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空に浮いたら。27
「風の家はこっちだからここでお別れだな」
「..........うん」
(もうちょっと一緒に居たかったな。)
「あ、そうなんだぁ。バイバイ、風ちゃん!」
「またね、麗王。彩花ちゃん。」
「あぁ。」
そう言い、風は麗王と別れた。
「............今日もかな。」
一人歩きながら、ボソボソと呟く。少しずつ、足が動かなくなってくる。
「今日も.......また、いじめられないといけないの?」
虐待、いじめ........風が受けていることは、想像していたものとは違った。
ガチャ。家のドアを開けると、男の子が走ってきた。
「姉ちゃんおかえり!今日学校どうだった!?れおにぃとの進展はっ!!??」
弟の蓮。なぜか、麗王のことをよく知っている、風にとっての最大の味方だった。
「あー....うん。ちょっとマズイかも....」
「そ、かぁ........」
蓮は少し、顔色を悪くした。
「あ、風ーーー机にお金おいてあるからそれで食べ物買ってきてーー」
「..........................う........ん」
風の母親は漫画家だった。超がつくほどの売れっ子で、とても忙しい。
風の父親は社長だった。大手会社の社長。あまり家には帰ってこない。
「いってきます。」
「姉ちゃん、いってらっしゃい!」
ここからが風の地獄の始まりだった。エレベーターを使ってマンションを降り、その後に走りながら目の前のコンビニへ向かう。
(この時間なら間に合うかも...!)
「ねえ。走ってどこ行ってるのぉ?まさか、逃げられるとでも思ったぁ??」
「.....っ!!」
その声の持ち主から強く手をひかれる。
「わたしぃ、探したんだよぉ?風ちゃんのことぉ」
その視線の先に居たのは..........!!!!!!!!
\(^o^)/ネムスギワロタ
頑張って書きました〜
おすすめの曲
https://www.youtube.com/watch?v=UClCMjYLTh8
なんていう曲かは実際このページにとんで確かめてください!(書くのめんどいだけ)