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色が消えた世界から私は色を取り戻す。
久しぶりに小説作るから緊張するー!!
ここはヘイワ島。人がたくさんいて、にぎわってて色が沢山溢れている、幸せな平和な島。
私はずっっっとこの幸せな島で暮らせると思っていた・・・・・。
でも、ヘイワ島はある出来事で変わってしまった・・・・・・・・。
私は星奈。このヘイワ島に住んでいる住民だ。この島は色が絶えない島だ。最近は他の島が色をなく灰色の島になっていると聞いたが、私の島はきっと大丈夫。だってまだ色が消えたことは一度もないから・・・・・・・・・・・・。
父「星奈~!これ運んでくれないか~?」
星奈「は~い」
父に運んでと言われたものは、この島でしか取れない貴重なフルーツで、色鮮やかな見た目をしている。そして美味しい。だから人気があり、他の島からこのフルーツを求めてやってくる人がたくさんいる。名前はイシイオ・クゴオ
イシイオ・クゴオは中身もたっぷり詰まっており、甘酸っぱく、みずみずしい。
私もイシイオ・クゴオは大好きだ!
そして私の島では魔法も習える。だからそこで配られた杖をもって、毎回練習しているのだ。
魔法は上手さでレベルがある。レベルが高ければ高いほど難しい魔法も教えてもらえるし、杖もかっこよくなる。だから島の人々は仕事ややることが終わったらすぐにレベル上げに励んでいる。
ちなみにレベルはこんな感じに分かれている。
一番下が「スライムレベル」2番目が「でかスライムレベル」。3番目が「ハトレベル」で、4番目が「カラスレベル」。5番目が普通で「タカレベル」。6番目が「カモメレベル」。7番目が「竜レベル」で一番上の8番目が「ドラゴンレベル」。ちなみに私は7番の竜レべル。意外と強い方なのだ!!
私の家は果物屋さんをしていて、だから今私がフルーツがたくさん入ってい籠を持っている。
私がちょうど家につき果物を並べていると周りがザワザワし始めた。何だろうと思いながらも並べていると、
「おい、何だよあれ。」
「でっかい……なんか?」
「でっかー」
「ドラゴンみたいだな」
「いや竜だろ」
あまりにも気になって、果物を並べる手を止めてみんなが見ている方へ振り向く。するとそこには、海の上に大きな影が映っておりその上を見ると、羽が生えた竜の背中に羽が生えたドラゴンのような見た目をしていて灰色の息を口の周りに出ている何かだった。私は背筋に寒気を覚えた。いやな予感がした。もしかしたらあの何かが、他の島島からから色を奪っているのかも・・・・・・
星奈「何、、あれ、、、、?」
私がそうつぶやくと、その何かは周りを見渡して大きく息を吸い込んだ。
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星奈(まずい、、、、!)
私がそう思ったとき、何かは島へ灰色の息をどんどん浴びせていた。海から村へと島の色がどんどん消えていった。
星奈「みんな!逃げて!!!」
私がそう言いみんなの方を見ると住民たちは必死に走って逃げていた。
「うわあああああああ!!!!」
「助けてええええ!!!!」
「怖いよおおおお!!!」
「うわああああーーーーーん!!!!!!!」
だが灰色の息にどんどん追い込まれていく。星奈は急いでみんなと一緒に一生懸命に走った。だが灰色の息はどんどん自分たちに近づいてくる。もう無理だと思ったその時、「ドラゴンレベル」の人たちが何かを倒しに向かっていった。そしてどんどん色が消えた世界に入っていく。
星奈(私も混ざった方がいいかな?でも混ざらなかったらこの島は色が消えた島になってしまう。)
そんなふうに走りながら悩んでいると、考えながら走っていたせいで足取りが遅くなっていたからか星奈は色が消えている島の方に入ってしまった。
星奈(こんなに追い込むのが速いなら、逃げられないな、、。)
そうして私は灰色の息に飲み込まれて色が消えたヘイワ島に入っていった。
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色が消えた島は静かだった。だが島の奥で何かと戦っている音が少しするくらいだった。楽しく幸せでにぎわっていたヘイワ島から、美しい色たちが奪われたと思うととても悲しい気持ちだった。
星奈は魔法の杖を出して何かと戦っている先輩たちを手伝おうと思い、島の奥へと向かった。
島の奥では倒れている仲間がたくさんいた。「ドラゴンレベル」だけじゃない。「スライムレベル」や「ハトレベル」、「タカレベル」や自分と同じ「竜レベル」の仲間がいた。たくさんの仲間が島を守ろうと必死の戦っていた。星奈は考えるよりもはやく戦いに行った。
何かは灰色の息も吹きながら戦っていた。だが目からは光のビームのようなものが出ていてそれに当たった仲間は丸焦げになって倒れていた。そのビームを何とかよけながら星奈は必死に戦っていた。
するとその何かに少し傷がついてきた。それを見た時私たちはその傷にそって魔法や剣を当てていった。
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私たちがその何かと戦っていると、その何かの口から灰色の息だけじゃなく、赤色の息まで出てきた。そして何かは私たちに向かってその息を吹きかけてきた。私たちは必死によけた。だが何かはどんどんその息を強く速く出せるようにしてきてついに当たってしまった。
星奈「ゔっ!!」
その息は熱かった。当たった部分は焼けるように痛み、苦しかった。きっと炎の息なんだろう。つまり私は火傷したということだ。きっとこの炎の息が体全体に当たったら、、、、大変なことになる。
だがこのまま痛いからと言って休みたくない。そう思い私がもう一度仲間のところへ向かうとその何かは急に大きな声で叫んだ。
「ぐおおおおおおお!!!」
その大きな叫び声に私たちは驚きすぎて固まってしまった。固まっているとき何かはこちらを睨みつけ、空へと逃げていった。
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星奈「はあ はあ はあ はあ はあ ゔっ!」
戦いが中断され、私は火傷した左腕が痛み始めた。
何かが逃げ、私たちは地に倒れこんでいた。治療してもらっている者や、立ち尽くしている者、他にもいた。私は仰向けで空を見ていた。空は灰色。遠くの方に奴が飛んでいる。空を見ていると、痛みが引いていくような気がした。 いや、感覚が無くなっているような感覚だった。
星奈「くっそ……逃げやがってぇ……!」
私は息切れしながら喉の奥から頑張って声を出した。だがとても小さな声だった。
星奈「ふう……ゔっ!!!!」
ゆっくりと呼吸していると、急に痛みが戻ってきた。
苦しい。 痛い。
すると治療してくれる者、、、僧侶が来てくれた。
僧侶「大丈夫???!!!どこが痛い?!」
私は見ればわかると思ったが、腕を見るとちょうど見えないようになっていたので、傷口に指をさした。
僧侶「わっ!痛そう~!💦色はないけど、、、なんだかんだ分かる!絶対痛い!これ!」
星奈「、、、、ふつゔ見れば、、、、、分がるでしょ、、、、、、、、、」
私はそういいながら軽く睨むと、僧侶は驚き軽く笑いながら言った。
僧侶「!確かにw!色がなくても見えるね!痛そうに!」
星奈「、、、早く、、、治療して、、、他の人を、、、助けて、、、」
私の言葉に僧侶は頷き、治療を始めた。
僧侶「んーこの薬の方が痛み…染みるのがマシの方がいいかなぁ…?それよりも治りが早いけど染みるこっちの薬の方がいい……?」
僧侶は二つの薬を見比べて悩んでいる。
星奈(こっちは痛いから早く治してほしいんだけど…ていうか魔法で治せないの…!?)
心の中で訴えながら空を見る。灰色だ……。
僧侶「よしっ!じゃあこっちかこっち!どっちがいい???」
僧侶は空を見ている私の肩をトントンとたたき、薬のことをよく知らない私に選ばせた。
星奈「別にどっちでもいいけど、、、、。」
私は適当に右の方の薬を選んだ。
僧侶「おっけー!じゃあこれかけるね~!」
そういいながら薬の蓋を開けて私の負傷した部分にかけた。
何色か分からない薬をかけていて不思議に感じだった。僧侶はどんどん全体にかけていいく。
すると_________________
星奈「痛っ!!!!!!!!染みるぅっ!!!!痛っ!!!!いだだ!!ひぃ~!!!!いった~い!!!!!!!!!!」
どんどん傷口に染みていき痛みが伝わってくる。私はその痛さに耐えられず声をあげてしまった。
私が選んだ薬は治りが早い方でよく染みる方なのだろう……
それにしても痛すぎる。傷口じんじんしている。いたぁ~い(泣)
僧侶「この薬、染みるでしょ。でもね、効果は良いんだ~!すぐに治るよ。」
僧侶は私の傷を見て指をさしながら言った。
星奈「どれくらいで治るの?」
僧侶は首を傾け
僧侶「ん-その傷だから~……最短10分くらいで治り始めて、それから5分で治るよ!」
星奈「へっ?」
私はそのあまりの治る速さに驚き、とっさに声が出てしまった。
星奈「あまりにも早すぎない!?」
僧侶「(笑)まあ一般の薬よりは治りが早いけどね。
あっ!治り始めた!見て!」
僧侶はそう言い、傷口をじっと見始めた。私も見てみたいと思い、自分の傷口を見た。
薬がついたところが、シュワシュワとサイダーの炭酸がそこにこぼれたみたいになった。
すると薬が傷の血を覆いかぶさり、どんどん傷口が小さくなっていく。
星奈「す、凄い……!!あっという間に治っていく……!」
私は呆然と傷口を見ていた。
僧侶「ふふっ確かにすごいよね。この薬。すぐに治っていく。誰が作ったんやろ……?この薬最初私使ったとき、すぐに治るからびっくりしたよ。」
僧侶は共感するように言う。
星奈「当り前じゃないですか!絶対これ最初みんな見た時びっくりしますよぉ!」
私たちはそう言って、傷が治るまで話していた。
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僧侶「……っよしっ!これで完全に跡形もなく怪我が無くなった!よかったね!」
僧侶はにこやかに笑う。私もそれにつられ少しだけ笑う。その時私はハッとして僧侶に言う。
星奈「あのー僧侶さん。私のけがを治してくださって感謝してるんですけど……他の人達大丈夫なんですか?」
私の言葉に僧侶もハッとする。
僧侶「やっば…………!!!!!!!!!!!!!!!」
僧侶は勢いよく周りを見た。まだ苦しんでいる人は少ないが……まだいる……。
僧侶「やっちまった……。こりゃ怒られちまう……。」
僧侶は青ざめながら言った。
星奈「そ、そんなこと言ってないで早くいった方がいいと思いますよ!さあ!早く!」
私はそう僧侶を急かしながら言っておいた。
僧侶「っ!……そうだよね…!私行くよ!じゃっ!くれぐれも怪我に気を付けてねー!」
星奈「はーい!」
私の返事に僧侶は安心しながら他の怪我人のところへ走っていった。
星奈(……なんだか、前のヘイワ島にいる気分だな、、、、、。)
私はあたりを見まわした。やっぱり灰色。他の島で色が残っている所はないのかな……?
あったとしても、その島はヘイワ島のように奴が来て島全体が灰色になってしまうのだろう…。
星奈「もう……色は戻らないのかな……?」
目に涙が浮かび、私は着ていた服の袖で拭く。拭いてもまた浮かび、目から大粒の涙がこぼれる。
拭いても吹いても涙が止まらない。
星奈「ゔゔ……(泣)」
そんな時________________
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瑠璃「せーいなっ!元気出して」
星奈「っ!!!!」
私は急に名前を呼ばれて心臓がドキドキしながら、後ろに振り向いた。まだバクバクしている。
星奈「なぁ~んだ~。瑠璃かぁ~!びっくりした~!」
瑠璃は私の幼馴染で、魔法レベルが私と同じで竜レべル。私の家は果物屋だが、瑠璃の家は魚屋だ。
とても鮮度の良い魚を売っている。特に年中売っている人気の魚はマウマウ・クゴオという魚だ。
炭で焼き、スンダチをかけて食べるとこれがまたおいしい。刺身でもいいけど、どんな食べ方をしてもおいしいという魚を売っていることが人気の理由かもしれない。
瑠璃はザ・陽キャで、誰にでも話せて顔もよく性格も良く完璧女子だ。どんな女の子でも憧れている。そんな瑠璃と幼馴染の私は、色んな人から瑠璃の連絡先を聞かれるのだ。
瑠璃「ふふっびっくりしたでしょー!で、なんでそんな元気ないの?」
星奈「へ?何でってそりゃぁ大好きなヘイワ島がこんなんになったんだよ!?あいつのせいで。見て分からん?それでもう色は戻ってこないのかなって思って、ちょっと悲しくなっちゃって……。」
私の言葉に瑠璃は手のひらを広げてもう片方の手でグーを作り、ポンッと音を鳴らした。
瑠璃「そー言うことかぁ……。なるへそなるへそ。だから泣いてたんだ~!」
瑠璃はにこやかな笑顔を浮かべていた。私はそんな瑠璃に聞いた。
星奈「悲しくないの?」
私の質問に ん? とした顔をして言った。
瑠璃「なんで悲しくなる前提なの?何で色が戻らない前提なの?」
そんな瑠璃の言葉に私は「え?」と答えた。瑠璃は話し始めた。
瑠璃「ヘイワ島は前まで色があった。でもあいつが来てあいつが島を灰色に染めた。つーことは、あいつが私たちの島の色____いや、たくさんの島の色を持っている。」
星奈「ど、どういうこと……?」
私の戸惑いに瑠璃は答えた。
瑠璃「あいつから、返してもらうんだよ。奪うんだよ。取り戻すんだよ!私たち…いや他の
島の色を!!!!」
瑠璃の目はキラキラと光っていた。色がなくても分かる。瑠璃に光が差している気がした。
曇っている空が晴れ始めた気がした。瑠璃は希望に満ちている。
星奈「つ、つまり…?」
瑠璃「あいつを捕まえるために冒険に出よう!あいつを捕まえて、色を返してもらって、島を元通りにするんだ!!!!そうしたら、全部元通りになる!!!!」
瑠璃は明るい声で言った。そして私に言った。
瑠璃「星奈…。一緒に来て?!」
星奈「…………っ!」
瑠璃の言葉につい口元が緩んでしまう。
星奈(元通りになる、、、。あいつを倒せば元通りに!!!!)
私は胸元の服をぎゅっと握った。 もしも元に戻らなかったら____?助からなかったら__?
冒険の途中に倒れてしまったら___? 私の心配はどんどん増えてゆく。でも不思議と嫌だという気持ちはなかった。
私は決めた。島が元に戻るのなら______なんだってやってやる……!!
星奈「瑠璃。私、やる。やってやる……!島が元に戻るんだったら!!!!」
その言葉に瑠璃は頷いた。
瑠璃「やっぱり、星奈はそういうと思ったよ!良かった!」
私たちは見つめあい、挨拶をした。
星奈「これからよろしくね。瑠璃。」
瑠璃「うん。これから頑張ろう。星奈!」
そして私の、色が消えた世界の色を取り戻すための冒険が始まった____________。
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瑠璃「あっ!ちなみにー、仲間はまだ私と星奈だけだからぁ~まず仲間集めから始めよ?」
瑠璃の言葉に私は衝撃を受けた。
星奈「えっ?!仲間まだ私たちだけ!?嘘!?・・・・・・・・。仕方ない。仲間集めからがんばろう。」
私の冒険は________まだ、始まったばかりだ_______。
久しぶりに書いたけど、これからけっこー書かんかも!(小説)
めっちゃ書いてたら、6000文字くらい打ってた。(笑)