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11「目が覚めた」
小星「...ん」
目が覚めると、白い天井と薬品の匂いが少しした。
in 保健室
リカバリ「目が覚めたかね」
小星「...リカバリーガール」
リカバリ「あんたの、治療しておいたけどあまり激しく動かすんじゃないよ、意外と危なかったからね」
小星「うん、......」
ちなみに1日寝てたらしい
リカバリ「じゃ、教室へ行きな!皆心配してるよ!」
心配?
小星「__まぁ、いいか...__いかなくてよくね?」
リカバリ「何いってんだい!皆心配してるし、肩も大事にならなかったんだから!さぁ!速く行きな!」
こうして強制的に戻された。...ざっけんな!
廊下にて
小星「このまま帰ろうかな」
相澤「おい」
小星「あ」
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逆らったら面倒くさいことになりそうだったから大人しくついていった。
相澤「おはよう」
A組「相澤先生復帰はえぇぇぇ!?」
小星「.......」
A組「小星もはええええ!!?」
よくこいつら朝からこんなに叫べるな...
小星「ウルセェ黙れ」
麗日「辛辣ぅ!!」
ささっと席につく。
相澤「俺の安否はどうでもいい。なによりまだ戦いは終わってねぇ。」
もうヴィランはこないはずだけど....
相澤「雄英体育祭が迫ってる」
「くそ学校ぽいのきたぁぁぁぁ!!!」
うるっっっっっせぇ
上鳴「待て待て!」
耳郎「ヴィランに侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか!?」
確かに、学校側の考えを聞くチャンスだ。...
相澤「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示すって考えらしい。警備は例年の五倍に強化するそうだ。何より雄英の体育祭は最大のチャンス。ヴィランごときで中止していい催しじゃねぇ」
...チャンスだと思ったけど、まぁ当たり前か?
相澤「ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ。かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。」
相澤「今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した」
相澤「そして、日本に於いて今“かつてのオリンピック”に代わるのが雄英体育祭だ」
雄英体育祭...めんどくせぇな
正直言って自分はヒーローになるためにここにいるわけじゃないんだし
どーしよ、寝てよっかな。........
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...放課後までずっと寝てしまった。
まぁいっか。
ザワザワ
なんか騒がしいな
A組の出入り口にはたくさんの生徒で溢れていた。
小星「あァ゙?」
m「ヒッ...」
飯田「小星くん!睨みつけるのはよくな...」
爆豪「敵情視察だろ、ザコ」
爆豪「ヴィランの襲撃を耐え抜いた連中だもんな、体育祭の前に見ときてえんだろ」
前々から思ってたけど、やっぱあいつってヴィランなんかな
爆豪「そんな事したって意味ねェから。どけ!モブ共!」
飯田「知らない人のことをとりあえずモブって言うのやめな!」
ビシッと言うけど
正直言って自分はいいと思っている
「噂のA組、どんなもんかと見に来たが、ずいぶん偉そうだなぁ」
「ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?」
爆&小「あァ゙?」
ヒーロー科がどうとかはどうでもいいけど...馬鹿にされるのはとてもよろしくない
心操「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ」
話長そうだからもういいわ
心操「....足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり」
ふーん
鉄哲「隣のB組のモンだけどよぅ!ヴィランと戦ったっつうから話聞こうと思ってたんだがよぅ!エラく調子づいちゃってんなオイ!本番で恥ずかしい事んなっぞ!」
だが、爆豪は無視する。
鉄哲「無視かテメェ!!」
切島「待てコラ爆豪、どうしてくれんだ!おめーのせいでヘイト...」
小星「ねぇ、さっきからうるさいんだけど」
切島「え」
鉄哲「なんだ!?調子乗ってんじゃねぇぞ!!てか誰だテメェ!!!」
はぁ...
小星「聞こえなかった?」
ピリ、と、少し空気が張り詰める
小星「うるせぇっつったんだけど」
あえて見上げず、姿勢と声のトーンを少し低くして問う。
小星「どけ」
その言葉に、生徒の大半が道を開ける。
やっと少しは静かになった。
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久しぶりにあそこへ行くことにした。
誰もいない、暗くて少しジメジメしている裏路地。
小星「...黒霧」
黒霧「はい」
フォッと現れる、
小星「アジトに行きたいの」
黒霧「かしこまりました」
黒霧のゲートを潜る。
小星「....はあぁぁ、やっぱいいわここ」
死柄木「うるせぇ...いまいいとこrあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」
死柄木はどうやらゲームをしていたようで。
小星「あっれれぇ〜?そこのステージ前もやってなかったっけ〜?...もしかしてまだクリアできてないの!?!?あれれ!?自分はそこ一発でいけたのにねぇぇ!!!www」
死柄木「黒霧、こいつやっぱ殺していいか?」
黒霧「やめなさい」