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目次
生きる理由 死ぬ理由
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https://tanpen.net/novel/6a2673b9-32ee-4a5f-8a84-90034a47c22f/
周囲の圧に潰された経験はあるだろうか
お前は偉くならないといけない、お前は完璧でないといけない
そんな命令に俺の体躯は酷く歪んだ
そこらへんの失敗作より脆い固形物と化してしまった
その事実すら隠蔽しようとするのだから、あの親に救いようはなかった
完璧でないと俺に需要はない
だから「跡取り」という肩書のために何度も何度も犠牲にしなくては...いけなかった
望んでいないのに
願っていないのに
これしかないのに
誰もいないのに
許されない
赦されない
笑えない
泣けない
生き
言
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.
雑音ひとつしかしない市街地ではそこに居ることが嫌になる
鬱陶しい程張り付いた笑顔は忌々しい不祥を嫌うように俺を呪う
どうせ逃げられないと言わんばかりの蝉の合唱に耳を切り落としたくなる
俺は今もこんな夢に囚われる
---
昔の貴方は純粋無垢で年相応だった
でも今は...気が付く間もなく唐突に、道徳の向う側の正義とは掛け離れた所に貴方は居た
手を出す様な直接的な行為はせずとも着実に
貴方は捻れていった
「そんな顔しなくてもアンタは何一つ悪くないよ」
淡泊な言葉を紡ぐ貴方はいつもより不安そうだった
なにかに怯えるように頻りに周囲を気にしていた
気付いていないかもだけど、言葉の裏側が私に透けているよ
隠しているつもりかしら
真昼の無彩色を取り戻すには私達色々と間違えちゃったみたいね
あの子は染まりやすいから悪い大人が不穏な色で縛っちゃう
心の底、芯まで全部真っ黒にして
正解も不正解も答えを明かさずに提示されるから、正義と悪の違いも分からなくなってしまって
自分自身が歪む事を誰よりも恐怖しているのに
それでも「逃げろ」だなんて
違うわよね。本当は助けてほしかった
こんな苦痛から殺してもいいから早く解放してほしかった
誰でも良いから変わって欲しかった
それなのに私を逃がそうとしてくれたのよね
本当に...馬鹿な嘘つきさん.
---
薫る夏風に誘われて逃げ出した6月をアンタは覚えてあるのだろうか
あの夏の日はアンタの中に霞む死神も泣いていたよ
逃げるは恥だが役に立つ、だなんて嘘だった
俺たちを捕らえようとする始まりの合図が鳴り響いていた
誰も自由にしてくれない
飛行機雲に乗って地球の反対にでも逃げたら良かったのだろうか
胸を締め付ける閉塞感と千では足りない世迷言で|正常《歪》に回る膿んだこの世界が終る前にナニをすれば良いのだろうか
俺は隣で悩み苦しんでいたアイツをを助けることすら出来なかった
忘れないし忘れたくない
夢の中でさえもずっと焼きつけたい
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--- 不俺 ---
--- 幸の ---
--- にせ ---
--- ない ---
--- っで ---
--- たあ ---
--- んい ---
--- だつ ---
--- よは ---
---
---
草臥れた回転木馬はもういらないかしら
こんな物は見たくもない欺瞞に溢れた呪いの産物よ
見たくもない
見るだけで汚れてしまいそうだもの
あの子はまだ気付いていない
これら全てはあの子の██に仕組まれたという事実に
そして知っている。それを認知したらあの子は壊れてしまうって
惨劇の丘に咲いた|蓮華《残花》はきっと枯れるのを待っているのだろう
跡形もなく心を破壊して扱いやすくしようとしているの
そんなの私がさせないわ
だからダメよ
見てはいけないわ
見ないで
お願いよ良い子だから私を見ないで
貴方の言葉1つ1つが私を穿っていく|呪い《まじない》
白を白を入れようと、醜い透明の月はその陰りを晴らすことはない
ならばいっそ曇天で隠してしまうのも悪くないのかもしれない、なんて変な話よね
私は黒にも白にもなれなかった
中途半端な灰色の心が笑っている
また春が終わってしまった
貴方は夏は好きかしら?
私は好きよ
日差しを受けて輝く海が一番映える季節だから
無数に悲鳴を上げるのは目を背けたくない人達の足掻きだから
貴方を引き剥がせなかった私もその一人なのだけれど
私達は何かを変えるには間違い過ぎたみたいね
誰かを裏切る背徳も、誰かに裏切られる憎しみも、冷たく凍った私の白い息も、次第に白銀が覆い隠してしまうよ
まるで神隠しにでもあったみたい
私の本心は何処に消えたのだろうか
あの子は今日も笑っているのかな
あの子は今日も生きているのかな
あの子は今日も苦しんでいるのかな
おはよう▓▓、今日はいい天気だね
今日は私のやりたいことをしても良いかな?
そうだね...
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「あぁ...痛いなぁ...」
湿る街角に飛び散った血は案外激しく舞っていた
アンタに似た人を見つけてしまったから俺は咄嗟に動いていたんだ
庇ったときに腕を抉られた。血が止まらないし止まる気もしない
耐えるにはキツい、叫びたくなるような感覚がする
ふざけないでほしい
限界を超えたときにはこんなふうに視界が弾けるんだな
なんか...叫ぶ気も起こらない
吠える迷子犬を葬ってくれ、と初めに言ったのは誰だったか
俺を使い捨ての道具にするヤツらの顔をいちいち覚えていたらキリがない
黒煙の立つ空にアイツは何を感じたのだろう
キリのない問い掛けと、たった千の綺麗事でこの世界をどう受け入れば良い?
自分の周囲だけでも最高の世界にしたいのに
変わらず回るこの膿んで腐りきっただけの世界の終りなんて見たくない
だったら呆気の無いくらいでいいのか
俺だってこの世の理不尽に中指立てて、暴論なんかも吐き捨てたいのに
死にたくないって喚きたいのに
俺は未だに秩序に縛られている
「▒▒▒▒▒▒▒▒▒▒」
何かを伝えようと声も、大した必要もない喚く踏切が遮ってしまった
そうだな俺達はこれで全て終りなんだろう
自由に羽ばたくには俺達...間違い過ぎたみたいだ
アンタは今も笑っているの?
アンタは今も悩んでいるの?
アンタは今も苦しんでいる?
うん。おはよう▓▓今日もいい天気だ
今日は何がしたいんだい?
聞かせておくれ
.
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さよならの合図が轟いて溶けて流れる飛行機雲
アンタが望んでいることなら俺は止めないよ
止める資格もない
俺の存在が██理由になっても、俺の存在が███理由にならなかったのだから
---
がなる現世の境界で-
「また来年。約束だからね 」
愚かな私の言の葉に貴方は泣いていた
嬉しいとは思うけれど泣かせてしまったのは申し訳ないわ
薫る夏風に誘われて私はちゃんと戻ってくるから
だから悲しくなんかないよ
現世に天国も地獄も無いのならこんな泥塗れの現実を誰が裁けるの
自衛しろと、誰かを守れと勝手に押し付けるのは大概にしてよ
__頑張ったね__
見ているわ
これからもずっと
意識が透過する
やっぱりこの世界はどうかしてる
貴方は今も後悔してる?
「来年の7月。桜が散った時に、また会いましょう?」
---
拝啓 桜花へ
今年も貴方に会えて良かった
もっと自分を大切にしてね
敬具 ▒▒
---
考察要素とかあると楽しいですよね
情報は小分けに出すタイプ✌️
物事の本質を見分けるのは簡単じゃないんです
あ、そうそう
お盆って地域によって7月と8月で違うみたいですね〜
え?なんでそんなことを言うのか???
さぁ〜なんででしょう?
どうか
今回の子↓
https://tanpen.net/novel/8de0865c-a49f-4851-a3d8-fa7155c1a5e0/
不能であった時間は何の役にも立たない
不要であった存在は誰の意味にもなれない
不快であった存在は星の欠片になれない
「人生すべての瞬間が糧になる」
なんて言うが所詮は只の主観だ。
今だって適当に言葉を連ねているだけなのにアナタ達は考えているのでしょう?
そうやって意味のある風な味をずっと食べ続けられるなら別にいいけど楽しいの?
たぶんそれが出来る人はイカれてる
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--- 発発発発発発発発 ---
--- 狂狂狂狂狂狂狂狂 ---
--- かかかかかかかか ---
--- 錯錯錯錯錯錯錯錯 ---
--- 乱乱乱乱乱乱乱乱 ---
--- かかかかかかかか ---
--- をををををををを ---
--- しししししししし ---
--- てててて てててて ---
--- いいいいいいいい ---
--- るるるるるるるる ---
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うるさい?
不安の押し売りも共感の強要も、もう古臭すぎる
時代遅れにも程がある
アタシの作品と他の作品のつまらなさを競わせても、対立してくる人多くてキリがないし
対して面白くもない、現代社会には要らないものばかり増えすぎているし
でもそんな事を言うと炎上するし
〇〇さん 「ゼロの時間に夢想して涙が出そうになった」
△△△さん「存在の価値を無に表現したくなった」
興味は微塵もないが空間に命乞いをした
つまらない日常がこんな事一つで変われば良いなと思って
くだらないと笑い飛ばせるような事もないだろうに
アタシなんかは効率化に依存でもして一生を歪に使っていればいいのに
くだらなさはもう測れない規模まで来た
楽しさは一時の誤魔化しに過ぎないから
無音の世界に極楽はなかった。
神は嫌になる程度には荒れている気性だった
そうそう、アタシは死ぬべき人種の話をしたい
もしアタシとアナタがいたとして果たしてどちらが死ぬべきだと思う?
誰かにとって大切な人はどちらを優先する?
アナタ達をいい思い出に賭けてすり潰したい
全員が平等に不幸になれば、平等な幸福が実現するのだろうか
アタシの名前を呼んで欲しかった
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---
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
何度だって呼んで欲しかった
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---
名前のない誰かとおんなじだけ理想に塗れた夢を見てる
理想に焦がれて、後悔を残さぬように精一杯生きているのも流石に疲れてきた
だからアタシはアタシの狡猾さを否定しない
アタシが楽に生きることができるなら、他の犠牲は厭わない。それこそ人の命を天秤に掛けられてギリギリ迷うぐらい
否定なんか求めていない
そうじゃない... 違う言葉を今もただ待ち続けている
いやいや嘘。嘘だから
今しがた終わるはずだった想像にまた延命処置を続けて、まだ息を注ぐ
今日もアタシは代わりの利く感動を書いている
焼き増しのドラマチックを演じていればきっと満足するのでしょう?
だからアナタへ向ける手紙はいらないかしら
語り得ぬ最果ての奥を無理矢理繋ぎ、ツギハギにしてしまう
アタシから奪わないで
アタシから無くさないで
それから
それから...
それから.......どうか
もっと嫌ってほしいの
際限なんかハナからお前のものではないって、奪ってほしいの
引き起こされる衝動なんか気にしないのでもうどうなってもいい
|アナタ《読者》の崇りなら幾らでも、全て受け止めるから
アタシをもっと叩き落として
やめる意味が溢れる前に全部押し込めるために
アタシにしか作れない。アタシだけのオリジナルの地獄にみんな...みんな落ちて
どうかもっと祈ってアタシを信仰してよ
アタシの作品が正しいと這い蹲って祈って...それから狂って
偶像なんか追い縋っていていないでさ現実見ろって言ってあげるから
夢は覚めれるから夢なんだよ
ほら起きて
「ずっと...失っていろ自分の物ばっか上げて他の物は蹴落としていろ 。アンタが作り上げた虚無に一生胡座をかいていろ」
これも悪い|夢《現実》だからさ
カラカラの脳味噌を絞り続けている
鮮明に詳細に思い出すの
地獄をアタシに宿して、この綺麗な白紙に再現するの
えぇ、踊らされることをまだ自覚しているのね
安全な街の中でアナタが見据えているものは何かしら
アタシには見えないの
とっくに正常な世界を見る権限は無くなってしまったから
見捨てられる事は批判されることより苦しいものよ
「▓▓▓▓▓▓」
吐き出し捨てていく言葉さえ咎められなくて
相手にはその程度のものとしか認識されなくて
自分が書く理由すら否定しようとして
そんなアナタが笑わないで
後悔なんて厭わないで
せめて酷く醜く、それでいて懸命に歪んで
アナタには分からないのでしょうから。紙一枚に込める情熱の量なんて
勝手にたくさん込めている、な〜んて作家にとって都合の良さそうな言葉を引き抜くだけのアナタ達なんかには
どうかもっと惑ってくれないかしら
アタシのせいで現実と虚構の境界が曖昧になるのを拒まないで。それが|アナタ《読者》が受け入れなきゃいけない『責任』なのだから
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ほらもっとキャッチーを奪って
|ファン《読者》のアナタなら簡単にできるでしょう?
アタシを知っているのだから
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---
救援なんかもう来なくてもいい
求めていたことすら忘れていたけれど今更遅いのよ
それよりもアタシの虜になってよ
忘れるなんて出来ないくらいショッキングでハートフルな世界を見せてあげるから
脳髄にちゃんと擦り込んで|羽衣 琥珀《苧環》を忘れないで
どうかもっともっとアタシを描いて
キュートにセクシーにジュエリーにラブリーにアタシの魅力を詰め込んで
空想なんて言葉は拭って ?
これはれっきとした現実なんだから
盲信ばっかされてもう窮屈なの!
的外ればっかり誰もアタシの言いたいこと理解してくれないのよ嫌になっちゃうわ
そこら辺に油を差して言語の才に火を灯して
錆びついている言語に血を通してみて
死にかけの言の葉もアタシのお陰で再び茂ったのだから
アタシが何かを問いかけたって|アナタ《読者》からの明快な回答は無くって、いつもアタシだけが差し出しているだけ
こんな歌だって陳腐な腑抜けの詩なんだよ
明日は来るって再来の審議ばっかで未来なんか見えやしないの
まだ踊り足りないのに
まだ書けるのに
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もう話さない人をアナタは愛せるのかしら
罪悪感をアナタは晴らせるかしら
哲学をアナタは認めるかしら
煌めきをアナタは掴めるかしら
干からびた虫を アナタは潰せるかしら
ペンキをアナタは塗れるかしら
時間を アナタは止めるかしら
盗んだ傘をアナタは返すかしら
曲がった鍵をアナタは捨てるかしら
重たいゲーム機をアナタは懐かしむかしら
うわさ話をアナタは信じるかしら
背筋をアナタは凍るかしら
仲直りの握手をアナタは握るかしら
冷却をアナタは受けるかしら
一番目をアナタは望むかしら
馬鹿らしさをアナタは嫌うかしら
古い硬貨をアナタは手に取るかしら
頭痛をアナタは抑えるかしら
嫌いな季節をアナタは生きるかしら
空白
空白
つまらない料理をアタシは食べるかしら
高架下をアタシは通るかしら
雨粒をアタシはうたれるかしら
空白
墓標をアタシに立てるかしら
おいしいパンをアナタは食べるかしら
空気をアタシは吸うかしら
命をアナタは大切にするかしら
光をアタシは受け入れるかしら
アタシをアナタは望むかしら
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どうか 早くあたしを嫌って
足りないの。もっともっと嫌って呪って恨んで憎んで
際限なんか奪っていいからアタシだけを見ていて
生きるも死ぬも衝動なんかもうどうなってもいいからさ
アタシを崇る|アナタ《読者》を愛しているの
夢が覚める意味が思い出せなくなる前に、アタシの気持ちが溢れる前に逢いに来て
|アナタ《読者》のオリジナルの地獄になら幾らでも落ちてあげるから
どうか もっとアタシを描いて
アタシを描いた事を後悔なんてしないで
ファンならアタシを見てよ
『苧環』をもっと見てよ
気に食わない雑音なんて消えてしまえ
肯定も否定も要らないけれど、アタシに当たる冷たい礫は生きている感覚がするの
「好き」「最高」「尊い」
なんでも良いわ
無駄な世界で無意味に浪費してる言葉でアタシを呼んで
終わりのない温度アタシが死ぬまで焼き尽くして
アタシを心から震わせてみてよ
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どうせここまでの言葉に意味なんか無いんだけどね
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承認欲求というものは程々が良いとよく聞きます
隠していてもいつかはバレてしまう
あらあら「彼女」は取り憑かれてしまったみたいだよ
ほら聞こえるでしょう?
「アタシを見て」
「アタシを忘れないで」
「アタシを記憶して」
認めて忘れないで...って
いつか承認の波に溺れてしまうのかもしれませんね