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ペタペタ
https://www.youtube.com/watch?v=Rde9AX4THbs
↑↑↑神すぎる元楽曲
「…オハヨウ」
カーテンをあけてただ呟く。
今日も、やるか…
そんな志をぶら下げて、僕はカーテンを閉めた。
『起立!』
『気をつけ!!』
「いっけぇ、爆撃!!!」
皆が学校に行って朝のチャイムを聴いている中、僕は家でゲームの電子音とともに暗い部屋で遊ぶ。
失礼、急すぎるが僕の話を聞いてくれないか?
毎日テスト三昧で、塾もずっとテストでよく寝れずにフラフラ。
僕いつかこれが致命傷になって死ぬんじゃないかな。って感じ。
って言われてもなんもできんよなぁ…
居残り上等、眠すぎて寝てできなかった宿題が山積み。
居眠り上等、教科書で隠せばどうにかなる!
なんてわけなく。
みんなに笑われて。
僕も引き攣った笑みを浮かべて。
学校は楽しい、
だがしかしいつの間にやら僕は、
タコやイカがインクを塗りまくるゲームの世界でペタペタペタペタ、
インクを塗っていた。
「見えてる世界が僕は他の人と違うんだ」
なんて親に言えるわけなくて。
引きこもってゲームをしていれば時間はあっという間に過ぎる。
溶けて、錆びてゆく。
でもそんな時間の流れ方がいつの間にか、
心地良くなっていた。
いっそのこと、全部やっちまえ。
もうプロだから。僕。
リアルでも、きっとうまくできる。
大爆発…なんてオチにはならない。はず。
こんな惨めな自分にバイバイと、さよならを告げる。
学校カバンにぺたぺたとペンキを塗る。
あの日、とてつもない速さで去ってった仮面を被った僕はもういない。
もういない、もういない…
だから怠い学校なんて行かないで。
プロ級で楽しいこっちを選んで。
引き攣って、薄く汚れた笑みにもさよなら。
制服にカラフルなシミをつけてゆく。
僕はここで思いっきり笑う。
まだ学校に行けるという可能性が咲こうとしているけど。
咲こうと、しているんだけど…
もう手遅れだ。
ペタペタ、してしまった。
でもなんだか清々しいや。
今日もペタペタペタペタ
ペタペタペタペタ…
ペタペタペタしている。
みじけぇ。
とりあえずペタペタは神曲なので聞いてほs…(