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第玖話【捕】
「アマラン宗教…」
走りながら考える。
魔と永遠の命…
そんなことを考えている暇はない。
「早く…早く…っ!」
今にも息が切れそうだ。
城が見えた。
「っ…いける…っ!」
ガッ!
「兵…隊…!?」
「リュイナの一族の生き残りか。捕まえる。眠っていろ。」
「うぅ…」
「__これでノルエ様から—__」
聞き取れなかった。
ノルエ様…聞いたな。
でも、何もわからない。
そのまま、眠りに落ちていった。
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__寒い。__ここは、牢屋の中のようだ。
__寒い。__牢屋の中は寒い。
「牢屋の…中…!?」
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「` 殺し………て゛………。 `」
「`熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!`」
「`ガァ゛………い゛………ヴ……… “ 。`」
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「う…っ!」
これは?
自分にもわからない。ただ、ニ度と見たくないな。
コツ…コツ…コツ…
「靴の音?」
「起きたね。まだ、いてもらうよ。」
金髪…!こいつが、「ノルエ様」っていう奴…!?早く逃げないと…!
「早く逃げないとって思ったでしょ。」
「…!」
「まあ、待っといて。」
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同じ刻…別の場所
「シラハ!」
ガチャリと音を立て、一番奥の牢屋が開く。助けが来た。
「あいつ、ノルエは行ったよ。」
どうすればいい。ノルエ様…ノルエの笑顔が目眩のようだ。まるで催眠術にかけられているような。
「ねえ、行く途中で拾ったんだけど、」
「え?」
彼女は火炎瓶を持っていた。
「大丈夫…なのかな。私は不死身だけど、あなたは…」
「不死身だったの!?」
驚きを隠せない。
「ノルエに魔の器か確かめられた時、魔の器だったらしい。あの、「拒死花」。あの香り、死ぬかと思った。」
「それで、あんなに燃えてる人が…」
ガチャッ
「危ない!隠れて!」
そこには、ノルエがいた。
「あれ?ちゃんと閉めたはずなのにな。いない。魔の器…あれがないと…」
ガチャッ
「行ったね。」
魔の器。絶対に私達を探している。早く逃げないと。
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〜マドナ視点〜
「早く!逃げないと!」
隙間があった。ここから出れるかも。
ガチャッ
「たくさん、兵隊がいる。」
ダッ!
「なんだ?」
「__よし、行けた。この調子で!__」
タッ!
「__よし。__」
ダダッ!!
「__やばい!大きな音出しちゃった!__」
「ここで何をしている?」
「…!」
「お前、脱走しようとしたな?別のところ、独房で反省していろ!次は殺されるぞ!」
ガチャンッ!
あとがき
いやー!むずかった!
マドナ、捕まってしまいました!これからどうなるのか!
同じ時間、シラハとユヲネも城に来ている!さあ、どうなるのか!
いやー、むずかった。