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#5 3日目の昼
また目覚めて、パソコンのある部屋へ向かう。そこには昨日話した子がいない。
🌸「愛…?」
彼女は、「自分が騎士だ」と主張していた。
機械的な声が聞こえた。
💻️「追放先・藤原由紀子。襲撃先・中田愛」
そう言ったきり、パソコンは黙りこくった。
🐱「…愛って、結局よくわかんない子だったね」
🍀「せやな。岬…やったっけ?一緒におったやろ?」
🧵「たしかに。なにか知ってるはずでしょう?」
🌸「そんな…」
💙「たしかに、」
と言い出したのは葵だった。
💙「愛については、まだ触れてなかったね。でも、愛が人狼だと決めつける手はないでしょ?できるだけ多くの犠牲者を出さないようにしようよ。わたしは、命を最優先にしたい。そのためなら___」
🧵「葵?だって、このゲームの人はどこかに閉じ込められていると思うんだってばっ!」
💙「わたしが追放されても、構わない」
そういったっきり、葵は自室に向かった。
👻「霊媒師の結果を伝える。由紀子は人狼だった」
🐱「だと思った」
そう言って、みんな散り散りになった。
話し相手を失ったわたしは、1人で考えていた。
由紀子は人狼だったはずだ。騎士だって、愛の可能性が高い。あとは…麗羅が占い師ということもほぼ決められる。
狂人って誰なんだろう。霊媒師は真綾だし…萌、よつば、高音で他が割り振られるのかな。楽奈は結局、なんだったんだろう。あ、でも楽奈は市民だったみたい。でも、残ってるのが市民と狂人な以上、その結果はなんの役にも立たない。
はあ、わたし、殺されるのかなぁ…
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気づけば少しばかり眠っていた。お腹はあまり空いてない。
?「ちょっといい?」
🌸「えーと…」
💙「中田葵だよ。話したいことがある」
そう言って、わたしと葵はパソコンのある部屋へ向かう。葵か高音かを追放する予定だった。
すでにみんな集まっており、葵が話をしだした。
💙「COする。わたしは、人狼です」
は、という声を必死に噛み殺した。