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学級裁判 後編
--- 嘘を追及する ---
奏「今の瑞希の言葉には…嘘があるよ」
絵名「う、嘘…?」
奏「…そうだよね、瑞希」
瑞希「…………」
瑞希「どこにあるの?」
瑞希「ボクの発言の何がおかしいの?」
瑞希「ボクの部屋の鍵は、類に預けたまま…間違いないよね?」
類「そうだね…」
瑞希「だから、ボクは自分の部屋に入れないんだよ!」
奏「それは…違うよ…!」
奏「瑞希は自分の部屋に入れるはず…それは瑞希が自分で言ってたよ…!」
奏「学園内全ての扉の鍵を解除できる…モノクマ模様の鍵…」
奏「それを使えば…瑞希は部屋に入れるよね…?」
瑞希「…………」
瑞希「あーあ…ここまでみたいだね…」
みのり「認めるの…?自分の罪を…」
瑞希「ううん…ボクは、自分の負けを認めただけだよ…」
えむ「ど、どういうこと…?」
瑞希「たとえ罠だとしても、その罠から抜け出せなかった以上は…」
瑞希「ボクの負け…」
瑞希「そういうことだよ…」
奏「え…?」
奏「じゃあ…もしかして本当に…」
奏「本当に…瑞希は…」
奏「犯人じゃ___」
モノクマ「はい!タイムアップでーす!」
奏「え…?」
モノクマ「残念だけど時間切れー!終わり、終わり!学級裁判は終わりだよ!」
奏「タ、タイムアップなんておかしいよ!だって…今までそんなこと…!」
モノクマ「暁山さんが遅刻したせいだよ!そのせいで時間が押してんのっ!!」
モノクマ「…という訳で、そろそろ投票タイムといきましょうか!オマエラ、お手元のスイッチで投票してくださーい!」
モノクマ「ま、クロは決まり切ってるけどね…」
モノクマ「うぷ…うぷぷぷぷ…」
瑞希「………」
モノクマ「うぷぷ…やったね、大正解…」
モノクマ「アーッハッハッハッハ!見事に大正解だよー!!暁山さんが犯人なのでしたー!」
奏「正解…?」
つ、つまり…瑞希が犯人…?
だけど…
やっぱりおかしい…何かがおかしいよ…
この学級裁判が…おかしい…っ!
奏「み、瑞希…!!」
瑞希「……………」
モノクマ「今回も、スペシャルなおしおきを用意しました。では、始めましょうか!」
モノクマ「さぁ!張り切っていきましょう!おしおきターイム!」
---
瑞希「…………」
モノクマ「これから暁山さんは、体中傷だらけになるよ…準備はいい?」
瑞希「………」
モノクマ「ではでは!ここにある沢山のハサミで、暁山さんを切り付けていこうと思いまーす!」
瑞希「……っ!」
モノクマ「うぷぷ…全身血塗れだね…」
瑞希「…………」
モノクマ「痛すぎて声も出ない?仕方ないなぁ、じゃあ首を…」
…………
………
……
---
奏「みず、き…?」
類「……………」
奏「…神代さん…」
瑞希は、本当に犯人だったのかな…
瑞希処刑の裁判が終わった後、もう誰も殺し合いはしなくなった…
やっと…やっと平和がきた…
私たちが望んでた…
私たちの希望…
希望……
希望…
希望……?
いや………違うよ…!
---
奏「あ、れ……?」
類「宵崎さん?何ぼーっとしてるんだい?」
奏「え、?」
えむ「誰も瑞希ちゃんに反論はないね〜?」
奏「は、反論…?」
奏「あ…そっか…」
瑞希が人を殺すわけない…
瑞希を…信じよう…!
愛莉「反論はないみたいね…」
みのり「じゃあ、鍵を置いたのは瑞希ちゃんじゃ無いんだね…」
穂波「でも…他に誰かいますか…?」
雫「瑞希ちゃんの鍵を持っていたのは神代さんよね…?」
類「いや、僕にはアリバイがあるよ。みんなとずっと体育館に居ただろう?」
類「だから僕には不可能さ」
冬弥「なら…鍵を置いたのは…」
類「考えられるのは1つだけだよ…あらかじめ持っていた鍵を、あたかもその場で見つけたようなフリをした…」
奏「え…?」
みのり「そ、それって…奏ちゃん、だよね…」
類「あぁ、そうとしか考えられないよ…」
奏「ま、まって…!私じゃないよ…!」
奏「もう1度考えてみようよ…この事件には…何か裏があるはず…!」
モノクマ「………」
奏「そ、そもそも…この学級裁判自体がおかしいんだよ…!みんなもそう思うよね…?」
奏「正体不明の死体が出てきて…しかも、その学級裁判が行われるなんて…」
奏「そ、それに…瑞希も言ってたよね…?これは黒幕の罠だって…」
奏「だからきっと…っ!」
モノクマ「はい!タイムアップでーす!」
奏「え…?」
モノクマ「時間切れ!学級裁判は終わり!だから、それ以上は喋んないでいいよ!」
奏「な、なに…?どういうこと…?」
瑞希「タイムアップなんておかしいよ!だって、今までそんなこと一度も…」
モノクマ「暁山さんが遅刻したせいだよ!そのせいで、時間が押してんのっ!!」
モノクマ「というわけで、そろそろ投票タイムといきましょうか!オマエラ、お手元のスイッチで投票してくださーい!」
奏「投票…タイム…?」
モノクマ「さて、投票の結果クロとなるのは誰なのかっ!その答えは正解なのか不正解なのかっ!?」
奏「ま、待って…!」
モノクマ「さぁ、どうなんだーーっ!!?」
奏「え……?」
奏「わ、私が犯人…!?」
絵名「ごめん…奏…っ」
愛莉「宵崎さん…ごめんなさい…」
奏「ちが、違う…私は犯人じゃ…っ!!」
モノクマ「はい!大正解でーす!!」
奏「正解…って…」
奏「やっぱりおかしいよ…変だよ…!この学級裁判はどう考えても変だよ…!!」
モノクマ「何もおかしくなーーーい!!」
モノクマ「いつもと同じだよ!いつもと同じ学級裁判だよ!だから、いつもと同じように始めるよ!」
モノクマ「ワックワクドッキドキの、おしおきターイム…をねっ!!」
奏「待って…待ってよ…」
瑞希「…………」
奏「み、瑞希…っ…!」
瑞希「ごめん…許してもらおうとは思わないよ…全てボクの責任だしね…」
奏「瑞希…?」
モノクマ「では、張り切っていきましょう!おしおきターイム!」
奏「………!」
---
モノクマ「今から宵崎さんには、2分で『誰かを救える曲』を作ってもらいまーす!」
モノクマ「時間切れになったら首が絞まっちゃうよー!」
奏「に、2分で…!?」
奏「…………」
モノクマ「うぷぷ…恐怖で曲作りどころじゃない?」
奏「コード進行は…音はもう少し…っ」
奏「だめ…時間が足りない…」
モノクマ「5…4…3…2…1…!」
奏「っ……!!」
奏「………?」
奏「何も…おこらない…?」
アルターエゴ「…………」
アルターエゴ「今…助けるから…!」
奏「え、え…!?ア、アルターエゴ…!?」
そのまま床が開き、私は真っ逆さまに落ちていった…
---
モノクマ「あ、あれ…?」
モノクマ「なんだよ…これ…」
司「今のは…!」
みのり「ま、間違いないよ!」
類「アルターエゴ…!!」
モノクマ「アルターエゴ!?」
モノクマ「まさか…あいつの仕掛けたウイルス…!?」
モノクマ「さては…ネットワークに侵入した時だな…」
モノクマ「畜生…やりやがった…!」
瑞希「計算が狂ったみたいだね?」
瑞希「ううん、狂いっぱなしだね!」
モノクマ「はぁ?」
瑞希「ボク達の事を甘く見すぎたって事だよ!」
モノクマ「ふん、何勝ち誇った気になってるのさ…」
モノクマ「別に痛くも痒くもないよ…」
モノクマ「妙なウイルスだって今ので終わりだろ?それに、宵崎さんだってそうだよ」
モノクマ「彼女は2度と戻って来られないはず…」
モノクマ「ゴミだらけの地下でじわじわと殺されるなんて…ある意味、1番しんどいおしおきかもね…」
モノクマ「うぷ…うぷぷぷぷ…」
瑞希「…………」
モノクマ「だけど足りない…足りないよ…」
モノクマ「まだまだオマエラに絶望を与えてやる…まだまだ世界に絶望を与えてやる…」
モノクマ「うぷぷぷぷ…」
瑞希「………」
えむ「あ…行っちゃったね…」
類「これは…どういうことだい…?どうなって…」
瑞希「大丈夫、追い詰められてるのはボク達じゃない…」
愛莉「え…?」
瑞希「むしろ、追い詰められてるのは黒幕の方なんだよ!」
絵名「ど、どういうこと…?」
瑞希「すぐに分かると思うよ…」
瑞希「すぐにね…!」