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エレクロ 本編 第9話「水の記憶、氷の誓い」
前回はこれはまたぁ、ずいぶんと長くなってしまったようで....(今回もじゃね?)
あと思ったのが、私って伏線ちらつかせすぎて不鮮明な件について(((おい
今回だって散りばめたつもりが、やっぱわかりにくい気が....(((そういうとこだよ
レイラの新技?が大量ですよ〜!
**本編 第9話「水の記憶、氷の誓い」**
____主な登場人物たち_____
レイラ・アクランド
ミズリー
_________________
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--- **「....恐怖を超えるんだ」** ---
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レイラは拳をぎゅっと握りしめて、一歩前に出た__。
レイラ「みんなが.....」
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--- **「笑顔でいられるためにっ....!!」** ---
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|竜牙兵《スケルトンゴーレム》「Guuu....Lrrrrrrruu.....ah.....a.....!」
ミズリー「(....っ、きっと大丈夫。あの様子なら、きっと....レイラ)」
レイラ「落ち着いて、冷静に。敵の動きをよく見て....」
敵の数はレッドたちのときより少し多い。
「大丈夫、大丈夫」と、自身を鼓舞するように気持ちを落ち着かせながら、
体が、心が、エレメントとお互い引き合う瞬間を伺う。
レイラは、なるべく少ない手数で仕留めたいようだ。
レイラ「さすがに一度では無理だけど....これなら....よし」
レイラは神器と共に、深く身を構えながら素早く動ける体制を作る。
そして、まるで手慣れたかのような武器さばきで相手へ攻め込む__。
レイラ「スキル....発動....」
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--- **【水断蒼刃流】** ---
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レイラは右、上、下、左へと体を流れるように回転させながら、
圧縮した水を刀身のように放ち、奔流とともに敵を斬り裂く。
これで竜牙兵の3割程をまとめて倒しきったが、まだまだ数が多い。
レイラ「結構大振りしたつもりだったけど、ここまでとはね」
そして、レイラはまた再び身を構え直す。
さっきよりも、多く敵をまとめて倒せるように。
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--- **【氷華散舞】** ---
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次は、一瞬あたりがひんやりと冷たくなるような舞いで武器を振る。
花弁のように舞う氷片で周囲を包み、触れたものを凍傷にする、美麗な技だ。
竜牙兵「Lrrr.....Ahaaaaaaaaaaaa.....!!」
レイラ「...... 」
竜牙兵「......Guuuaaaaaaaaaaarrrrrrr......!!」
レイラ「まだ残ってる」
まだ残って襲いかかる竜牙兵たちに狙われるも、
そんな中でレイラはそっ、と床に手を置いた__。
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--- **【氷牙連鎖】** ---
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すると、氷の鎖が地面から這い上がり、複数の敵を拘束して凍てつかせる。
相手が認識する間もなく連鎖反応で周りの敵も凍らせらた。
凍らせられた敵たちは氷の欠片となって崩れ消滅する。
竜牙兵「.......uh....aaa.......」
残った敵の声が段々と弱くなる。残りの数は16体。
竜牙兵も負けじとレイラに襲いかかるが、それはもう、とっくに遅かった。
レイラ「もう、終わりにしよう」
そして、レイラはまとめて倒すため武器を振り上げた__。
だがそれと同時に、自分自身の “ある記憶” を見た。
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これは、3年前__まだ中学1年だった、▓ある大雪の▓、
▓▓▓▓▓▓▓空が暗い▓▓後、レイラは走りながら▓▓▓っていた。
レイラ「はぁっ....はぁっ....!えへっ」
「お▓えり」▓▓、言っ▓▓▓った。
▓▓▓の▓▓▓▓に広▓って▓たのは__
真っ赤に染まった壁と床。鼻につくような鉄の匂い。
そして、瞳孔を失った▓▓▓以外▓▓▓3人がただ、変則的に倒れている。
息はない、感情もない、肉体だけが散らばっている。たった▓▓だけの▓▓▓。
レイラ「あ....っ、な......あぁあああぁぁ!! 」
涙で視界がぐにゃぐにゃに歪んだ。
レイラはその場で、口からあふれるような感情と共に泣き叫んだ。
すると、その様子を見ていた1人の男がいた。そして静かに口を開いた。
??「あぁ?まだ残党がいるとは。情報では3人と聞いたんだがな」
レイラ「......っ、あ、あぁ.....」
その男は、ただの人間ではなかった。逆光で姿は見えずと、
それははっきりとわかる。そして見ていただけ、ではすまされなかった。
彼は、レイラに武器を向けた。
その武器は、槍....だった....が、ただものではないものを感じさせる。
「殺される」レイラは本能的にそう思った。
??「おとなしくしてりゃ、苦しませずに殺してやるよ」
レイラ「ハァ...ハァ...ハァ...」
??「悪いが、これが仕事だ。ふっ、お前がもっと強かったらよかったのにな」
そして、男はレイラに槍を突き刺した。
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レイラ「.....うっ.....!」
これは...... “記憶” か?私の、昔の___。
でも、うまく思い出せてない。所々、記憶が不明確だ。
『もっと強かったらよかったのにな』
もっと、強かったら....?私が強かったら、みんな守れたのかな....?
私が、もっと頑張ったら....もっと強ければ....みんなを....
あぁ....悲しいな、辛いな。こんな私が、エレメンター務まるのかな。
レイラ「はは....あぁ....」
でも、守りたいものを守る....それすらも信じられなくなったら、
あの悔しくて、悲しくて、辛い人生を繰り返すだけ__。
うん、そうだ。きっとそうだ。何事もやらなきゃ始まらないよね。
過去の自分にばっかすがるんじゃなくて、未来に向かって歩くんだ。
水の流れのように、強く、速く、前へ。
もう、決めたことに止まったりはしない__。
レイラ「......はぁぁ!」
そして、レイラは強く、再び武器を振り上げた__。
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--- **【|凍涛覇衝《とうとうはしょう》】** ---
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素早く振り下げた地点から巨大な波を呼び出し、一度に広範囲の敵を呑み込ませる。
その瞬間に、呑まれた敵を一気に凍りつかせ、破壊する、正真正銘のまとめ技。
これで、目の前の竜牙兵は全て撃破した。
レイラ「もう、後悔はしない....!」
**本編 第9話「水の記憶、氷の誓い」 終わり**
〜おまけ〜
作者
「最近、エレクロを1話ごとちょこ〜と考察?してくれる人が出てきて嬉しいこの頃」
レッド
「おぉ〜こんな作品にそうしてくれる人がいるとは」
作者
「そうなんだよ!とか、リアクションしてあげたい.....」
レッド
「ガッチガチ考察には反応してあげれば?」
作者
「そうだね!!__といいたいけどそんなできると思う?まだ9話しかないよ?」
レッド
「うん?そういえば、なんでお前生きてんの?怖っ」
作者
「前回?あぁ、フレイに何されたかは想像にまかせて、これは作者の権能ってやつ?」
レッド
「じゃ、俺たちが調子乗ったら本当に消されるってこと....?」
レイラ
「え、うそ、ほんと.....私たち、消されちゃうの......?」
フレイ
「マジかよ」
ミズリー
「今のうちにみんなに別れを済ませないと....」
作者
「消したら消したでこっちが困るので消しませんよぉぉぉぉ???(怒) 」
作者のつぶやき
「それと技名って難しい漢字はもちろん、全部読みがつけたほうがいいかな....?」
それとエレクロの雑学集を公開しました!暇つぶしがてら見てみてください!!
➔https://tanpen.net/novel/87c18a8f-36b5-46be-ac4b-be3b0ca5e683/