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畢生よ
僕らはやりたいことやるために、描き続けた未来。
偉大さに欲望し続けて数年、爪も髪も手入れ不足だ。
奪う側と奪われる側。
与える側と与えられる側。
「気付くまで何度失った?」
思い返すほど無様だ。
証を残したかったり、大切なものがあったり。
死に絶えた選択肢が、
「鈍い心に染みる」
見失ったものはなんだ?
守るべきものはなんだ?
何を信じ何を目指して、命をかければいい?
「愛すべきものたちと同じ方向を歩きたい。
畢生よ。
そのためには、僕らはどう生きればいい」
小汚い日々を補うために、見ないふりばかり続けた過去が当たり前のように嘲笑。プライドばかりが邪魔をする。
奪う者と奪われる者。
失敗したら失敗したまま。
すれ違う生涯すら様々。
「じゃあ僕は何をしてんだ?」
自分勝手な自分を変えるために足掻きたい。
限られた残機が揺れる心に触れる。
見失ったものばかりだ。
守りそこなったものばかりだ。
何を信じ何を目指して、命を諭せばいい?
「愛すべき者たちを愛することはできるか?
畢生よ。
愚かさをどうにも拭えないのだ」
愛されたいなら愛すればいい。
与えられたいなら与えればいい。
誰かの命を蹴落としてまで、保ち続けた時間。
未熟さを捨て去って救うべきものがある。
鈍い心が今だと叫ぶ
見失ったものばかりで。
守れなかったものばかりで。
しかし確かに胸を張って、なりたい未来がある。
愛すべき者たちを愛すべきと気づいた。
畢生よ。
「終わるのならあなたの希望となる」
畢生よ。
俺の残機を投下します。