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蘇る記憶7 番外編①
学校からの帰り道
近所の小学生A「りいなちゃん、待ってよー!」
近所の小学生B「はやくはやく!!」
美穂「・・・」
琴「どないしたん?」
美穂「えっとね、実は私にはお姉ちゃんがいるの。でもそのお姉ちゃんは、私が5歳のときに◯んじゃったの」
琴「そうやったんや。なんかごめんな。失礼やけどその話聞かせてくれへん?」
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美穂の記憶
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お姉ちゃんの名前はりいなという名前で、私はいつも「りー」と呼んでいた。お姉ちゃんが◯んだのは私が5歳で、お姉ちゃんが私達と同じ高校1年生のとき。
お姉ちゃんは学校からの帰り道に、飲酒運転の信号無視の車にはねられた。
幸い即◯じゃなかった。その後手術をし、私達は医者のもとでこう言われた。
医者「即◯じゃなかったのは不幸中の幸いです。しかし、りいなさんの余命はもって1日でしょう。最期をご家族で過ごしてあげてください」
私にはその時、◯ということが理解できなかったが、ママとパパはお姉ちゃんに見えないとことでずっと泣いていた。
そしてお姉ちゃんと再開した時、全然◯んでしまう様子はなかった。逆に元気だったように見えた。
美穂「りー!!!!」
思いっきり抱きついた。
りいな「美穂!伝えなきゃいけないことがあるの。しっかりと聞ける?」
美穂「しっかりきけるもん!!」
りいな「私はね、もう少しでお空に行くの。でもそこでは美穂とも、ママ、パパともお喋りも、遊ぶこともできないんだ。でもね、私はずっと美穂のこと待ってるし、見守ってるからね!」
美穂**「いやだ!りーとあそべないの、、、やだやだ!!」**
そこで私は大泣きした。
りいな「大丈夫だよ。ずっとずっと、見てるから」
とお姉ちゃんのほうが泣きたいはずなのに笑顔でそう言ってくれた。
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琴「・・・」
美穂「このあとは全く覚えていないんだけど、その後に息を引き取ったんだって」
琴「なんか聞いてゴメンな。でもなんか辛かったら相談してな!」
美穂「うん!私ね、お姉ちゃんの分も生きるの!!そしてお姉ちゃんのところに行った時「お姉ちゃんの分まで精一杯生きたよ。これからは一緒にいようね!」って言いたいな!」