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❤️ やきもち
宮舘「 あかり 、 ごめんお皿出してくれる ? 」
「 はーい 、 これでいい ? 」
宮舘「 ありがとね 」
「 あっ 、 洗濯物とってくる ! 」
宮舘「 あーごめん 、 俺忘れてた 」
「 だいじょぶ 、 ご飯いつも作ってくれてるし ! 」
宮舘「 あかり料理へたくそだもんね 笑 」
「 あーへたくそって言った 、 どーせまだ練習中ですよぉだ 」
宮舘「 冗談だよ 、 練習頑張ってるもんね ? 」
「 もちろんっ 、 いつか涼太くんに 『 うーん … 美味しいよ ? 』 なんて言わせないから ! 」
「 絶対あれ美味しいなんて思ってないから !! 」
宮舘「 あはは 、 でもほんとに美味しくないわけじゃないよ ? 」
「 絶対嘘だぁ 、 洗濯してくるっ 」
宮舘「 はーい 」
今をときめく人気アイドル 、 宮舘涼太くんと同棲を始めてはや3ヶ月 。
実は私 、 涼太くんと付き合ってるんです 。
「 洗濯終わったぁ 」
宮舘「 ご飯ちょうどできたよ 、 食べようか 」
「 わーい 、 涼太くんのごはぁん 」
宮舘「 毎日食べてるでしょ 笑 」
(ピリリリリッ
「 んわ ? 」
宮舘「 あ 、 俺だね 」
「 ほんとだ 」
宮舘「 びっくりしてたのかわいかったよ 笑 」
「 んむ … からかうのやめてよっ 」
宮舘「 ふふ 、 ごめん出ちゃうね 、 ご飯食べてて 」
「 ん 、 はぁい 」
電話が終わるのを待とうとも思ったけど 、 冷めてしまうのも勿体無いので先に食べる 。
やっぱりいつも通り美味しいなぁともぐもぐしていると 、 ふと電話が気になった 。
聞き耳立ててるのは気付かれたくなくて 、 ご飯を食べながらさりげなく聞いてみる 。
宮舘「 あ 、 はいわかりました 」
宮舘「 … はい 、 あーそうなんすね 」
仕事の話っぽいけど 、 女の人なのかな 。
宮舘「 はい 、 じゃあ … 」
『 明日会えるの楽しみにしてます 、 ! 』
他の言葉は聞こえなかったのに 、 運悪く聞こえてしまったその声 。
きっと 、 涼太くんのこと好きなんだろうな 。
宮舘「 … 俺もですよ 」
宮舘「 じゃあまた 」
マナーは良くないけれど 、 箸を置いてソファに座り込む 。
宮舘「 あかり ? どしたの ? 」
「 … 別にぃ 、 なんにもないよ 」
宮舘「 え 、 ちょっとほんとに何があったの ? 」
「 … 涼太くんのばか 」
宮舘「 … あぁ 、 … ごめんね ? 」
さすがというべきか 、 すぐに気付いて申し訳なさそうに謝ってくれる涼太くん 。
でも可愛げのあることなんか言えず 、 黙ってこくりと頷いた 。
宮舘「 あれは社交辞令だよ 」
宮舘「 あくまであの人は雑誌の出版社の人だし 」
「 … でもあのひと絶対涼太くんのこと好きだよ 」
宮舘「 … ん 、 笑 」
そこは否定できないのか 、 困ったように笑う涼太くん 。
宮舘「 ね 、 あかり 」
涼太くんはソファの私が座っているすぐ横に腰掛ける 。
そして 、 私はひょいっと持ち上げられ 、 涼太くんの膝の上に乗せられる 。
「 ぇ 、 ちょ 、 」
宮舘「 ねぇあかり 、 俺が1番好きな人誰だと思う ? 」
「 … メンバー 、 」
宮舘「 … 苦笑 」
宮舘「 じゃあ毎日会いたい人は ? 」
「 … メンバー 」
宮舘「 あかり 、 めんどくさい拗ね方しすぎだよ 笑 」
宮舘「 あかりに決まってるでしょ 」
「 … っ 、 … // 」
真正面から見つめられて恥ずかしくなり 、 顔を背ける 。
涼太くんはそんな私の首に手をかけ 、 ぎゅっと抱き寄せた 。
宮舘「 ねぇあかり 、 俺はあかりが思ってるよりあかりのこと好きだからね ? 」
宮舘「 信用してくれないの結構悲しいなぁ 」
「 … ごめん 」
宮舘「 心配しなくても俺の目にはあかりしかうつってないから安心しな 」
「 … うん 」
宮舘「 ねぇ 、 たくさん愛してあげるから早くご飯食べよ ? 」
宮舘「 あかりだって俺に愛されたくて拗ねてるんでしょ 笑 」
「 … 涼太くんって変態だよね 」
宮舘「 それで期待してるあかりもだよ 、 耳まで真っ赤 笑 」
「 うるさいっ 」
宮舘「 ふふ 、 楽しみにしてるね 」
終わり方いつも謎なのしぬぅ 。