくん」
「きこえないよ?」
「れーくんっ!!」
そういうとれいさんはポッと顔を赤らめた
「ヤバ…今のは破壊力つよすぎ…」
「はぇっ」
私も赤くなってしまった
--- 2 ---
あああああああ
てぇてぇてぇてぇ!!!!
尊いー!!
布団の上で私はのたうち回った。
やばい、全力で隠すしかない
てゆーか私めっちゃそっけなかったよね!?
うーっ耐えられるかな!?
--- side零 ---
今日も可愛かったなー
僕の最初のファンで僕の初恋の奥村楓ちゃん
早く付き合いたいな
ガード固そう
なんて