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私のペット行方位不明 No.2
そんなところへ冒険者たちがやってきた。
このまちで、冒険者は魔物と害獣を狩ってくれるゆういつの救手だったから。
「おいおい村人達よ、なんでこんなところに集まっているんだ」
「おお冒険者様」「今久しぶりにあそこの山から降りてきたものと話していたのです」
「ほう、なんでそいつは降りてきたんだ」
「それが102匹もいたペットたちが全ていなくなったとか」「嘘に違いありません」
「冒険者様、そのことが嘘だと証明してください!」
「ちょっとなんでみんなそんなこと言うの」
秋鹿は泣き出してしまった。
でも冒険者は優しかった。
「そうか。そんな大変なことがあったのかあの山は全部探したのかい?」
コクン
秋鹿は頷いた。
「っ!!」
秋鹿は不思議に思った。なぜ冒険者はびっくりしているのだろうか?
「本当にあの広いところを全て?」
「うん、、、」
冒険者はポカンとしていた。それに気づいた村人達は、やはり秋鹿が嘘をついているのではないかと改めて思った。それに、
「あそこの山は、害獣などが一歩も入れさせてくれようとしなかったところではないか?」
「確かに今更だが、、、」
「この少女はどうやって山にこもっていたのだ?」
ヒソヒソと村人の声が大きくなっていた。秋鹿は訳がわからなかった。あそこの山にいたのは自分と動物だけ、なのに、害獣とか秋鹿は自分の家族を馬鹿にされたのではないかと思った。それに苛立ちかけた頃、
「そっか、それは大変だったね?本当にその動物達はいなかったんだね?」
「さっきからそうって言ってますけど?」
秋鹿は苛立ちながらも丁寧に答えた。
村人達も秋鹿の行動に苛立ち始めた。
でもやっぱり冒険者は優しかった。
「そうかあの森だよね?」
なんで何度も確認してくるのだろう?
「ええそうですが?」
「あの森には有名な神話があるんだ。君は知ってるかい?」
「手がかりになるかもしれないので教えてもらえませんか?」
ここで秋鹿は早まった。もしかしたら会えるかもしれない。それと神話とは何かという好奇心に。秋鹿は碌に教育もちゃんとされてない、18歳だ。気になるのはしょうがない。
「冒険者様?そろそろ森へ返したら?この少女には恐ろしい、」
「ちょっと黙っててくれ、今から話すよ?いい?」
いつもと違う冒険者を感じたのか村人はそれぞれ家に帰ってしまった。
「ごめんね?やっと静かになったね。じゃあ話すね?」
あらあら、冒険者はどんな神話を話してくれるのだろうか。。。