いっぱい出したぁい(願望)
アドバイスとか考察とか感想とか待ってます!!!
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
勘違いと二人の末路。(夢唯莉)
流血表現、OD表現あり
____May'n_____
海宮 胡亞(あまみや こあ)
高3。いじめにより、不登校の人間不信ヤク中。ヤンデレ。終わってる系男子。
七瀬 夢唯莉(ななせ むゆり)
高3。三軍女子。優等生。化粧なしの可愛い風貌。優しい。いじめられている。
_____Sub_____
霜錐 玲兎(しもきり れう)
高3。三軍女子。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねぇ、胡亞〜?今日も高校休むの?」
「…まぁ。夢唯莉は行きなって。俺なんかほっといてさ。」
「えー、分かった。…また遊ぼーね!」
「あぁ。じゃな。気を付けて、な…」
初めは、胡亞だって優しくて、ちゃんと話を聞いてくれて。
控えめなだけで、なんの問題もない、仲の良い幼馴染だった、のに。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「えーっと、404〜、何回来ても迷うなぁ…」
極度の方向音痴の私には、ここのアパートの構造は本当に慣れない。
404が402の位置にあるの、本当にわけがわからない。
「…まぁ、今日もいないよね…」
「胡亞、____」
「あ”あ”あ”あ”あ”っっ!!!!あ”あ”あ”ぁ”ッッ!!」
インターホンを鳴らそうとすると、部屋から奇声が聞こえてきた。
「えっ、こ、胡亞っ?!」
昨日まで普通だったから、焦って私は扉を開けようとした。
「あ、あれ…?」
何度捻っても扉は開かない。
仕方なく、私はドアスコープを覗いた。
そんな私の目に映ったのは、禍々しいオーラを放ち、薬とカッターの中に座り込んだ彼だった。
「こ、あ、……?」
「あは、ははは、はははっ!!!」
「あ、むゆ、り、ぃ?今日も高校行けねぇわぁ、あははっ」
そう回らない声で叫ぶと、胡亞はこっちを見た。
その瞳は虚ろで、今にも獲物を捕まえて食べてしまいそうだ。
この間までは、普通だったのに。
ドアスコープ越しでも、心臓を掴まれたような狂気を感じる。
だが、胡亞だって、私の大事な幼馴染。
「その、胡亞、どうした、の?」
「えぇ?どうしたってぇ?」
「俺はいっつもとおんなじだよぉ?っははぁ!」
そう地面に向かって叫んだ彼は、微かに震えていた。
「…ごめんねぇ、むゆりぃ、高校行ってくれるぅ?」
「え、あ、胡亞、やっぱり行かない、っ…?」
「いかんけど?じゃーね、おれ寝るからぁ、あは」
いつもよりも語気を強めていた。
…やっぱり様子が変だ。
だけど。
「そ、っかぁ!じゃ、じゃあッ!」
今日の彼から発せられる圧は、これ以上話すと殺されるのではないか、と思うほどだった。
そんな今の彼に近付けるほど、私は強くない。
身の危険を感じた私は、逃げるように高校へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねー七瀬さん?うちらさ、放課後予定あるんだよね…」
「そーなの!…お願い、課題やってくれないかな…?」
「…えっと、期限って…」
「あ、明日だよ!」
「いやいや、七瀬さんならできるでしょ!”優等生”、だもんね?(笑)」
「そっか!”完璧”な”優等生”、だもんねっ!」
「七瀬、今日さ、俺掃除当番なんよ。」
「けど、実は練習と被っちまって…」
「すっげぇ厳しいコーチでさ。掃除やってくんね?」
「”優等生”だし、できるよな?んじゃ、頼むわ!!!」
「え、あ、……行っちゃった…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…断れなかったぁ…」
今日も今日とて、いつものように一軍女子に課題やら掃除やらを押し付けられ。
美術の課題って……そんなに私の脳は有能じゃありません。
合計で、自分の分を入れて合計6つほどの課題(うち明日期限が4つ)が入った重い鞄を持って家へ帰った。
「そういえば、胡亞、大丈夫かなぁ…」
明らかに様子がおかしかった胡亞。
でも、今から行くのはきっと彼が嫌だろう。
そう思った私は、明日の朝もう一度家へ行こう、と決めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「こ、胡亞ー、…」
あれ、いつもはなにかしら声が聞こえるし、扉を開けてくれるのに。
今日は反応がなかった。
「…そっか、胡亞1人暮らしだった…」
親がいたら事情を説明してくれるんだろうけど、あいにく胡亞は1人暮らし。
「…帰るからねー?!」
念の為、胡亞に聞こえるように言う。
…やっぱり反応なしかぁ。
「?…気のせい、……?」
なんとなく視線を感じた気がして、周りを見回す。
ここのアパートは廃れているし、自殺もわいせつもストーカーもあった場所。
この視線、盗撮もここならあり得る。
「やっば、学校始まるじゃんっ…」
ただ、遅刻をすることに頭がいっぱいだった私は、特にその視線を気にすることもなく、アパートを後にした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それからも、彼が顔を出してくれることはなかった。
けれど、時々、本当に時々だけど、息遣いが聞こえることはあった。
「胡亞〜?なんかあったんなら話聞くよ〜?」
「なんでも受け止めるからさ…」
「我慢しないでいいからね、っ」
「どんな胡亞の隣にもいるよ……?」
「ね、ねぇ、聞いてんの?」
「できたら、胡亞を救いたいんだよ」
「綺麗事かもだけどさ。」
「こ、胡亞は悪くない、からね、っ」
「恐くないよ、私がいるから」
「…私のこと嫌いなのかな、w」
少しでも私の声を聞いてくれていることを信じて、私は毎日胡亞の家へ行って、声をかけ続けていた。
でも、声が聞こえることはなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
冬の朝、扉の横に座っていても。
予定があって、すぐに帰っても。
扉の前から、外を眺めていても。
心配になって、ドアスコープを覗いても。
高校の手紙を置いていても。
また、声をかけてみても。
ただただ、扉の前に立っていても。
夏の日の帰り、アパートを通りかかっても。
扉をノックしてみても。
LINEを送信してみても。
胡亞の声が聞こえることも、胡亞の姿が見えることも、返信が来ることも、既読が付くこともなくなっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
胡亞の反応が見られない中でも、私へのいじめは進んでいた。
仲の良かった友達も次々と離れていき、私はクラスで孤立していった。
そんな中、1人の友達から告げられた言葉。
声をひそめるようにして言われたことに、私は何度耳を疑ったか。
ある日、いつも通り掃除を押し付けられて、放課後1人で教室にいたとき。
たまたま残っていたらしい、数少ない友達の1人、玲兎ちゃんに声をかけられた。
「ね、ねぇ、夢唯莉ちゃん、ちょっと良い、かな…?」
「玲兎ちゃん…?どうしたの?」
絶交でも告げられるのかな。そう思っていた私は、軽く聞き流そうとしていた。
けれど。
「その、海宮くんの家、行かない方が良いよ…」
唐突に放たれた言葉。”海宮”__それは、胡亞の名字。
なんで玲兎ちゃんが胡亞のことを言い出したのか。なんで家に行っていることを知っていたのか。
普通ならそう思うけれど、”行かない方が良い”という言葉だけが頭に残っていた。
「えっ…ど、どうして……?」
「噂だとさ、海宮くん、薬ヤッてるらしくて…」
「夢唯莉ちゃんのためだからさ、」
薬。
……やはりそうなのか。前々から気が付いていた。
最後に話したときも、叫んで、虚ろな目で、狂ったように笑っていた。
嫌な予感がして、ODをしたときの症状を調べていたんだ。
そこには、「目が虚ろ・充血している・震えている・叫ぶ・情緒不安定」
など、胡亞に当てはまることが並んでいた。
「そ、そうだよね、ごめんね、玲兎ちゃん」
「あたし、夢唯莉ちゃんが大切だからさ。」
「…もう行かないよね?」
「夢唯莉ちゃんのためなんだよ?」
そう呟くように宙を舞った玲兎ちゃんの言葉は、冷たく、重く、私の胸にのしかかった。
玲兎ちゃんの顔を見上げると、無表情で私の向こうを見ている。
「え、っ…もちろん、危ない、もんね!」
こんなの嘘だ。玲兎ちゃんより、胡亞の方が私にとっては大事だから。
でも、言わないと、玲兎ちゃんがおかしい気がして。
「!そうだよね!夢唯莉ちゃんのためだから!」
「ごめんね、引き止めて。じゃあね!」
そう嬉々として言うと、玲兎ちゃんは教室を去った。
…それにしても、あの変わりよう。
どこかで見たような。
…いや、今、それは良いんだ。
玲兎ちゃんに伝わるくらい、胡亞のことは噂になっているということ。
__胡亞に会いに行かないと。
絶対。絶対明日、胡亞と話す。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「胡亞、……いる……?」
やっぱり今日も出てくれないか。
そうだよね。
胡亞がヤッてるがどうかは、分からずじまいなのか…
「……ㇺ、ゅ李、…?」
帰ろうと、一応ドアスコープを覗こうとしたとき、ずっと待っていた胡亞の声が聞こえた。
「?!胡亞っ?!」
「無由利ィ?ソうだよぉ゙、弧亞だ仍ぉ」
「え、っその、今日、高校行く、ッ?!」
まさか返してくれるとは思っていなかったから、興奮気味に返した。
「あ”ー、イこうヵな亞」
「ッほんと?!」
「判っ妥、ジュん日して胡ねぇ”」
私は、胡亞の口調と発音が違うことにも気が付かず、彼が出て来るのを待っていた。
「夢唯莉ィ゙、今デルね」
そう言って出てきた彼は。
「…?胡亞、制服は…?」
「ていうか、その目…傷もたくさん、あるし、っ…」
彼は、制服ではなく、破けたパーカーを着ていた。
ところどころ、リストカットの痕と見られる傷もある。
目は充血し虚ろで、前に見た時よりかなり吊っており、生きている感じがしない。
完全に、ODの症状だった。
「あ”ははっ”、むゆりぃ、オレさぁ、やぁっとできたんだぁ」
「…何、が、……?」
「これで、ずウっ途、イッショ打音ぇ…♡」
そう言うと、彼は裸足で私の前まで来た。
「え、っと…ど、どうしたのっ!」
「その…元気にいこうよ!」
私が彼に向かって笑顔で言っても、何も反応をしない。
「これで、ずゥっ途、イッショ打音ぇ…♡」
「こ、胡亞___ッ?!」
同じことを繰り返したかと思うと、隠し持っていたであろうナイフを取り出した。
「え、ちょ、何するのッ?!胡亞?!」
「むゆり、夢唯莉、夢唯莉、夢唯莉、夢唯莉、無ゆり、ムユリ…」
私の名前を呟きながら、彼は、そのナイフを______
私の腹に、容赦なく突き刺した。
「っ”?!こ、あ”ッ…な”、んで、っ…う”ぁ”、っ…」
彼はそのままナイフを引き抜いて、自分の胸に差した。
本当に彼は何をしたいんだろうか。
「へ、っ…な”に、して、っ”…」
とどめなく流れ出る、私と彼の血が混ざり合う。
今まで体験したことのない痛みが走る。
ナイフを抜かれたこともあり出血止まらない私は、きっと助からない。
「あははぁ、むゆりぃ、これで、ッ……」
「ずうっといっしょだねぇ…w」
彼はにへら笑いを浮かべた。
「こあ”っ、......!ほん、とにっ、な”ん”、で、っ"かは、ぁ"ッ」
声を絞り出すと、喉の奥からどろっとしたものが流れ出た。
鉄の味がして、視界が暗くなる。
「…むゆりはおれがすき。おれはむゆりがすき。」
「あはは、っはは」
そう、蚊の鳴くように呟き、彼は倒れる。
「あ”、ーあ、さいあく、…w」
彼が最後に言った言葉の意味が分かり、自分がしたことの罪の重さを知った。
胡亞視点が次のお話にございます。見ないとなんか色々()分かんないと思います
考察とか感想コメントください!!!!!!!!!!
今書いてるんです2話の出来損ないみたいなやつ!!!!!!()
誤字脱字はぜひとも教えてください。
直します。
、、、本編との温度差で泣く()
あと!!!!!!!!!!
リア友の るぴてゃ っていう超絶痛い気色悪い奴から!!!!()
「ドアスコープって外から見れんで?w」
って煽り気味に言われたんで殴ります。
まず、僕の家のドアスコープが外から見れる。
はっきりじゃないよ????
流石にすっげえ見えるわけではないっすけど、ぼぉんやり見える感じ?
だからね、題材が悪い。まずは。
で、単純に胡亞の家考えてみろゴミ。
廃れたアパートやで?????
胡亞病んどるで??????
多少は設備に不備があってもおかしないやろ。
つか病んでて周りが見えてない胡亞が防犯気にすると思うか????
逆にストーカーしとる側やぞ。
ていうか???
外から見れんと都合わりぃんだよ。
物語として。
はい以上です☆☆
ちょっと口悪いのは多分気のせい☆☆
それでは~!!