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なろう系魔王の辿る運命は?第三話
不定期更新さーせん
第三話「街」
魔王「そういえばこんなチンタラしてたら勇者来そうだな」
側近「魔王様どうしたんですか?」
魔王「**え、だれ?**」
側近「私にもわかりません」
魔王「なるほど気付いたらここ系か」
側近「いやなんか神っぽっい人がなんか転生うんたらかんたらって言ってましたね」
魔王「あんのやろ…」
魔王「とりあえず街にこっそり行ってみるか」
側近「**それやってる事ストーカーと同じですよ魔王様**」
魔王「そこを気にしたら終わりだよ」
側近「あーなるほどですねー」
--- ~勇者の街にて~ ---
側近「あれ勇者じゃないっすか…?」
魔王「ん?そうだな」
魔王「あいつ今剣ブォンブォン振り回してるぞ」
側近「え?魔族って増やしたんですか?魔王様」
魔王「まぁ一応…」
側近「**周りに誰も居ないっすよ**」
魔王「イカれてるかよ」
側近「建物とかバリバリありますしね」
魔王「この感じさ、こっちに飛んでくるタイプだよね」
側近「魔王様!そんなこと言ったら本当になりますよ!」
魔王「え、もう飛んできてるから、」
側近「**ぇぇぇええぇぇぇえぇえ**」
魔王「とりあえず戻らないとヤバイな
--- ~そして魔王城~ ---
魔王「ふぅなんとかなった…」
側近「ギリギリでしたね」
魔王「帰るついでと行くついでにゴミ拾いしてたの気づいた?」
側近「なんかそれ的な動作は見ましたけど」
魔王「鉄製のゴミで武器作ろう」
側近「いいですね」
側近「それより勇者は何をしてたのでしょうか?」
魔王「さぁねぇ…」
--- 勇者視点 ---
勇者「まさか転生?」
勇者「やったぜ!」
勇者「現実でもこういうのあるんだな!」
勇者「とりあえず魔王倒せばいいだろ!なんかチート能力もありそうだし!」
魔王心の声「夢見すぎな?」
説明しよう!魔王は人の心を覗けるのだ!」
魔王心の声「ん?誰かいたか?今?」
勇者「この流れは城に行くタイプだな!
かくかくしかじかして
勇者「いくぞ!みんな!」
魔導士「魔王討伐の準備はできましたか?」
剣士「あぁ」
魔王心の声「うわお決まりのやってやがる…」
魔王「んで今に至るってわけか」
魔王「勇者対策始めないと直行されるからな…」
側近「むやみやたらに配置するのもあまり良くないですよ」
魔王「経験値乱獲されるのか…」
魔王「**セーブポイント破壊したら良くね?**」
側近「いえ、私が試したのですが、魔族は近づけない仕組みになっております。
魔王「えぇ…」
魔王「とりあえず今いるのが…」
LV.1のスライム×50
LV.5のスライム×20
LV.10のスライム×10
中ボス×3
側近「スライムなんでそんなにいるんすか?
魔王「いや、だいたいスライムからだろ」
側近「**それはそうでも限度があるでしょ!限度が!**」
魔王「うーむ」
側近「中ボスがせめてもの報いですよ。」
魔王「今スライム育成してるんだがな」
側近「どういう事をしてるんですか?」
魔王「少しこっちにきてくれ」
--- 訓練場にて ---
側近「なんか厳しい系かと思いきやなんか緩い…」
魔王「休憩は大事だからな!」
側近「なんか魔王様は道徳5/5くらいで勇者は1/1000すらなさそうなんですが」
魔王「確かに」
側近「なんか集中力が桁違いなんですが」
魔王「なんでだろうね」
スライム1の心の声「勇者許すまじ…」
スライム2「勇者め…」
側近「なんで勇者に恨み持ってるんですかね?」
魔王「あーそういえば…」
--- 一日前に遡る ---
勇者「なんかスライム落ちてる?これ生きてんのかな?」
勇者「とりあえず踏んでみよ」
スライム「タイ…イタイ…」
勇者「なんか聞こえたような?」
勇者「まあいっか」
魔王「って訳」
側近「うわぁ…」
側近「酷い」
魔王「勇者酷すぎ定期」
いつもより長くしてみました。