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ねこゆうれい2話 死亡
ねこゆうれいの2話。はじまりはじまりぃぃぃ
遅かった。
一緒に逃げていれば、こんなことにはならなかったのに、、、。
地面に飛び散った血が、僕にはあいつ(友達)の顔に見えた。
隕石が落ちてくるのは、この家の玄関。つまり、あいつ(友達)が立っていたところだった。
スマホも、パソコンも持っていたのに。なんで調べなかったんだ。
その結果、あいつが死んでしまった。
もちろん、僕だって治らないかもしれない重症だ。
、、、。
あれ、これって、本当にただの重症なのか?体が透き通って見える。それに、体が軽い。
もしかして、足元で倒れているのって、、、。
地面の方に顔を向けて倒れていたから顔は見えない。でもわかった。こいつが誰なのか。
そして、僕が今、どうなっているのか。
こいつは僕だ。つまり、僕は幽霊になっている。
―――死んだんだ。僕も。
「うぅ、、う、、」
思わず泣き出してしまった。あいつ(友達)を守れなかった情けなさと、自分が死んでしまった悔しさが
僕を泣かせてしまう。泣いたらあいつが悲しむのに、、、。
気づけば周りは真っ白で、誰かが近づいてくる足音が聞こえていた。今日の夢と同じ光景。
きっと、今日の夢は「今日死ぬ」ということを伝えていたのかもしれない。
つづく、、、