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切り札としての重責①
ばに:🍌
ガイ:✨
デウロ:💧
ピュール:🧵
ジプソ:⛓️
ホテルZで、私は物思いに沈んでいた。
数日前にデウロちゃんと共にサビ組に出向いて、
トップに会うためにジプソって人とバトルしたんだけど、負けてしまった。
初めてバトルで負けた私は激しく動揺してその場から走り去ってしまった。
椅子に座って黙り込んでいる私をよそに、デウロちゃんとピュールは何かを話していた。
**───ズキッ**
🍌「…っ」
最近、ピュールがデウロちゃんとかと話してると心っていうのか、
胸がモヤモヤするんだよね…。なんでだろう…
でも、そんなことよりバトルで負けてしまった衝撃の方が大きかった。
身体的なダメージじゃなくて、心にダメージが来たっていうのかな。
実際、ジプソさんとのバトルに負けてからZAロワイヤルでも連敗するようになってしまった。
ポケモンたちとうまく連携が取れない。自分がうまく立ち回れない。
🍌(………ハァ…。)
最近、ため息ばかりついている。
ワイルドゾーンには行きたくないし、かと言ってバトルゾーンに行く気にもなれない。
何もしたくない。ただ疲れてしまった。
・・・・・
こんな気持ちになるの、あの時ぶりだな。
いやいや。もうこんなことは思い出さないって決めたじゃない。
あの時は、みんなみんな大嫌いだった。
憎くて、うらやましくて、誰も助けてくれないのが悲しくて寂しくて。
みんな大嫌いだった。「あのこと」だあってから私は
**人を簡単に信じない。**
そう決めた。
いくら信じていても、裏切られる時は裏切られるから。
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私は、あの時にされたことを思い出して、あの時受けた苦痛を思い出して
涙が滲んできた。
ふっと視線を上げると、
🍌(───…!!)
ピュールが、ほんの少しだけ笑った。
💧「──────!!」
🧵「──…────?…」
私のすぐ近くで2人が話している。
そのはずなのに、何も内容が聞こえない
いや、聞きたくない。
🍌(やめてよ…。私の近くでこんな話しないで…!お願いだから…っ!)
そう私が心で叫んでいるにもかかわらず、2人はずっと話している
そんな2人を見ていると、私の心の痛みもどんどんひどくなる。
**───ズキッ**
もう、駄目だ。これ以上、ここにはいられない。
私は無言で立ち上がると、玄関へ行ってドアを開けた。
💧「ばに、どこ行くの?」
🍌「──…んでもない。」
💧「聞こえないってば!もう一回お願い!」
なんで、そんなに怒ったように言われなきゃいけないんだろう。私が。
起こりたいのはこっちなのに……!!!
胸の奥から真っ黒な感情が次々と溢れてくる。
💧「ばn───」
🍌「…るさい。**うるさいうるさいうるさい!!!**」
💧「!?」
🍌「もうほっといて!!私にかまわないで!!」
私はそれだけ叫ぶと、玄関から外に飛び出した。
溢れる涙を拭こうともせず、ただ一心不乱にはしりつづけた。
続く。