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目次
まほー【改変】
【まほー】
〈プロローグ〉
___ポタッ…ポタッ
水滴の音が響く路地裏を、ひとり歩く、
中学三年生の少女。「於十梛 珠玻」(よつなぎ ことは)。
ふと、自身の影を見る。歪んでいた。
理由は分からない。知らないからだ。
____その時だった。足が沈んでいるのに気づいたのは。ただ、もう遅かった。
きっと誰かが助けてくれる。
届かない願いを祈り、手を伸ばす。
救済は………………ない。
バシャッ…彼女は、静かに沈んでいった。
目が覚める。どこかは知らない。
"そこ"は空気はないが息はできる。今いる場所はー、黒い部屋…いや、真っ黒な空間であった。自分が落ちているのかも分からない。留まっているのかも。
急に、脳裏に刻まれるかのように映像が流れ込んできた。説明も、字幕も、何も無いが、何となく…なんとなくだが、その映像は「今の世界」だと悟った。
時が止まっている?彼女はそう感じた。
きっと?いや、絶対に。________
数分後…手が黒い影の方から伸びてくる。
彼女は、無意識のうちに、その手を掴んでいた。
『ドーーーーーーン!』
大きな雷の落ちる音で目が覚める。
確かめようと顔を上げ、手で目を擦る。
…………手が動かない。厳密に言ってしまえば、動かせない。
???「父方、連れてまいりました。」
女の声をした者が喋る。
???「目を覚ましたばかりだが、単刀直入に言う。貴様、人中界の“人間”か。」
珠玻「……知らないな。………そもそも、
人中界とはなんだ?」
???「…ふむ。やはり本当のようだな。」
フードを被り、顔が隠された男らしき者が喋る。
???「父方、どうされますか。」
__父方。…フードの男の娘であろう女がもう一度しゃべる。
フードの男「我らはアビスの様な愚かな者にはならん。人中界を救うべきだ。
………そうだろう。」
女「ええ、では、予定通りに。」
そう女が言うと、手を縛られたまま、
ある部屋に連れていかれた____。
どうでしょう!!!
2話も後々出しますねぇ〜
まほー【改変】第0話
知られざる謎___
____ガチャ。
扉が閉まり、珠玻と女は二人きりになる。
女「急にごめんね〜僕にも任務があるわけでねぇ。」
女は部屋に入ると喋り始めた。
珠玻「……君は一体…?」
きっと誰もが不思議に思う、女の名は__
女「…おっと、名乗るのを忘れていたね。
僕の名前は覇累菜(はるな)。君は____。」
珠玻「珠玻。於十梛珠玻。」
女……いや、覇累菜が名前を口にする前に
珠玻は自己紹介をする。
覇累菜「……ぁ、そうそう、存じ上げているよ。」
珠玻「………絶対今聞いただろ…」
覇累菜「まぁ、そんなことはどうでも良くて、ここからが本題なんだけど……」
珠玻「………」
覇累菜「君もここへ来る途中、影の中から見えたんじゃないかな人中界の‘’今”を…正直いえば、見せられたの方が正解だと思うけどね…。」
「……って言っても分からないと思うけど。」
彼女はそういうと、少し下を向きながら話し始めた。
珠玻「‘’分からない”?それはどういうことだ。」
覇累菜「せっかちだねぇ…まぁいいや、
明確に言うと、ここは異中界(いちゅうかい)。地球のコアに当たる部分なんだ。…そして、君たちが暮らす部分…そこが人中界(じんちゅうかい)だ。
わかりやすく言えば、君たちは‘’人間”。
僕たちは‘’人外”だよ。」
聞いた事のないセリフが耳に入る。
___分からない。
珠玻「……言っていることが分からない。
私は…たしかに……‘’今”の世界が止まっているのを見た。ただ、それが今私がここにいるなんの意味になる?」
覇累菜「そこがじゅーよー。」
覇累菜は1度目を閉じ、もう一度空け…
「ま、言ってしまえば君たちの生きている人中界は全ての時が止まっている。
そこでだ!」
「君はどう思う。動かしたいか?…それとも、止まったままがいいのか?」
急な質問に珠玻は驚く。ただ、本人にとってはその決断よりもほかのことを聞いてからの方がメリットがあると考えたようだ。
珠玻「それに答える前に私からも質問だ。
私がここに連れてこられた理由を教えて欲しいんだ。」
覇累菜は呆れたような、でも楽しそうな顔を見せた。
「そこまで言うか…しょうがない、話そう」
プロローグからの第0話でしたね。
マァマァ数日もすれば第一話が増えるでしょう