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惚れ薬飲んじゃった潔に付き纏われる玲王の話 2
※潔が惚れ薬飲んでる
※♡多め
※千切と凪が出でくる(話すだけ)
※若干凪潔
※ 展開が雑&文章が下手
惚れ薬を飲んだという狂った状態とはいえ、今青い監獄は最終選考・新英雄大戦の真っ最中。
限られた時間の中、丸1日無駄に過ごす訳にはいかない。
身体的に問題が無い以上は練習に参加すべきである。
当然潔もそれを理解しており、練習には参加したがるものの、
「………やだ、玲王と一緒にいたい♡」
薬の作用故か、玲王の服をぎゅぅぅ♡っと強く引いて離れようとしない。
青い監獄の申し子として名を馳せた潔と言えど、そう簡単にわがままが通じる訳は無いのだが、今回ばかりは薬の影響で仕方ないとして、特別にイングランド棟での練習に参加することとなった。
ミニゲームだといつものエゴ潔になり、連携しつつもゴールを奪い合うが、
それ以外の個人での練習等はずっと玲王につきっきりで、「玲王♡玲王♡♡」と甘い雰囲気で♡を飛ばしまくっては、隙あらば腕やら首やらにするり♡と腕を回しきゅっ♡と抱きついてくる。
「ちょ、近い!」と躱そうとしつつ、玲王もまんざらでもないのか全く躱せていなかった。
✾✾✾
「あ、ドリンク………」
休憩時間になり、いつものようにドリンクを飲もうとした潔だったが、自身の分が無いことに気づく。
そんな潔の呟きを拾ったのか、突然ヴンッと絵心からの通信が入った。
「突然の予定変更でドリンク等細かいものの用意が間に合わなかった。
後で追加分を出すから、今のところはそっちでなんとかしろ。」
「あー、なるほど。」
「どうすっかなぁ…」と頭を悩ませる潔の元に、凪が近づいてくる。
「潔、俺ので良かったらあげるよ」
「俺と間接キスになっちゃうけど」と、凪が潔にボトルを差し出した。
「いいの?ありがと!」
潔がぱぁっと表情を明るくし、凪からボトルを受け取ろうと手を伸ばす。
「!っ、潔!俺の飲めよ!!!」
「玲王!♡ありがと♡♡♡」
玲王が声をかけた瞬間、潔は凪に向けていた視線を早急に玲王に移し、嬉しそうに玲王からボトルを受け取った。
「あ〜玲王横取りだ〜」
「………うるさいぞ」
凪が不満そうな顔で玲王に言う。
普段なら凪に譲ったりしそうな玲王だが、潔に調子を乱されまくっている今、そんな余裕は無い。
コクコクと喉を動かしてドリンクを飲む潔を横目に、玲王はぶっきらぼうに返した。
「えへへへへ♡」
「?」
ぷはっとホルダーから口を離したかと思うと、潔はボトルを見つめ、ふにゃぁ♡とほんのり赤く染まった頬を緩める。
「玲王と間接キスしちったぁ♡」
「はぁッッッ!?!?」
少し恥ずかしそうにしつつも、悪戯が成功した子供のようににやぁ♡と口角を上げ、目尻を下げて幸せそうに笑う。
一度意識してしまうと潔の口元、ボトルの突起でふにっ♡と潰れる水分でぷるぷる♡に潤った桜色の唇に、思わず視線が吸い寄せられ、目が離せない。
「おーい!次メンバー変えて一試合すんぞー!」
「あ、はーい!」
チームメイトからの声掛けに一瞬だけ玲王から目を離して返事をし、その後またすぐに玲王の方へと向き直った。
潔の顔がまたずいっと近づき、目前でぷるぷる♡の唇がゆっくりと動く。
「ドリンク、ありがとね♡玲王♡」
真っ赤になって固まる玲王に押しつけるようにボトルを返し、潔はコートへと戻る。
ボトルを受け取った玲王は、そのままズルズルとその場にしゃがみ込んだ。
「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!あ〜…
あんなのずるすぎだろ……………」
その後の練習でも、潔の唇が頭から離れなかった。