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悴んだ思い
ユザネ:めるみ小豆
使ってる曲:ももいろの鍵/いよわ
一言:この曲好きすぎて手足もげます。
主人公の名前はももちゃんで。
20XX年、私は高校を卒業した。
ずっと追いかけてきた夢が、近づいてくる。
周りのみんなも、応援してくれて。
私は1人じゃ無いんだって。
___でも、やっぱり不安は残る。
.....夢の中。夢だとはっきりわかる。
??「....こっちにおいで。」
未来の..自分?
私に手を伸ばしてくる。
??「.....きっと、幸せな未来が待っているから。」
あなたも私の背中を押すんだ。
私は夢を追い続けている。
それが後の「光」になろうと、「影」になろうと。
全て愛していたいから。
.....だから、手を取りたい。
??「私はそばにいるよ。あなたが未来への鍵を開けるまで。」
そっと、その鍵を手に取った。
___筈だった。
数年後。私はすっかり大人になった。
責任とか、夢を追うことの難しさとか。
知りたくなかったことを、たくさん知ってしまった。
手に取った筈の鍵は、いつしか煙草に変わっていた。
もも「....私、何してるんだろ。」
夢を追って、追い続けて。
ずっと追い続けたのに。
もも「.....私って、何がしたかったんだっけ。」
数年前、未来の私が言ってた。
『......きっと、幸せな未来が待っているから。』
『私はそばにいるよ。あなたが未来への鍵を開けるまで。』
忘れたく無い。本当に未来の自分の言葉なのかわからないけど、忘れたく無い。
いままでの自分を全部使って、ちゃんと夢を叶えたいの。
叶えなくちゃ...今までが全部...。
??『負けないで。』
もも「.....え..?」
私は今、眠っていない。
何で未来の私が....いるの?
....いや、違う。
未来の私なんかじゃ無い。
...''理想''の私なんだ。
もも「....夢、叶ってないよ。」
理想の私『....だって、私は叶えれないもん。』
もも「...あ...。」
理想の私『あなたの夢は、あなた1人で叶えるの。』
『おっきくなったらアイドルになりたいんだー!』
....過去の自分の声が轟く。
もも「....そうだね。」
やっと思い出した。
自分が本当にしたかったこと、全部。
もも「....もう、あなたに頼らない。」
理想の私『.....ちゃんと、終わらせないでね。』
もも「..うん!」
もう一度理想の私から鍵を受け取って。
今度は、しっかりと鍵を回す。
今なら、小さいあの頃の私に答えれる。
幼少期もも『夢、叶った....?』
私は小さく微笑む。
もも「今から叶えるんだよ。」
正直あんま気に入って無いです。