「テラーノベル」でも連載しているものです!
※一部グロテスクな表現がある…と思いますので、苦手な方は見るのをおすすめしません。
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目次
終わりという名の始まり
「永遠の鎖」のシリーズの説明文(?)を必ず確認してからお読みください…!
璃穏side
…ここはどこだろうか。
まるでベッドとは真逆のような硬い床に私は目覚める。
ここは…体育館…?
???「おーい…何ボーっとしてるんすか?」
気がつくと中学生ぐらいの女の子が私の近くに立っていた。
璃穏「…だ、誰…ですか…?」
???「それはこっちのセリフなんすけど?」
璃穏「す、すみません…!」
私が謝ると彼女は|京極颯希《きょうごくさつき》だと名乗った。
颯希「ま、別にいいっすけどね〜w」
彼女は何事もなかったかのように笑ってみせる。
璃穏「ありがとうございます…」
颯希「…ってかあんたの名前はなんなんすか?」
「あんた」という呼び方に私は腹が立ってしまう。…でも中学生ぐらいの子に言うのもなんかな…と私は思った。
璃穏「|大矢野璃穏《おおやのりお》…です」
颯希「へー、そうなんすか」
その反応…自分から尋ねてきた割には興味がなさそうだ。
初対面の人に名前なんか言わなくてもよかったかもしれない────私は少し後悔すると同時に、身長の高い女性が話しかけてくる。
???「…はじめまして」
颯希「あんた誰っすか…?」
???「まずは貴方方のお名前からお伺いしたいのですが…」
…お姫様系の方なのだろうか…着ている服も高そうだ。
颯希「京極颯希っすけど」
璃穏「大矢野璃穏…です」
女性は少し考え込むような素振りを見せて言った。
???「…なるほど、分かりました…」
颯希「ちょっと!何が分かったんすか!?」
颯希ちゃんも…か。…何が分かったのか気になったのが私だけではなくて少し安心する。
???「…何が分かったのか…ですか。それはこちらの事情です。」
颯希「はぁ?そう言われると気になるじゃないっすか…」
風音「…すみません、わたくしの名前は|風流風音《ふうりゅうかざね》です」
名前からして、やっぱりお嬢様っぽいなと思う。
私はごく普通の家庭だったからな…
風音さんがお辞儀をして言った。
風音「よろしくお願いいたし────」
???「こんにちは」
颯希「…またなんか来たんすけど?」
???「なんですかその言い方は…」
外見からして小学生ぐらいの男の子だ。眼鏡を掛けていて、なんだか私の何倍も賢そう。
颯希「はぁ?あんた年下だろ…?あと人が喋ってるときに口出すなっつーの」
**???「あなた何歳ですかね?」**
…圧を感じる。
なんか勃発しそうで怖い…と思い私は口出ししないようにする。
颯希「14っすけど?」
???「そうですか…」
颯希「はぁ?なんだよその反応!?」
**颯希「ね・ん・れ・いを言え!」**
…やはり勃発したみたいだ。
風音「あのお二人…大丈夫ですかね…?」
璃穏「さあ…?」
私がそう言うと、ふいに後ろから声が聞こえた。
**???「ふふ、楽しそうだねっ!」**
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???side
???「全員揃ったわね…さ、頑張りましょ?」
???「はい!頑張ります…お姉ちゃん…!」