いつからだろう。 この生活に飽き飽きしてきたのは。 みんな朝には堅苦しい挨拶、キラキラしたド派手な服。 豪華すぎるメニュー、ジャラジャラした宝石。 高すぎるお城。 --- 「もう、こんな生活　いやーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!! --- 『もうあなたって子はなんてはしたない。』 はしたなくて結構 『お嬢様もっとお上品に。』 あら、下品っていうの? 『おまけにその身なり!もう少し姫としての自覚を持たんか!!!!』 うるさい、うるさい、うるさい、うるさい! もっと自由に暮らしたーい！ よしこの城を抜け出そう!

「はな〜!そろそろ起きなさーい!」 あーむっちゃ眠い。 学校とかだるいし、ぶっちゃけ家でゲームしときたい。 ここから学校遠いし。お嬢様はいいよね〜 学校もないし、勉強もないし、服は可愛いし、みんなで至れりつくせり。 --- 私も姫になっりたぁーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!! --- 『はぁ、なんでこんなにテストの点数が悪いの?』 あなたの育て方が悪いのでは? 『こんなゴミはもう捨てなさい!』 ひどい…頑張って作ったのに! 『もうあんたには飽き飽きしたよ…』 じゃあほっとけばいいじゃん。 --- やっぱり姫になって、可愛がってもらいたいよーーーーーーーーーーーー!! --- そっかじゃあ姫に頼みに行けばいいじゃん