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合流
瑞希「…………」
奏「瑞希、本当にありがとう…」
瑞希「喜ぶのはまだ早いよ!本当の勝負はここからなんだからさ…」
瑞希「…とは言え、ほっとしたのはボクも同じだよ」
瑞希「でもよかった、向こうが誘いに乗ってくれて…」
奏「で、でもどうして誘いに乗ったんだろ…黒幕には何の得も無いのに…」
瑞希「受けないとダメだったんだよ」
奏「え?」
瑞希「だって、それこそボクの言った黒幕のつけ入る隙なんだから」
奏「ど、どういうこと…?」
瑞希「ボクは聞いてないけど、ここの学園生活は電波ジャックによって全国に生中継されてるんでしょ?」
瑞希「その話を聞いてどうだった?簡単には信じられなかったよね?」
奏「そりゃ…電波ジャックなんて…そう簡単にできないし…」
瑞希「でも、それを黒幕は出来た。裏を返せば、それだけ困難でもやらなければいけない理由があったんだよ」
奏「理由…?」
瑞希「世間に見せたかったんだよ。ボク達の殺し合いをね…」
奏「…でも…なんのために…?」
瑞希「おそらく、証明する為だと思うよ」
瑞希「ボク達はみんな希望って呼ばれてるよね?」
瑞希「希望と呼ばれるボク達が絶望に沈み、殺し合いをする…」
瑞希「それを世間に見せる事で、絶望は希望よりも優れてるって証明したかったんだよ」
瑞希「それが目的…」
奏「え…そ、そんな理由で…?」
瑞希「確かに、理不尽だけどさ…」
瑞希「超高校級の絶望と呼ばれるんだし、いかにも考えそうだよね」
奏「で、でも…!!」
瑞希「落ち着いて奏、でもそんな理由だからこそ黒幕のつけ入る隙も生まれた…」
奏「………」
瑞希「これを世間に見せるという目的があったからこそ、黒幕は自分で作った校則にも必要以上にこだわってたんだよ」
瑞希「黒幕がルール無視で進めていたら、それは殺し合いじゃなくて一方的な虐殺になるからね…」
奏「だから、直接殺す事は出来なかったから学級裁判を…?」
瑞希「その通りだよ。でも、それも失敗になった…奏のお陰でね!」
瑞希「それで、その失敗のせいで黒幕はもっと隙を作ってしまったんだ。犯人では無い奏の処刑…」
奏「黒幕は、その事実を生中継の最中にバラされたからこそ、瑞希の提案を受けるしか無かったって事…?」
瑞希「そうそう!正直、久しぶりにドキドキしたな…」
奏「そうは見えなかったけど…」
瑞希「え、なんで?」
奏「だって、モノクマに会う前から自信満々だったし…」
瑞希「あははっ!堂々としないと、交渉や説得は出来ないよ?」
奏「それもそうだね…」
瑞希「だけど、ここで勝たないと全部無意味になる…!」
瑞希「…その前に、みんなにもこれを説明しに行こっか」
奏「あとはみんなで協力して、黒幕を倒すだけだね…」
瑞希「…協力…そうなるかな…」
奏「え、?」
瑞希「…とにかく、今はみんなと合流するのが先だよ!」
奏「あ、う、うん…」
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モノクマ「おきFやじょち、あんjcじ:うぇcるいおんcり!」
奏「モノクマ…?」
モノクマ「うえfに…におfjmv:mろい¥おtvぺvじえお…」
奏「…壊れてるのかな…?」
瑞希「情緒不安定にも程があるよ…」
モノクマ「skそgんxy。ぁlvんくえいう23ーftんf8?」
奏「あ…行っちゃった…」
瑞希「結局なんだったんだろうね…?」
?「あ…!!」
絵名「奏…だよね!?」
奏「…!みんな…!」
みのり「奏ちゃんだ…!どう見ても奏ちゃんだよ!!」
えむ「生きてたんだ…!よかったよ〜!!」
奏「わわっ…急に抱きつくと危ないよ…!」
愛莉「本当に…生きてて良かったわ…!」
瑞希「…さてと…ボクからみんなに、話があるんだ」
穂波「話…?」
司「というかだな…宵崎は大丈夫なのか?もし黒幕に見つかったりしたら…」
瑞希「まあ、それも関係してるんだけど…みんなに説明しておく事があるんだよね」
奏「…みんなに説明しなきゃいけないのは、最後の学級裁判の事なんだ」
雫「最後の…学級裁判?」
瑞希「学級裁判をもう1回やり直すんだよ!」
絵名「え、やり直すの!?」
愛莉「やり直すも何も…だって犯人は…」
奏「私は犯人じゃないよ…!」
瑞希「奏は犯人じゃないよ。もちろんボクでも無いし、ここのみんなでもない」
えむ「じゃあ誰が…?」
類「おそらく…黒幕の仕業だろうね…」
司「く、黒幕が殺したのか!?」
瑞希「そういうこと!」
瑞希「それで奏はその罠に気付いて、それを阻止しようとした…」
瑞希「だけど、そのせいで奏が処刑されたんだ」
冬弥「宵崎さんは…気づいていたんですね…」
瑞希「でも、犯人じゃない人を処刑するのはルール違反だよね?」
瑞希「だから交渉してきたんだよ。もう1度やり直すようにね」
愛莉「それを黒幕は受けたの…?ルールを破ったくらいなのに?」
類「受けざるを得なかったんだろうね。例の電波ジャックを交渉材料にしたんだろう?」
瑞希「あ、気づいてた?」
類「前の学級裁判が終わった後のセリフでね…」
類「追い詰められてるのは黒幕の方。って言うのはその事を指してたんだろう?」
えむ「そ、それで、あたし達は何をすれば良いの?」
絵名「殺した犯人と…その犯行を明らかにすればいいのかな…」
類「…それだけじゃないんだろう?」
瑞希「えー!?なんでわかるの…!?そうだけど…」
奏「モノクマが言ってたの。わたし達が最後の学級裁判で勝つには、この学園の謎全てを解き明かせって…」
穂波「謎を…全て…?」
雫「そ、そんなの…今までずっと調べて来たのに、ほとんども分からなかったのよ…?」
瑞希「…もしボク達が負けたら、全員処刑…」
冬弥「全員だと…!?」
瑞希「とにかく、ボク達が生き延びるには真実を明らかにしないと…」
類「つまり、最終決戦という訳だね…面白くなって来たじゃないか」
愛莉「でも、犯人、犯行、謎を全て解き明かすって…」
司「多いな…」
奏「でも、今回は敵はハッキリしてるんだよ…みんなで協力すれば…!」
瑞希「それは…どうかな…」
奏「え…?」
瑞希「…みんなで協力して捜査って言うのは賛成出来ない」
奏「な、なんで…」
瑞希「ボクも最初はそう思ってたよ…モノクマのあの言葉を聞くまではね…」
愛莉「あの言葉?」
瑞希「…モノクマがコロシアイ学園生活の参加者は全員で21人みたいな事を言っててさ…」
類「なるほどね…だとすると、瑞希の意見も理解できるよ」
えむ「ほぇ?なんで?」
類「瑞希が言ったように、殺したのが黒幕だとすると、黒幕はこの学園内に足を踏み入れていたって事になる。」
類「殺すだけならまだしも、植物庭園の偽装工作は、モノクマを操作するだけじゃ不可能だからね」
類「けれどモノクマが言うには…生きたまま、この学園に足を踏み入れた人はコロシアイ学園生活の参加者である、21人だけだったみたいだよ」
司「なっ…じゃ、じゃあ黒幕の正体は…」
穂波「最初に玄関ホールに居た20人+ミクちゃんを合わせて21人…」
絵名「ってことは…この中にいるってこと…!?」
雫「嘘…」
奏「まって…!まだそう決まったわけじゃ…!」
奏「モノクマが私たちを混乱させる為に言っただけかもしれないし…」
瑞希「たしかにその可能性もあるけど、それだって可能性の1つだよ」
瑞希「この中に黒幕がいる可能性と同じようにね…」
類「これらの可能性がある以上、協力は難しいかな」
えむ「そ、そっかぁ…超高校級ってついてるし、黒幕は高校生だもんね…」
奏「で、でも…!私たちの中に黒幕が居るなら、その人がモノクマを操ってるんだよね、?」
奏「だけど、モノクマが動いてる時…そんな怪しい行動してた人居なかったよ…?」
みのり「こっそり姿を消して、裏で操ってたとか…?」
愛莉「いやいや…そんな頻繁に姿を消していたら気づくわよ…」
冬弥「じゃあ全自動だったんじゃないか?会話と行動をあらかじめ設定していたとか…」
奏「うーん…だったら、あんなスムーズな会話出来ないし…」
類「いや、誰かが会話を誘導すれば…不可能じゃないよ」
奏「それは…」
キーンコーンカーンコーン…
モノクマ「えー、校内放送でーす!」
モノクマ「オマエラ、既にご承知かと思いますが…」
モノクマ「これからこのコロシアイ学園生活は、真の解答編へと突入しまーす!」
モノクマ「そこで公平を期す為に、学園内の部屋のロックはすべて解除してまーす」
モノクマ「好きに調べてね☆思う存分調べてね☆」
モノクマ「うぷぷ…ではまた、学級裁判で…」
モノクマ「アーハッハッハッハ!!」
瑞希「…全部の鍵を解除…随分太っ腹なんだね」
類「さぁ、そろそろ調べ始めないと時間が来るよ…始めようか」
奏「え、あっ…神代さん…!」
えむ「じゃああたしも、1人で捜査とかしてみようかなぁ…」
奏「鳳さんまで…」
絵名「私も…1人で行動しようかな…」
司「ならばオレは、冬弥と行動することにする!」
冬弥「わかりました」
みのり「私は…愛莉ちゃんと雫ちゃんと…穂波ちゃんと一緒に行動しようかな…?」
愛莉「えぇ!わかったわ!」
穂波「では…宵崎さん、また後で…!」
奏「うん…またね」
奏「…瑞希も1人で行くの?」
瑞希「んーそうだね…じゃ、ボクも行ってくるよ!」
瑞希「…奏、必ず真相を解き明かすよ」
瑞希「必ずね…」
奏「…うん、頑張ろうね」
私も、早く捜査を始めないと…
黒幕はわたし達の誰かなんかじゃないって証明してみせる
それで、ここからみんなで出て行くんだ…!