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山道
今、私は山道を歩いている。
暗いくらい森の中だ。
怖い、怖い。
山に散歩しに来なきゃよかった。
まさか迷子になるなんて……。
早く出なきゃと私は歩くスピードを速める。
木、木、木、木。
木しかない。
その時、
「アソボ」
と声がした。
「嫌あぁぁっ!」
私は思わず飛びあがり、バクバクする心臓を押さえながら周りを見渡す。
誰も何もいない。
今のは何だったのかと思いながら、私はまた歩き出した。
今度は後ろに気配を感じる。
後ろを振り向くと……。
「きゃあぁぁぁぁぁぁ!」
そこで私の意識は途切れた。