公開中
月刊怪異通信 20☓☓年☓月号 特集「呪われた奇怪な森について」
**まず、████森とは何なのか?**
早速だが、読者の諸君は「████森」を知っているだろうか。
████森とは、██県██市の郊外にある、大きな森林である。
この森は、辺りでは有名な心霊スポットとして、オカルトマニアの中ではとても有名な場所なのだ。
だが、最近████森を取り巻く環境が怪しくなってきた。
████森周辺で、4体もの遺体が発見されたというのだ!
遺体は全て、身元の判断が出来ない程に腐敗していたという。
また、遺体が発見された時期と同時期に、全国各地の郵便ポストに「奇妙な手紙」が投稿されたというのだ。
我々は決死の捜索を開始した。その結果得られたものとその考察が、この記事である。
**森の中にあった祠**
今回、知人が亡くなった男性に我々は突撃取材をした。
彼等は、亡くなった男性達と共に、「████森」に入ったそうである。
彼…仮に「F」としておこうか。
F氏へのインタビューで得られたものは、以下の通りだった。
・森の中心に、「祠」があった
・中には「奇妙な像」が入っていた
・亡くなった人々は、その像をぞんざいに扱っていた
・亡くなる前に、男性達は「囁き声」「気配」を訴えていた
というものである。
やはり、この中で一番気になるのは「祠」だろう。
本来、祠とは神や仏を祀る小規模な殿舎のことだ。
だが、その中には「奇妙な像」が入っていて、触れた者は亡くなったという。
F氏は、「奇妙な像」について、「言葉では言い表し難い」と言及している。
恐らく、何らかの怪異が、「神」として祀られていたのだろうと我々は推測した。
また、この怪異はどうやら「いのち」を食する様である。
F氏の話によると、祠の周りには小動物の死骸が落ちていたようであり、それらは全て腐敗していたという。
…賢明なる読者の諸君ならもうお気づきであろう。
死骸は、████森周辺で発見された遺体と、状態が同じなのだ。
また、この地域に伝わる伝承では「████」なるものが祀られ、それに生贄を捧げる文化があったという。
その生贄が食されていく様は、まるで一瞬で腐敗したようだったとも記されている。
そう、4人の遺体と小動物の死骸は、「████」に食われたのだ。
**████とは何なのか**
████は、「いのち」を食する怪異である。
この怪異は、人を呼ぶことができる。
伝承によると、████は人に囁き、呼ぶことができるそうである。
F氏の友人達も「囁き声」や「気配」を訴えていたという。やはり、████は「いのち」を呼び、食らう怪異なのだ。
**現実世界への干渉**
また、████は世界に干渉することもできるという。
なんと、遺体が発見された時期と同時期に、全国各地の郵便ポストに「奇妙な手紙」が投函されたのだ。
しかも、なんとこの手紙の差出人住所は、████森中心部を示していた。
なお、この手紙は受取人が記されていなかったため、差出人へ返却されたようだが、████森に返されたのだろうか…?
また、その手紙の奇妙だった点とは、「文字」である。
例えば、
あいうえお→௧ꪭꛩ𐋆ᤊ
といったように、字の下手な子供のような字で書かれているのだ。
さらに、我々は████森に立ち入ったインフルエンサーのアカウントも発見した。
彼の最後の投稿として、先程例に挙げた文字を使用した投稿が行われていた。
そのインフルエンサーも、囁き声を訴えていた。
インフルエンサーの投稿によると、やはり中心部に祠があり、周りには小動物の死骸があったという。
また、彼は「事故に遭う頻度が高くなった」と言及している。
投稿によると、「頭上から鉄骨が落ちてきた」り、「居眠り運転の車によく遭遇した」りしたそうである。
これも、やはり████が「いのち」を手に入れ、食べるために謀ったものなのだろうか。
やはり、████森は気軽に立ち入っていい場所ではなかったのだ。
**考察・まとめ**
さて、今回我々は████森について調べ、そこに祀られていた怪異などについてまとめた。
████は非常に凶悪な怪異で、生物の「いのち」を食らう存在だった。
████は、████森に入った存在をマーキングし、そしてその「いのち」を食らっているようである。
かつて多くの心霊スポットを訪問し、探索してきた我々でさえも、████森に行くのはためらった。
それほど危険な場所だということが分かってもらえただろうか。
読者の諸君も、この記事を読んで████や████森に興味を持った者がいるかもしれない。
だが、決して深入りはお勧めしない。
████は、生半可に関わっていい存在ではないのだから。
もしかしたら、次に████に食べられるのは、これを読んでいる君かもしれない…