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目次
The end of World:EP0
始めめっちゃ英語だけど書いてるの日本人だし安心してくれ。ちゃんと日本語の小説だから。
Hello?
It's so bad to just talk.so listen while drinking tea.
There is nothing here.
…sorry,Is it Rudeness?
I’ll Put in another way.
“There is an Emptiness.”
…おっと失礼、君は日本人かい。
じゃあ、もう一度。
話してるだけじゃ悪いから、紅茶でも飲みながら聞いてよ。
ここには何も無い。
いや、その言い方は失礼かな?
言い直すよ。
“ここには虚無がある。”
一概に、虚無と言っても数種類がある。
まず、一つ目。0次元の先だね。-1次元の事を指す。
君達が住んでるのは3次元。
0次元は点、1次元は線、2次元は板、そして3次元は立体。中1数学でやるはずだ。
…まあ、これは教師によって話すか話さないかは自由だから知らなくてもいいんだろうけどね。
-1次元はね、点すらも何も無いから何も無いんだ。つまり一つ目の虚無。
そして、二つ目。
概念的に、何も存在しない事。
さっきの次元とは似てるけど、ね。
次元は、「次元」という概念の中にあるだろ?つまり、-1次元っていうのは概念としては存在してるんだ。
つまりだな、概念としても誰も知り得ない物を指す、という場合もあるね。
僕を除いて。
…上記の内容を踏まえて言わせてもらおう。
ここは虚無。
じゃあなんで僕がここにいるのかって?
ははぁ…面白いところに目をつけるじゃん。
でも、それは僕から説明するより君自身が見つけ出す方が分かりやすいんじゃないかな?
まあ、ヒントだけ出してあげるよ。
ここは、-1次元の先。
-3次元なる所だ。
---
「_____っ!?」
その声に、脳が危険信号を出した。
(……?夢…?)
身体中が痛む、どうやら机に突っ伏して眠っていたようだ。
手に持っていたのか、ワイングラスが倒れて中身が溢れる。ぼんやりして頭が痛い。
「あぁやっと起きた、おはようドント。えらく不愉快なお目覚めみたいだな、汗だくだぞ?」
ドント・アポストロフィア。
倒れたワイングラスに手を添えたまま、自身に向けられた挨拶にゆっくりと顔をあげる。
「……おはよう。今何時?」
「4時58分、AM。」
再び机に頭を置いた。
「えらく酔ったみたいだな。ジェットコースターでも連れて行ってやろうか?」
「…僕を殺す気?」
イツ・フィアスティア。
酒に強いイツはドントを揶揄うように悪戯らしく笑った。
「っはは、お前はほーんと酒に弱いよな」
「…君が強すぎるんだよ、イツ」
現にイツの周りには大量のビールジョッキが散らかされている。
それをぼんやりと眺めているうちに、乱雑な音を立てて新しい空ジョッキが置かれた。
「店員さーん、お代わり!」
やっと酔ってきたのか、イツがへらへらした底抜けに明るい声で言った。
「ど、どれだけ飲むつもり…?」
「ん〜、これで最後!言い忘れてたけど割り勘だからよろしく!」
「え、は…!?」
---
「次は絶対に一緒に行かないから!!絶対!!」
発展した町は夜の静寂と陰を壊し、星明かりが見えないほどだ。
オレンジ色の暖かい光に包まれる街道を歩きながら、ドントは空の財布を投げんとばかりに振り回し、イツを睨む。
「それ聞いたの5回目、もーまったくドントったらツンデレだなぁ〜っ」
そうだこいつ、酔ったらめんどくさいんだった、と思いだす。
「……否定できないからぐうの音も出ないのが悔しいよ」
「『否定形』のくせに否定できないんだ??ふーん??」
「はぁうっざ…叩いたら治るかな?」
空を切る手が音を立てる。
そのままその手をイツの頭に直撃させた。
「あいだっ…マジでやる馬鹿がどこにいんだよ!バーカバーカ!!」
「小学生かな?」
「ひどっ!!こう見えて約小学2000年生でーっす!!デュクシデュクシ」
イツはそう言ってドントの腹に手を突っ込む。
「あぁ小学生だ」
その声に驚いたようにのけぞる。
「ええうっそぉ、お前こちょこちょ効かなかったっけ…!?あそっか弱点腋か」
「待ってマジでやめてほしい」
ドントはゴミを見るような目をイツに向けた。
「やめてって言われてやめるほど俺はお利口じゃないもんねー!!嫌なら能力使えば?」
「こうなるから酔わないで欲しいんだよ君には…。」
深呼吸して、静かに口を開く。
「You mustn’t tickle me.」
数秒の沈黙。
「ちぇーっ、つまんねーの。」
オレンジ色の光が薄れる家路、そこで分かれるそれぞれの家路。
「…あら」
日常を見つめていた女性が口を開いた。
「……マカロン、買い忘れたみたい」
時計の針、6時35分。
透き通るようなロングヘアが、空に揺れた。
The end of world:EP1
英語は中2クオリティ
間違ってても気にしないで
「……貴方は、誰」
声が、出た。
出てしまった、と表すべきだろうか。
「おや、ここで声が出せる者がいるとはね。珍しいな」
彼は僕の放った言葉を嚙み締めるように、静かにその勿忘草色をした髪を揺らして頭を上下に動かした。
しかし僕の問いには答える気が無いようだ。
「ドント・アポストロフィア。…君は、終着点を知ってる?」
終着点。
何故そんなことを聞くのかわからず、ただ頭を横に振った。
沈黙が続く。
「……なんで教えてくれないんですか、貴方は誰ですか」
「知らないなら、その方が幸せだからね」
彼の反応に少し腹の立った僕は数メートル先の彼に近づこうと、手にしていたティーカップを置き、机に手をかけて椅子を立とうとした。
がくり、と身体が重力に引っ張られる。
座った姿勢のまま対抗する術もなく、その場に尻餅をついた。
「…………」
何が起こったのか、理解しようとする。
「ああごめんね、説明するのを忘れてた」
彼は僕に手を差し伸べた。
「意識しちゃ駄目なんだよ、ここじゃ全部が存在してるけど、存在してない」
彼の手を取った。
「君がこk」
強い浮遊感に、目が覚めた。
「二日酔い、かな」
ぼつりと呟いてみた。
妙に吐き気がして、頭がぐるぐる回っている。
(この家広すぎるんだよな、一人暮らしには)
鉛のように重い身体を動かすのが辛くて、ソファにうつ伏せで倒れ込んだ。
何処からか聞こえる小鳥の囀り。
何処からか差し込んでくる光。
いつも通りの光景に、ドントは安心感に似た何かを抱いて、深呼吸をする。
ぼんやり出来るうちにしておけ、それも平和を感じる方法のひとつだろう。
身体を包むソファと暖かな陽射しにうとうとする。
やがて机に置いていたスマートフォンが鳴った。
(……広告かな)
そう無視したものの、数十秒後には連続で通知音が鳴る。
電話の疑いも捨てきれない。
そうしてスマホを手に取ったドントだが、画面を見た瞬間に電源を切った。
そして、眠りにつこうとした。
インターフォンが、広い部屋に鳴り響いた。
---
「もードントのやつ、俺のスタレンを無視するとか酷すぎだろ!!」
何の意味もないが、ドントを煽りたくなったのだ。
二日酔いでもしているのだろうか。
(あいつはとことん酒に弱いからなぁ…)
だがそれを踏まえていてもなお彼に酒を煽ってしまった自分にも少し反省してしまう。
とはいえこちらも飲みすぎたのだろう、微かだが身体が重い。
昨日の記憶が殆ど抜けている事から、かなり酔っ払ってしまった事はよく分かった。
たぶん飲める限界を越えた。吐き気は強まる一方だ。
何かやりきれない気がして、冷蔵庫の冷えた水を飲み干した。
頭がくらくらした。
「………おはよう、ショウコ」
にゃー、と鈴の音がする。
キッチンに侵入して来たその三毛猫は、不思議そうに首を傾げた。
「ほんと、酷い奴だよな」
ドントに向けてなのか自分に向けてなのか、はたまた違う誰かへ__誰に向かってなのかは自分でも分からなかった。
無気力に、机に腰掛ける。
釣竿の端につけられた、今にも取れそうなねずみのぬいぐるみ。ショウコのお気に入りの物だ。爪に引っかかって空いた穴から綿が飛び出している。
それをショウコの前にぶら下げ、ちらちらと揺らした。
「ほらほら、こっちこっち!」
ねずみを追いかける猫は無邪気そうに飛び跳ねている。
その光景にほんわかと癒されていると、やがてスマートフォンが鳴った。
---
デジャヴ、と聞いた事があるだろうか。
初めて見る光景に既視感を覚える現象、だ。
「初めまして、でしょうか」
誰なのかは分からないが、顔に、髪色に、そして声に、……何処かで聞いた事が、見た事が有る、気がする。
「……初めまして」
初めて会った訳がない。
そんな訳、ない……。
でも、いや、だって、と脳は既に混乱を始めていた。
「ドント・アポストロフィアさん、ですよね」
そう言って微笑む来客。
自分の名前を知っている。
「あ、ええと、貴方は……いや、やっぱいいです」
聞きかけたが、辞めた。
それを知って仕舞えばきっとこの場を冷静に保てないだろうから。
選択は正解だったのか、来客は微笑んだ。
何処だ、何処で会った。
仄かに香るラベンダーの香りと、妙に落ち着いたその声と、崩れない敬語。
「すみません、急に押しかけて」
「いや…いいんですけど、何の用でしょうか」
「貴方に一つ、忠告を」
そう言うなり、来客は手にしていた紙袋を押し付けた。
「歴史は変えるべきじゃないって事、だけ伝えておこうと思いまして」
「え……?」
言葉の意味を理解するのに数秒掛かったが、その間に来客は何処かは消えていた。
「あの、待っ…」
言いかけたが、そこにいないのだから聞こえる訳がない。
「なんだったんだよ……」
人っ気一つもない広い部屋に呆然と立ち尽くした。
“Do you know the end of world ?”
He said, and he smiled .
I couldn’t understand that what is meaning.