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まふゆ2024Happy Birthday!!
おまふゆーーー誕生日おめでとう!!!!
まふゆSide
『まふゆ、今セカイこれる?』
奏でからナイトコードの通知が来た。
『これるよ』
『何かあったの?』
『そういうわけじゃないんだけど、またみんなでデモを聞こうって話になったんだ。』
『そっか、今行くね』
私はスマホで「悔やむと書いてミライ」を再生した。
眩しい光に包まれ、私はセカイへと移動する。
「まふゆ。」
ミクの声から出迎えられ、ふとあたりを見ると、小さめのテーブルとクッション、リボンや装飾でセカイが彩られていた。テーブルにはケーキやお菓子がたくさん置かれていた。鉄骨にリボンを巻き付けたり、鉄骨から鉄骨に横断幕を掲げている。横断幕には『まふゆ お誕生日おめでとう!』と書かれていた。
「ミク、みんな。」
「まふゆ、」
「「お誕生日おめでとう!」」
その場にいた奏、絵名、瑞希、ミク、リン、レン、ルカが言った。MEIKOとKAITOはただ黙って少し遠くから眺めているだけだった。
「ありがとう」
「それ、ほんとに思ってる?」
「思ってる…と思う。」
「なんなのよ、それ…」
「それがまふゆらしくていいじゃん!今はね!」
「たしかにそうだけど…」
「ほらほら!せっかくの生誕祭だよ?ぱーっと祝おうよ!」
「まふゆ、ここに座って」
奏でに促された席は、いわゆるお誕生日席だった。
「お誕生日席…」
「あんたの誕生日でしょうが。」
「そうだね。」
いつもみたいな口調になってるけど、本当はすこし、胸があったかくなってる気がしてる。
「まふゆ、」
「ミク?」
「これ、プレゼント…」
「みんなで、話し合って決めたんだ」
レンがそういう。
「話し合う?」
「ええ。あまりワサワサって多くても、大変でしょうから、みんなでこれにしようって決めたのよ」
ルカが説明してくれる。そういうことだったんだ。
「随分と大きいけど…」
「開けてみれば、すぐわかるよ」
リンもそういい、「じゃあ、開けるね。」私はそう言って包みを丁寧に開けた。
「あ…」
包みを開けて出てきたのは、シンセサイザーだった。
「これ…」
「シンセ。かなりいいやつ選んだの。」
「まふゆにもっと音楽を楽しんでほしくて。」
「それに、まふゆって作業前にここに来るってミクから聞いたから、使わないときはここにおいておけば、」
「お母さんに、見つからない…?」
「ええ。そういうことよ。」
「よかったら、使ってね」
「KAITOとMEIKOも、考えてくれたの?」
「うん!ちゃんと輪に入ってくれたよ!」
「入ってくれたというか、瑞希が半ば無理やり連れ込んだだけでしょ。」
「えぇ〜!?人聞きの悪いことをいうなぁ〜ボクはみんなで考えたかっただけなのに〜」
「それを無理やりっていってんの。」
「あはは〜」
「……そっか。」
「まふゆ?」
「みんなで選んでくれたんだね、KAITOとMEIKOも。」
自分でもわかった。少しだけ、口角が上がったのが。
今の私、笑ってる…?
「フン。」
「…」
相変わらず冷たい二人だけど、ちゃんと私のこと考えてくれるんだね。
「ありがとう、みんな。」
「っ…微笑が犯罪級…」
絵名がそう言う。
「いやほんとに!さて!まふゆの誕生を記念していっぱい遊ぶぞ〜!食べるぞ〜!」
「太らせないでよね」
「自分で考えて食べてね?」
「は?当たり前でしょ」
「まぁ絵名も瑞希も、今日の主役はまふゆだし」
「うん!」
「そうね。」
「改めて、あ、ほらふたりとも」
KAITOとMEIKOを瑞希が引き連れ、
「お誕生日おめでとう!まふゆ!」
もう一度言ってくれた。
このあたたかさを忘れたくないな。
「奏、絵名、瑞希、ミク、リン、レン、ルカ、KAITO、MEIKO、ありがとう。」
一人一人名前を言って、私は最後にそう言った。
おまふゆおめでとう!イラストが間に合いそうもなかったから小説にしたよ!
小説もギリギリだったけど…(汗)許せ…!
バースデー…ガチャ当たらないかもだけど推すからな。頼むから次出てくれよ。まぁ星2でもいいけど。(マスターランクでキャラランあげたい)