主人公は光魔法の使い手で、目立つことを一切好まない。
そして極力目立たないように実力を隠そうとするのですが、全然隠せません。()
Aクラスにいる主人公には仕事が回ってくるのですが、その仕事先でも悪目立ちしてしまいそうで…!?
__これは、そんな主人公が個性豊かなクラスメイト達と送る波瀾万丈な能力学園生活の物語。
このシリーズは1話から読まなくても楽しめるように分かりやすく書いているつもりです。
なので“気になったところから読んでみて面白いと思ったら最初から読んでみる”という手もあります。
0話…プロローグ
1話…入学編
2話…キャラの詳細等
3〜6話…バトロワ編
7・8話…自己紹介&一息(?)
9話〜18話…SC(ショッピングセンターの略)編
19話〜…??編
多分毎週月曜日の16:30に投稿されます。←予約投稿だからこんな変な言い回しになった()
もちろん投稿しない(できない)時もありますけども。()
「なんか似てる作品ある。これパクリ?」
…って思ったりしたらリクエスト箱“その他”で教えていただけると幸いです。
(他の方の作品がってのでも葉月の作品がってのでもどちらでもおk)
修正するなり声かけるなり作品削除するなり、それ相応の対応をさせていただきます。
※これは一次創作(オリジナル)作品です。
※この物語はフィクションです。実在する人名、地名などとは一切関係ありません。
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目次
第0話[Prologue]
題名はプロローグと読みます((バカにしすぎ
因みに小学4年生の時の私は「ぷろろぐぇ…?……あ、プロローグか。」ってなってました。←バカすぎて草
…はい。話と1mmも関係ないですね。すみません。
本編(?)どうぞ。
ーここは大まかには現代と同じ。
でも、ごく稀に能力を持った…いわゆる“能力者”の家系がある。
“能力者”は差別され、警察からも“厄介者”として厳重に扱かわれる。
場合によっては殺されることも。
だから、能力者たちは基本的には能力を隠し、使わない。
“普通の人間”を振る舞って生活しているのだ。
そして、この世界には、怪異が起こる。
その怪異のことを、能力者たちは“影”と呼ぶ。
(以降能力者に合わせて“影”と呼びます)
“影”は人々の“負の感情”が強くなって形になったもの。
影は人々を混乱に陥れたり、害を与えたりする。
その影の存在は、無能力者(一般人)は知らない。
社会を平和に保つために、能力者が“影を倒す達”を組織化した。
その組織を“退治屋”呼ぶ。
しかし、年々影は増えてきており、少しずつ強くなってきている。
そして強い能力者が亡くなったり大怪我をしたりして減っていき、倒すのが難しくなってきた。
そこで退治屋の人達が目をつけたのが“能力を持った子供たち”。
彼らは能力が弱かれ強かれ退治屋に干渉することは基本無く、“普通の子供”として義務教育を受けている。
だから、子供のうちに鍛えておこう。
そして最終的には退治屋の仕事を子供でも手伝える時代を作ろう。
そう退治屋の人達は考え、能力を持った子供のみが通う“能力学校”をつくりあげた。
ここに入学するには、“能力者の家系であること”か“能力を持もっていること”が条件。
一応“能力者の家系ではあるがまだ能力に目覚めていない”という子供も入学することは可能だが、ついていけない可能性が非常に高いため、その子供たちは“普通”の学校に通うことを推奨される。
人数制限は1学年約100人。
※そもそも能力者自体少ない。
入学前に学力テストを受け、入学してすぐに実力(能力)テストを受ける。
これはクラス分けの基準となる。
クラスは1クラス約25人で、能力が強い順にA〜Dクラスで分けられる。
Aクラスはもう退治屋の仕事(退治屋の中では簡単な方)を手伝いつつ、勉強もする。
仕事と勉強の比は3:2くらい。
---
---
“比”が分からない方へ(知っている方は次の区切り線まで飛ばしてもらって構いません)
比とは、2つの量の割合(どれくらいあるか)を「:」を使って表したものを言います。
利点としては、分数や少数を使わずに簡単に表すことができます。
さっき出てきた3:2は、仕事が3/5、勉強が2/5。
“5”はどこから出てきたんだって話ですが、それは2つの合計(3+2)です。
※余談←そもそも比の説明自体が余談だけども。
じゃあ3:2と6:4は合計が大きい6:4の方が多い…とかではないです。
ここで、分数でいう“約分”が出てきます。
…まあ、“比を簡単にする”って言うんですけども。((中学で出てきた時そのまんますぎて心の中で笑った
6と4は2で割れます。まあ、最大公約数で割るんですよ。
「今は簡単な問題だけど、数字が大きすぎて分かんない」って時は分かる公約数で割っていけば最終的に同じ答えになります。
んで、6:4をそれぞれ2で割ったら3:2になります。だから3:2と6:4の割合は同じと言えるんです。
ちなみに比は数が2つとは限りません。
「○○と△△と□□が4:3:1」みたいに3つの場合や4つの場合もあります。
いきなり数がk…算数の勉強になってすみませんでした。
正直自分でもこの説明需要あるのか分かりませんけどね…。
え、何でかって?((誰も聞いてない
そもそも私がこの小説を書くにあたって小学生からしたら難しい言葉をすんごい使っていくと思うからです。
…ちなみに本編ではこんな丁寧に説明書いたりしないです。
それでも「読んでやるよ」って方は知らない言葉が出てきたら自学していただけると…。
…あ、比は小6で習います。(確か)
---
---
えーと、Aクラスの仕事と勉強の比は大体3:2って話までいきましたよね。((おい
もっと詳しく言うと、“仕事”と“義務教育”と“仕事以外の能力関連”で2:1:1くらいです。
Bクラスは能力の強化に力を入れつつも、まだ仕事は手伝えない。
義務教育と能力関連の比は大体4:3。
C、Dクラスは能力の強化と義務教育を同じくらいの比率でやる。(大体1:1)
《能力の説明》
まず能力者には“能力属性”がある。
その属性以外も使えたりするが、威力はかなり落ちる。
そのため、基本的には自分の能力の属性のを使う。
能力を使うには、“魔力”が必要。
魔力は睡眠や食事を摂ると回復する。
魔力がほぼなくなると、動けなくなる。(その現象を“魔力切れ”や“魔力枯渇”と呼ぶ)
--- ※以降、能力を使った技を“魔法”と呼びます。 ---
能力は、突然開花する。
能力者の家系は、全員開花する可能性がある。(もちろん開花しない場合もある)
やばいね。うん。何がって文字数が。
比についての説明を丁寧にやりすぎました…
それだけで714文字あります。わお…((
↑私学校でたまに「教え方うまい」って言われるんですけどどうでした、?
私自身はごっちゃで下手だと思うんですけど。。。
私中1なので習ってないやつは当然無理ですけど“何年生のこの科目のこの単元教えて!”ってコメがファンレター機能で届いたら喜んで教えます。
小1から小6までの科目のなぜか教科書全部まだ持ってるんで教え忘れとかはないように徹底しますし、ワケワカメってなりそうな単語は出来るだけ使わないように心がけますので。(今回で言うと“利点”とかね…)
あ、でも哲学的な質問されても答える可能性はあんまりないです。((場合によっては答えますけど
長々と書いてしまいましたが、ご閲覧ありがとうございました。
【ファンレターくれた方への返事有】第0話[Prologue](リクエスト:ふりがな有)
まず投稿めっちゃ遅れたのすみません。
ファンレターありがとうございますめっちゃ嬉しいです!
ネッ友!?是非よろしくお願いします!!
(一応名前は伏せていますが、頭文字が“り”の方と“十”の方へ向けた返事です)
↓前回のと内容は全く変わっていないので、お気になさらず。
プロローグと|読《よ》みます。((バカにしすぎ
|因《ちな》みに|小学《しょうがく》|4年生《よねんせい》の|時《とき》の|私《わたし》は「ぷろろぐぇ…?……あ、プロローグか。」ってなってました。←バカすぎて|草《くさ》
…はい。|話《はなし》と1|mm《ミリ(ミリメートル)》も|関係《かんけい》ないですね。すみません。
|本編《ほんぺん》(?)どうぞ。
---
---
---
ーここは|大《おお》まかには|現代《げんだい》と|同《おな》じ。
でも、ごく|稀《まれ》に|能力《のうりょく》を|持《も》った…いわゆる“|能力者《のうりょくしゃ》”の|家系《かけい》がある。
“|能力者《のうりょくしゃ》”は|差別《さべつ》され、|警察《けいさつ》からも“|厄介者《やっかいもの》”として|厳重《げんじゅう》に|扱《あつか》われる。
|場合《ばあい》によっては|殺《ころ》されることも。
だから、|能力者《のうりょくしゃ》たちは|基本的《きほんてき》には|能力《のうりょく》を|隠《かく》し、|使《つか》わない。
“|普通《ふつう》の|人間《にんげん》”を|振《ふ》る|舞《ま》って|生活《せいかつ》しているのだ。
そして、この|世界《せかい》には、|怪異《かいい》が|起《お》こる。
その|怪異《かいい》のことを、|能力者《のうりょくしゃ》たちは“|影《かげ》”と|呼《よ》ぶ。
(|以降《いこう》|能力者《のうりょくしゃ》に|合《あ》わせて“|影《かげ》”と|呼《よ》びます)
“|影《かげ》”は|人々《ひとびと》の“|負《ふ》の|感情《かんじょう》”が|強《つよ》くなって|形《かたち》になったもの。
|影《かげ》は|人々《ひとびと》を|混乱《こんらん》に|陥《おとしい》れたり、|害《がい》を|与《あた》えたりする。
その|影《かげ》の|存在《そんざい》は、|無能力者《むのうりょくしゃ》(|一般人《いっぱんじん》)は|知《し》らない。
|社会《しゃかい》を|平和《へいわ》に|保《たも》つために、|能力者《のうりょくしゃ》が“|影《かげ》を|倒《たお》す|人《ひと》|達《たち》”を|組織化《そしきか》した。
その|組織《そしき》を“|退治屋《たいじや》”と|呼《よ》ぶ。
しかし、|年々《ねんねん》|影《かげ》は|増《ふ》えてきており、|少《すこ》しずつ|強《つよ》くなってきている。
そして|強《つよ》い|能力者《のうりょくしゃ》が|亡《な》くなったり|大怪我《おおけが》をしたりして|減《へ》っていき、|倒《たお》すのが|難《むずか》しくなってきた。
そこで|退治屋《たいじや》の|人《ひと》|達《たち》が|目《め》をつけたのが“|能力《のうりょく》を|持《も》った|子供《こども》たち”。
|彼《かれ》らは|能力《のうりょく》が|弱《よわ》かれ|強《つよ》かれ|退治屋《たいじや》に|干渉《かんしょう》することは|基本《きほん》|無《な》く、“|普通《ふつう》の|子供《こども》”として|義務《ぎむ》|教育《きょういく》を|受《う》けている。
だから、|子供《こども》のうちに|鍛《きた》えておこう。
そして|最終的《さいしゅうてき》には|退治屋《たいじや》の|仕事《しごと》を|子供《こども》でも|手伝《てつだ》える|時代《じだい》を|作《つく》ろう。
そう|退治屋《たいじや》の|人達《ひとたち》は|考《かんが》え、|能力《のうりょく》を|持《も》った|子供《こども》のみが|通《かよ》う“|能力学校《のうりょくがっこう》”をつくりあげた。
ここに|入学《にゅうがく》するには、“|能力者《のうりょくしゃ》の|家系《かけい》であること”か“|能力《のうりょく》を|持《も》っていること”が|条件《じょうけん》。
|一応《いちおう》“|能力者《のうりょくしゃ》の|家系《かけい》ではあるがまだ|能力《のうりょく》に|目覚《めざ》めていない”という|子供《こども》も|入学《にゅうがく》することは|可能《かのう》だが、ついていけない|可能性《かのうせい》が|非常《ひじょう》に|高《たか》いため、その|子供《こども》たちは“|普通《ふつう》”の|学校《がっこう》に|通《かよ》うことを|推奨《すいしょう》される。
|人数制限《にんずうせいげん》は1|学年《がくねん》|約《やく》100|人《にん》。
※そもそも|能力者《のうりょくしゃ》|自体《じたい》|少《すく》ない。
|入学前《にゅうがくまえ》に|学力《がくりょく》テストを|受《う》け、|入学《「にゅうがく》してすぐに|実力《じつりょく》(|能力《のうりょく》)テストを|受《う》ける。
これがクラス|分《わ》けの|基準《きじゅん》となる。
クラスは1クラス|約《やく》25|人《にん》で、|能力《のうりょく》が|強《つよ》い|順《じゅん》にA〜Dクラスで|分《わ》けられる。
Aクラスはもう|退治屋《たいじや》の|仕事《しごと》(|退治屋《たいじや》の|中《なか》では|簡単《かんたん》な|方《ほう》)を|手伝《てつだ》いつつ、|勉強《べんきょう》もする。
|仕事《しごと》と|勉強《べんきょう》の|比《ひ》は3:2くらい。
---
---
“|比《ひ》”が|分《わ》からない|方《かた》へ(|知《し》っている|方《かた》は|次《つぎ》の|区切《くぎ》り|線《せん》まで|飛《と》ばしてもらって|構《かま》いません)
|比《ひ》とは、2つの|量《りょう》の|割合《わりあい》(そのもののうちどれくらいあるか)を「:」を|使《つか》って|表《あらわ》したものを|言《い》います。
|利点《りてん》としては、|分数《ぶんすう》や|少数《しょうすう》を|使《つか》わずに|簡単《かんたん》に|表《あらわ》すことができます。
さっき|出《で》てきた3:2は、|仕事《しごと》が3/5、|勉強《べんきょう》が2/5。
“5”はどこから|出《で》てきたんだって|話《はなし》ですが、それは2つの|合計《ごうけい》(3+2)です。
※|余談《よだん》←そもそも|比《ひ》の|説明《せつめい》|自体《じたい》が|余談《よだん》だけども。
じゃあ3:2と6:4は|合計《ごうけい》が|大《おお》きい6:4の方が|多《おお》い…とかではないです。
ここで、|分数《ぶんすう》でいう“|約分《やくぶん》”が|出《で》てきます。
…まあ、“|比《ひ》を|簡単《かんたん》にする”って|言《い》うんですけども。((|中学《ちゅうがく》で|出《で》てきた|時《とき》そのまんますぎて|心《こころ》の|中《なか》で|笑《わら》った
6と4は2で|割《わ》れます。まあ、|最大公約数《さいだいこうやくすう》で|割《わ》るんですよ。
「|今《いま》は|簡単《かんたん》な|問題《もんだい》だけど、|数字《すうじ》が|大《おお》きすぎて|分《わ》かんない」って|時《とき》は|分《わ》かる|公約数《こうやくすう》で|割《わ》っていけば|最終的《さいしゅうてき》に|同《おな》じ|答《こた》えになります。
んで、6:4をそれぞれ2で|割《わ》ったら3:2になります。だから3:2と6:4の|割合《わりあい》は|同《おな》じと|言《い》えるんです。
ちなみに|比《ひ》は|数《かず》が2つとは|限《かぎ》りません。
「○○と△△と□□が4:3:1」みたいに3つの|場合《ばあい》や4つの|場合《ばあい》もあります。
いきなり|数《すう》がk…|算数《さんすう》の|勉強《べんきょう》になってすみませんでした。
|正直《しょうじき》|自分《じぶん》でもこの|説明《せつめい》|需要《じゅよう》あるのか|分《わ》かりませんけどね…。
え、|何《なん》でかって?((|誰《だれ》も|聞《き》いてない
そもそも|私《わたし》がこの|小説《しょうせつ》を|書《か》くにあたって|小学生《しょうがくせい》からしたら|難《むずか》しい|言葉《ことば》をすんごい|使《つか》っていくと|思《おも》うからです。
…ちなみに|本編《ほんぺん》ではこんな|丁寧《ていねい》に|説明《せつめい》|書《か》いたりしないです。
それでも「|読《よ》んでやるよ」って|方《かた》は|知《し》らない|言葉《ことば》が|出《で》てきたら|自学《じがく》していただけると…。
…あ、|比《ひ》は|小《しょうろく》6で|習《なら》います。(|確《たし》か)
---
---
えーと、Aクラスの|仕事《しごと》と|勉強《べんきょう》の|比《ひ》は|大体《だいたい》3:2って|話《はなし》までいきましたよね。((おい
もっと|詳《くわ》しく|言《い》うと、“|仕事《しごと》”と“|義務教育《ぎむきょういく》”と“|仕事以外《しごといがい》の|能力関連《のうりょくかんれん》”で2:1:1くらいです。
Bクラスは|能力《のうりょく》の|強化《きょうか》に|力《ちから》を|入《い》れつつも、まだ|仕事《しごと》は|手伝《てつだ》えない。
|義務教育《ぎむきょういく》と|能力関連《のうりょくかんれん》の|比《ひ》は|大体《だいたい》4:3。
C、Dクラスは|能力《のうりょく》の|強化《きょうか》と|義務教育《ぎむきょういく》を|同《おな》じくらいの|比率《ひりつ》でやる。(|大体《だいたい》1:1)
《|能力《のうりょく》の|説明《せつめい》》
まず|能力者《のうりょくしゃ》には“|能力属性《のうりょくぞくせい》”がある。
その|属性《ぞくせい》|以外《いがい》も|使《つか》えたりするが、|威力《いりょく》はかなり|落《お》ちる。
そのため、|基本的《きほんてき》には|自分《じぶん》の|能力《のうりょく》の|属性《ぞくせい》のを|使《つか》う。
|能力《のうりょく》を|使《つか》うには、“|魔力《まりょく》”が|必要《ひつよう》。
|魔力《まりょく》は|睡眠《すいみん》や|食事《しょくじ》を|摂《と》ると|回復《かいふく》する。
|魔力《まりょく》がほぼなくなると、|動《うご》けなくなる。(その|現象《げんしょう》を“|魔力切《まりょくぎ》れ”や“|魔力枯渇《まりょくこかつ》”と|呼《よ》ぶ)
--- ※|以降《いこう》、|能力《のうりょく》を|使《つか》った|技《わざ》を“|魔法《まほう》”と|呼《よ》びます。 ---
|能力《のうりょく》は、|突然《とつぜん》|開花《かいか》する。
|能力者《のうりょくしゃ》の|家系《かけい》は、|全員開花《ぜんいんかいか》する|可能性《かのうせい》がある。(もちろん|開花《かいか》しない|場合《ばあい》もある)
---
---
---
つ、、、つかれた、、、
はい。|題名《だいめい》の|通《とお》り、「ふりがなアリのプロローグが|見《み》たいです」ってリクエスト|来《き》たんでやりました。
|今回《こんかい》は|一《ひと》つ|目《め》でいきなりリクエスト|来《き》て「これはさすがに|作《つく》らねば、、」と|制作《せいさく》しましたが、|想像《そうぞう》|以上《いじょう》に|疲《つか》れるし|時間《じかん》もかかるので|以降《いこう》ふりがなアリのリクエストが|来《き》てもそれには|応《こた》えないことにしました。
リクエストしてくれた方には|申《もう》し|訳《わけ》ないですがご|了承《りょうしょう》ください。
…ちなみに|投稿《とうこう》するまでこんなに|期間《きかん》が|空《あ》いたのはただ|単《たん》にリアルが|忙《いそが》しかっただけです。そんなにふりがなつけるのが|大変《たいへん》だった|訳《わけ》ではありません。(まじで|超《ちょう》|疲《つか》れるけどね???)
ふりがな|等《とう》の|付《つ》け|忘《わす》れや|変《へん》なところがありましたらファンレター|機能《きのう》で|教《おし》えていただければ|幸《さいわ》いです。
第2話[レベル測定]
前回のあらすじ。
無事入学した主人公のルカとその他。
校長先生の話が圧倒的に短かったことを喜んでいたのも束の間、校長先生が「このままレベル測定を行う」と言い出す。
自分の体験からして魔導具はほぼ確実に壊してしまう。でも目立ちたくない。
回避方法を模索するも名案は思いつかず、諦めて魔導具に手をかざした__!
ルカ「……っ」
あーもう、壊れませんように…!
パリーーーーーン…
生徒達:どよどよ…
生徒達:ざわざわざわ…
一部の生徒:(悲鳴)
ルカ(…ああ…)
さよなら…私の平穏な学校生活……
校長「……ああ…残り1つ…ああ…」
校長「………次、6位、フレイ=ホワード…」
フレイ「…は、は〜い…」
“ランク A-”
校長「ああ…またA以上が…」
校長「…ご、5位、カイル=ケリー…」
カイル「……おう」
“ランク A+”
生徒達:ざわざわざわ…
校長「……あ、ああ…」
…あ、そういえば校長先生のランクってB+だったような気が…
…てことは入学試験学年8位のあの人から私含め上の人達ほぼ(?)全員に負けてるってこと…?
---
結局在庫の3個の魔導具は、8位の…レイだっけ?と、入学試験7位の私と、入学試験3位のアドが破壊して、入学式は終わった。
そのため1位と2位の人は測定していない。が、まあきっとあの2人なら破壊するだろう。
まさかの破壊したのが3人中2人が女子生徒ということで学年中の噂のネタにされまくっている。てか怖がられてる。
あーあー…完全に目立ちまくってる…
何で廊下歩いてるだけでこんなに視線集められなければならないのさ…
今日は入学式だけなので、式が終わったら自分のクラスと席を確認次第寮に戻ることになっている。
私は入学試験7位なのでもちろんAクラスだ。
ルカ(……)
アド「…あら、|視線が凄いわね《人気者ね》、私達…」
ルカ「噂になってる3人のうちの2人が一緒に居ればそりゃ視線集まりまくるに決まってるでしょ…」
アド「それはもう…諦めた方がいいでしょ」
ルカ「ええ…」
アド「ほら、クラスも同じで席も近いし」
ルカ「まあ…確かにそうなんだけど…」
どうやらここの学校では入学試験の順位が出席番号になるらしい。
男女めっちゃ混ざりまくるじゃんって思ったでしょ。私も思った。
で、その出席番号のまま席が決まってて、縦に1,2,3,4,5とあって2列目に6,7,8,9,10となってるから3位と7位は結構席が近いのだ。(私の隣は2位のハドだよ)
---
一応図(?)にしてみました。
分かりにくかったらすみません…
黒板
台(伝われ)
1 6 11 16 21
2 7 12 17 22
3 8 13 18 23
4 9 14 19 24
5 10 15 20
1…この後出てくる((ネタバレ
2…ハドリアン=リー
3…アドリアーナ=リー
4…アメリア=グリーン
5…カイル=ケリー
6…フレイ=ホワード
7…ルカ=モラレス
8…レイ=スミス
・
・
・
…作るの普通に時間かかっt((殴
---
ルカ(…うーん…やっぱ目立つのは好きじゃないかなー…)
??「やほ〜、ルカにしては珍しく目立ったね〜」
アド「!?」
ルカ「あ、ノア。やほ」
ノア「やほ〜」
アド(…いきなり現れたことにどっちかツッコミなさいよ…)
ノア「別にこれが普通でしょ?」
アド「……え、今の私に言ってる?」
ノア「?うん」
アド「当たり前かのように心を読まないでいただける…?」
ノア「そんなこと言われても…目見れば大体その人の考えてること分っちゃわない?」
ルカ「その感覚は分からなくもないけどノアはそれに敏感すぎるんよ…」
アド(まさか百発百中とか言う…?)
ノア「……いや百発百中は言い過ぎだよ」
アド「いや、もう私が声に出して言ったかのように進めてくる…」
ルカ「アド、ノアはこういう奴だから諦めた方がいいよ」
ノア「酷くない?wそんなノアが手に負えない怪物みたいに…」
ルカ「だからその手に負えない怪物なんだってノアは…」
ノア「ええ…?笑」
アド「……あの、名前」
ノア「あ、アドリアーナでしょ?ハドの双子の妹ちゃんの」
アド「違う。…いやあってるけど。」
アド「私が訊いてるのは|貴方《そっち》の自己紹介」
ノア「あ、ノアのことね。ノアはノアだよ〜」
アド「……。」
ルカ「……(苦笑)」
ルカ「…ノア、|入学試験の順位《出席番号》は?笑」
ノア「あー出席番号はね〜、1だよ〜」
ルカ「ああ、予想通り笑」
アド「…まじか」
ノア「てか、そろそろ寮戻らなくて良いの?時間」
アド「…あ。」
ルカ「ほんとだ、いつの間に…」
ルカ「じゃ、また」
アド「…ええ、また会う次の機会に」
ノア「ばいば〜い」
そして3人は自分の寮へ向かう。
だが、ずっと3人一緒だ。
アド「…もしかして寮一緒?」
ルカ「そうっぽいね」
ノア「やった!じゃ、また話そ♪」
ルカ「はいはい笑」
アド「そういえば明日テストらしいけど」
ルカ「え、そうなの?」
ノア「らしいよ〜」
アド「何のテストなんだろ」
ルカ「…さあ?」
ノア「なんだろ〜ね〜」
アド「…ま、いいわ」
アド「じゃね」
そう言って、各自の部屋の方向へ向かった。
…確かに、明日何するんだろ。
---
---
---
備考()
ノア=ロバーツ…ルカと仲が良さげ。入学試験1位。(♂)
はい、2話ですね。
最後の“備考”でお気づきになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ノアがあんな性格と喋り方で“男”だということに…!
いわゆる“男の娘”ってやつですね。
表現出てきてないけど見た目も女子っぽいです。((
ご閲覧ありがとうございました。
第1話[入学]
やっと本編ですね((初投稿から6日経過…
はい。お待たせさせた人にはさせました(何語?)
本編どぞ。
ルカ「ここ、?」
私は能力学校の門の前に立っていた。
門からは少し魔力を感じる。
ルカ(何かの結界とかでも張ってあるのかな?)
入学試験は別のところで行ったので、学校に来るのは今日が初めてなのだ。
この魔力のせいで門をくぐるのを|躊躇《ためら》っていると、後ろから声が聞こえる。
??「ここよね?」
??「まあ…多分」
??「多分って…(汗)」
ルカ「あ、貴方は…」
見覚えがある。
確か入学試験トップ3に入ってた人達だ。
…因みに私は7位。
まあ、入学生大体100人くらいらしいし上の方でしょ。
ルカ「ここですよね?」
??「あ、そうだよな?」
??「えーと…確か7位の人」
??「おい言い方。失礼だろ」
ルカ「間違ってないですし良いですよ。2位の人ですか」
??「いや貴女も辞めて下さい??」
ルカ「いや、だって名前知らないし…。あ、タメ|口《ぐち》でいいよ」
??「そうか。…俺はハドリアン=リー、“ハド”って呼ばれてる。こっちが…」
??「アドリアーナ、“アド”で良いわ。こいつの妹よ、よろしく」
ルカ「よろしく。私はルカ=モラレス、普通に“ルカ”でいいよ」
アド「モラレス家…ってことは令嬢なのね」
モラレス家は結構有名な財閥である。
アド「何でここに来たの?お金には困ってないでしょ」
そう、ここは一部の人は退治屋の仕事を手伝うから少し危険だが、Aクラスの人達は学費が要らず、逆に仕事の報酬でお金がもらえるのだ。
ルカ「まあ…何となく?」
アド「ふーん」
ハド(…こいつ自分から|訊《き》いた癖に興味なさそうだな…汗)
ハド「もう行った方が良いんじゃないか?」
ルカ「あ…そうだね、行こっか」
アド「そうね」
そして私達は門をくぐって校舎に向かった。
---
※以降初登場キャラがいても《《基本的》》に名前を出すことにします。
---
校長「あーあー…」(マイクテスト的な)
校長「私はここの校長のエイトール=ブラウンだ」
校長「ここは生徒間の家柄・身分なんて関係ない」
校長「能力等の強さで上下が決まる」
校長「校舎の地下の闘技場は自由に使ってもらって構わない」
校長「…以上」
アド「短。」
ハド「まあ、長くなくて良かったわ…」
カイル「そうだな。長かったら“ピーーーーーーーー(規制)”」
フレイ「私だったら校長のいるところ火の海にしてやるわ」
ハド「やめろやめろ…」
ヘイル「…私なら校長のいるところを極寒にする」
ハド「ヘイルまで…(汗)」
アド「じゃハドは?」
ハド「えw …“ダークフレイム”最大出力?w」
フレイ「私達と変わんないじゃない…w」
もう自己紹介とかしたのか。
コミュ力お化けでは?
…てか、皆怖くない…?
| 《あんなニッコニコで言う言葉じゃない…》
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校長「はい、静かに」
校長「このまま能力測定を行う」
そう言って校長先生は教壇っぽい台に、校長先生の顔くらいの大きさの水晶玉を置いた。
校長「これに手をかざしてもらうだけだ。するとー」
説明しながら手を水晶玉に右手をかざす。すると…
…水晶玉に“B+”と大きく表示された。
校長「まあ、こうな感じに自分の能力のレベルが出てくる」
校長「ただの水晶玉に見えるかもしれないが、これは魔導具だ」
校長「基準はー…そこそこ強くてCくらいだな。F-が最低でF,F+,E-,E…と続いていってS+までいったら、SS,SSSだ」
校長「まあ皆知っての通り“賢者”でもS+だからそこらへんまで覚えなくてもいい。」
校長「…じゃあ入学試験が低い順に前に来てくれ」
モブ「校長先生!何故低い順なんですか?」
校長「いい質問だな」
校長「実はこの魔導具はS-以上だと壊れてしまうんだ」
校長「だから在庫が無くなる前に出来るだけ多くの生徒のレベルを測定するためだ」
モブ「なるほど」
校長「昨年だったかな…この魔導具は|貴重品《中々手に入らない物》なのに壊した規格外の奴らが4人も出てな…」
校長「今の在庫があと3つしかないんだ。頼むからもう壊さないでくれ…」
うわあ…これ破壊したら絶対目立つやつだよね…
……壊す自信しかない。
7才の頃、木につけた|的《まと》に全力で魔法放って木5本ぶっ倒したから今の全力は私にも想像できない…。
他の人3つとも壊してくれないかなあ…((
さすがにないよねそんなの…オワタ…
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校長「__8位、レイ=スミス」
レイ「……」
パリーーーーーン…
生徒達:どよ…
生徒達:ざわざわ…
一部の生徒:(悲鳴)
ルカ(…うわあ)
…壊したら周りはこうなるって分からせてから私に測定させるとかどうなってんのこの世は…
校長「__7位、ルカ=モラレス」
ルカ「……はい」
ルカ(…パスとか駄目ですよね…)
校長「?どうした、早くしろ」
校長「…ああ、大丈夫だ、最初はレベル低くても心配ない」
違う。そうじゃない。《《低さ》》じゃなくて《《高さ》》を心配してるの。
ルカ「……っ」
あーもう、壊れませんように…
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備考(?)
ルカ=モラレス…|この物語《ひかつか。》の主人公。お嬢様だが口調は普通。目立ちたくない。入学試験7位。(♀)
ハドリアン=リー…通称“ハド”。属性は“闇”。入学試験3位。(♂)
アドリアーナ=リー…通称“アド”。ハドとは双子(妹)。お姉さん口調(?)。入学試験2位。(♀)
エイトール=ブラウン…主人公達が通っている能力学校の校長先生。一人称は「私」で、少し(?)口調が悪い。(♂)
カイル=???…ルカのクラスメイト。(♂)
フレイ=???…ルカのクラスメイト。属性は“炎”。(♀)
ヘイル=???…ルカのクラスメイト。属性は“氷雪”。
レイ=スミス…ルカのクラスメイト。入学試験学年8位。
校長先生の名前出たけど表記はこれからも“校長”でいきます。
因みにエイトールは“所有する”って意味らしいです。
カイルさん他2名の苗字が???なのは話に登場してないからってのと思いつかないってのが理由で、あえて伏せているとかそーいう深い意味はありません…
思いついたり決まったりしたらいきなりふっと出てきます。多分。((
ちなみに(?)ルカが7才の時に木5本ぶっ倒してるのはかなりやばいです。
しかもこの倒した木って練習用の“的”をつけてるから倒れないように大木だったんですよ。((本編に書け
…はっきり言って規格外です。やばいです。
この世界で一般的な能力者の7才の少女が魔法放ったらー…車全壊させていいとこです。((怖
まあこの話は規格外の生徒ばっかり出てくるから…((唐突なネタバレ
ご閲覧ありがとうございました。
追記:前回のふりがなの話で察してくれた方もいらっしゃるとは思いますが、リアルが忙しかったりする関係で投稿頻度はあまり芳しくありません。(日による)
そのため必然的にファンレターなどの返信?反応?も遅れます。(送ってもらって構わないですが、反応待ちの内容の場合、反応は気長にお待ちください)
…ご了承ください。
あ、でも最近はちょっと落ち着いてきてるから投稿できると思う…!!
…うん。程々にがんばろ。
【お知らせ有】第3話[バトル・ロワイヤル]
はい。題名で完全にネタバレしてますね。
まあ気にしない気にしない…((
どうでもいい(?)けどバトロワってロワイ“ア”ルなの?
きょーだいに訊いたら“ア”だろって言われたんですけど…。
まあ私は“ヤ”だと思ったんで“ロワイヤル”と書かせていただきました。
皆はどう思います?是非ファンレター機能で教えてくださいな〜
…“ア”の意見が多かったら後で修正するかもです。
本編GO!
校長「今日は|バトル・ロワイヤル形式《1対1》で戦闘テストをしてもらう」
校長「今からその|会場《フィールド》へ案内する」
ルカ(……げっ…)
|生憎《あいにく》戦闘にはあまり自信がないのだ。
いや、魔力が少ないとかいう訳ではなく、ただ単に運動を好まないだけだけど。
…まあ…目立ちたくないのもあるし…
ルカ(…人数減るまで隠れてよ…)
|新入生《私達》を全員集めて校長先生が仕切っているということは、クラスごととかではなく新入生全ての人が一度に参加することを意味するため、自分含め100人で始まる。
…1人くらい居なくなっても誰も気づかないでしょ。多分。
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ここからルカは特に出番(?)ないので、ハド視点に移ります。
面倒なので(?)今回から最初に“○○(名前)side”とつけることにします。
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ハドリアンside
ハド(…よっしゃ!)
戦闘には結構自信がある方だ。
絶対勝ってやる。
校長「…ここだ」
__校長に連れていかれたのは“町”だった。
カイル「やば!w」
アエラス「ここで暴れたらどうなるかな…w」
カイル「俺も同じこと思ってたw」
校長「えー静粛に。…ここはとある町を模して作られている」
校長「ここで…今年の新入生はちょうど100人か。100人でバトル・ロワイヤルをしてもらう」
校長「協力は基本的にナシだ。…まあ、一時的な共闘ならアリとする」
校長「そして各自手首にこれを着けてもらう」
そう言ってリストバンドのような物を皆に掲げて見せた。
校長「これは少し特殊な魔導具で、受けたダメージを数値化できる」
校長「もちろん腕以外に当たっても数値化される」
校長「数値が200を超えたら脱落、自動的に脱落者のいる場所へ転移される」
校長(…まあ、それも教師が転移させてるんだけどな…)
校長「武器は|学校《こちら》から支給する物のみだ。1人4つまでな」
そして校長は武器をまとめて置いてある場所を指差す。
支給されるのは剣(少し重そう)と銃(本物に近い偽物)と弾(ゴム弾)が10個くらい入ったケースだった。
結構性能は見た感じ低そうだ。…つまり、能力を中心に戦えということか。
その武器を見て皆がザワザワとし始める。
モブ「先生!怪我したらどうするんですか?」
校長「自己責任…と言いたいところだが、安心しろ。治癒魔法を使える教師がいる」
校長の視線に気づいた教師数人が軽く会釈する。
モブ「な、なるほど」
ハド(いや“自己責任”って……本音出てる事に気づけ校長…)
校長「今から1分後にスタートする。各自フィールドに広がれ」
そう言って校長は去って行った。
---
ハド(…ふむ。)
とりあえず持ってきたこの武器たちの性能がどのくらいか知りたい。
(とりあえず全部1種ずつ持ってきた)
ハド(…あ)
1人孤立してる|奴《獲物》を見つけたので、とりあえず近づいて剣で軽く斬りかかってみる。
モブ「い”っ…てぇ…!腕斬られた…!?誰だ!」
ハド「誰だろうな?(煽)」
モブ「ッ!?」
そんなこと言ってる間に追撃もできたが今はあくまで武器の性能を試したいだけ。我慢だ。
数値はー…30/200とな。ええ…斬り方がおかしいのか…?
それともこの|ダメージ数値《魔導具》がこういう数え方ってだけか、?
…|生憎《あいにく》俺に剣道の心得はないので本能の|赴《おもむ》くままに振りかざすことしかできない。
次は銃だ。とりあえず一発撃ってみる。
モブ「がはっ…」
あ、|鳩尾《みぞおち》付近に当たった。
ハド「あーあ、動かなければ|急所《そんな所》には当たらなかったのに笑」
モブ「てめ…舐めてんじゃ…ねぇぞッ!」
…負け犬の遠吠え状態だな。まだ決着はついてないが。
数値は…80/200と。校長は数値のことを“ダメージ”って言ってたから…
…要するに痛めつければ痛めつけるほど数値は高くなるってことか?
…おい今脳筋っつったやつ表出ろ。(((
ハド(んー…)
蹴るか。
モブ「ゔっ…」
“90/200”…武術は大して効かないのか。それとも俺の蹴りが弱いのか…()
まあ、こいつは能力使うまでもなさそうだし銃でいいか。
そう考え、3〜4回連続で撃ち込み一気に倒す。
教師「ハドリアン=リーがモブを倒しました、残り99人」
教師「ヘイル=スノーがモブを倒しました、残り98人」
教師のアナウンスがステージに響き渡る。
…アナウンスされるのか。
まあいい。取り敢えずどんどん倒してくぞ。
---
…気付いたら残り40人だった。
アド「…あ、やっと見つけた」
ハド「…え」
後ろから聞き慣れた声が聞こえる。
アド「あーいや、構えないで…共闘持ち掛けに来ただけ」
ハド「…共、闘?」
アド「ええ、共闘。最近|能力《力》使いまくってないし、良い機会じゃない?」
ハド「…つまり全力を出せる良い機会だから1対1で闘いたいと?」
アド「そ、私らなら残れるでしょ?“最強の片割れ”さん」
ハド「…っは、よく言うぜ…」
二人「……」
ハド「…ああ、分かった。残り2人になるまでお互い攻撃禁止、で良いんだな?」
アド「…ええ。じゃ、行ってくるわ」
ハド「ああ。頑張れよ」
アド「そっちこそ、ね」
そしてグータッチを交わしてそれぞれの反対方向へ向かった。
ハド「さて、派手に一発やりたいところですが…っと」
ヘイル「…“|雪の嵐《ブリザード》”」
ハド(…吹雪か…?)
冷たい強風と結晶と共に雪の塊が凄いスピードで襲ってくる。
ハド「…ふっ!」
ヘイル「…まさか結界でもなく|魔法壁《まほうへき》で防がれるなんて」
---
一応|解説《説明》します。
私の小説内では、防御系の魔法は“魔法壁”の方が“結界”よりも性能が低いとしています。
以上。()
---
ハド(…とりあえず銃でダメージを少し減ら__)
ハド「!?」
手元を見ると、ゴム弾が入っているケースと銃が見事に氷漬けになっていた。
ヘイル「あ、気付いた?」
ハド「使えねーじゃーん…´д` ;」
ヘイル「いや…使えなくしたんだし…」
ハド「…剣は氷漬けにしないんだな」
ヘイル「無駄じゃん」
ヘイル(どーせそのまま斬りかかってくるし)
ハド「…まあ、そうだけど笑」
ハド「…よし、やるか」
ヘイル「?何を__」
--- 「“ネザー”!」 ---
ヘイル「!?はぁッ…!」
はは、必死で結界張ってる笑笑
そして次の瞬間、俺を中心に大爆発が起こる。
…爆発は“|町《ステージ》”の3分の1を飲み込んだ。
---
“ネザー”は闇属性の上級魔法。発動者を中心として大爆発を起こす。
(慣れてなかったりミスったりした時に発動者にも被害が来ることがある)
---
教師「えーと…もう倒された人言うのめんどくさいです」
それでいいのか先生…
教師「残り29にn__」
その声は雷と嵐の音にかき消される。
教師「…残り13人」
ヘイル「…うわぁ」
ハド「|レイとアエラス《 あいつら》やってんな…笑」
ヘイル「一気に…えーと…(計算中)16人もってった…|ハドリアン《この人》も…11人やってるし…」ボソボソ…
ハド「…じゃ、|闘う《やる》かー…」
ヘイル「!!…“|雪崩《スノースライド》”っ」
瞬間、彼女の手から放たれた大量の雪が|雪崩《なだれ》のようなスピードで襲いかかってくる。
ハド(…これは…防げるか怪しいな…攻撃範囲が広くて避けれそうにもないし…)
ハド(…相殺できるか…?)
ハド「“|陰の刃《シャドウエッジ》”!…からの“|補助強化魔法《エスクトリーム》”!」
ヘイル「!」
ヘイル(…防御も避けもせず相殺に出たか…)
ヘイル(…聡明)
ハド(…あ、やべ、強化しすぎた…)
ヘイル(…さっきので魔力を大量に使いすぎた)
ヘイル「は…っ……“|盾《シールド”》っ…!」
ヘイル(うーん…ここまでかぁ)
__ヘイル・スノー ダメージ数値“240/200” 脱落
教師「ハドリアン=リーがヘイル・スノーを倒しました、残り12人」
ハド「さーて、あとは誰だ…?」
残り12人…俺と|アド《あいつ》を引いたら10人。
入学式のときに校門前で会ったあいつは…まだ生き残ってたっけ、?
(※ルカのこと)
入学試験学年7位は間違ってないと思うがアナウンスで名前が流れてきた記憶がない。
…まあそもそもアナウンスなんかいちいち聞いてないが。
---
はい、ハドが“入学試験学年7位は間違ってないと思う”と言っているのは、座席を見たからですね。
座席については2話を見た方なら分かると思いますが、席順が入学試験の順位になってるからです。
で、ハドはルカの隣の席なので記憶違いとか勘違いとかってのはありえない…ってことです。
---
知り合いの名前が流れて来れば記憶には残るはずだし、多分まだ脱落してないな。あとは__
ドーーーーーン!
ハド「!?」
周りを見渡しながら残っている人を考えていると、いきなり耳を|劈《つんざ》くような爆発音がフィールド全体に轟いた。
おそらく|生き残ってる《脱落してない》全員がその音をした方向を向いただろう。
俺もすぐに音のした方を向く。すると__
フレイ「〜!〜〜!〜〜〜!」
カイル「〜〜?〜〜〜〜w」
__怒鳴る|フレイ《女子生徒》と笑顔で煽る|カイル《男子生徒》の2人がいた。
---
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備考
◯登場人物・詳細
ルカは戦闘にはあまり自信がなく、運動を好まない。
ハドは戦闘には結構自信があるが、剣道に関しては素人。戦闘中自分が圧倒的に有利だと煽る傾向にある。アド|曰《いわ》く「最強の片割れ」。多分(?)ちょっと脳筋(((
ヘイルは入学試験2位のハドにも防ぎきれなさそうな魔法を使える程度には強い。ちょっと計算苦手。
◯魔法について等
“|雪の嵐《ブリザード》”…雪属性の中級魔法。冷たい強い風と結晶と共に雪の塊(推定4〜5cm)が対象を襲う。レベルが高い人は広範囲に発動したりできる。※雪は雲の中でできた時は0.01mm以下で、降ってきた後でも大きいもので3mm程度。
“ネザー”…闇属性の上級魔法。発動者を中心に大爆発を起こす。|nether《ネザー》は、“冥界” “あの世(の)”という意味を持つ。広範囲に放てる為、全体攻撃に向いている。だがかなり強力な魔法な為魔力消費が凄く、疲れる。扱い慣れていないと、自分もダメージを負うことがある。
“|雪崩《スノースライド》”…雪属性の上級魔法。発動者が最も魔力をこめた箇所から大量の雪を雪崩のようなスピードで放たれる。広範囲に放てる為、遠距離攻撃にも向いている。
“|補助強化魔法《エクストリーム》”…そのまま(補助強化魔法の一種)。
※“|陰の刃《シャドウエッジ》”、“|盾《シールド》”は省略します
まさかの今回4400文字超えです。やばすぎ((
はい、そこで題名にある“お知らせ”についてです。(2つ)
1コはリクエストありがとうございます!ってことです。
50の質問を“小説以外”で投稿したので気になった方は是非…((
2つ目は、知ってる方もいらっしゃると思いますが、今アンケート調査を行ってるんですよ。
…はいそこの「しつこいなぁ」って思ったら君!君だよ!(?)ちょっと話をしようか??(嘘)
…はい。(切り替え)
内容は、どのくらいの文字数が読みやすいですか?ってことです。
リクエスト箱にアンケート回答の方を作らせていただいたので、そちらから回答をお願いします。
詳細はリクエスト箱のサイト飛ぶと載ってるので。
期間は今のところ11月11日までの予定ですが、後に期間を延ばすかもしれません。
アンケートにぜひご協力ください。
…あ、もう答えてくださった方は大丈夫です。回答ありがとうございました。
ご閲覧ありがとうございました。
第4話[炎と水の争い]
前回までのあらすじ。
入学式の翌日は“戦闘テスト”で、内容は学年全員(100人)でバトロワをするというものだった。
気が重いルカに対し、戦闘に自信大アリのハドは順調に相手を倒していく。
そのままどんどん倒していき、残り12人になり他の相手を探すハドだが、いきなり爆発音がフィールド全体に響き渡り、怒鳴り声と煽る声が繰り返される。一体何が__!?
ドーーーーーン!
ハド「!?」
ハド(な…何だいきなり…!?)
フレイ「あんたねぇ…!いちいちついて来るんじゃないわよ!最初っから最後まで!」
カイル「いや、だからさっきから言ってるだろ?“偶然同じ方に向かっただけ”だって…w」
フレイ「なら何で同じ方に向かって魔法を放つのよ!?」
カイル「だーかーら、俺もたまたま同じ敵を狙ってたんだってばw」
フレイ「そもそもこの会話で笑ってる時点でおかしいのよ!|揶揄《からか》うのも|大概《たいがい》にしなさい!」
ハド(あいつら…|バトロワ中《こんなとき》でも|喧嘩?し合って《やりあって》やがる…汗)
---
ちなみに|カイルとフレイ《この二人》はバトロワ中ほぼずっと言い争って(?)ます。
2人とも(特にフレイ)、喉渇かないんですかね…?
…いや、カイルは仮に喉乾いても自分の能力で水作れるわ…
---
フレイ「“|炎の弾《ファイヤーボール》”!!」
カイル「無駄だってばw“|水の弾《ウォーターボール》”」
2人の魔法はぶつかり合って綺麗さっぱり消えた。
ハド(…!?)
普通、違う属性同士の魔法がぶつかり合ったら消えるには消えるが、多少なりとも力の量が違うため、どちらかの魔法が残ったりするものなのだ。
だが、今2人の魔法は綺麗に消えた。ということは__
ハド(__2人の魔力の量が全く同じだったということ)
双子の俺とアドですらできない芸当なのだ。
もしかしたらあの2人には何かあるのかもしれない。
ハド(…まさか…カイルが魔力操作の天才とか…?)
ランクもA+らしいし、あり得るかもしれない。
…いや、でもそれは不可能なことのはずだ。あの賢者にしかできないことで有名なのだ。
やはり偶然なのか…?
フレイ「…“|炎の矢《ファイヤーアロー》”」
ハド「うお!?」
急にこっちに攻撃してきた。とっさに避ける。
カイル「外してやんの笑」
フレイ「外したんじゃない、あいつが避けたの。(圧)」
フレイ「…何よ、さっきからずーっとこっち見つめてきて」
ハド「いや何も?仲良いんだなーって…笑」
フレイ「誰がこんな奴と…!」
カイル「酷すぎわろた笑」
フレイ「ついてくんな!!」
カイル「方向が同じだけですよー?あれあれ自意識過剰ですか?あれれれれれ???(煽)w」
フレイ「うっっざい!!!」
カイル「ふはっwごめんてw」
フレイ「……もういい。“|地獄の業火《ヘル・インフェルノ》”」
カイル「うおい!?それは__!!」
フレイの雰囲気が変わったかと思うと、急にカイルの顔色が変わる。
…俺も何かやばい雰囲気は感じた。
ハド(…!?)
瞬間、辺り一帯が炎の海になった。
とっさに自身の周りに結界を張るが、結界越しに熱いのが伝わってくる。
|雪魔法の使い手《ヘイル》がいれば助かったかもしれないが、もう自分で倒してしまった。
ハド(くっそ、あいつら…)
教師「フレイ=ホワードがアメリア=グリーンを倒しました、残り11人」
教師「フレイ=ホワードがモブを倒しました、残り10人
カイル「あっっ…つ!」
フレイ「そりゃ炎だし当たり前。」
フレイ「__はあ。ほんっとに頭にくる…」
---
ちなみに現在のこの3人のダメージは…
ハドリアン=リー ダメージ数値 “50/200”
カイル=ケリー ダメージ数値 “150/200”
フレイ=ホワード ダメージ数値 “80/200”
です。で、フレイの炎でカイルのダメージは溜まっていってます。
---
ハド(……!?)
ふと自分のダメージ数値が視界に入り、思わず目を見開く。
ハド(…数値が…上がっていってる…!?)
結界越しに炎の熱さが伝わってくるのは確かだが、ダメージも溜まっているとは…
ハド(…って、それどころじゃねぇ)
カイルの属性は水のはず。
でも消さない……いや、消せないんだ。熱すぎて。
…だがこの状態のままだとカイルは脱落してしまう。
そうなった場合、フレイの炎を消せる者はきっといなくなってしまう…!!
ハド(…それは困る)
正直今のままだと結界も壊れそうだ。
このままでも熱すぎるくらいなのに結果が壊れなんてしたら…
…でも闇属性の俺に出来ることなんて……
《カイル=ケリー ダメージ数値 “190/200”》
その時、カイルが口を開いて何かを呟いた。
そして急に辺り一帯に大量の水が流れ込み、広がっていた炎が消えた。
ハド(!?)
カイル「……っわ、悪かった。|揶揄《からか》いすぎたよ」
フレイ「…っは、分かればいいのよ」
…あんな大量の炎を一瞬で…。
いくら水属性とはいえ、凄いな。あいつら両方化け物じゃねぇか。
…いや、そもそも能力界の常識ではレベルがAに到達してる時点で化け物だけどな。
---
カイルside
(※時はちょっと遡り…)
俺とフレイは幼馴染だ。
フレイの反応が面白くてよく|揶揄《からか》ってしまうが、フレイも一応付き合ってはくれる。
やっぱ優しいんだなぁ…とか思ったりもするが決して口には出さない。
「いつものお返し!」とかなんとか言って煽られるのが目に見えてる。
だから今後も俺が真剣な事をいうことはないだろう。
さて、バトロワ中ですが…
正直知らん奴とか勝率ない奴とかと戦うよりフレイと絡んでる方が楽しい。うん。
フレイ「ついてくんな!!」
カイル「方向が同じだけですよー?あれあれ自意識過剰ですか?あれれれれれ???(煽)w」
今俺滑舌めっちゃ良かったことない?w
フレイ「うっっざい!!!」
カイル「ふはっwごめんてw」
…フレイからキレそうな雰囲気を感じ取ったのでそろそろやめとこ。
なんか笑いが止まらんせいで今謝ったのが冗談みたいに聞こえてそうな気が__
フレイ「……もういい。“|地獄の業火《ヘル・インフェルノ》”」
カイル「うおい!?それは__!!」
…“|地獄の業火《ヘル・インフェルノ》”。炎属性の中でも特段に強い魔法らしい。
何年か前にフレイに教えてもらったことがある。
---
〜カイルとフレイ 幼少期〜
フレイ「ね、知ってる?“|地獄の業火《ヘル・インフェルノ》”って技!」
カイル「なんかかっこいいな…wどんな技なの?」
フレイ「炎属性の魔法で、いっちばん強いくらいのまほーなんだって!」
カイル「へぇ〜!凄いね!」
フレイ「おねーちゃんに教えてもらったの!私もしゅーとくしてカイルを倒してやる!」
カイル「おー?やるのかー?w」
フレイ「今はまだ使えないからむりだよw」
フレイ「だから…来年!来年までに使えるようになるから待ってて!」
カイル「じゃーおれは水属性で対抗できるまほー覚えてくる!」
フレイ「約束ね!」
カイル「うん!」
---
〜現在〜
結局色々あったり難しかったりして俺もフレイも“来年”に習得できなかったからあの約束はナシになったけど…
いつかその“約束”を果たせるように…ただそれだけのために習得に力を入れていた。
だから今なら“水属性で対抗できる魔法”を使えるようになった。
カイル(…そっか…フレイも覚えてたのかな…)
ちょっと嬉しい…かも?
…ただ、さすが炎属性最強の魔法だ。
熱すぎて身体が|怯《ひる》む。肌が焼けただれそう……まるで灼熱地獄だ。
…魔法が放てない。
…でも…
カイル(…せっかく…使えるようになってくれたんだ…)
何で習得したことを教えてくれなかったかは知らないが、俺も対抗しなければならない。
カイル「……っは…はぁ…」
集中しろ…全身の魔力を掌に持ってくるんだ…
カイル「…“…集え、水の精霊よ…”」
フレイ「……!?」
フレイ(え、詠唱魔法…!?)
カイル「…“我に力を__”」
カイル「__“|洪水《フラッシュフラッド》…!」
瞬間、頭上にかざした右手から大量の水が放出されていく。
その水は、見事にフレイの炎を全てかき消した。
カイル(…とりあえず今は“やりすぎ”って怒るところじゃないな…)
カイル「…わ、悪かった。|揶揄《からか》いすぎたよ…」
カイル(…ま、魔力消費えっぐ…フレイも上級中の上級魔法使ってくるとかガチじゃん…)
息が切れている。疲弊しきった体はところどころが|軋《きし》む。
…きっと、一気に魔力を使いすぎたせいで魔力切れに近い状態になっているのだ。
俺のダメージ数値は190/200。今攻撃されたら防御が間に合わず、確実に脱落するだろう。
フレイ「…っは、分かればいいのよ」
…許してくれたっぽい。
とりあえず今後調子に乗りすぎないようにしよう。
(そう思っても結局反応が面白くて何回も調子に乗ってはキレられてる)
…いや、でも|揶揄《からか》わないってのは無理だな。面白いし。()
---
フレイside
フレイ(…また、消された…最大限ってくらいありったけの魔力込めたのに…)
フレイ(…でも、あの詠唱魔法…)
フレイ(……覚えてくれてたんだ、あの約束)
フレイ(…少し嬉しいかも。)
…ってか!私やばい!
ちょっと頭に血が|上《のぼ》ってただけなのにやりすぎた…!
カイルのダメージ数値“190/200”って…あと10だけじゃん…!
フレイ(…やばい…嫌われる…?)
フレイ(…てか喉乾いた…)
ずっと言い合いしてたから…
フレイ(……痛っ…!?)
急に右手に痛みが走る。右手をみると少し焼けていた。
フレイ(…自分の炎で自分の身体を焼いてしまうなんて…)
フレイ(…まだまだ三流の炎使い)
フレイ(…でも、頑張ったよね?)
フレイ(……お姉ちゃん)
---
ルカside
ルカ『…うわあ』
ノア「やってるねぇ|カイルとフレイ《 あのふたり》…w」
ルカ『炎の海になったのにカイルが|脱落したら《落ちたら》どうしようかと思った…』
ルカ『まあ|炎の海《あれ》で|脱落していった《落ちてった》人もいたけど…w」
ノア「まあカイルならやってくれると思ってた…」
ルカ『で、本当は?笑』
ノア「カイルが|脱落して《落ちて》ルカがバレないように消す未来が見えてた笑笑」
ルカ『だろうね…笑』
ノア「まあ魔法だけ通さない結界張ってるからこっちに被害は来ないけど、笑」
ルカ『それはそう、傍観してれば自然と勝ちそう』
ノア「や、ルカとノア残ってるし多分その時はフレイも残るから勝負はつかないでしょ」
ルカ『確かにそうじゃん笑』
ノア「てかフレイ手火傷してない…?」
ルカ『えほんとじゃん』
ノア「…あ、焼けてること気づいた」
ルカ『逆に今まで気づかなかったの大丈夫なのか…?』
ノア「まあ…めっちゃ集中してたとか」
ルカ『あーね…|上級《あんな》魔法使ったら手足|痺《しび》れたりしててもおかしくはない…笑』
ノア『…てか触れなかったけどどーやってるのそれ…」
ルカ『“それ”…あー、話し方ね』
ルカ『まあ…|念話《ねんわ》』
ノア「すご、」
ルカ『学年一位の人に「すご」って言われてもなぁ…』
ノア「いや魔力測定の魔導具壊した規格外の人にそんな事言われてもなぁ…」
ルカ『いやあれは|脆《もろ》いから、』
ノア「そもそも魔導具は壊せる物じゃないんだよなぁ…」
ノア「結界やら抵抗力やらが魔道具にあるはずなんだけど…笑笑」
ルカ『いや壊したことある人に言われてもなぁ…』
ノア「え、何で知ってるん?笑」
ルカ『ノアの家付近用事で通りかかってちょっと覗きに行った時に…』
ノア「え、笑」
ルカ『その時怒られてるノアと|傍《かたわら》にある粉々の魔導具を見た』
ノア「いつの間に…笑」
ルカ『てかノアも絶対あの魔導具壊すって、|脆《もろ》いもん』
ノア「じゃーハドも壊せそう?笑」
ルカ『いやあの人はー…どーだろ』
ノア「3位と7位と8位の人が壊してるのに2位が壊せないのは笑いものになるね笑」
ルカ『その理論でいったら4〜6位の人が壊せないの笑いものになることになるけど笑』
ノア「や、ルカは本気出してないでしょ入学試験」
ルカ『何故知っている、笑』
ノア「そーだろうなとは思ってた笑」
ノア「“結論:みんな強い”!笑」
ルカ『いやだからそれを1位の人が言ったって説得力とかないんよ…』
ノア「皮肉とか嫌味に聞こえる?」
ルカ『まあ人によってはそーだろうね』
ノア「つまりルカは感じない、と…」
ルカ『まあノア知ってるぽいけど私入学試験本気出してないし、』
ノア「100位中の7位で本気出してないとか言ってるよ…笑」
ルカ『とか言いつつノアも本気は出してないでしょ、』
ノア「何で知ってるん??笑笑」
ルカ『いやこれは勘』
ノア「勘かぁ、笑笑」
ノア「ルカと近い席がいいなーって思って本気出さなかったんだけどなんか1位だった、笑」
ルカ『ああ…本気出して低かった人達のこと馬鹿にしてるわ…笑笑』
ノア「いやしてないしてないw」
ルカ「www」
---
---
---
備考
・フレイには姉がいる。姉のことは良く思っているっぽい。
・カイルとフレイは幼馴染。
・フレイはちょっと(?)自分に厳しい。
・ルカは念話ができる。
・入学試験1位(ノア)と7位(ルカ)だが、2人とも本気は出してない。((え怖
はい。なんと物語の主人公のはずのルカの登場場面がノアとの会話(という名の雑談)だけです。((
ノアとルカの絡みめっちゃ書きやすすぎて気づいたらめっちゃ書いてる…ってなった()
カイルが魔力操作の天才とか一瞬ハドに思われてましたが、そーいう訳ではないです。
なぜかカイルとフレイの魔法はぴったり消えるのです。何故かは本人達にも分かりません。
きっと魔力密度とかが同じなんですよ(((
アメリア…フレイの炎で脱落とか可哀想…笑
狙われてた訳じゃなくて流れ弾みたいなものだから余計になぁ…w
5500文字越えててわろた((
まあでも3000〜4000くらいがちょうどいいって声もまあまあ多いしいいか。←おい5000余裕で超えてr((
…「他の意見は?」って?
いやまだアンケートの募集期間終わってませんし。((
2023年11月11日までですよ〜まだ答えてないって方はお願いします!!!
利き手の指の火傷治りました!ぱちぱち!(きつい)(キコエナイナー…)
まあ治ったと言っても痛みがなくなったってだけで痕はめっちゃ残ってます。
親に「痛々しい痕だなぁ…」って言われたけど痛々しい痕ってなんだろ()
いや痛々しいの意味は分かるんですよ。ただ“痛々しい痕”って具体的にどんな痕を指すんだろって思った。
それを親に言ったら「細けぇなぁ…」って言われた、、
…とりあえず私の指よ、変な痕つけてごめんなさい(??)
ごめんなさーいが聞こえなーい!(えー!)
(…このネタ分かる人いるのかな、、私は昨日知りましたけど、、(え))
ご閲覧ありがとうございました。
第5話[ノア対○○]
題名でノアと誰かが戦うということをネタバレしていくぅ…((他に題名思いつかなかったんです許して…
〜あらすじ〜
入学式の次の日はなんと学年全員で行うバトロワだった!
だが目立ちたくないルカは、人数がめっっちゃ減るまで隠れてることにする。(何故か側にノアもいる)
一方で戦闘好きなハドは相手をばったばったとなぎ倒し()、ついに残り12人になったとき、フレイとカイルが大爆発を起こした。
その後フレイがキレて火の海を作るが、カイルがなんとか強力な水魔法でかき消した。
(そんな激しい戦いを繰り広げている中、ノアルカは傍観しながら雑談中です)
ハドリアン=リー ダメージ数値 “80/200”
フレイ=ホワード ダメージ数値 “60/200”
カイル=ケリー ダメージ数値 “190/200”
ルカ=モラレス ダメージ数値 “0/200”
ノア=ロバーツ ダメージ数値 “0/200”
アドリアーナ=リー ダメージ数値 “40/200”
はいあらすじ終わり本編どうぞぉぉ!!(駆け足)
ルカside
ルカ『…そろそろ行かなきゃ駄目かなぁ…』
ノア「まあ…あと10人らしいし行くしか…」
ルカ『ゔー…ノア他の奴全員倒してきて…』
ノア「おっけーしたいとこなんだけど流石にルール違反だよ…笑」
ルカ『だよねぇ…どーしよ…』
ノア「…まあノアはそろそろ行ってくるよ…」
ルカ『ん、ついでに私脱落したことにして…』
ノア「バレるって…特に|ハドとアド《リー兄妹》に…笑」
ルカ『あー…確かにあの2人は分かっちゃうかもだね…』
ルカ『…まあ私は最後まで“|隠伏《ハイド》”使ってるからよろしく…』
ノア「りょーかい笑笑」
ルカ『がんば〜』
ノア「ルカに頑張れって言われたら頑張らなくちゃなぁ…」
ルカ『あ、やっぱ頑張らなくていいかも、笑』
ノア「え、何で何でw」
ルカ『ノアが頑張っちゃったら|この町《フィールド》なくなる…』
ノア「あー…でも既に町の5分の3くらい吹っ飛んでるけどね…笑」
ルカ『あー、もう手遅れだったわ…笑』
ノア「…じゃ、本気の5分の1くらいで頑張りますかぁ…w」
ルカ『それは頑張ってるとは言わないなぁ…w』
ノア「でもルカだって同じでしょ?w」
ルカ『いや私はー…』
ノアルカ『………』
ルカ『…同じだわ…笑』
ノア「考えるまでもないと思うけど…笑」
ルカ『ノアと私が本気出したら町どころかこの国吹っ飛びそう…w』
ノア「やろうと思えば国ってか星が消えるかな…笑」
ルカ『大袈裟では?w』
ノア「うん、ちょっとスケール大きくしたw」
ルカ『てか行くって言って結局行ってないじゃん…w』
ノア「ルカが引き留めるからでしょ?笑」
ルカ「いや別に引き留めてるつもりはないけど…笑』
ノア「じゃあさっさと行って欲しい?」
ルカ『…|揶揄《からか》ってるでしょ…笑』
ノア「半分ね。で、実際どうなの?」
ルカ『あ、半分本心なんだ…笑』
ルカ『んーまあ、行ってほしいか行ってほしくないかで言ったら行って欲s__』
アド「__っはあ!!」
ノア「わーびっくりしたー(棒)」
…えー今どーいう状況かというと…。
私は“|隠伏《ハイド》”使ってるから…まあ|所謂《いわゆる》透明人間状態で、ノアにも見えてはないです。
気配も相当強い人じゃないと感じ取れないくらいには|この魔法《 ハイド》は強いです。
で、今小さめの倉庫っぽいとこの影にいて、フィールドからは見えないです。
その倉庫の壁に私が背中からもたれかかってて、ノアは屋根の|端《はし》に座ってます。
で、私の声…念話はノアにしか掛けてないから側から見たらノアは誰もいないとこで独り言呟いてるやばい人状態です。()
そこへアドが屋根に登ってノアの後ろから剣で斬りかかりました。
ですがノアは魔力に敏感なのでアドが気配消してても余裕で気付いてたので普通にガードしました。
どーやって剣の攻撃ガードしてるかって?普通に腕にめっちゃ強い結界張ってその腕で受け止めてる。((
まあ避けてくれてもよかったんだけど、屋根の端っこにいるノアが避けるとアドは私の方に降りてくるからガードして私の方に降りてこないようにしたんだろうね。やっさしー(棒)。
---
アドside
アド「…何で」
ノア「まあ…アドの|魔力《気配》感じたし」
アド「気配消したのだけど。」
アド「というか誰と話してたのよ、、あれ全部独り言、?」
ノア「さぁね、、そんなこと言われても…なぁっ!」
私の攻撃を受け止めていた腕を振り払われて少し弾き飛ばされた。
アド「…っ」
ノア「正直戦うの好きじゃないから|棄権《きけん》してくれない…?」
アド「残念、私は|ハド《あいつ》と戦う約束してるから無理よ」
ノア「じゃあ先に戦ってきなよ、、」
アド「まだ私とあいつ除いても8人もいるじゃない」
アド「戦ってる最中に|横槍《よこやり》でも入れられたらたまったもんじゃないわ」
アド「私はあいつと一対一でやりたいの」
ノア「うーん、そっかぁ…残念」
アド「そっちこそ棄権してくれないかしら」
アド「正直1位の奴を相手にしたくないわ、勝算がほぼないもの」
ノア「それはちょっと無理なご相談かなぁ…笑」
アド「な…笑ってる余裕があるのね」
アド「強者の余裕ってやつかしら?調子乗ってると痛い目見るわよ」
ノア「…そこの加減は分かってるから大丈夫」
ノア(…てか調子乗ってないし。これが|ノア《ノアの性格》だし。)
ノア「敵にわざわざご心配どうも」
アド「あっそ。“|毒の霧《ポイズンミスト》”」
ノア「…?」
ノア(…別に何も起こってな__)
ノア「けほっけほ…っ!」
ノア(な…何これ…!?)
ノア=ロバーツ ダメージ数値 “20/200”
ノア「…!?」
ノア(ダメージが…上がって…!?)
アド「ゆ〜っくり苦しんで倒れるがいいわ♪」
ノア「!!」
ノア(なるほど、毒か…っ!!)
--- _“|毒の霧《ポイズンミスト》”_。 ---
…そう、私の能力適正は“毒”。
__毒は、健康や生命を害するもの。生物の生命活動にとって不都合を起こす物質の総称。
自分の出した毒には当然ダメージを受けず、|他の《自分の出したもの以外の》毒に対しても抗体がある。
この魔法は|発動者《私》の片目からは|禍々《まがまが》しい紫に見えるが、もう片方の目と他の人からは何も見えない。無色透明というわけだ。
何も分からないまま苦しんで脱落してしまえばこっちも楽__
アド(…!?)
ノア=ロバーツ ダメージ数値
“60/200”
↓
“60/200”
か…カウントが止まった…!?
アド(う…嘘よ…)
アド(こんなのあり得ない)
耐性がある訳ないし、あの属性はほぼあの家系にしか生まれないはず…!
アド(…え!?)
“60/200”
↓
“40/200”
↓
“20/200”
毒の魔法なのに…|ノア《あいつ》のダメージが|減って《回復して》いってる…!?
アド(ど…どういうこと…!?)
---
ノアside
ノア「敵にわざわざご心配どうも」
…さて、どう攻略しようか。さっさと終わってルカと話したいなぁ…
あっちの能力が分からない限りあまり大胆には動けないし…
かといってもたもたしてるとルカに被害がいくかも…それは防がないと。
アド「あっそ。“|毒の霧《ポイズンミスト》”」
ノア「…?」
ノア(…別に何も起こってな__)
そう言おうとした矢先__
ノア「けほっけほ…っ!」
ノア(な…何これ…!?)
…急に息がし辛くなった。
ノア=ロバーツ ダメージ数値 “20/200”
ノア「…!?」
ノア(ダメージが…上がって…!?)
アド「ゆ〜っくり苦しんで倒れるがいいわ♪」
ノア「!!」
ノア(なるほど、毒か…っ!!)
見える物ならまだマシだったが、無色透明のガスか何か…と来たか。
ノア(…毒をも防ぐ結界はノアはまだ使えない)
でも、ノアは|能力《あれ》を使えば大丈夫。問題はルカが持つかなんだけど…
ルカ『ノア、そっちも《《あの結界》》張る?』
ルカの念話の声が聞こえて|安堵《あんど》する。ルカは大丈夫そう。
《《あの結界》》とはあの“毒をも通さない結界”のことだろう。
結界、これだけ聞くと“見えない壁”とか“バリア”とかを意識するだろう。
でも、結界は上手く使いこなせば色んな種類に使い分けれるんだ。
…ただし、まじで|ムズい《難易度高い》けどね。
アドに気づかれない程度に小さく首を振る。
『いや、ノアはへーきだよ』
--- 能力発動__“ 蟇セ蠢”。 ---
---
※ノアの能力の所はバグではなく、作者が意図的に文字化けさせているのでご安心ください。
---
アド(…!?)
ノア=ロバーツ ダメージ数値
“60/200” → “40/200” → “20/200” →0/200”
ノア(…よし、成功)
アド(ど…どういうこと…!?)
…まあ、そりゃそーいう反応になるよね…笑
でも、棄権してくれなさそうだから手加減はしない。隙だらけだよ?
ノア「…“|暗闇《ダークネス》”」
アド(…っ!?)
今、ノアから半径20m圏内は暗闇になっている。
…あらゆる光を遮断したのだ。
ノア(うーん…ノアの能力戦闘に向いてるかって訊かれたらそんなことないんだよなぁ…)
…銃でいっか。
一応役に立つかな…?って思って一通り持ってきてて正解だった。
…まあ武器持たずに戦ってた人なんて見た感じいなかったけどね。
でも|モブ達《 あの人達》は武器に頼りすぎ。そんなに性能高くないのにね。
だから隙だらけで、ハドとかにすぐ倒されちゃうんだよ。
…因みにノアの視界も真っ暗。当たり前だよね。
でもノアは魔力に敏感だから、相手がどこに居ても分かるから問題はない。
確かアドのダメージ数値は“40/200”くらいだったと思う。
このゴム弾は精々20ダメくらいだから…8回くらい撃てばいいか。
ノア「ごめんね〜」
アド「…?!」
アド「い"っ…!!」(※訳:痛い)
ノア(あ、|銃《これ》サイレンサー付きなんだ…)
教師「ノア=ロバーツがアドリアーナ=リーを倒しました。残り11人」
さーて…どうしよ。
きっと今のアナウンスを聞きつけてハドが|敵討《かたきう》ち的なのをしようとノアを探し回ってると思うんだよね…
ノア「…行ってくるわ…(諦)」
ルカ『…行ってらっしゃい(察)』
ノア「あ、あの話また後で聞くから!」
ルカ『え?あ、うん、?』
ノア「じゃ!」
---
---
---
備考
◯登場人物、詳細
・アドリアーナ=リー…能力適正は“毒”。
◯その他
・ノア曰く「(ノアとルカが)やろうと思えば国ってか星が消えるかな」。(真偽不明)
・ルカは念話と|隠伏《 ハイド》が使える。
・ノアは魔力に敏感で、暗闇でも相手がどこにいるか分かる。
また4000文字越えだあ()
なんか…書いてて気付いたらほぼ毎回3000〜4000文字行ってるんですよね、何故に…((
3000〜4000より少ない方がいいって方が多くてそれに決まった場合、書きすぎたやつを新規作成した小説にコピペすることになりそう…w((伝わってる??
↑書きすぎてる葉月がおかしいだけなのである。。。
しつこいですが今回も書きます!((
リクエスト箱にこのシリーズ「ひかつか。」の文字数に関してのアンケートがあるので、まだ答えてないって方は回答のご協力よろしくお願いします!
ご閲覧ありがとうございました。
第6話[勝敗]
やっとバトロワ編(?)終了です遅すぎる…
書いてるうちに書きたいことがどんどん出てきてつい長くなってしまうんですよね…分かりません?
分かるよねそうだよね…((幻聴の類
ハドside
教師「ノア=ロバーツがアドリアーナ=リーを倒しました。残り11人」
ハド「!?」
え…|アド《あいつ》が倒された…?
しかもノアって確か入学試験1位の奴じゃ…?
ハド(…あーあ、せっかく楽しめると思ったのに…)
…とりあえず他の奴倒しながらその“ノア”って奴を探すか…。
---
ルカside
ノア「…ねぇ、なんか|悪寒《おかん》するんだけど…」
ルカ『うん…私も嫌な予感する…』
ノア「うーん…ルカ逃げる?」
ルカ『…そうさせてもらうわ…』
ノア「あれ、珍し…半分冗談だったんだけど…」
ルカ『多分その悪寒の正体ハドだもん…会いたくない、、』
ルカ『戦闘|勃発《ぼっぱつ》したら目立つかもだし…』
ノア「確かに、なるほどね笑」
ノア「じゃもうノアは終わるまでルカの方に近づかないようにするよ」
ルカ『…ん、その方が賢明。ほどほどにがんば笑』
ノア「そっちも、ね」
---
しばらくして4人になった時、予想外のアナウンスが流れた。
教師「…あ、アエラス=ウィンドワードがノア=ロバーツと相打ちしました。残り2人」
ルカ(え、相打ち、!?)
てか|教師《先生》戸惑ってた感じしたなぁ、笑
まあ相打ちとかいう珍しい|脱落の仕方《落ち方》するからだろうけど。
…てか本当に|器用な《珍しい》脱落の仕方するもんだなぁ…
……じゃなくて。
ルカ(…あと残ってるのは…)
__ハドリアン=リー……。
ルカ(…最後くらいちゃんと戦ってもいっか。)
---
〜時は少し|遡《さかのぼ》り〜
ハドside
ハド(ノアらしき人物は見つけた。見つけたんだが…)
あいつずっと他の奴と戦ったりしてる…。
終わったと思って奇襲かけに行ったら逃げるかのように移動するし。
ノア「はぁ…っ!」(剣で斬りかかる)
アエラス「“|大強風《ストロングゲイル》”!」
ノア「っ」(避ける)
モブ「うわあぁぁぁ…」(遥か遠くへ飛ばされる)
ノア「あ。笑」
アエラス「お前が避けるから…w」
ノア「いや何でノアのせい!?笑」
教師「アエラス=ウィンドワードがモブを倒しました。残り5人」
ノア「あ…w」
アエラス「僕が倒したことになってる、w」
ノア「そりゃまあ、アエラスの魔法で吹っ飛んでったからね…笑」
アエラス「…まあ、そうだけど笑」
ノア「…“スヴェート”!」
アエラス「“ハリケーン”!!」
ハド(…あれ、この感じって…)
ノア「…あ、これまさか…(察し)」(※この先起きる事経験済みの人)
アエラス「え?なんて言った、?」(何も分かってない人)
ノア「うわぁっ!!」
アエラス「ゔぁぁ…っ!?」
教師「…あ、アエラス=ウィンドワードとノア=ロバーツが相打ちしました。残り2人」
ハド(…えぇ…)
---
ハド「…」
ハド「…!」
後ろから冷たい空気を感じ、|咄嗟《とっさ》に振り向く。
ルカ「あー、バレちゃった。奇襲しようとしたんだけど…」
ハド「…ルカ、?」
やっぱり|脱落して《落ちて》なかったか。
でもこいつ、確か7位だったはず…
…いや、そういえば…
《回想》
アド「なんか壊したわ…」
ハド「は、?何を?」
アド「え、見てなかったん?入学式の魔力測定の時」
ハド「あー、そん時トイレ行ってた、、」
アド「何で式の最中に、、」
ハド「|腹《はら》|痛《いた》かった」
アド「|訊《き》いてない」
ハド「は、??」
アド「魔導具3つあったらしいんだけどね。」
アド「私と…あの7位の人と8位の人が壊したから1位と|2位《あんた》はやらなくて良くなったの」
ハド「そんな事が…」
ハド「…てか7位の人って…ルカのことか?」
アド「そうそう、そんな名前の人」
ハド(忘れてやがる、、数時間前の出来事なのに…)
ハド「6〜4位の人達はどうだったんだ?」
アド「知らない。キョーミないし。」
ハド「えぇ…」
《回想終わり》
…そうそう、魔導具壊した奴|アド《あいつ》と|ルカ《この人》だわ。
ルカ「何でかなぁ、ハド心当たりある?これノアにしか破られてなかったんだけどなぁ…」
ハド「…いや、知るかよそんなの、、」
ハド(やべ、考え事してて何の話してたか忘れたわ。…ま、いいや)
ルカ「だよねぇ…ま、いっか。」
ハド「行くぞ…!」
全速力でルカに近づき、剣で斬りかかる。
が、すんでのところで避けられる。
ハド(…いや…|偶然《マグレ》だろ)
が、何度やっても当たらない。
ルカも斬りかかってくるが、俺もぎりぎりで避ける。
それが何回も繰り返される。|均衡《きんこう》状態だ。
ハド「何で当たんないんだよ…!?」
ルカ「いやそれはこっちのセリフ、」
何度やっても結果は同じ。これじゃあ持久戦になってしまう。
ハド「…ゔぁあ!もういい!“ネザー”!!」
…あ、やば。
つい使ってしまった。…ま、いっか。()
ルカ「“|稲妻《エクレール》”!!」
…俺の魔法とルカの魔法がぶつかるが、なぜか消えない。
ハド「…ん、?」
ルカ「あ、やばい!結界張って!!」
…瞬間、周りがカッと明るくなり、大爆発が起きる。
…目を開けると、町の約3/5が瓦礫の山になっていた。
ハド「な…何が起きたんだ…?」
ルカ「もしかしてさ、ハドの能力適正って闇?」
ハド「ああ、そうだが……」
ハド「…!?まさか…!」
ルカ「うん、私は光」
ルカ「さっきの“|雷《電気》”と“光”の魔法なんだよね」
…そう、普通違う属性同士の魔法がぶつかると消えてしまうが、例外がある。
それは光と闇の場合だ。光魔法と闇魔法がぶつかると、とてつもない威力の大爆発が起きるのだ。
ルカ「…ど、とうする?続ける?」
ハド「…続けるか、?笑」
教師「やめて!これ以上フィールドを破壊しないで!!」
教師の焦ったような声音がアナウンスされる。
ルカ「あー、もうハドの勝ちで良いですよ」
教師「そうしますか、、」
ハド「えぇ…(汗)」
ハド(…ん?ルカさっき“|雷《電気》”と“光”の魔法って言ったよな、?)
ハド(…え??二属性持ち…??)
ハド(いや、仮にそうでも混合魔法って中々使えないことで有名なんだが…???)
---
---
備考
◯登場人物・詳細
・アエラス・ウィンドワード…ルカ達と同じAクラス。能力適正は自然。風魔法を得意とする。
ここまで戦っといて、まさかの勝敗はルカが譲って(?)終わりです。締まらないねぇ…(笑)
ルカとハドが戦ってる時攻撃が全然当たらなかったのは、現時点ではルカとハド2人のレベルがほぼ同じということを表しているつもりです。((伝わりました、?
最後ちょっと“あれ?”って感じですねぇ…笑
一応説明しますが、混合魔法とは複数の属性を組み合わせて発動する魔法ですね。
ご閲覧ありがとうございました。
第7話[自己紹介]
登場人物いっぱい出てきてこんがらがってる人もいるかもしれないしちょうどバトロワ終わって良いタイミングだと思ったのでキャラ達の自己紹介回です。((とか言いつつ新しいキャラ出してます←え
本編どぞ。
ノアside
アエラス「まさか相打ちするとは…」
ノア「因みに2位がルカ?」
ハド「ああ、そうだ」
今はこの3人で話している。
ノア「あー、やっぱ?笑」
目立ちたくない主義のルカならやっぱそうするよね、笑
アエラス「どんな人?」
ハド「どんな…?うーん…」
ノア(ルカに後でなんか言われるかもだしノアは余計なこと言わない方がいいよね…)
ハド「…よく分からん奴、かな」
アエラス「と言うと、?」
ハド「あいつ入学試験7位なんだけど、明らか俺くらい強いんだよ」
ハド「魔導具壊したらしいし」
ハド「あと光属性らしいのに雷属性の魔法使ってたりするし」
アエラス「え、普通に凄くない?二属性持ちなん?」
…二属性持ちはかなり|稀《まれ》に生まれる。
ハド「いや、そこまでは知らんけど…ノア知ってるか?」
ノア「いや?ノアもそこまで詳しくないよ?」
…思いっきり嘘だけどね。知ってる。
てかルカに関しては学校の人の中では1番詳しいと思う。
ハド「そういや2人とルカってどこの寮?」
アエラス「僕は2号館」
ノア「ルカとノアは1号館だよ〜」
ハド「え、俺も1号館」
アエラス「仲間はずれやん、、」
ハド「www」
ノア「知ってるかもだけどアドもいるよ、1号館」
ハド「え、聞いてない…」
ノア「えw」
アエラス「wwww」
アエラス「確か妹さんだよね、その“アド”って子」
ハド「ああ」
アエラス「兄にどこの寮かも教えてくれない妹…|辛辣《しんらつ》で草」
ノア「《《クラス同じだし席も近く》》なのに教えてもらってない…笑」
アエラス「席近いんだ?僕16番だからそこら辺の人達あんま知らないんだよね…」
アエラス「…あ、もう寮行く?」
ハド「そうだな」
一旦寮に戻ることになった。
---
ノア「…あれ、みんな揃ってるの?笑」
ハド「そうっぽいな、」
ルカ「なんかね、自己紹介しようって話になった」
ルカ「ちょうど今からだけどね」
ノア「へぇ〜」
適当に言いたい人から言うことになった。
因みに1つの寮に25人いる。
---
25人も主要人物いないしモブ達に喋らせまくってもしょうがないんで必要なキャラ達だけ自己紹介させます。(名前だけの人もいる)
---
ベル「うちはベル=ミラー」
ベル「入学順位15位でランクはC+、能力適正は“反射”。」
ベル「…と言っても攻撃を跳ね返すだけだけどね。仲良くしてね❤️」
アメリア「アメリア=グリーン、能力は時間関連」
アメリア「入学順位は4位で、ランクはC+」
アメリア「“リア”で構いませんよ」
ラルーナ「ラルーナ=ルーチェ、能力は回復です」
ラルーナ「…ランクはC-で、41位です…」
ラルーナ「“ラル”でいいですよ」
ヘイル「次私行くね」
ヘイル「ヘイル=スノー、ランクは忘れた」
フレイ「忘れた!?w」
ヘイル「うん忘れた笑」
ヘイル「B+だったような気もするしB-だったような気もする…」
ハド「普通に高いやん」
アド「2位のお前が言うか、」
ハド「いやお前も3位じゃん、、魔導具壊してるし…」
アド「|五月蝿《うるさ》い」
ハド「えぇ…」
ヘイル「…続けていい?」
ハドアド「…あ、ごめん」
ヘイル「…|入学順位《出席番号》は14で、氷雪属性」
ヘイル「呼び捨てで構わないよ、よろしく」
カイル「“氷雪”って…氷属性も雪属性もイケるってこと?」
ヘイル「うん。一応雪の方が得意ではあるけど」
カイル「実質二属性持ちじゃーん…凄ぉ…」
フレイ「いやカイルも確か本気出せば出来__モゴゴ…」
カイル「ちょい黙れ?w」
カイル「そのことは言うなって前に言ったろ?w」(小声)
フレイ「ごめ、つい口に…カイルが“凄”とか言うもんだから…w」(小声)
カイル「…まさか既に他の奴に言っちゃった〜なんてことないよな??」(小声)
フレイ「うん、さすがにないわよw」(小声)
フレイ「…私の記憶上は」(小声)
カイル「おいいきなり不安になったんだが???」(小声)
フレイ「いや、多分大丈夫よw」(小声)
カイル「…あ、次俺やるわ」
カイル「カイル=ケリー、出席番号は4で、A+」
カイル「水属性だ、よろしくな」
フレイ「じゃー次私。フレイ=ホワード、A-で炎属性」
フレイ「出席番号は5、よろしくね」
リュカ「へぇ、凄いじゃん」
リュカ「まあ、僕の方が強いけどね!
リュカ「お前らなんか底辺だ!w」
ノア(は??)
何言ってんだこいつ…頭でも打ったのかな…?()
あとルカの方が絶対強いし。もう感じ取れる魔力で分かるもん。
…てかルカと名前似てるのなんか腹立つんだけd(((
レイ「_そう言い切る根拠 は??」
急に誰かが立ち上がった。
レイ「あんたは最後まで残ったのか?違うだろ?」
正義感が強いみたい。
ルカ「…別にそういう人は無視しとけばいいんじゃないの?」
ノア(…あれ、珍し)
そこに何故かルカが突っかかる。
レイ「はぁ??最低だとか思わないのか?」
ルカ「こういうのは大体結果的に無視が一番いいの」
ルカ「どう思うとかどう感じるとかそういう以前にね」
レイ「…でも、|他人《ひと》を|侮辱《ぶじょく》するのはよくないじゃん」
ルカ「正義感が強いんだね」
ルカ「でも、そうやっていちいち怒ってたらキリがないよ」
レイ「……冷たいんだな」
ルカ「…“合理的”って言って。」
…全然止まる気配なし。
きっとルカとあの人は気が合わないんだろう。
ノア「まーまー、一旦ストップして…」
ノア「とりあえず自己紹介の続きしよ、?」
ルカ「…んーまあ、ノアがそう言うなら…」
レイ「……。」
…一応止まってくれた。
1人凄い不服そうだけどね…気にしない気にしない…((
レイ「……じゃ、俺」
レイ「レイ=スミス、能力は電気系統」
レイ「ランクは魔導具破壊して測れなかった、番号は8」
レイ「あのスミス家とは関係ない、以上だ」
スミス家はモラレス家くらい有名な財閥だ。
ノア(関係ない…たまたま被ったとかそゆことかな、?)
リュカ「は、??また破壊した奴出てきた、??」
リュカ「さすがに嘘だろ?w」
リュカ「皆に強く思われたいみたいだけど残念だったな、魔導具は普通壊れません!ww」
レイ「その言い方、あんたは壊せなかったんだろ?」
レイ「あんたが壊せなかったってだけで決めつけるのはおかしい」
リュカ「“あんた”って名前じゃありませーーん!!!」
リュカ「あとお前も俺が壊せなかったって決めつけてるじゃんw」
リュカ「はい論破!!乙でーーす!!!」
レイ「俺も“お前”って名前じゃないし。」
レイ「あともともと魔導具は3つしかないと校長先生は言ってた。聞いてただろ」
レイ「そしてその3つは3位、7位、8位の人が壊したと学校中で噂になってるの知ってるか?」
リュカ「俺はその3位です!おつでぇぇぇす!!!」
アド「“おつ”なのはあんた。3位は私。」
リュカ「……」
リュカ「…ってのは冗談で!w」
リュカ「本当は7位なんですよねぇw」
アド「はぁ?7位は__」
ノア「ストップ」(小声)
アド「何で」
ノア「今はとりあえずストップ。」(笑ってるけど目が少し真剣)
アド「……」
ハド「……」
ハド(…え、言われたことに従うの嫌いなアドが|人《ノア》の言うこと聞いてる…)
リュカ「騙されてやーんのww」
レイ「人を騙して何が楽しいの?」
リュカ「はぁ?w騙される方が悪いんだろ?ww」
レイ「は?そもそもの話__」
ノア「はいはい、ストップストップ!」
ノア「2人とも一旦落ち着こ?」
リュカ「はぁ!?関係ねー奴は黙ってろ!」(同時)
レイ「はぁ?俺は至って冷静だ!」(同時)
レイナ「ノアちゃんの言う通りよ、喧嘩はダーメ❤️」
レイナ「2人とも仲良くしましょ?」
モブ「レイナさんの言う通りだ!」
モブ2「そうだそうだ!」
ちょ、、ちゃん付けやめて。(鳥肌)
あと、何この人達。|僕《しもべ》?
…あ、取り巻きってやつ?
レイナ「はい、あなたも自己紹介!」
リュカ「は?うっせぇババァ、なんでてめぇに命令されなきゃなんねーんだよw」
リュカ「あと“あなた”って名前じゃありませーん!w」
レイナ「…じゃあ何て呼べばいいかしら?」
リュカ「そうだな、リュカ様と呼べ、底辺たちよ!」
レイナ「リュカね、よろしく❤️」ニコ
リュカ「“様”をつけろ“様”を!!」
リュカ「あとその喋り方可愛いと思ってるかもしんないけどきもいからやめた方がいいよ?ww」
レイナ「……っ」ニコニコ(怒)
|レイナ《あの人》めっちゃ頭にきてそう…w
あとリュカだっけ。最後のに関しては《《少し》》同感だわ。(笑)
レイナ「私はレイナ=クイーン、13番でレベルはC+よ」
レイナ「能力適正は身体強化。よろしくね❤️」
ハド「……ぉぇ」
アド「聞こえる聞こえる…(小声)」
ハド「……」
ハド「ハドリアン=リー、ランクは未測定だ」
ハド「出席番号は2番で、能力適正は…“闇”だ。よろしく」
ハド「因みに|バトロワ《 さっきのやつ》は1位だった」
フレイ「あ、結局1位だったのね」
フレイ「脱落した人には|放送《アナウンス》聞こえなかったし戦況も見れなかったから…」
ルカ(……)
ノア(…?)
何か考えてるのかな…?
そして誰にも聞こえないくらい小さいため息をつくと_
ルカ「…はい私、ルカ=モラレス。以上。」
ノア(……ww)
能力、レベル、入学順位、バトロワの順位…どれを取っても目立ちそうなのどうするのかなって思ってたけどまさかの全部言わないと来たか…笑笑
…まあ魔導具破壊の噂で知ってる人もいるかもしれないけど笑
ハド(え、!?)
アエラスもハドと同じ反応してる。笑
“なぜバトロワで2位ということを言わなかったんだ!?”
その|疑問《ハテナ》で頭が埋め尽くされてそう、笑
リュカ「え?他は?」
リュカ「あー、|弱《ショボ》すぎて言えないのか、ごめんごめんww」
ハド「は、??」
アド「まあ、ストップ」(小声)
アド「何でか知らないけどノアがそう言ってたから」(小声)
ハド「…何だそれ、、」(小声)
レイ「…あのさ、リュカだっけ。態度改めろよ、、」
リュカ「何でお前なんかに命令されなきゃいけないんですか???w」
ノア「まあまあ、、」
ノア「ほら、まだ言ってない人もいるから、ね?」
リュカ「あ"??」
ノア「…ほら、アドも!」
アド「…分かったわよ、、」
アド「アドリアーナ=リー、ランクは魔導具壊して計れなかったわ」
リュカ「え??」
リュカ「どうやってあれを壊すの???」
リュカ「嘘でしょ?w」
アド「|五月蝿《うるさ》い」
リュカ「は???」
ハド「おいアド、、直球すぎだろ、、」
アド「因みにさっきのバトロワは9位、|ノア《そこの奴》に倒されたわ」
ハド「俺のことも無視かよ、、」
ノア「“倒された”ってそっちから奇襲かけてきたじゃん、笑」
ノア「あ、ノアはノア、ノア=ロバーツ。番号は1で、ランクは測ってません!」
ベル「え!?入学試験1位なの!?」
ベル「凄いね!」
ノア「そ?ありがと。」
ノア「あのバトロワは同率3位だったよ」
レイ「同率、?どゆこと?」
ノア「相打ちだよ?笑」
ノア「出席番号10のアエラスと相打ち笑」
ノア「そのアエラスは2号館だけどね、笑笑」
フレイ「やばい人達の集まりだった、?w」
ヘイル「そうかもね、」
アド「てか入学試験10位と3位が相打ちって…」
カイル「そう考えると|4〜9位《俺ら》の立ち位置意味不すぎてわろた笑」
__その後も自己紹介を続け、一通り終わったら自室に戻ることになった。
---
ルカside
ルカ「はぁ…」
…疲れた。
数人と話すくらいならいいんだけど、ああいう大人数で話すのって疲れるんだよね…
しかも自己紹介ときた。
人の個性を知るの楽しいって思ってたりするノアは|自己紹介とか《ああいうの》好むだろうけど…
私は別に他人にそこまで興味ないし。
…こう言ったら|他の人《皆》は「そんなこと言っちゃ駄目でしょ」とか「冷たい」とか言うんだろうね。
…何で?
私はその“他人”と関係ないじゃん。
…いい子ぶってるとか言いたい訳じゃないよ?
世間ではその皆が“正しい”んだと思うし。
ルカ「……」
……考えるのやめよ。めんどくさいことになりそう。
…てか本当に疲れた…。
バトロワの疲れもあるけどやっぱさっきのやつの方が疲れたかなぁ…。
うーん…ノアと話すのは全然疲れないし他の人も一部は平気なんだけど…
他の人達と何が違うんだろーなぁ…
……ま、いいや。
とりあえず休もう。
昼にまた集合するらしいし休もう。うん。
---
---
---
(1)ノア=ロバーツ(♂)
能力は“蟇セ蠢”。(作者があえて文字化けさせています)
レベルは未測定。バトロワは同率3位。
一人称は“ノア”。気分屋&ちょっとのんびり屋、目立つのはルカほどではないがあまり好きじゃない。
ルカと仲がいい。名前も相まってよく女性と勘違いされやすいが男性である(男の|娘《こ》)。
(2)ハドリアン=リー(♂)
能力は闇。レベルは未測定。バトロワは1位。
一人称は“俺”。通称“ハド”。アドと双子(兄)。少し感情的。ちょっと(?)戦闘好き。
(3)アドリアーナ=リー(♀)
能力は毒。レベルは測定不可(S-以上)。バトロワは9位。
一人称は“私”。通称“アド”。お嬢様口調で、ハドと双子(妹)。ハドよりは冷静なことが多い。
(4)アメリア=グリーン(♀)
能力は時間関連。ランクはC+。
一人称は“私”。通称“リア”。常に敬語。
(5)カイル=カリー(♂)
能力は水。レベルA+。
一人称は“俺”。(特にフレイを)煽るのが好き。フレイとは幼馴染。
コミュ力お化け。
(6)フレイ=ホワード(♀)
能力は炎(火の上位互換)。レベルはA-。
一人称は“私”。ちょっとお嬢様口調。赤髪のショートカット。
カイルほどではないがコミュ力お化け。
(7)ルカ=モラレス(♀)
能力は光(+雷)。レベルは測定不可(S-以上)。バトロワは2位。
一人称は“私”。目立ちたくない。
合理的で功利主義(周りからは冷たい人に見えることもある)。
(8)=レイ=スミス(♂)
能力は電気系統。レベルは測定不可(S-以上)。
一人称は“俺”。正義感が他の人に比べて強い。
ルカとは気が合わない事が|殆《ほとん》ど。
“スミス家”は有名な財閥だが、レイは関係ない。
(10)アエラス=ウィンドワード(♂)
能力は風。レベルはB。バトロワは同率3位。
一人称は“僕”。コミュ力お化け。() ちょっとおちゃらけた性格。
人1人ぶっ飛ばせるくらいの風を作れる。
(14)ヘイル=スノー(♀)
能力は氷雪。レベルはB-〜B+(忘れたらしい)。
一人称は“私”。色々と不器用、らしい。
(15)ベル=ミラー(♀)
能力は反射。レベルはB+。
一人称は“うち”。情報が回るのも回すのも早い。
(20)レイナ=クイーン(♀)
能力は身体強化。レベルはC+。
一人称は私。語尾に❤️ついてること多々あり。()
(36)リュカ=ターナー(♂)
能力は竜(龍)。レベルはD+。バトロワは?位。
一人称は俺。俺様って感じ。煽りまくる。よく調子に乗る。
能力の“竜”……自分が半分竜化する(ツノと牙と翼が生えて、爪が長くなる)。
(41)ラルーナ=ルーチェ
能力は回復。レベルはC-。
一人称は“私”。通称“ラル”。敬語(|丁寧語《ですます口調》)。押しが弱い。()
1:ノア/2:ハド/3:アド/4:アメリア/5:カイル/6:フレイ/7:ルカ/8:レイ/10:アエラス/14:ヘイル/15:ベル/20:レイナ/36:リュカ/41:ラルーナ
ざっと並べるとこんな感じです。
わお、まだ7話なのに(?)登場人物多。
はい、ノアの能力は結局明かされませんでした、と。笑
ここは考察してもらうつもりなのでしばらく出ません。
あ、考察とかもぜひぜひ応援コメントに送ってくださるとばか嬉しいです(日本語おかしい)。
逆に私が“なるほど、こういう見方もあるのか〜”って思わされることもあります笑笑
…文字数ばか多くてすみません。()
今回初の6000文字超えですよ。やばいね。うん。
…きっと今後6000文字を超えることはないですね。
今(投稿時:2023/10/27)やってる文字数アンケートで“5000文字以上”に決まってもほぼ6000は超えないと予想()
性格とかがやばいキャラに対しての批判コメントなどは普通なら“ご遠慮ください”って言うと思うけど私は受け付けます。…逆張りではありません。()
そーいうコメントは面白がってニヤニヤしながら読ませていただくので笑((キショ←きしょとか言うな
あ、キャラに関しての批判コメント“だけ”は辞めてくださいね?笑
ご閲覧ありがとうございました。
第8話[昼食]
初の企画参加を果たした直後に書き始めてるのでテンアゲ状態です。やばいです。()
そういえばいくつか前の話に書いた指の火傷完治しました!ぱちぱち!(えきしょ)(キコエナイナー…)
…こんな訳わからんこと書かずにさっさと本編書きます。…はい。()
…一応言っておきますが予約投稿です。土日(10/28・10/29)に作り置きしたやつです。
多分この日スマホ触ってすらないです。()
…詳しくは日記をご覧ください。
本編どうぞ。
ルカside
昼になり、寮の広間に集合する。
ノア「あ、来た」
ルカ「…何の集まりなのこれ…何か聞いた?」
アド「あー、寮とか食事とかについて説明されるんだって」
ルカ「なるほどね」
皆が見ている方を向くと、教師が1人立っていた。
ソフィア「…時間になりましたね、静かにしてください」
ソフィア「今からこの寮などについて説明……する前に」
それから小さく咳払いをした後、
ソフィア「私はソフィア=イグレシアス」
ソフィア「主に一年のAとBの数学などを担当としています」
ソフィア「私のことは“先生”と呼称していただいて構いません」
ノア「…なーんか堅苦しくない?話し方」
アド「そう?あれが普通なんじゃない?」
ルカ「あれでしょ、校長先生が凄いくだけた話し方してたからそれに影響受けたんじゃ?」
ノア「あー、そゆこと?笑」
アド「|校長《あいつ》は《《くだけた》》っていうか《《うざい》》っていうか…」
ノア「はは笑」
ノア「まあ、厳しい先生って感じはあったよね〜笑」
ルカ「あれが|校長先生《あの人》の普通なのか、強気なのか…」
ソフィア「はーい、静粛に。」
ソフィア「まず食事についてですが、バイキング形式です」
ソフィア「好きなものを取ってもらって構いません」
ソフィア「が、他の人のことも考えて取りすぎないようにしてください」
ハド「よっしゃ…」
アド「…野菜食べない気でしょ」
ハド:ギクッッ
ハド「い、いや、そんなことないぞ、、?」
ノアルカ(嘘下手すぎでしょ)
アド「ちゃんと食べなさいよ、たまに何食べてるか見てあげる」
ハド「見なくていいし、、」
ノア「ハドが|お兄ちゃん《上》なのにアドが|お姉ちゃん《上》に見える…笑」
ハド「誰がこいつの弟だって…(汗)」
ソフィア「次に寮について大まかに説明します」
ソフィア「まず、ここの学校の寮は広いので“迷ってしまいそう”と言う人は…」
ソフィア「私達先生に教えてください、寮の展開図のような紙を差し上げますので」
ソフィア「ただし、必要以上には差し上げられませんので。量には限りがあります」
ソフィア「あと、入学後から私達先生が指示していた寮の部屋についてですが…」
ソフィア「…今日から自由です。ただし、条件がありますのでしっかり聞いてください」
ソフィア「まず、1人1部屋です」
ソフィア「同じ部屋に複数人が|過ごす《住む》ことは許可できません」
ソフィア「もちろんその部屋の人の許可を得れば入室するのはOKです」
ソフィア「次に、日によって部屋を変えることはしないでください」
ソフィア「荷物持ち運んだりするのが大変なのでする人はいないと思いますが。」
ソフィア「どこの部屋に誰が…というのはこのホワイトボードに名前を書いていって決めてください」
ソフィア「被ってしまったりした場合には、どうにかして決めてください」
ソフィア「その決める手段は基本問いません」
ルカ「え、《《問いません》》って…」
ハド「じゃんけんだろうがバトルしようが他の方法だろうが構わないって事だろうな笑」
ルカ「えー…被りませんように…」
ノア「ノア絶対ルカの隣にするー!」
ルカ「別にいいけど笑笑」
アド「前から思ってたけどノアってルカのこと__」
ハド「いやそれ聞いていいのか?w」
ノア「……?」(鈍感)
ルカ「……?」(聞こえてない)
ソフィア「そして、寮の|代表者《リーダー》などを決めておいてください」
ソフィア「リーダー、副リーダー、その補佐が3〜4名ほどです」
ソフィア「それも決まり次第、|ホワイトボード《これ》に氏名を記入しておいてください」
ソフィア「以上です」
ソフィア「何か質問はありますか?」
一同:シーーーーン…
ソフィア「なさそうですね」
ソフィア「今日は午後から授業に入りますので、のんびりしすぎないように」
ソフィア「私は扉付近にいるので、何かあったら言ってください」
ソフィア「…では、昼食タイムです」
アド「…なんか数学担当って言ってたけど話しかた国語っぽいわね、」
ノア「それな笑笑」
ルカ「ハド、、野菜何かは食べなよ、?」
ハド「…別に食わなくたって生きてけるじゃーん…」
ルカ「栄養失調になっても知らないよ、、?」
ハド「……」
ハド「…わぁったよ、ちっとは食うから、、」
アド「よし」
ノア「なんかルカが言ったのにアドの手柄みたいに笑」
ルカ「別にいいでしょ笑」
アド「そーそー」
ノア「それもそうか笑」
ハド「…マイペースな奴しかいねぇ、、」
アド「ハドもまあまあマイペーs__」
ハド「よぉっし、何食おっかなー!!」
アド「……」
ノア「あ、逃げた笑笑」
---
ハドside
昼食を食べ終わったら、授業の時間まで自由時間だ。
寮の部屋はもうホワイトボードに記入済みだ。
因みに寮のリーダーとかは立候補者が人数ぴったりだったから早く決まった。
…いや、立候補できなかったんだ。
---
時は遡り…
レイナ「みんな、先生が言ってた寮のリーダーの話だけど、私やっていい?」
シーーーン…
…寮の支配体制が整ってる。
まあ、俺は立候補する気ないし|関係ない《どうでもいい》けど。
モブ「レイナさんが1番適任ですよ!」
モブ「そうですよ!」
レイナ「みんな、ありがと❤️」
レイナ「じゃあ副リーダーだけど…」
ベル「うちやっていい?」
ベル「…うん、異論なしね、おっけー」
レイナ「じゃああとは補佐役を3〜4人って言ってたけど…」
モブ「俺やります!」
モブ「私も!」
レイナ「ありがと2人とも、よろしく❤️」
レイナ「じゃあ、あと1〜2人…」
そう言ってレイナは周りを見渡す。
レイナ「あ、目が合っちゃったね❤️そこの君どう?」
レイ「……」
レイ(こいつの話し方どうにかなんねーかな…鳥肌たちそう…)
レイナ「そこの黄色のメッシュの男の子よ!」
レイ「…は、俺?」
レイ「嫌です、他当たってください」
レイナ「えー、そんなこと言わずに…ね?」
レイ「《《絶対》》嫌です」
レイナ「うーん…あ、貴女は?白髪のロングの子!」
ヘイル「……」
カイル「おい、呼ばれてんぞ…?」(小声)
リア「…あ、これ寝てますね…笑」
カイル「え、どうすんの?|レイナ《あいつ》多分返事なかったらそのまま勝手に決めるタイプだぞ?」
リア「ん"っん"ん"……」
リア「私は嫌だ、他にして」(ヘイルの声に激似で腹話術)
カイル「!?w」
レイナ「うーん、困ったわねぇ…」
ベル(…うーん………よし。)
ベル「よしリュカ、来なさい!」
リュカ「は!?何で俺!?がち無理なんだけど!?」
ベル「まーまー、補佐だから対してやることないって!ほら!」
リュカ「はぁ!?ほんっとに無理!!死ね!!」
ベル「人に死ねとか言わないの!w」
リュカ「…あーもう、しゃーねーな!いいよ、やってやろうじゃんかよ!?」
ベル「本当!?ありがと❤️」
レイナ「リュカ、協力ありがとう❤️」
リュカ「話しかけんな、、」
ベル「いや話しかけはするよ…」
リュカ「あくまで補佐の仕事ちょっと手伝うだけだからな?」
リュカ「対してやることないって言ったのお前だからな???」
ベル「分かった分かったw」
↓因みにリーダーとか決めてる時の周りの状態
ルカとノア…心の中で会話してる(!?)
アドとカイルとフレイ…寝そう、眠そう
ヘイル…もう寝てる()
ラル(ラルーナ)とレイとリア(アメリア)とアエラス…スマホいじってる
---
〜現在〜
まあ俺はやる気ゼロだったし周りの反応とか目とかあんま気にしないタイプだからどうでもいいが。
…授業まであと1時間くらいある。
今は|ハド《俺》、アド、ルカ、ノア、カイル、フレイ、アエラス、アメリアの8人で話している。
アエラス「そーいやさ、ルカさんって強いの?」
ルカ「さあ?」
ハド「え、でも魔導具ぶっ壊してたし強いんじゃね?」
カイル「え、“壊してた”って…」
リア「てことは…自己紹介の内容から察するにルカさんって入学順位7位なんですか?」
ルカ「いや別に、私の時の魔導具が偽物だったとか、不具合があったとかだと思うよ」
ハド「そんな訳ないだろ、、」
ルカ「いやいや…さっきのバトロワもそんなにだったし…」
そんなわけないだろ。2位だぞおい。
ハド「…もうバラしていいか?」
ハド「|バトロワ《さっきのやつ》2位だったって」
リア「え!?」
カイル「やば!!」
ルカ「あーもう、何で言っちゃうかなぁ…」
ルカ「目立ちたくなかったのに。」
アエラス「あー、そゆこと?」
ハド「ま、なら他の人には言わないでおくよ」
ルカ「……ならいいか」
ノア「良いんだ?笑」
ルカ「まあ、今は7人しかいないし、先生とかもいないから」
フレイ「…あれ、待って…?」
フレイ「バトロワってハドが1位、ルカが2位で、ノアとアエラスが同率3位で…」
カイル「え、てことは|1号館《ここ》に1位から実質4位までいるってことか、??」
フレイ「いや、私が5位でカイルが7位で…」
ノア「確かレイが6位だよ?」
リア「え、じゃ|1号館《ここ》に1位から7位までいるんですか??」
ハド「やばすぎ、」
アエラス「ここ最強の|溜まり場《集まり》じゃんw」
アド「こんなに集まる確率はー…」
アド「…分かんないわ。」
ノア「まあ、めっちゃ|凄い《珍しい》ってことは分かる笑」
ハド「…楽しくなりそうだな」
ルカ「目立ちたくないなー…」
ノア「それなぁ…」
リア「まーまー、そんなこと言わないでください!楽しみましょ!」
アエラス「いぇーい!⤴︎」
アド「…何でそんなテンション高いのよ、、」
…個性豊かな奴ばっかだ。
楽しくなりそうだな、本当に。
なんか最後ちょっと意味深ですねぇ…(そうか?)
はい!次回が楽しみになりましたね!?((
コメントしたくなりましたねぇ!?(((
…はい。()
なんでいきなりこんなノリ(?)なのかというと、リア友に「コメントとかリクエストとかいっぱい貰うためにはどうすればいいと思う?」って訊いたら即答で「乞食しまくる」って返ってきたので言ってみました。((((
4000文字超え…((ボソッ
ご閲覧ありがとうございました。
第9話[学力テストなんてゴミだよ…]
なんか急にタイトルの雰囲気変わったなぁ…((他人事
最初に言っておきます。
これは予約投稿です。多分この日スマホ触ってすらないです。(忙し)
多分これが皆さんの所に届いてる頃には葉月は学校か家で期末テストの課題を潰してる最中だと思います。()
詳しくは日記をご覧くださいな。()
本編どぞ。
ノアside
ソフィア「じゃあ、今から班決めをしてもらいます」
ソフィア「今から決める班は生活班としてこれからも同じメンバーで過ごすので、よく考えてください」
ソフィア「別の寮や別のクラスの人と組んでも構いません」
ソフィア「原則、1班10人です」
ソフィア「何か質問はありますか?」
ソフィア「……なさそうですね。では、始めてください」
ノア「どーする?」
ルカ「まあノアは確定として…」
ルカ「正直誰でもいいみたいなとこはあるけど…」
ノア「生活班なのに?笑」
ルカ「あー…リー兄妹は欲しいかも…」
ノア「なるほど、目立ちにくくするためにあえて入れるんだ」
ルカ「そ、あっちがどう思ってるかは知らないけどね」
アド「ノア、ルカ」
アド「私達と班組んでくれない?」
ハド「嫌だったら別に断っていいんだぞ、、」
ノア「おっとあちらからお誘いが来ましたねぇ笑笑」
ルカ「そうですねぇ、喜んでお受けいたしましょうか笑」
アド「え、何そのふざけた口調は…」
ハド「若干引くわ、、」
ノア「酷くない?笑」
ルカ「ノリだよノリ…笑」
レイ「…あ、あそこならちょうどじゃね?」
フレイ「いやあと1人いr__」
カイル「よ、ハド達!俺らと組まね?」
フレイ「おい訊いたんなら最後まで聞けよ、、」
アメリア「そっちが4人ならあと1人ですね」
ノア「どう、良い?」
ルカ「え、良いけど…何で私だけに訊くの?笑」
アド「私らは別に基本的に誰でもいいから判断基準はルカが良いかどうかだもの」
ハド「まあ、そゆことだ」
フレイ「やばすぎでしょ、メンツ的には良いけど…w」
ヘイル「力量が明らかに他の班と釣り合いとれてなくない…?w」
アメリア「なんか1番から8番までいますけど…w」
---
忘れてる人もいると思うので補足的な感じで載せときます。
…てか作者も忘れかけてます。←おい
《入学順位》
1位…ノア=ロバーツ
2位…ハドリアン=リー(ハド)
3位…アドリアーナ=リー(アド)
4位…アメリア=グリーン(リア)
5位…カイル=ケリー
6位…フレイ=ホワード
7位…ルカ=モラレス
8位…レイ=スミス
10位…アエラス=ウィンドワード
---
(話に戻ります)
ノア「まあ気にしない気にしない…w」
ルカ「まあ、私は特に本気出さないし…」
レイ「は?しっかりやれよ」
ルカ「別にいいでしょ、、」
…あの2人また始まりそう…
まあ、ノアも大体は適当に流すつもりだけど__
ラルーナ「あ、あの、!」
話しているといきなり後ろから手首を軽く掴まれた。
ノア「え、、何?」
ラルーナ「よかったら私も入れてください…!」
ルカ(…いや誰だ…)
カイル「…えーと…?」
ラルーナ「あ、Bクラスのラルーナ=ルーチェです!」
ラルーナ「“ラル”でいいですよ」
ラルーナ「あの、それで…入れてくれませんか、?」
アド「私はルカとノア次第かしらね」
ハド「俺も別にいいぞ」
レイ「賛成」
アメリア「大丈夫ですよ〜」
フレイ「いいでしょ」
ヘイル「みんなに任せる」
ノア「ノアはルカ次第かな、別に良いけど笑笑」
ルカ「なんでノアもアドも私任せ…?笑」
ルカ「歓迎しますよ?笑笑」
ラルーナ「ありがとうございます、!!」
---
班分け結果
1班…ノア/ハドリアン/アドリアーナ/アメリア/カイル/フレイ/ルカ/レイ/ヘイル/ラルーナ
2班…アエラス/リュカ/…
3班…レイナ/ベル/…
・
・
・
---
キーーンコーーーンカーーーンコーーーン…
カイル「あ"ーー終わったーーー!!」
フレイ「黙りなさい、うるさいわよ…」
ソフィア「えー、今日の授業はここまでです」
ソフィア「明日は学力|試験《テスト》です」
ソフィア「場合によってはBクラスに落ちる可能性もあるのでしっかりやるように」
ソフィア「それでは各自片付けが終わり次第、寮に戻ってください」
ハド「寝たい、、」
アド「…ハド、カイル、もうこれで今日の授業終わりよ…」
カイル「え!?まじ!?よっしゃあ!!!」
アド「さっきの先生の言葉聞いてなかったの、、?」
フレイ「え、テンションの高低差怖…」
カイル「あ"??(怒)」
フレイ「ん???(圧)」
ノア「ほら、次夕食だよ〜」
ハド「…眠い…」
ルカ「まだハドはいい方だよ、既に授業中から寝てた人いるからね…」
ノア「あー、ヘイルのことね…笑」
リア「おーい、、ヘイルさーん…?起きてくださーい、??」
ヘイル「ん"ー……」カクッ(また寝かける)
リア「えー……(汗)」
ノア「起きない…笑」
カイル「水ぶっかければ起きるんじゃね?」
ルカ「え、酷…」
ノア「やば…笑」
リア「そんな人だったんですね…」
アド「常識枠3人に言われてやんの、」
カイル「いや冗談だってば…w」
フレイ「明らかに冗談のトーンじゃなかったけどなぁ…」
カイル「は?w」
カイル「とか言っといてお前も似たようなこと思ってたパターンだろ…w」
カイル「“ヘイル氷雪属性だから燃やせば起きる”みたいなw」
リア「え…(引)」
フレイ「思ってないし、決めつけんな、、」
ハド「とか言ってるけどフレイなら“本当にそうだったー”みたいな感じする…w」
フレイ「さらっとディスってるわよね??」
ルカ「酷すぎ笑」
ノア「大丈夫、カイルもフレイも本気でそんなこと思ってないから笑笑」
レイ「え、何で分かるん?」
アド「ノアは読心術使えるから…」
ノア「いや読心術って…笑」
ノア「そこまで高度じゃないよ?笑」
ルカ「いや今のに関してはアドが正しいと思う…笑笑」
ノア「ええ…?笑笑」
フレイ「てかさっき先生明日学力テストあるとか言ってなかった、?」
カイル「やめろ!!思い出させるんじゃねぇ!!!」
フレイ「忘れて現実逃避しようとしてるの?w」
カイル「そうだよ悪いかよ、、」
アド「ハドもどーせ|カイル《あいつ》と大体同じでしょ」
ハド「……学力テストなんて何であるんだ…」
ハド「…文系分野の何が日常でいるんだよ…」
ルカ「……」
ルカ「…理系分野なんて消えればいいのに…」
ノア「2人とも怖いよ、?笑」
ヘイル「それぞれ文系分野と理系分野が苦手なの?」
フレイ「うわびっくりした、起きてたのね、、」
カイル「…え待って、どこから聞いてた…??」
ノア「…あ。笑(察)」
ヘイル「んー…?先生が“明日は学力テストです”って言ってた頃に起きた」
フレイ「ちゃんと一部始終聞かれててわろた笑」
カイル「え、あ、あれ本当に冗談だからな…?」
ヘイル「…?“あれ”って何の話?」
フレイ「え、覚えてない?」
ヘイル「別に何か思うようなことは言ってなかったと思うけど…」
フレイ「あ、そうなのね…」
ノア「許容範囲らしいね、良かったねカイル笑」
ヘイル「で結局私の質問の返事は…?」
カイル「え、なんて言ってた、?」
フレイ「カイルは関係ないわよ、、」
ルカ「そうだよ、、」
ハド「勉強なんて消えりゃいいのに…」
ハド「まじでこの世から抹消してやりてぇ……」
ルカ「それなら手伝うよ、、」
リア「この2人が言うと冗談に聞こえないのは私だけですか、?」
フレイ「大丈夫、私もよ…」
---
---
次の日になり、学力テストが終わった。
---
〜メタい空間〜
主<…適当とか言わないでくださいよ…その間なんて書くことないですもん。
ハド「おい、話の中に入ってくるんじゃねぇよ、、」
主「すんません…」
---
※現在()
小さくため息をついて後ろの席を見ると、ルカとハドが綺麗に机に突っ伏していた。
ルカ「はぁ…やっと終わった……」
ハド「知らねーよ歴史とか…そんなもん勉強しても大人になったら忘れてるだろ…」
ノア「…お疲れ様笑」
ハド「そう思うならなんか奢ってくれ…」
アド「図々しいわよ…」
ノア「んーまあ、余裕はあるからある程度ならいいよ?」
ハド「え、まじ?」
ノア「え、冗談だったの?笑」
ハド「まあ、半分」
アド「てことは半分本気じゃん…」
ルカ「てか席近いの楽だね〜」
ノア「それな笑笑」
アド「窓側だからカーテン閉めないとめっちゃ眩しいけどね…」
ノア「それはそう笑」
ノア「ある程度なら奢るとは言ったけど、何が欲しいの?」
ハド「…考えてなかった」
ノア「なにそれ…w」
アド「あ、あんた最近腕時計ぶっ壊したでしょ、それで良いんじゃない?」
ルカ「図々しいって言ってたのにしっかり高いやつ選んでる…w」
ノア「まあそれくらいなら全然払えるけど笑笑」
アド「別におもちゃのやっすいやつでも良いのよ」
ハド「そんなもん買うなら|アド《お前》が使え、俺は使わんぞ、、」
アド「あ、私もちょっと買い足したいものあるから一緒に買い行ってもいい?」
ノア「全然良いよ〜」
ルカ「時計屋で本格的なの買うの?」
アド「いや見た目はこいつ全然気にしないからショッピングモールとかのでいいわよ」
ハド「いや、そもそもの話寮出ていのか、?」
ルカ「確か休みの日は外出届出せば外出て良かったと思うよ」
ハド「そうなんだ…」
ノア「てかショッピングモールって…そんなので良いんだ?w」
ハド「まあちゃんと機能してれば何でも良いとこはある、、」
アド「おもちゃでも__」
ハド「おい???」
ハド「…つか俺ショッピングモールとか行ったことねぇ…」
ルカ「え、本当?」
ノア「そんな人いるんだ…」
アド「めっちゃ煽ってる…w」
ノア「いや煽ってはないけど…笑」
ノア「まあ、この4人で行く?確か明日は何もなかったはずだし」
ルカ「まあ暇だしノアがそう言うなら私はそれで良いよ」
ハド「おっけー」
アド「異議なーし」
ハド「一応他の奴らも何人か誘うか?」
ノア「ああ、まあ良いんじゃない?」
アド「リアー、明日私とノアとルカとハドでショッピングモール行くんだけどリアも来る?」
ルカ「もう誘ってる…w」
ノア「あそっか、アドの後ろの席って|アメリア《リア》か」
リア「え、私なんかが一緒に行っても良いんですか、?」
アド「皆良いって言ってるからね」
リア「じゃあ是非行かせてください、!実は最近買いたい物あって…!」
アド「後ろの席のフレイ達にも訊いてみて」
リア「分かりました!…あの、カイルさん、フレイさんも、!」
そして色々話した結果、意外と人が集まった。
ノア、ハド、アド、アメリア、カイル、フレイ、ルカ、レイの8人で行くことになった。
1番から8番まで全員じゃん笑笑
|最強の集まり《昨日決めた班とほぼ同じメンツ》になっちゃった…w
…ああ、楽しいな。
このままずっと笑っていたい。
__なのに、明日あんなことが起きるなんて…。
今回は生活班のメンバー決めと学力テストで、最後に明日出かける約束をしましたね。
最後のノアの呟きがちょっと気になりますねぇ…
…はい!気になりますよね!
感想もファンレターに送ってみたくなりましたよね!!(洗脳)
…ノリです。()
でも本当に感想送っていただいて構わないんで…てか欲しいです()
ご閲覧ありがとございました。
第10話[SC]
前回のあらすじ。
学力テストが終わってくたくたのルカとハドにノアが何か奢ると言って、ハドには時計を買うことになった。
そして色々話して、次の日に1〜8位の8人でショッピングモールに向かうことに。
(学力テストの次の日は休みで、休みの日は外出届を提出すれば学校外に外出可となっている)
あと“ショッピングモール”って長いので、今回から“SC”(Shopping Center) に略します。
本編どうぞ。
ルカside
ハド「え、広い広い迷子になるって」
ノア「そう?これが普通じゃない…?」
はい、次の日になってみんなでSCに来ました。
と言っても私は|足りない《買いたい》物とかないからついてきただけだけどね。
ノアが「“2人に奢る”って言ったもん!」とか「ついてきて!!」とか言うし仕方なく、ね…笑
ルカ「てかアドもSC初めて?」
アド「ええ、だから私も迷子になりそうで内心震えてるわ…」
フレイ「あ、昨日の|会話《あれ》冗談じゃなかったのね…」
アド「何、悪い??」
フレイ「何も言ってないって…w」
カイル「その反応は黒のやつだな笑」
フレイ「殴り倒すわよ??」
カイル「おー怖え怖え…(棒)」
フレイ「…本当に殴ってやろうかしら…」
ルカ「|能力《あれ》は使っちゃ駄目だからね…??」
ルカ「忘れてないよね??」
フレイ「もちろん」
カイル「当然?笑」
そう、ここは学校外。
能力者は一般人に能力者とバレると後々めんどくさい。
だから絶対能力を使うようなマネはしてはいけないのだ。
ノア「時計買わないの?」
ハド「いや何処…?」
レイ「あ、じゃ俺ここ何回も来たことあるから案内するわ」
ハド「頼んだ…」
ノア「ルカはどーする?」
ルカ「私はフレイ達と多分服でも見に行くよ…」
ノア(…いや、あの感じ絶対興味ないやつじゃん笑)
ノア「おっけ、じゃー別行動ね、行ってくる」
ルカ「りょーかい、迷子になったりしないよね?笑」
ノア「いやそんな、ハドじゃあるまいし…笑笑」
ハド「おい今めっちゃ失礼な言葉が聞こえたんだが??」
レイ「ふ、w」
アド「大変耳がよろしいことで。」
ハド「喧嘩売ってんのかてめ…」
アド「買うなら今にしてね」
ハド「|“能力者だ”ってバレろ《 警 察 の 世 話 に な れ 》と?」
アド「よく分かってるじゃない?笑」
ハド「ちなみに保留とかって」
アド「もちろんナシ」
ハド「……」
レイ「はいはい、さっさと行くぞ?ノア見失うから…」
ハド「え、もうあんなとこに…」
レイ「……心配なら手繋いでもいいg」
ハド「シッカリツイテイキマス…」
レイ「よし、行くぞ」
レイ(…本当に迷子になりそうで怖い)
アド「なんかハドが性格に難ありの弟に見えてきたわ…」
ルカ「弟…笑」
ルカ(それ確かこの前ノアも似たようなこと言ってた気が…笑)
フレイ「|カイル《あんた》もあっち行かないの?」
フレイ「そしたら綺麗に男女に分かれるけど」
カイル「おー、そうするわ…」
カイル(流石に女子ん中に男子俺1人は無理だわ…)
カイル「じゃあ|フレイ《お前》も迷子とかなるんじゃねーぞ?w」
フレイ「なる訳ないだろ、、子供かよ…」
カイル「ww行ってくるわ」
フレイ「ん、いってら」
---
一応。
男子グループ:ノア/ハド/レイ/カイル
女子グループ:ルカ/アド/リア/フレイ
---
〜引き続きルカside〜
フレイ「これとかルカ絶対似合う!!!」
ルカ「……えー…」
リア「まあ似合うかって訊かれたら似合いそうですよね」
アド「それは本当にそう笑」
…はい、あれから20分ほど経ちましたが…
…皆(主にフレイ)に着せ替え人形にされてます。
服足りてるって言ってるのにこの人達と来たら_
フレイ:女子にとって服はいくらあっても良いんですー!(本気で楽しんでる)
リア:あー、それも似合いそうですね〜(自分も着せ替え人形にならないように必死に同調してる)
アド:これフレイに似合いそう…あ、これはルカにもヘイル(今不在)にも似合いそう…(楽しんでる)
…これだからなあ…
皆聞く耳持たない…(とか言いつつ私も流されて着てるからこうなってる)
ルカ「…はい」
フレイ「ぅおー!!めっちゃ可愛いー!」
アド「写真撮ってLINEグループに送っていい?」
リア「あ、この店って試着の写真撮っても良いんですかね、?」
リア「ちょっと店員さんに聞いてみます」
オッケーだった。
この店はネットにアップしないなら試着でも撮って良いらしい。
…まじか。
フレイ「で、結局いいの?」
ルカ「……私が居ないLINEグループに送らないならまあ…」
アド「よっしゃ」
リア「“私が居ない”って…男子達にも見られるけどいいんですか?」
ルカ「まあこの服なら別に…」
アド「撮って良かったなら全部のやつ撮りたかった…」
ルカ「ええ…(汗)」
フレイ「じゃ次これとこれとこれね!!(圧)」
ルカ「……あとどんくらいあるんですか…もう20分くらい経ってますけど…」
フレイ「え、20分も?…え、本当じゃん」
リア「じゃあ男子グループのことも考えてあと数着でキリつけましょう」
ルカ「そうだね、あと2着までで」
フレイ「えぇ!?あと2着だけ!?」
フレイ「まだあと18種くらいあったのに!?」
アド「多すぎでしょ笑笑」
リア「まあ実際ルカさんモデルみたいですし…」
フレイ「そう!!どれでも似合いそうでワクワクどころじゃないのよ!!」
ルカ「もうずっとフレイの圧が凄いんだけど…w」
フレイ「ん"ーー……」
アド「必死にどれにするか考えてる…w」
---
数十分後。
ルカ「あー、やっと、終わっ、た…」
アド「めっちゃ疲れてる…w」
ルカ「当たり前…」
リア「大丈夫ですか、?笑」
フレイ「じゃースイーツでも食べに行きます?」
リア「おお、良いんじゃないですか?」
ルカ「…まあ気晴らし程度にはなるか…」
フレイ「スイーツを気晴らし程度って…女子じゃないわ…」
リア「えw」
ルカ「性別否定された…笑」
アド「…私甘いものあんま好きじゃない…」
フレイ「おー、辛党?」
アド「いや別に辛いものも…」
フレイ「あれ、w」
リア「まあ美味しいもの食べましょ!ちょうどお昼前くらいですし!」
フレイ「そうね、ちょっと早いけどとりあえず昼食ね…w」
アド「まあスイーツは眺めるだけにするわ…匂いは別に平気だし」
ルカ「昼食にするなら一回男子グループにも連絡した方が__」
…その時だった。
いきなり奥から銃声がSC中に響き渡った。
わぁ、楽しい時間を壊す銃声がなりましたねぇ…
そして男子グループ視点はどうなってるんでしょうね…
(多分次回か次次回(?)に書きます)
ご閲覧ありがとうございました。
第11話[異変]
前回のあらすじ。
SC(ショッピングセンター)に来たルカ達8人(入学順位1〜8位)。
男子と女子で分かれて楽しんでいて、合流しようとした時に銃声が響いた。
一体何が__!?
ルカside
…いきなり奥から銃声がSC中に轟いた。
ルカ「__!?」
アド「え、何何…??」
リア「銃声ですよね今の…」
その後に客達の悲鳴が上がる。
リア「…これ、私達も逃げた方がいいんじゃないですか…?」
アド「え、何で?別に私達なら…」
アド「…あ。そうだわ、ここ|SC《公共の場》だったわ…」
リア「はい、きっと|暫《しばら》くしたら警察が来ます」
リア「その前に|能力者《私達》は避難した方が__」
フレイ「…待って」
リア「…フレイさん?どうしました、?」
フレイ「…あいつら多分|能力者《私達と同じ》よ」
リア「…え!?」
ルカ「うん、さっき空間から銃出したから|能力《あれ》は…」
ルカ「武器とかを瞬時に|作成&消去《作ったり消したり》する系か、|物を出し入れできる魔法《 無属性の空間魔法》系かかな」
その時、低い声のアナウンスが騒がしいSCに響き渡る。
--- 「このSCは完全に乗っ取った、殺されたくなければ全員大人しく言うことを聞け」 ---
アド「…集団の|犯行《テロ》か…」
リア「ざっと20〜30人ですかね」
フレイ「え、分かるの?」
リア「まあ、時間を操るということは空間を操りますから」
リア「誰がどの場所にいるかとかくらいなら分かります」
フレイ「チートじゃん、、」
リア「どこが|不正行為《チート》なんですか…」
アド「でも明らかに“くらい”の規模じゃない…」
フレイ「能力者の能力の基本的な規模と桁違いだから“チート”」
ルカ「……ん、合ってそう」
フレイ「え、何が?」
アド「まさか人数の話?…え、ルカも分かるの?」
ルカ「リアほど鮮明には分からないけどね…どこらへんに何人くらいいるかは…」
そう言いながら周りを見渡す。
連絡をしようとしたのだろう、客の1人がスマホを取り出した。
--- 「携帯は使えないぞ」 ---
ルカ(…リアルタイムで全体が見えてるのか…?)
だとしたらこの喋ってる人は管理室にいるとしてもカメラを見てる…
常に全員の動きが把握されてるのか。厄介だな。
そもそもこの集団テロの目的は何なんだ…?
それが分からないことにはこっちも|迂闊《うかつ》に動けないんだよなぁ…
---
なおこのルカの思考時間はたったの0.1秒です。()
|物語《フィクション》あるある、思考時間ばか早いキャラクターいる。()
---
フレイ「てか携帯使えないってどうやったんだろ」
アド「普通に電線とか切ってんじゃない?」
フレイ「あ、成程」
ルカ「……」
ルカ「…あれ」
アド「…ん?どした?」
ルカ「…携帯使えるんだけど…笑」
フレイ「え、あれw」
リア「てことは警察に連絡されないための嘘だったってことですかね、?」
フレイ「まあそういうことよね…w」
アド「え、でも何で使えないって言われたのに連絡をしようと…」
ルカ「いや、ノア達に連絡しようとしてスマホ出しかけた時に銃声したから持ったままで…」
ルカ「ポケットに戻そうとして“本当に使えないのかな”“どんな感じに使えないんだろ”って思って…笑」
ルカ(まあそもそも圏外なんてあんまり信じてなかったけど…)
リア「いやそれウイルス入る系だったりしたらやばいじゃないですか…」
ルカ「いや個人情報|漏洩《ろうえい》しても別にそんな影響はないよ?殆ど情報入ってないから」
リア「そんなことあります??w」
フレイ「……」
アド「…フレイ?」
フレイ「…んー…?」
アド(…あ。(察))
アド「…ここ普通は逃げなきゃだろうけどフレイ、あんたやる気満々よね…?」
フレイ「勿論、能力者のいざこざは能力者が解決しなきゃでしょ?」
ルカ「それは本場の退治屋の仕事なんだけどなぁ…」
フレイ「何、避難したいの?」
フレイ「別に好きにすれば、私は|避難しない《逃げない》わよ」
ルカ「別にそんなつもりは全然無いけど…」
アド「あそっか、ルカは別に目立ちたくないだけだから…」
ルカ「うん、目立たなければ別にいい」
ルカ「入学式の時よりは回避ルートは幾分かあるでしょ」
リア「…なるほど笑」
フレイ「|逃げない《やる気が少なからずある》なら策何か考えなさいよ、、」
リア「私1人なら勝手がきくんですけど皆さんいますしここSCだし…うーん…」
ルカ「…一応策が無いかと言われたらそんなことはないけど…」
アド「え、ほんと?」
ルカ「まず一つ目として__」
襲撃犯「おいそこの小さい女達、何こそこそ話してる?」
アド「小さくないわ!」
ルカ「え、そこ?笑」
襲撃犯「怪しい行動した瞬間こいつの頭撃ち抜くぞ」
そう言って全身黒ずくめの男達3〜4人が近くの子供2人を人質として捕らえた。
子供は泣くどころか、過度の恐怖で今にも気絶しそうだ。
ルカ「あー…」(小声)
リア「…これやばいですね…」(小声)
アド「…さ、どうするべきか…」(小声)
アド(…平気かしら、|ハド《あいつ》…)
ルカ「…リア、ここの最上階って確か3階だったよね?」(小声)
リア「え、そうですけど…何か?」(小声)
ルカ「…この襲撃犯達、近くで強盗した奴らと多分一致するよ」
そう言って私は3人に調べていたスマホの画面を見せた。
---
アドside
ルカはそう告げ、私達にスマホの画面を見せた。
フレイ「んなっ…」
リア「…?これが何か…?」
ルカ「よく見て。最近よく起きてる集団強盗の|犯人達《テロ組織》だよ」
リア「!!それって確か最終的に…!」
ルカ「“殺されたくなければ言うことをきけ”って言ってたけど_」
ルカ「__最終的に皆殺しだろうね」
フレイ「そんな…!!」
ルカ「…毎回公共の場に大量の爆弾を仕掛けて建物ごと爆破して殺してるらしい」
ルカ「…おそらく全員は助からない」
フレイ「な…何か止める方法は…」
ルカ「無理だよ。客が多すぎる」
フレイ「の、能力は…」
ルカ「駄目。…|襲撃犯達《あいつら》はもうバレてもいいんだろうけど」
アド「私達が使うとなると話が変わってくる、と」
ルカ「うん。相手はこっちより人数多いし、男子グループの動きや場所も不明」
ルカ「何より、客が多すぎる。誰にも見られず…なんて不可能だよ」
ルカはそう淡々と告げる。
フレイ「そんな…みんなが助かる方法はないの…?」
フレイ「また…そうなるの…?」
アド(“また”…?)
リア「…こんなこと本当は私もしたくないし言いたくないけど…」
リア「能力は使わずに、逃げれる人だけ逃げるのもアリではありますよね」
フレイ「!!…でも、それって…!」
ルカ「__!?」
フレイ「見殺__」
パァァァァァァン…
フレイ「__っえ?」
ルカ「…気をつけて。油断は禁物」
アド(…結界張ったのか)
ルカ「……」
ルカ(…目立ちたくないんだけどな…私が行くしかないかぁ…)
襲撃犯「おい、そろそろ本当に撃つぞ?黙って大人しくしとけ」
フレイ「…っ」
フレイ(…銃口を向けられていたことどころか…)
フレイ(…あいつらの視線がこっちを捉えていたことすら気づかなかった)
アド「…フレイ、一旦落ち着いて。最善策なんて皆今考えてる」(小声)
アド「私達だって死にたい訳じゃないもの。そうでしょ?」(小声)
リア「…はい、今は一回襲撃犯の|命令《言うこと》を聞いておきましょう」(小声)
フレイ「……っ」
アド「…?」
…あれ?
…ルカ何処行った…?
てかいつの間に…?
さあ、やばいですね。
てかいきなりテロ組織現れたのに冷静すぎでしょこの人達…()
ご閲覧ありがとうございました。
第12話[異変2]
題名思いつかなかったので前回とほぼ一緒です。()
前回までのあらすじ。
SCに来たルカ達8人は、男子グループと女子グループに分かれて色々(?)楽しんだ。
昼間になり男子グループと合流しようとした矢先、一発の銃声がSCに響き渡る。
その正体は、ここ数日強盗をしていたテロ組織だった。
子供を人質にとられ、公共の場だから下手に能力も使えない。
フレイは色々考えるが、何も案は出ない。
その隙に襲撃犯がフレイを狙撃するが、ルカが結界で守る。
そしていつの間にか、ルカはアド達の前から消えていた。
一体ルカは何処へ?そして男子グループは?皆は無事に帰れるのだろうか?
なんかあらすじ長くなっちゃった…()
本編どうぞ。
時は遡りノアside。
ノア「ちょ、真面目に選んでくれない?w」
ハド「いやだから真面目だっつの!!」
ノア達4人は時計売ってるエリアに行った。
…んだけど、カイルは何故かどこかへ遊びに行った笑
カイル「俺必要ねーし用もねーから適当にそこら辺ふらふらしてるわ」
…らしい笑
レイ「これアドも連れてきた方がよかったかもしれんな…」
ノア「いやそれはそれで…笑」
ハド「え、本当にこれとこれ何が違うん…?」
ノア「もうセンスどころの話じゃないんだけど…w」
レイ「あれ|本当《ガチめ》に色の違い分かってないな…」
ノア「ねー、まだー?笑」
ハド「…もうお前ら選んでくれん…?」
レイ「諦めた笑」
ノア「はいはーい笑」
結局分かんないんかい。(笑)
---
結局店着いてから18分くらいハドが熟考してたから出るまでに約20分経った…笑
ノア「さて、カイル探しの旅にする?ちょっと早めの昼食にする?」
レイ「後者選んだらカイル昼抜きにならね、?」
ノア「あー…まあいいでしょ笑」
レイ「いいのかそれで…」
ハド「とりま2人は他の用事ないん?」
ノア「別にノアはルカとハドを奢りに来ただけだし」
ハド「いや間違ってはないが…」
レイ「俺も別に用事ないから暇つぶしでついてきただけだし…」
ハド「んー…とりまアド達と合流するか」
ノア「ああ、ならカイルにも連絡しとこ」
レイ「いや連絡先繋がってるならカイルともすぐ合流できるじゃん…」
ノア「いやまあそうだけど?笑」
ハド「俺らを騙したのか…」
ノア「騙したんじゃなくて試しただけ、ほら1階行くよ〜」
因みに今いるのは最上階の3階。
レイ「それ結果的には騙したのと同じでは、、」
---
何故かレイがエスカレーターを嫌がるしエレベーターはハドが嫌がるので皆で階段を降りる。
レイ「昔エスカレーターに荷物が引き込まれてる人見たことあってさ、、」
レイ「人間も引き込まれるんじゃ…みたいな…恐怖心?がずっとあるからまじで無理…」
ノア「あー、小さい時の恐怖心って中々克服できないよねぇ…」
ノア「ノアは大人が怖かった…」
レイ「え、虐待でもされてたん?」
ハド「ド|直球《ストレート》すぎて草」
ノア「いや虐待はされてないけどw」
ノア「てかハドは何でエレベーター嫌なの?」
レイ(露骨に話題逸らした…)
ハド「え、酔うからだけど。あの微妙な揺れが嫌だ…」
ノア「あー、成程…」
そしてちょうど2階と1階の間くらいの時に、一階から銃声と悲鳴が聞こえた。
レイ「っ!?」
ノア「え、今のどう考えても銃声だよね?笑」
ハド「なんだなんだ…笑」
レイ「何で2人とも笑ってるのさ、早く行くよ!」
ハド「あ、おう」
ノア「ノアは隠れて様子見てるから」
ハド「え、何で?」
ノア「万一のことを考えてだよ」
ノア「レイ時々正義感に突っ走って暴走するからよろしくね〜」
ハド「え、あ、おう、、、え?」
ノア「わ、レイ行くの早wもうあんなとこまで…」
ノア「ほら、ハドも行きなよ、アド達探さないの?」
ハド「!!…行ってくる」
ノア「《《また後で》》ね〜」
ハド「…ああ、《《また後で》》」
---
ハドside
ハド「……」
《《また後で》》…か。生き残る気満々だな。
まあ、俺も死ぬ気は無いが。
襲撃犯「動くな!!」
ハド「!」
レイの向かった先に走っていくと、男の怒鳴り声が聞こえた。
ハド(…っはは、ノアの言う通りかよ)
確かにこれは隠れている方が色々都合がいいだろう。
ピンポンパンポーン。
間延びした音が騒がしいSCに響く。
だが、この状況では緊迫した音に聞こえた。
--- 「このSCは完全に乗っ取った」 ---
--- 「殺されたくなければ全員大人しく言うことを聞け」 ---
ハド(《《乗っ取った》》…集団の犯行なのか、面倒だな…)
ハド(とりあえずアド達がどこにいるか…)
襲撃犯「下手に動いたらこいつの首落とすぞ!」
近くにいた全身黒ずくめというなんとも怪しい格好の男が女性客を人質にして怒鳴る。
その声で悲鳴などでうるさかったSCが静まり返る。
ハド(えー…まあそりゃそうか…)
--- 「携帯は使えないぞ」 ---
携帯…?
…てかこの発言をすると言うことはこっちの動きが見えてるのか…?
ハド(…つか、レイの奴何処行ったんだよ…)
そもそもこの状況で何で見えなくなるところまで移動できるんだ。
|公共施設《下手に能力使えない場所》なのにおかしいだろ。
ハド(第一能力だとしてもあいつの能力電気系統っつってたよな、?)
…レイのことはノアに任されてる身だし、放っておく訳にもいかないが…
ハド(姿が見えないんじゃ放っておくおかない以前の問題なんだが…?)
ハド(……あ。)
アドに常備しとけって散々言われて仕方なく持ってた小型ナイフを思い出した。
…小型だが。
…いや、こんなんじゃどうにもなんねーよ、阿呆か俺は。
思い出しても仕方ないわ。
ハド(んー…どうしたもんか…)
カイル「…なんこれ」(小声)
ハド「!?」
いつの間に後ろにいたんだ。てか何で|1階《ここ》に…
カイル「やっと見つけたわ馬鹿が。なんで|1階《こっち》にいるんだよ…」(小声)
ハド「まあ、終わってアド達と合流しようって話になったからな…」(小声)
カイル「せめて連絡くらいしろ??」(小声)
ハド「それはまじですまん…」(小声)
カイル「で、他の奴らは?」(小声)
ハド「レイはこのフロアのどっかで、女子とは結局合流できてない」(小声)
ハド「ノアは身ィ潜めてる。万一のために、だとよ」(小声)
カイル「なるほどな…」(小声)
カイル「…んで、3階はどうだったん?」(小声)
ハド「1階に着く頃にあの銃声鳴ったからな、、知らん」(小声)
カイル「おう、そか…」(小声)
ハド「でも何で、?」(小声)
カイル「は、何が?」(小声)
ハド「いや、他の階を気にする理由は?」(小声)
カイル「あー…|入学順位2位《 お 前 》がそう言うなら俺の気のせいなのか…?」(小声)
ハド「は?なんの話だ、?」(小声)
カイル「こっちの話。」(小声)
は??
質問に答えろ、、?
カイル「それより|襲撃犯《あいつら》何なん?」(小声)
ハド「いや俺に聞くな、、」(小声)
カイル「お前入学順位2位だったよな、?」(小声)
ハド「…それと何が関係あるんだよ…」(小声)
カイル「頭の良さ」(小声)
ハド「俺アドに“知識はともかく回転力はほぼ皆無”って言われてるぞ…?」(小声)
カイル「えぇ…」(小声)
ハド「SC来たの今日が初めてだから構造が全然分っかんねぇ、くそ…」(小声)
カイル「んなもん勘だよ勘」(小声)
ハド「そんなんで分かるわけねーだろ」(小声)
カイル「いや俺もここくるのは初めてなんだが??」(小声)
カイル「他のSCなら行ったことあるけど…」…(小声)
ハド「…いや、流石に冗談だろ」(小声)
カイル「いや|本当《ガチ》だってw」(小声)
カイル「ってそんなことはどうでもいいんだって…」(小声)
カイル「まじであいつらのことなんも分からんの?」(小声)
カイル「どんなちっさい情報でも」(小声)
ハド「……黒ずくめの男がめっちゃいる」(小声)
カイル「んなもん見れば分かるわ」(小声)
カイル「ほら、凶器持ってるとか無線機持ってるとかなんかあるだろ」(小声)
ハド「はあ?…あ、無線機ってかイヤホンみたいなのは耳につけてるな」(小声)
ハド「多分あれで情報交換とかしてる」(小声)
カイル「ちゃんとあんじゃん情報…」(小声)
…そんなことを話していると__
パシンッッ
カイル「…うわ、ひでぇ…」(小声)
ハド「痛そー…」(小声)
母親が人質にされてその子供が泣き始めたことに|苛《いら》ついたのか、襲撃犯がその子供を引っ叩いたのだ。
…だが、問題はその後だった。
レイ「おい、やめろよッ」
_レイが子供を叩いた襲撃犯に向かって大声でそう言った。
一旦切ります。(文字数の関係)←今回はあらすじ含めて3500文字程度でした
最後の方に出てきた子供可哀想。。。
母親知らん人に持ってかれて(言い方)、不安で泣いたらその知らん人に思いっきり叩かれて…
…知らん人に思いっきり叩かれるとかいうパワーワード…((
ご閲覧ありがとうございました。
第13話[何が正解]
前回までのあらすじ。
色々あってSCに行くことになったルカ達8人。
一時的に男子グループと女子グループに分かれて行動することに。
そして両グループが合流しようとした時、大きな銃声が響く。
ちょうど銃声が鳴った1階の階段にいた男子達はそれぞれ動く。
一時的に隠れるというノアから暴走しがちなレイのことを頼まれつつ、ハドも向かう。
別行動をしていたカイルと合流し打開策を考えていた時に、ある行動をとった襲撃犯にレイが__!?
パシンッッ
母親が人質にされてその子供が泣き始めたことに苛いらついたのか、襲撃犯がその子供を引っ叩いた。
カイル「…うわ、ひでぇ…」(小声)
ハド「痛そー…」(小声)
…だが、問題はその後だった。
レイ「おい、やめろよッ」
…レイが子供を叩いた襲撃犯に向かって大声でそう言い放ったのだ。
カイル「…あ、レイいんじゃん」(小声)
ハド「それどころじゃねーだろ。止めねーと…」(小声)
カイル「…珍しくね?|ハド《お前》がそーいう行動しようとすんの」
ハド「…ノアに|レイ《あいつ》のこと今任されてるから」
カイル「…へえ」
カイル(…それだけじゃないように俺には見えるけど)
ハド(…人の説得って苦手なんだよな…)
ハド「…脳筋で突っ込もうとすんなよ」
レイに近づいて腕を軽く掴み、そう言う。
レイ「は、?やめろよ、子供が可哀想だろ!」
ハド「…もし|レイ《お前》が突っ込んだせいでその子供の親が撃たれたらどうすんの?」
ハド「余計子供が可哀想じゃないのか」
レイ「…っでも!」
ハド「…気持ちは分からなくもないが、今は_」(小声)
ハド「あいつらの言うことを聞くべきだろ」
ハド「…違うか?」
…静かなSCに|ハド《俺》の言葉が響く。
レイ「……でも…」
レイ「何でだよ…」(小声)
レイ「|入学順位超上位者《 お 前 達 》が力を合わせれば最強だろ…?」(小声)
レイ「|ハド《お前》や|ノアやルカ達《 あ い つ ら 》なら最強だろ…?」(小声)
レイは俺にしか聞こえないくらいの声量でそう訴える。
ハド「……最強にだって出来ないことはある」(小声)
ハド「…どうしようもないんだよ」
レイ「そんなことないかもしんないじゃん!」
レイ「やろうと思えば出来る事だって__!」
ハド「_強がるんじゃねぇよ。」
レイ「強がってなんか…!」
ハド「…少なくとも今の状況でその発言はただの《《強がり》》だ」
…これだから人の説得は苦手なんだ。
人の気持ちなんて誰にも理解できないんだよ、|ノア達《あいつら》とは違って。
あいつらだって人の思考の表面は読み取れても、その奥底の気持ちなんて分からないに決まってる。
だからいつその説得者がいつ|爆弾発言をしても《地 雷 を 踏 ん で も》おかしくないってのに…
相手の考えてることも分からないならどうしようもないじゃんか。
…|レイ《こいつ》みたいに意思が強い奴は尚更説得なんかされない。
ハド「…一旦落ち着け」
レイ「俺は至って冷静だ!」
ハド「…さっき俺が言ったこと忘れたのか__」
襲撃犯「おい」
襲撃犯「それ以上続くならどうなっても知らないぞ」
そして複数人がこっちに銃口を向けてくる。
レイ「……っ」
ハド「……」
…とりあえず止まったか。
まあレイは知らんけど俺に銃は実弾だろうが多分効かないがな。
襲撃犯「…よし、こうしよう」
襲撃犯「お前ら全員その場に這いつくばれ」
レイ「!?」
ハド「…身動きをとれないようにするつもりか」(小声)(独り言)
…下手に動いたせいで、簡単に動けない状況になってしまった。
逆らっても余計悪化するだけなので、大人しく従う。
ピンポンパンポーン
--- 「一応俺らの要求を言っておく」 ---
--- 「俺達は数時間前強盗を起こし、ここへ逃げてきた」 ---
--- 「逃走用の車を…そうだな、40人分くらい要求する」 ---
ハド(40人!?)
多すぎだろ。
どんだけ計画性のある強盗だったんだ。
--- 「もし断ったら…どうなるか分かるな?」 ---
そう言って放送は終わった。
レイ「…それだけの車をどうやって用意するんだ…?」(小声)
ハド「知るかよ、、」(小声)
とりあえず放送の間に|人の多い《襲撃犯達にすぐ見つからなさそうな》ところへ移動したものの、どうすれば良いんだろうか…。
そんなことばかり考えていた。
---
ノアside
ノア(…はあ)
ノアがみんなを誘ったばかりにこんな事に…
全部終わったら謝らないとな。
ノア(…とりあえずどうするか考えないと)
そう考えながら、スマホで|襲撃犯《あいつら》のことを調べる。
…てか圏外じゃないじゃん、スマホ普通に使えるじゃん…w
まあ疑ってはいたけどさ…
_あいつらの要求は強盗を起こしたための逃走用の車。
それはSC側がどうにかするんだろう。
客の車を奪うとしても、ノア達は車で来ていないから関係ないし。
さっき銃を撃つ前に、その人が空間から銃を取り出していたのを見たから、恐らく能力者だ。
…だったらこっちも能力で対抗する?
いや、客が多すぎるしリスクが高すぎるか。
相手にどんな能力者がいるかも分からないし。
一斉に倒し切らないと状況が悪化して、余計面倒になりそう。
…最悪全員救うどころか殺されるかも。
それにこの方法はほぼ不可能だし、やるとしても結局|一般人《無能力者》も巻き込んでしまう。
だったら出来るだけ被害を減らす?
…でもそれはその“被害者”を《《見殺し》》にするってことだよね。
でもそれ以外に方法なんて__。
…ルカはきっと|被害を減らす方《 合 理 的 な 方 法 》を選択するだろうね。
ノア(…何が正解なんだろ)
…もともと正解なんて無いのかな。
ノア(…困ったなぁ…)
ノア(…あ、出てきた)
近くの強盗被害を調べていると、それらしきものがヒットした。
ノア(…テロ組織、か…)
毎回公共施設のどこかに爆弾を仕掛け、金目のものなどを強盗した後に爆破しているらしい。
爆破の犯行時刻は毎回13時頃とされている。
ノア(今は…12時42分か)
ノア(…結構やばくない?)
爆破まであと約18分。
ゆっくりしている暇が無いのは明白だ。
ノア(…とりあえずアド達の居場所は突き止めた)
ノア(でもルカだけ…)
…まあルカのことだし別行動するとは思ってたけど。
ノアの魔力探知にも引っかからないとなると何か考えてるよね…
ノア(…あ)
もしかしてノアのこと探してる、?
今|隠伏《ハイド》使ってるからね。
ノアも魔力探知にも引っかからないはずだからお互い分からない状態かぁ…
ノア(…2階と3階にも魔力探知かけてみるか)
ノア「…!?」
…え、なんか3階の魔力密度凄いんだけど…?
しかもこの魔力って確か__
ノア(…“影”)
…間違いない。結構禍々しいもん。
今まで気づかなかった自分が怖い…
影らしき魔力の塊から客らしき魔力の塊達が離れていく。
そしてその中に__
ノア(ルカ…)
見つけた。
ノア達より一足早く気づいて向かってたのか。
ノア(…量結構多いっぽいしノアも向かお)
ここでじっとして考えているよりよっぽどマシだろう。
そう思って3階を目指した。
---
カイルside
カイル(……)
とりあえず放送の間に物陰に移動したはいいものの…どうしようか。
這いつくばらなくても何も言われないってことはバレてはないんだろうが…
今はレジの近くでしゃがんでいる状態。レジの店員には襲撃犯が銃口を向けている。
…隠れるところ完全にミスったわ。
つかハドと話してた時に感じたあの予感…やっぱ気のせいじゃ無い気がする。
3階…やっぱなんかあるよな。
でも動けない状態になっちまったし、言い合ってたハドとレイは襲撃犯達に警戒されてる。
あいつらに情報等を伝える方法はほぼ確実にないだろう。
カイル(…さて、どうしたもんか…)
…“なんか”っていうかこれ…“影”な気がする。ただの勘だけど。
でも俺の勘ってまあまあ当たるんだよなぁ…自分で言う(?)のもなんだが。
…それ以上に嫌な予感がする。
このままだと全員殺される、そんな気がしてならない。
何となくレイ達の方を見る。
レイは悔しそうな顔をしながら渋々伏せている。
ハドは相変わらずの無表情で何考えてるか分からんが、あいつなりに何か考えてる…と思う。
…途端、レイがこっちを睨み、目が合った。
多分角度的に睨んでるように見えるだけで、こっちを見ただけなんだろうけど。
レイ「……っ」
何か口パクで伝えようとしている。
でも何も分からん。すまんレイ。
読心術持ってるらしいノアなら分かったかもしれんが…
……ありえないことを考えていても仕方ない。
3階にいる(気がする)影のことは、今唯一動けるであろうノアに任せよう。
というか、任せるしかない。
俺たちは俺たちでこれからどう動くか考えなければ_。
はい、なんとあと約18分でSC爆破されるらしいですね。やば。()
てか襲撃犯いちいち話す前にピンポンパンポーンって鳴らすの少し律儀では?笑
聞き逃しを防ぐためなのかな…((絶対そう
ルカはなんと誰にも認識されずに1階から3階まで移動したらしいですね。
…え、凄いどころじゃないんだが??
そして1階から3階の様子を少し把握出来るノアもやばいですね。
(一応この世界では魔力探知は相当の実力者じゃないと使えません)
↑ルカも使えるのやば。(11話などにて)
…はてさて、一体どうなってしまうのか。
…ご閲覧ありがとうございました。
第14話[炎の竜巻]
…題名最後のシーンしか関係無いけど許してください。()
前回までのあらすじ。
SCに行くことになったルカ達8人は、男子グループと女子グループに分かれて行動することに。
そして暫く経ち、お互いが合流しようとして1階に行った時、集団テロにSCが乗っ取られてしまった。
しかもそいつらの中には能力者がいるらしい。
そして3階には“影”が大量発生しているようで__!?※一部の人しか把握してない
ノアside
とりあえず3階に着いた。着いたんだけど__
ルカ「あ、やほ〜、みんな合流出来た〜?」
ルカ「…ちょ、邪魔。“|天空光《ヘブンズレイ》・乱反射”」
そう言い放ったルカが前にかざした掌から太いレーザーが色々な方向に放たれる。
その光は全て影を貫通して、別の影へと攻撃を続けた。
ノア「…うん、やほ笑」
こんなに居るのに余裕すぎでしょ。
まあルカの敵ではないかもしれないけどさあ…
ノア「ノアくらい呼んでよ〜…」
ルカ「ごめ、どこにいるか把握してなかったし行った方が合理的かなって」
ノア「まあ確かに|隠伏《ハイド》使ってたけど…」
ルカ「ま、それは私も同じだけどね笑」
ノア「てかこんないるのに|専門家《大人》は来ないの、?」
ルカ「うん、なんか来ないね。笑」
ノア「うーん…情報が通ってないのかなぁ…」
ルカ「“シャイニング”…そうかもねぇ…」
…影の周りに光球が生まれ、爆発する。
ルカ「今は雑魚ばっかだけど、奥の方にも多分うじゃうじゃいるよこれ」
ルカ「客は全員逃げた…ってか誘導した」
ノア「…さすが笑」
ノア「でもこれ…建物壊したらやばいやつだよね」
ルカ「まあ|能力学校の命令《 任 務 》じゃないしやっぱそう思うよねぇ…」
ノア「性質とか属性とか何か情報ある?」
ルカ「“シャイニング”…いや情報って言われても…」
近くの影がどんどん消滅していく。
ルカ「…こんな感じにすぐ消えちゃうから笑」
ノア「ああ…笑」
途端、影のひとつがこっちに闇属性の魔法を放ってきた。
ノア「“カウンター”…とりあえず闇属性一匹確認、と…」
ルカ「一匹って…wでも確かに、何て数えるんだろ…“個”?」
ノア「物扱いじゃん…w」
ルカ「ww」
ノア「これ無属性のノア来る必要無かったような気がする…」
ルカ「んー、でもこれ強くはないものの数が多すぎて持久戦になりそうだからどうだろ…」
ルカ「…でもこんな出てくるならどっかに“|核《コア》”があると思うんだけど」
ノア「え、専門家でも学校の命令でもないのにノア達が取り扱っていい物じゃないんじゃw」
ルカ「ま、それはそうなんだけどさ…“|光の矢《ライトアロー》”」
ルカ「ちなみに私の魔力探知にはそれらしき物は引っかかりませんでした!笑」
ノア「ええ…いやでもそうか、分かってたら今頃こんな雑魚潰ししてないよね」
ルカ「うんwと言うわけで頼んだ!笑」
ノア「えー?笑」
そんな会話をしつつ、魔力探知をする。
ルカのに引っかからなかったってことは結構入念に探知しないと見つからないはず…
ノアが最初他メンツと3階に行った時はそんな気配は感じなかったから|核《コア》があるのはほぼ確定なんだよね。
ルカ「でもなんで|SCなんか《こんな所》に影の|核《コア》が…?」
ノア「それはそう、本当に何でだろ…“空気弾”」
ルカ「ざっと残り50体くらいか…多いなぁ…“シャイニング”」
ノア「あはは…“ニードル”」
掌サイズくらいの結構大きい針を作り、影に向かって飛ばす。
数体は残ったものの、当たった殆どが消えていく。
ノア「まあノアも|核《コア》を探しつつちょっとずつ倒してくよ、」
ルカ「助かる…“|光の矢《ライトアロー》”」
---
ノア「……!」
暫くして、|核《コア》のような魔力を見つけた。
人工的に存在が隠されていたっぽい…?
ノア(まあいいや)
今はとりあえずそれの破壊だ。
ノア「多分見つけた!東の方面にあるよ!」
ルカ「了解、ちょっと待って、手伝って!」
ルカ「“破壊光線・光”!」
ノア「あー、成程ね、!」
ルカの言いたい事を理解し、ルカの手が向いてる方向にある全ての物に対して結界を張る。
瞬間、ルカの両手から手が向いている方向にある全ての影が消えた。
ノア「わ、凄w」
ルカ「いや本当ノアのおかげ…ノアいなきゃこの魔法使えない…w」
そう、今ルカが発動した“破壊光線・白”は、その光線の範囲にある《《あらゆる物》》を破壊する。
その為、それに対抗できるくらい魔力密度の高い結界を張らないと範囲内の物が全て壊れるのだ。
ルカ「本当使い勝手悪いなあこれ…」
ノア「慣れたら慣れたでアレだけど…笑」
ルカ「いやそれ言ったらノアの個人能力の方が…w」
ノア「いやそれならルカの個人能力も中々でしょw」
…そう、能力者には“能力”と称される物が2種類ある。
1つ目は属性。これは能力者なら誰にでもあるもので、無能力者にもあったりする。
基本中の基本となる属性が“火”、“水”、“土”、“風”の4つだ。
そして2つ目がさっきの“個人能力”で、これは能力者の中でも稀に持って生まれるものだ。
そして、ルカとノアはこの2つを両方持っている、まあ所謂“特別個体”だ。
そして、能力を聞かれてどちらを答えるかは個人の判断とされている。
勿論両方答えても可だが、大体個人能力は強すぎるものが多い為基本的に言う人は居ない。
ルカ「…さて、これで殆ど減ったかな?」
ノア「んーと…あと10体未満だね」
ルカ「やば、今ので一気に40体くらい消えたんだw」
ノア「だから言ったでしょ、“凄”ってw」
ルカ「まあいいや、|核《コア》東のどの辺?」
ノア「よし、さっさと行くか、!」
そしてノア達は小走りで向かう。
…向かいながら6体くらい適当に倒した。
ルカ「…さて、さっさと壊そうと言いたいところなんだけど…」
**「うわ、ニンゲンだ」
##「ほんとだ、ニンゲンだ」
ノア「わあ、魔族じゃん」
…影とは、人の怨念などの“負の感情”が具現化したもの。
その個体のうち、20〜30%くらいの確率で“心”がある個体が生まれる。
それらのことを能力者は“魔族”と称するのだ。
ルカ「いや“わあ”じゃないでしょ…笑」
ノア「とか言いながら笑ってんじゃん…笑」
ルカ「いやそっちもね?笑笑」
**「最近暇してたんだぁ、遊んでよ」
##「名案〜早速行くよ!“|闇の炎《ダークフレイム》”、最大出力!」
ノア「任せて、“弾幕結界”!」
**「能力だけを拒む結界なんて…凄い器用なんだねぇ」
**「気に入っちゃった。この人魔界に連れて行かない?」
##「いいねぇ!ついでに隣の子も連れてこ連れてこ〜!」
魔界は、魔族達が作り出した空想世界のこと。心象投影の上位互換のようなものだ。
ちなみに物凄い実力者じゃないと心象投影は使えない。
それこそ、“賢者”くらいのレベルにならないと__。
ルカ「…“ついで”か笑」
ルカ「でも生憎まだ連れてかれる気はないよ」
ルカ「“|光の矢《ライトアロー》”出力アップ!」
天井にどでかい魔法陣ができ、大量の矢が魔族達に降りかかる。
…床はノアがもうあらかじめ結界を張ってあるため心配無用である。
ルカ(これも殆ど効かないか…なら)
ルカ「“シェイクスピア”…!」
瞬間、魔族の周りにいくつもの魔法陣が展開され、大量の槍状の|光《モノ》が魔族達を襲った。
そして最後の方に1体の心臓の所に突き刺さった。
**「ゔっ…!!」
そううめき声を上げた後、すぐに消滅した。
##「…チッ、今回は見逃してあげるよ。」
##「でもまた来るから寂しがらないでよね〜♪」
そう言う魔族の背後には、大きな漆黒の扉が生まれる。
ルカ「っ!逃げるの!?」
##「大丈夫、また来るから寂しがらないでよね〜♪」
##「ああ、あと__」
扉の方を向きかけた魔族がルカの方を向き、
##「__ボクからのプレゼント♡」
##「じゃあね〜♪」
そしてルカの足場からとてつもない魔力を感じ、向くと|朱殷《しゅあん》の魔法陣があった。
ノア「っルカ!?」
ルカ「拘束されてて動けない、!」
よく見ると、茨の|蔦《つた》のようなものがルカの足に巻きついていた。
ハッとして魔族のいた方を向くと、もうすでに魔界に帰ったようだった。
そして、ゴオッという音と共に、炎の竜巻がルカを襲った。
ルカ「!?あっつ…!」
ノア「っ炎…!!」
そういえばさっきも|闇と火の複合魔法《 ダ ー ク フ レ イ ム 》を使ってた。
今いるフロアは服が沢山ある。燃え移ったりなんかしたら大火事に__!
ノア(ど…どうすれば…)
水属性のカイルは1階。
あの状況からして、連れ出すことは不可能だしその間にルカが倒れるかも。
でも近くに水なんか無いし布を被せる程度で消える炎じゃないし…!
ルカ「__っノァ!個じ……ょく…!!」
ノア「…え?」
炎の轟音で聞き取り辛い。
頑張ってルカの感じから言いたいことを読み取る。
--- 「個人能力を使えば…!」 ---
ノア「っ!!」
成程、そういうことか。
ノアの…ノアの個人能力は___。
変なとこで切るなって?
ふふ、次回作を読んでもらうためにあえて変なとこで切ってるんですよ。(((
ちなみに作中にノアの個人能力のヒントはほぼ…ってか皆無なんで予想できる訳ないです。()
…え?アドとのバトロワの時のあれは何なのかって?
あれはー…ネタバレなので言えませんねぇ…()
ご閲覧ありがとうございました。
第15話[打開]
前回までのあらすじ。
SCに来たルカ達8人は、男子グループと女子グループに分かれて行動。
そして合流しようとして一階に集まった時にSCが集団テロに乗っ取られる。
一方で3階には影が大量発生していて、ルカがノアより一足先に倒していた。
そしてほぼ無限に湧き出る影を、ルカは「“核”があるはず」と言う。
実際核はあったが、何とそこには2体の“魔族”がいた。
片方は倒すことに成功したが、もう片方にはルカのところに炎の竜巻を発生させられてから逃げられる。
生憎近くには水は無く、燃え移るであろう服が沢山。だが、とても水属性のカイルを連れてこれる状況ではない。
一体どうすれば__!?
ルカ「__ノア!個じ……ょく…!!」
ノア「…え?」
炎の轟音で聞き取り辛い。
頑張ってルカの感じから言いたいことを読み取る。
--- “個人能力を使えば…!” ---
ノア「っ!!」
成程、そういうことか。
ノアの…ノアの個人能力は___!
“原子を操る”能力__!
_炎は酸素を吸収して燃え、二酸化炭素を生み出す。
炭素原子、酸素原子、この2つを組み合わせることで発生するのが“二酸化炭素”。
そして、二酸化炭素は助燃性ではない。
つまり、二酸化炭素で炎を囲めば炎は酸素を吸えなくなって、自然と小さくなっていく。
ノア(…《個人能力発動》__!)
_結果、予想通り炎はみるみる小さくなっていき、消えた。
ルカ「ごめ、私が油断したばかりに…」
そう言いながら、ルカは肩で息をする。
ノア「いや、ノアの方こそ…そもそもノアが行こうなんて提案したからこんなことに…」
ルカ「ノアのせいじゃない。悪いのはこの状況を生み出した影や魔族と襲撃犯達。違う?」
ノア「……ううん。ありがと。“ヒーリング”」
一応無属性でもヒーリングくらいは使える。
というか能力者はヒーリングくらいは使えないと駄目だと思う。
まあ、低級治癒魔法だし。
ルカ「え、いいよこれくらい、放っとけば自然に治るって…」
ノア「絶対そう言うと思った。断固拒否するよ!?自分の体くらいちょっとは大事にして!これノア前からずっと言ってるんだけど!?」
ルカ「……ハイ…。」
ルカはもっっっと位の高い治癒魔法使えるけど、この状態で使わせる訳がない。
ノア「…あ」
ルカ「…ん、何?」
ノア「そういえば下の階にいる集団テロって確か爆弾設置_」
ルカ「あそうじゃん!あいつらぶっ飛ばさないと!!」
ノア「え、ちょ、ルカ??」
ルカ「私みんなに何も言わずに来ちゃったからすぐ行かないと…!」
ノア「いや、違う、一旦ちょっと落ち着いて??」
ノア「_ほら、あそこ。レジの下に2つと服の中にごっちゃで無数に」
ルカ「うわ本当じゃん、、ヘイルがいればなぁ…」
ヘイルは氷雪属性。
爆弾は凍らせれば処理が楽なのだ。
ノア「うーん…結界は流石に全部は無理だなぁ…」
ルカ「……別に爆破されてもいいんじゃ、?」
ノア「え?…あ、建物自体はって話?」
ルカ「そー。あ、でもここ学校から一番近いとこだから無くなると面倒かなぁ…」
ノア「……あ。」
ルカ「…ん?どした?」
ノア「…爆発まで残り8分くらい…w」
ルカ「え、やばいじゃん!?」
ノア「急げ急げ〜!w」
ルカ「いや何で笑ってるの!?w」
ノア「ルカも笑ってるじゃん…w」
---
アドside
アド(…何で私までこんな姿勢取らなきゃなんないのよ…)
不本意すぎる。
でも従わないとレイ達みたいなことになるし…
それは面倒。だから仕方なく伏せている。
アド(てかルカは本当に何処行った…?)
あの時からずっと姿が見当たらない。
ルカは流石に自分だけ逃げるみたいなことはしないだろうし…
男子達探しに行ったとか?
いや、でもさっきの騒ぎでどこにいるか分かったし…
それにルカはリアみたいに何処にどれくらいいるか少しなら分かるって言ってたからそれはないか。
○○「〜〜!〜〜〜!?」
●●「〜!〜〜〜!!」
アド(…?)
襲撃犯達が何やら焦り始めた。
顔色を変えながら無線機で何か話している。
リア「…やるなら今のうちですよ、フレイさん」(小声)
フレイ「…そうね」(小声)
フレイ「…はあ!!」
…なるほど、今の状態で能力を使うのは不可能だから体術で対抗するのね。
でも相手は成人男性だけど、大丈夫か…?
襲撃犯「がはっ…!」
フレイ「はぁっ…!!」
襲撃犯「うぐっ…」
フレイ「大丈夫だった!?早くあっちへ逃げて!」
まず人質にされている人を助けつつ他の奴らを倒すつもりかな…
…上手くいくといいけど。
リア(行くなら行ってきてください)
リアがフレイにそう目で合図をし、気づいたフレイは軽く頷いて2階へ向かった。
リア「みなさん!早くこちらへ逃げてください!」
モブ「え、?」
リア「いいから早く!」
モブ「あ、ああ!」
襲撃犯「お前…こいつがどうなってもいい__」
アド「あら、こいつってどいつのことかしら?」
襲撃犯「!?ゔぐっ…!」
襲撃犯「…お前、死にたいらしいな」
アド「…殺せるなら殺してみなさいよ」
アド(…その前に弱って倒れるでしょうけど)
襲撃犯「何を強がってい、るん、だ…?」
襲撃犯「な、なんか眠、く…」
そう言いながら襲撃犯達は次々と倒れていく。
まあ、|予《あらかじ》め発動してたからね、“|毒の霧《ポイズンミスト》”を。
通常は息がし辛くなったり出来なくなったりするだけだが、今回は眠りの追加効果を与えている。
一応|襲撃犯達《敵》付近だけに撒いたつもりだけど、客にも効くから本当に早く避難して欲しい。
助けようとしてんのに倒れられたらたまったもんじゃないわ。
…そうやって、私は|襲撃犯達《ゴミ共》の処理、リアは客を逃がす事、フレイは他の階も助けにいく事になっていた。
襲撃犯「_オラッ!!」
アド「はっ…!」
襲撃犯「が、はっ…」
うぇ、きったな。こっちに吐くな。
体術もある程度はできるから、他人と接するのがあんまり好きじゃない私としては良いポジションだ。
といっても一階に15人くらいしかいないから、もう良さそうって判断したらフレイの加勢に行こうと思ってる。
でも何で|襲撃犯達《このゴミ達》はあんなに焦ってたんだろ。
…てかまじでルカ何処行ったこのやろ。
あの人魔導具壊してるし確かバトロワ2位だし強いはずだから絶対加勢出来るはずなのに…。
---
フレイside
フレイ「はっ…はっ…!」
猛スピードで階段を駆け上がる。
こんな時にエスカレーターやエレベーターなんて使ってらんないしこっちの方が早い。
そしてすぐに2階に着いて見てみると、1階より圧倒的に人数が多かった。
でも、やるって決めたんだ。
この階にだってお客さんはいるはずだし、人質だってとられてるかもしれない。
一度時計を見る。12:52だった。
…ルカのスマホの情報からして、今回の犯行にも爆弾を大量に設置してるだろう。
そしてそれに書いてあった爆破時刻は13:00前後。
…急がなきゃ。
襲撃犯「_っ誰だ!」
フレイ「お前らなんかに名乗る名じゃない、わ!」
そう適当に流して、鳩尾に一発蹴りを食らわす。
襲撃犯「ゔっ…」
フレイ(人質らしき人は…いた!)
他の奴らが襲い掛かってくるが、全て倒して人質の方向へ向かう。
そしてすぐに背後へ周りこみ、首の後ろへ手刀を素早く振り下ろす。
襲撃犯「……っ」
人質「うわっ…!」
フレイ「っ!」
倒れそうになった女性を慌てて受け止める。
フレイ「大丈夫ですか、!?」
人質「え、ええ…ありがとう」
フレイ「すぐに逃げてくださ__」
フレイ「__!危ない…!!」
視界に撃たれそうになっている子供が入った。
咄嗟に駆け出す。
いつもの私なら子供も私も助かっていただろう。
だが、沢山倒して疲弊した身体は思うように動かない。
底から力を出して、子供に覆い被さる。
ドン___!!
銃声と共に激しい痛みが体を襲う。
私から出た赤い液体が視界に入る。
倒れながら次に見た光景は、誰かが撃たれるところだった。
ドンッッ
フレイ「__っ」
床とぶつかり、同時に鈍い音がする。
もう目は開かない。|開《ひら》けない。
…ただ、その光景と音は頭と耳にこびりついて離れない。
うわぁああああああフレイ撃たれちゃったぁあああ!!(((殴
…あ、グロいって思った方すみません。
一応これでもグロ要素はかなり減らしてるつもりです。((
そして、ノアの能力が判明!(個人能力のみ)
ノアルカに関してはまだ謎がちょいちょいありますね。(意図的)
そこは考察要素です。(?)
考察勢のファンレターとかも待ち受けてます(?)ので是非!是非!!(圧)
個人能力って何やねんって思った貴方。()
次回か次次回か次次次回に出てきます。多分。()
ご閲覧ありがとうございました。
第16話[正義]
前回までのあらすじ〜。(情報量多くなってきたのでカットしつつあります)
SCに行くことになったルカ達8人はグループに分かれて行動。
時間が経って合流しようと1階に集まるが、集団テロによりSCが乗っ取られてしまう。
そして3階では影などが大量発生していたが、ルカとノアが何とかして抑えた。
一方1階では襲撃犯達の隙をつき、それぞれ別行動をしていた。
その中でもフレイはSCの全員を避難させようとしており、1階、2階と進んでいたが、撃たれそうになっていた子供を庇って自分が撃たれてしまう。
あらすじ終わり。
(あらすじって必要なんですかね、、書いてて思った…)
フレイside
フレイ「ぅぅっ…」
体が全然言うことを聞かない。
人が目の前でどんどん殺されかけているっていうのに、何もできない。
でも、幸いなことにこっちの方を気にかけてこない為、多少の回復はできる。
もしかしたら自分は死んだと思われているのか、?
襲撃犯「おっと、こいつのことを忘れていた。トドメをささないと」
…そんな淡い期待を抱いたが駄目だった。でも、聴覚は大丈夫っぽい。
目も開けるくらいにはなった。ぎりぎり気絶しなくてよかった。
…でも、声が、出ない。
感覚こそあるものの、腕も、足も、まだ動かない。
…私、ここで死んじゃうのかな。
襲撃犯「…じゃあな__」
??「“|落雷《ヘブンズサンダー》”!!」
フレイ「……?」
誰かの声が聞こえたと同時に、目の前が一瞬真っ白になる。
次に聞こえたのは、誰かが倒れた音だった。
…誰かが助けてくれた…?
頑張って顔を持ち上げ、その人の顔を見ようとする。
レイ「……」
…レイ…。
でも、何で|2階《ここ》に居るの、?
フレイ「な…何で…?」
レイ「無理に動くな。」
フレイ「え、?」
レイ「…俺は俺の“正義”に従っただけ」
レイ「勿論みんなを救いたいって思いもある。…でも、その“みんな”の中に、|フレイ《お前》もいなきゃなんねーんだよ」
レイ「じゃなきゃ俺は俺の正義に背いたことになってしまう」
…少し独り言のように、彼はそう言う。
レイ「…じっとしてろ、傷口が開く」
フレイ「……うん」
レイ「…久しぶりだから成功するか怪しいけど」(小声)
レイ「…“|治癒再生《 キ ュ ア 》”」
撃たれたところが少し温かくなって、傷口が塞がっていく。
レイ「…とりあえず休んでろ」
フレイ「っ何で!?私、もっ…!」
レイ「今のは一時的に身体を治しただけだ。体力や精神面は回復出来ない。それに、お前に今ここで死なれても困る」
フレイ「……っ」
…言い返せない。
だって、正論だから。彼は《《正しい》》から。
私からしたら間違っている。だってまだ敵は居るし、時間もないから。
でも、彼は《《合理的》》に合っている。犠牲者を減らすために、生まないために動いてるのに、死なれては本末転倒だからだ。
フレイ「……分かっ、た…」
---
レイside
レイ(…“正義”、か…)
自分で言っておいて、結局はそんな大した物じゃない。
ただの俺の自己満、俺の身勝手だ。
でも、死なれたら困るのは事実。
|フレイ《あいつ》が死んだら、きっと悲しむ人がいる。
…俺とは違って、愛されてきたはずだから。愛されてるから。
親や友人が沢山悲しむに決まってる。
…俺はそんな人をこれ以上増やしたくない。
せめて、目の前の救える人だけでも救いたい。
それが、俺の自己満、俺の身勝手。
_そして、俺の“正義”だ。
正義なんて人によって違う。
正から見た悪は、悪から見た“正しいこと”“正義”とも言えるから。
これは、この世の|理《ことわり》。
絶対に崩れることのない“真実”の一つ。
レイ(…さて、他の客もさっさと助けないと。)
フレイは動けないし、他メンツは1階を回してくれている。
俺がやらなけりゃならないんだ、俺が、俺が。
《《俺にしか》》、出来ないんだ__。
---
ルカside
ルカ「さぁーて、終わったねぇ…!」
ノア「下の階はー…うわ、めっちゃ荒れてる…」
ルカ「まじかぁ…どっち加勢行く?」
ノア「んー…1階よりは2階行った方がよさげ」
ルカ「りょーかい、じゃー行きますかぁ…!」
ノア「…ついさっきまで大火に焼かれてた人には見えない…」
ルカ「まあ天才ノアさんが治療してくれましたから?笑」
ノア「ノアがさっき使ったの低級治癒魔法なんだけどなぁ…笑」
---
ノア「……うわぁ…」
中々に酷い有様だった。
所々は血の跡がついていて、既に息を引き取っていた客もいた。
そして、その遺体の側には__
レイ「……」
…レイが立っていた。
レイは遺体の方を向いたまま、何も言わずに立っていた。
レイはノア達がいる方向とは真逆の方を向いているため、顔は見えない。
でも、何かしらの|感情の気配《 オ ー ラ 》を感じた。
ノアルカ(…あ)
階段の方からは死角になっている壁のところに、数人の気配を感じた。
勿論、魔力探知なんか使わずともすぐに分かるくらいバレバレだった。
…少なくとも私達からはバレバレ。
そして、フレイが柱にもたれかかりながら立っていた。
上の服の一部…腹の辺りが血の色に染まっていた。
フレイ「……!」
こっちに気づいたと思うと、首を振ってきた。
“危ないからこっちに来るな”とでも言いたいのだろう。
そりゃ、フレイからしたらノア達の死角(のはず)にいる奴らは丸見えだもんね。
ノア「…ん、良いよ」(小声)
万一のためにノアが周りに結界を張ってから言う。
ルカ「…おっけ〜」(小声)
---
フレイside
あれからレイが2階の殆どの客を避難させることに成功し、動ける襲撃犯も片手で数えられる位になった。
…反対に言えば、助けられなかった命もあった。
でも、レイはこの状況でよくやった方だと思う、なんか上から目線っぽいけど。
|怪我した味方1人《私》を軽く守りつつ客を逃がして襲撃犯を倒す…この3つの工程をうまくやらなければならないのだから。
そして全て終わったと思いレイの方を見ると、助けられなかった人の体のすぐ近くに立って|俯《うつむ》いていた。
そのレイの横顔からは、“悲しみ”“怒り”“懺悔”など、様々な感情を感じ取れた。
とりあえず息を整えながらレイに近づこうとする。
そして私は気づいた。
…襲撃犯達をまだ倒し切れていなかったということに。
階段付近に倒れていたはずの襲撃犯2〜3人が小さなうめき声をあげながら起き上がったのだ。
そして、タイミングの悪いことに階段から2つの気配がする。
フレイ(“来ては駄目!危ない、!”)
私はそっちに向かって首を振る。
階段の側は暗くて誰がいるのかはっきり分からない。
フレイ(|無能力者《一般人》は戻ってくる訳ないし…となると能力者か敵。敵なら普通に入ってくればいい…でもリア達は来る感じじゃなかった)
フレイ(レイは来たけど他も来るなら一緒に来るはずだし……本当に誰、?)
ご閲覧ありがとうございました。
第17話[爆発]
前回までのあらすじ。(情報量多くなってきたのでカットしつつあります)
SCに行くことになったルカ達8人は別行動をしていた。
時間が経ち合流しようと1階に集まるが、集団テロによりSCが乗っ取られてしまう。
何故か3階では影などが大量発生していたが、ルカとノアが何とかして抑えた。
一方1階では襲撃犯達の隙をつき、それぞれ別行動をしていた。
その中でもフレイはSCの全員を避難させようとしており、1階、2階と進んでいたが、撃たれてしまう。
そこに駆けつけたのはレイだった。そして全ての敵を倒した…ように思えたが、まだ終わっていなかった。
そして階段には2人の気配。
フレイ(一体誰?どうして、何故来たの??)
アラスジオワリィ…((
ルカside
ルカ(…“スラング”)
実は私は声に出して唱えなくても魔法を使うことができる。
これはAランク上級者でも中々出来ない芸当…らしい。
“スラング”。補助強化魔法の中で最も必要な魔力の量が少なく、発動者より対象が弱くても、ほぼ全ての能力が約2倍に跳ね上がる。対象が発動者より強ければ更に倍に強化される。
魔力を更に込めれば対象は更に強化される。
対象の“何”を強化するかも発動者が使いこなしていれば指定する事が可能である。
そしてこれは他者にも自分にも掛けることが可能である。
補助強化魔法の中でも特段に強いこの“スラング”だが、習得はかなり難しいとされているため、Aランク上級者の中でも使える人は片手で数えられるほどらしい。
…そして私はこの魔法を私自身とノアにかけた。
私には身体能力を更に向上させた。
ノアには能力の強化と魔力のコントロールが最大まで効くようにした。
…本当にこの魔法便利だな…
ルカ「…よし、こっちもいいよ」(小声)
ノア「りょーかい、じゃ行くよ!」(小声)
そしてノアは一気に階段の陰から出て、身を潜めている敵達の前へ行く。
襲撃犯達はすぐノアに殴りかかるが、ノアは軽々と避けて鳩尾や首の後ろへ一発決めていく。
…すぐにその襲撃犯達は倒れ、気を失った。
ノア「よし、おーわり。」
ルカ「おっけ」
ノアがそう言い、私も陰から出てレイの方へ近付く。
フレイ「あ、ルカ、レイは__」
ノア「はいはい、爆散する前にさっさと出るよ〜」
そう言いながらノアはフレイを立ち上がらせた。
フレイ「え、ちょ!?てか何で爆弾のこと知ってるの、!?」
ノア「何でって調べただけだけど…」
フレイ「てか腕離して、??」
ノア「そしたら絶対レイの方行くでしょ、だからやだ。ほら行くよ〜」
フレイ「ちょ、引っ張んないで…」
ノアはそう言いながらこっちへ目線を送ってきた。
ノア(“ルカ達も早く来なよ?”)
ルカ(…“分かってるって”)
目だけで会話をし、レイの方へ目線を戻す。
ルカ「…レイ」
レイ「…んで…」
レイ「何で…こうなったんだよ」
ルカ「……レイ。」
レイ「俺が来る前までは誰も死んでなかった!!」
レイは私の方へ振り返り、私の声を遮るようにそう言う。
…怒っているような、悔しがっているような、複雑な感情を顔に表していた。
レイ「フレイが…フレイだけで戦ってた時はまだ誰も…!」
レイ「俺が着いたときは襲われてはいたものの誰も死んでは…!!」
レイ「俺が来てからだよ!!客達が、罪のない人達が死んでいったのは!!」
ルカ「……」
レイ「……っ」
レイ「…俺なんかが来ても何も役に立たなかった。あんたならもっとましな状況を作れたはずだ。何処にいたんだよ、?ルカ……」
ルカ「…レイ」
レイ「……っ」
レイ「……ごめん」
ルカ「………」
ルカ「…私は貴方のことを肯定しない」
レイ「……ッ」
ルカ「…でも、否定もしない」
レイ「…え、?」
ルカ「…私に貴方を否定する権利はない」
ルカ(…ま、否定する理由もないけど)
ルカ「今回の件でレイが責任を感じる必要性はないでしょ。レイはレイなりに最善策を考えて実行したはず。だから、行動に観点を置いた時にレイのことを否定する者は少ないと思う」
ルカ「…結果に観点を置いた時にレイの事を否定する者はいるかもしれない。」
ルカ「でも、1番悪いのは集団テロを起こした|襲撃犯達《あいつら》でしょ。私からしたら、今回亡くなった人は《《仕方なかった》》と思うよ、退治屋らしからぬ残酷な言葉だけど。」
ルカ「運が悪かった、なんて軽い言葉で済ますつもりはない。でも、私はレイが責任を感じる必要はないと思う」
ルカ「…励ましとかじゃなくて、あくまで私の考えを述べただけだから」
レイ「……」
ルカ「まあ、いいよ」
ルカ「とりあえず、今はここから出よう」
ルカ「何となくだけど爆発の時刻まで約3分くらいだよ?」
レイ「爆発、!?」
レイ「あ、そういえばフレイもノアもそれっぽいこと言ってたな…」
ルカ「ん、|襲撃犯達《そいつら》は定期的に公共施設で強盗とかの犯罪を犯してるの」
ルカ「知ってしまった人は誰1人として生かさない…そんな集団テロの犯人達」
ルカ「毎回施設ごと爆弾で破壊してるらしいんだよね、ネットによると」
レイ「施設ごと、!?」
ルカ「それによって出た死者は__」
途端、辺りが光始める。
爆弾が爆発してきたっぽい。
レイ「!!!」
ルカ「…とりあえず行こ」
レイ「え、でもこの人達は、!?」
ルカ「置いていくしかないよ」
レイ「そんな…」
ルカ「私達2人じゃとても運びきれるとは思えないし」
レイ「……ああ」
次々と爆発が起こり、周りが火で包み込まれ始める。
爆弾と燃える物が多いから、火の手が回るのが早いんだろう。
レイ「っ!!」
レイ「…早く行こう!」
ルカ「うん」
ルカ(いやレイ待ちなんだけど、??汗)
ノア「あ、ルカ!おっそい!!」
ルカ「ごめんて…笑」
外ではノアとフレイと沢山の客達が待っていた。
SCが火に包まれ、崩れ落ちていく。
ノア「他はもう先に帰らせたよ。今|警察《アレ》に見つかったら面倒だから早く帰るよ!」(小声)
ルカ「はいはーい笑」
レイ「…ああ」
まあ、確かに事情聴取とかされそう。
そして、私達も寮への帰り道を急いだ。
はい、SC編終了です!
そして次の内容が思いつきません。
…どないしよ。()
ご閲覧ありがとうございました。
第18話[校長先生の説教]
題名そのまんまでわろた。()
他に思いつかなかったんです許して。()
本編どうぞ。
ルカside
あの後寮へ帰ると、先生が門の前に立っていた。
そして門の前に着いた私達を、色々な感情が入り混じった表情で見た。
ノア(…あの表情は、悲憤と…喪心?)
先生「…貴方達3人へ伝言を預かっています」
先生「…今すぐ校長室へ行くように」
それだけ言うと、先生は校舎の中へ入って行った。
3人(…嫌な予感が…)
---
校長「…呼び出された理由は分かるな?」
校長室に入るなり、そう言われる。
ルカ「……」
ルカ(…分かりませんってめっちゃ言いたい)
何でこう面倒事に絡まれるの、??
ルカ「…あの集団テロの事ですよね」
校長「それもだが、もっと重大なことがあっただろ」
え、違うの?
でも3階での魔族や影の出来事はノアと私以外知らないはず__
校長「_魔族と遭遇したらしいな」
ノアルカ(…!?)
レイ「は、?」
ノア「……うん、確かに《《ノア》》は2体の魔族と遭遇したよ」
ルカ「っ!?」
レイ「え!?」
校長「何故逃げなかったんだ」
ノア「…テロ達やお客さん達の動きを見て、動いた方が良いと独断しただけ」
校長「……」
ノア「実際今回遭遇した魔族はAランク並だったっぽいし」
ノア「あの時動かなかったら今より更に被害者が出てたと思うよ。」
校長「…あのなあ。」
そう言って校長先生はガタン、と音を立てて椅子から立ち上がった。
校長「お前達生徒は“学校の命令”で影達を倒すことを許可されているんだ」
校長「その命令じゃない…しかも個人の外出中だろ?」
校長「そんな時に倒すことなんて許可した覚えは無い!」
…そう|憤《いきどお》った声で怒鳴る。
ノア「……ですがあのまま放置していたら_」
校長「もういい、言っても無駄だと分かった。次このようなことがあったらそれなりの処分を受けてもらうからな」
校長先生はノアの声を遮ってそう言い、話を強制終了させた。
ノア「……ッ」
レイ「…?」
ルカ「…その場合ってどうなるんですか」
校長「“学校側の命令無視”になって数日部屋待機と言った所だろう」
ルカ(“命令無視”……やっぱりか)
…学校側は《《そうするしか》》ないもんね。
校長「次、集団テロの話だ」
そう言って話題を少し変える。
レイ「…それに関しては学校側は関係ないだろ?」
校長「…普通ならな」
校長「だが今回3階にさっき言った魔族と影がいただろ」
レイ「…それが何だ…?」
ルカ「…通常ならSCの中に影なんかいるはずが無いの」
レイ「!!ってことはまさか…!?」
校長「……ああ」
校長「…我々学校側は、その集団テロの中にそれの犯人がいると考えている」
…まあそれは私も考えてはいた。
でも死んじゃったしなあ…訊く時間無かったんだよね…
でも|核《コア》になんらかの細工がしてあったから魔族の仕業だと思うけど…
Aランク以上の能力者じゃない者が取り扱うと命の危険があるけど、魔族は影の上位互換のようなものだからその方が確率は高いし。
校長「…そこでだ、その集団テロ達を捕らえるためにお前達からも情報を得ておきたい」
ルカ「…え」
ノア「それは無理だけど…?笑」
レイ「ああ、気失ってる間に自分らで仕掛けたであろう爆弾で散ってったもんな」
校長「……」
校長「……どういうことだ、?」
レイ「は、フレイ達から聞いてないのか、?」
ノア「あー…でも聞いてたらこんな質問しないでしょ」
レイ「確かに、、」
校長「…“私達と出かけたメンツのうちノアとレイとルカがSCで面倒なことに巻き込まれてる。集団テロに絡まれてるけど暫くしたら多分帰ってくると思うから”…とだけだ」
ルカ(…うん、だよね)
さっきから考えていたが、やはりフレイ達は魔族と影のことを知らない。
でも校長先生は知ってる……
ルカ(……いや、まさかね)
…あとで訊くか…。
校長「引き止めようとしたんだが“詳しくはその3人に聞いて”、と…」
レイ「…俺から説明するわ」
レイ「まず…まあ分かってると思うが俺ら3人と、カイル、フレイ、リア、アド、ハドの8人でSCに行ったんだ。で、その最中に集団テロにSC乗っ取られて、簡単に動けない状態になった。だが少ししたらその襲撃犯達の様子がおかしくなって、その隙を俺らの中の一部で叩いた。客達は逃がせれるやつ全員外に逃がして、ほかの襲撃犯達を倒してた。だから最終的に俺が見た全員は気絶してた」
レイ「そして爆発が起こって、俺らも逃げてきた…」
レイ「……ざっとこんなもんだろ」
ルカ「もっと適当で良かったと思う…」
レイ「は、??」
ノア「まーまーまー…笑」
校長「……そうか」
校長「…人を助けようとしたその心は褒め称えよう」
校長「だが、能力を外で使ったな?」
レイ「…ああ、まあ…」
校長「その行為は能力学校からも退治屋からもとても良いことだったとは言えん」
校長「目撃者がいたらどうするつもりだ、居ないんだろうな?」
レイ「居ない…と思う」
校長「…曖昧だな」
校長「まあ、いい」
校長「次こんなことがあったら逃げるんだ」
校長「一般市民は警察に任せてお前らは逃げろ」
レイ「無理だな」(即答)
校長「…ほう、ここまで話を聞いておいてその言葉が出るか」
レイ「今回結局警察は来なかった」
レイ「…警察に連絡されないようにか“携帯は繋がらない”と放送で言われたから通報した奴もいないだろうが…」
レイ「次も今回みたいな連絡のできない状態だったらどうするんだよ」
レイ「爆発し始めて俺らが外に出た時も|110《警察》や|119《消防、救急》はいなかった。その場合、俺らは助けられた人たちを見殺しにするってことだぞ?…|校長《あんた》はその状況だったとしても俺らに逃げろって言うのか」
校長「…ああ、言うとも」
レイ「っざけんなよ!?|自分達《自分達能力者》が良ければいいのかよ!?」
校長「その場で生徒の分際であるお前らが動くな、と言っている」
校長「またこのような事があれば学校に連絡すればいいだろ」
レイ「だから連絡出来ない状態だったらどうするんだっつってんだよ!」
レイ「俺達能力者が“退治屋”として影を倒してるのは、市民の安全や世界の平和の為だろ!?」
レイ「なのにその保護対象の市民達を見殺しにするなんて、退治屋失格なんじゃないのかよ!?」
校長「…結局私達|能力者《退治屋》の仕事には多少の犠牲はつきものなんだよ」
校長「警察も医者も、結局は皆同じだ」
校長「救えなかった命は仕方ない。できるだけ被害を減らす…」
校長「それが私達に出来る最善の選択だ」
レイ「……ッ」
校長「…話は以上だ、下がってくれて構わん」
レイ「…ああ」
ルカ「私は少し残るよ、話したいことがあるから」
レイ「分かった、ノアもか?」
ノア「あーまあ、うん」
レイ「…ああ」
そう言ってレイは校長室を出た。
ルカ「…2つほど言いたいことが」
校長「…構わん、何だ」
ルカ「先程ノアが言っていた事に関しては何も間違っていないと考えます」
校長「ほう、?…詳しく聞かせろ」
ルカ「…ノアはあたかもノア個人が魔族と対面したように語っていましたね」
ルカ「ですが私もその場に居合わせていました」
ノア(!?)
ノア「…え、ル、ルカ、?良いの、??」
ルカ「別に?公表されるようなことじゃないし大丈夫でしょ」
校長「……ああ、公表はしないな、確実に」
校長「伝えるとしても退治屋本家にのみだな」
ルカ「…私もあの魔族を放置していた場合大変なことになっていたと思います」
ルカ「今回遭遇したのは火属性と闇属性の、両方Aランク以上は確定の魔族でした」
ルカ「私も実際10秒程度全身焼かれましたし」
校長「全身を、?だがそれなら何故今_」
校長「……まさか、それを回復魔法で全快させたと言うのか…!?」
ルカ「…ええ、ノアが」
校長「馬鹿な!うちの回復に|長《た》けた教師ですらそれは不可能なはずだ、!」
ノア「そんな事言われてもその教師さんの魔法がノア以下だったってことしか…」
校長「……いやまあ、とりあえず信じよう。」
校長「で、何が言いたい?」
ルカ「能力者である私達でこの扱いです」
ルカ「…|無能力者《他》ならあれの相手にもなりませんよ」
ルカ「……まあ、私も|油断《相手のことを様子見》していた点は反省していますが」
ルカ「室内であったので力を出しすぎないようにしていた結果です」
ルカ「私達が対応していなかったらノアの言う通り倍以上の|怪我人や死者《被害者》が出ていたと思います」
校長「……そうか、悪かったな」
校長「その場で独自で判断し、無事に生還してきたことを褒め称えるべきだったか」
ルカ(いやそこまで言ってないけど…)
ルカ「二つ目です。何故魔族のことをご存じで?」
校長「!!」
校長「……そ、れは…」
校長「…情報交換したとだけしか言えないな」
ルカ「相手は?」
校長「…黙秘する、そういう条件だったから言えん」
校長「他言無用だ、とな」
ルカ「……そうですか」
ルカ「…私からは以上です」
校長「…分かった、下がってくれ」
ルカ「はい」
校長「ノア=ロバーツだったか、お前も何かあるのか?」
ノア「いや、ルカ待ちだっただけ〜」
ノア「よし、行こっか」
ルカ「…うん笑笑」
校長「……??」( ゚д゚)
…そして、私とノアは校長室を後にした。
最後校長先生ぽかーんってしてる…w
まあ初見だと「なんだこいつら、恋仲なのか、??」ってなるような会話ばっかしてますし…w
え?「じゃあ違うのかって?」
ネタバレニナルカライエナイナー…(((
なんか題名詐欺になってる気がしてきた…
説教って言うほど説教してないもんね…w
まあそうなったのはノアルカレイのメンツのせいです((は
ご閲覧ありがとうございました。
無理(((※本編なし
えー、ネタ切れなのでしばらく更新出来ません。。。
楽しみにされてる方、マジですみません()
「気がついたら更新されてるかも?」くらいの気分でお待ちください…()
(更新したらこのページは消す予定です)