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日替わりお題4 着物・癖・仲間
「三雪ー!久しぶりー!!」
友香と祐奈がこちらへ向かってくる。30代とは思えぬほど輝いている…!!
「やっほー!懐かしいねー!」
私たちは地元の神社の夏祭りに来ている。着物姿の3人は他の人が見たら20代にすら見えるだろう。恐らく。
「どこ行く?私かき氷食べたい!」
「そーゆーときはあれがあるじゃーん…」
そう、私たちが初めて小学3年生のとき初めてこの祭りに来た時からしている、あれだ。私は身構える。
「「「じゃんけんぽん!!!」」」
裕奈と私はパー、友香はグーだ。
「ったはーっ!負けたっ!」
「やったぁ!私牛串ね!三雪は?」
「んー…かき氷かな!」
友香が悔しそうな顔で出店の方へ歩いてゆく。
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「ただいまー」
木の根を飛び越えながら帰ってくる。その時思い出したよここを通るとき毎回それをやっていた。
そこから当時の思い出が溢れ出してくる。
「三雪」
振り向くと学生服を着た…遊一だった。
当時の彼氏。今どうしているのかわからない。彼はよくシャーペンを耳に乗せるのが癖だった。もし目が見えなくなっても、その音で彼だとわかるだろう。
友香は根暗な子だった。偶然夏祭りで会わなければ私たちとは関わることもなかっただろう。
裕奈の負けず嫌いは今も変わっていない。いつもじゃんけんではバレない程度に後出しするのだ。あまりに露骨だと、また笑いが生まれる。
私には……何があるんだろう。
「はい、これ三雪のかき氷」
「ありがとう」
かき氷を口に運ぶ。すると裕奈が、
「懐かしい!それ!」
「え?」
「三雪いつもなんか食べる時、髪の毛耳に掻き上げるんだよねー。久しぶりに見た!」
そうなんだ、と声が漏れた。
もう30代、という言葉は間違っているかもしれない。
“まだ”30代だ。私たちの青春は死ぬまで続いていくと思う。
むずい…