(太)ちゅーやー！ (中)うげっ… (太)なんだい「うげっ」て 何か私悪いことした？ (中)手前の存在自体が悪いことだよ (太)酷くなぁいー？ (中)ｷｯｼｮ… (太)酷いよちゅーやー… (中)はいはいそうですねーひどいですねー(棒) (太)(ｰ^ｰ) (中)てかどんな用で呼んだ？ (太)あぁ そうだったね､一寸中也に相談があってー… --- (紅)…何か嫌な予感がするのぉ (森)そうですか､？ 私には判りかねます… (紅)まあ善いだろう､ 今はこの素敵な葡萄酒を楽しもうではないか (森)ですねぇ… --- --- --- ｶﾞｼｬｯ (中)…ｯﾊ (太)ね？ 君じゃあここは抜け出せない --- 相談ってなんだよ --- --- 中也に脱出ゲームをやってほしくてね？ --- --- 私はいつも中也に逃げられてばっかだろう？ --- --- だから脱出ゲームをやって脱出できれば俺は自由､脱出できなければ手前の云う通りにする､ってか？ --- --- 理解が疾いね､流石中也だ --- --- 中也はそれでいいのかい？ --- --- 別にいいぞ？ --- --- 脱出すればいいだけだからな --- --- まあでも今回は自信があるから､中也だと脱出できないよ --- --- やってみねえと判らねえだろ --- --- …ふふっ --- (中)自信ってのはこのことかよ… (太)そうだね､私には判っていた 中也が抜け出せないことを 中也では､ね (中)俺では､か？ (太)長年中也と付き合ってきて一つだけ､中也の本当の弱点があることが判った それがこれだよ (中)どういうことだ？ (太)まあ後で判るよ…(^^) (中)説明めんどいんだろ手前 (太)うん✨️ (中)なんでそんなキラキラしてんだよ… (太)却説､中也が脱出できなかったら私の云う通りにする､って自分で云っていたよね〜 (中)くそｯ… (太)じゃあこれを飲んでくださーい！！！ (中)毒薬か？女体化か？ ここでぬっしの補足 この世界線の中也くんはよく太宰さんに薬盛られてます｡ 女体化したことあるし猫化犬化ももちろん天使も悪魔もあります｡ 頑張れ中也くん…☆ (太)今日は中也に使ったことのない､森さんに特別調合してもらった薬だよ(^^) (中)(あれ､俺生きれる？) (太)命に影響は無いから安心して飲み給え(^^) (中)…ﾁｯ ｺﾞｸｺﾞｸ (中)うっわクソマズ… (太)え､森さんになるべく美味しく作ってもらうようにしてあるんだけど (中)ただ俺が嫌いなだけかもしれねえけどな (太)あー中也確か好き嫌い多いもんね (中)うっせェ しばらくしてー (中)手前…ｯ… 何…盛りやがったｯ…！ (太)もー一寸待ってよー (中)答えるくらい…ｯ いい…じゃねえかよｯ…！ (太)もう一寸すれば判るから！ (中)クソがｯ… またもうしばらくしてー (中)__はっ…//あっ…///__ (太)んふふ､可愛いね中也くん♡ (中)きめぇんだよ…ｯ//手前ェ…//// (太)薬の正体､判ったよね？(^^) (中)…びｯ…やく…//// (太)せーかい♡ 森さんの特別調合は善いでしょ？(^^) (中)善くなんか…ｯ//// (太)却説…♡ どうしてほしいかい？ (中)どうして…ほしいって…ｯ//// (太)何か無いのかな？(^^) (中)…ｯ//// (太)ちゅーやくん♡ (中)ちかっ…/// ほんとまじこいつ顔だけは善いんだよ…ｯ！！！(心の叫び) (太)あれー？ いいのかなぁ？ 折角近づいてあげたのに､何もしないのかなぁ？ (中)__くそがっ…__ (太)もーいいよ､♡ 私からやってあげるから♡ (中)んは…ｯ！？//// (太)ちゅっ♡ (中)んっ…// (太)ぢゅぅぅ…ｯ♡ (中)だｯ…んｯ…//// (太)…んふふ♡ (中)だざっ…///♡ も…っと…ｯ/// (太)あー可愛すぎ ごめんね中也､ 優しくできなさそう…♡

ﾊﾞﾝｯ --- --- --- 中也…ｯ！？ あ゙…？ だ…ざい…か…ｯ どうしたんだ中也！？ 何故こんな…ｯ 手前には…関係ぇ…ねぇ…ｯ ﾊﾞﾀｯ 中也ｯ！？ --- …ｯ --- 何故､こんな事になったんだ？ --- --- 何故､中也は瀕死だった？ --- --- 何故､防御が出来ていなかった？ --- --- 何故､ --- 太宰くん __はっ__…森さん… …なるべく最善を尽くしたが､もしかしたら…永遠に目覚めないかもしれない､ …ｯ きっと､中也くんは全員倒したと思い込んで油断してしまっていたのだろう､ あの子にはよくあることだ､ 僕が…ｯ 僕がもう少しでも疾く着いていたら…ｯ！ 太宰くん､ この世には運命と云うものがあるんだよ､ 私達は､中也くんは､今その運命を辿っている __だから…ｯ！__ だからなんですかｯ！？ 撃たれる前に着いていたら…ｯ！ 太宰くんｯ！ ｯ…！ …今は､中也くんが起きるのを待つしか無いんだ こうだったら､なんて､思っても無駄だよ …ｯ 君の気持ちも判る､でもそうするしか無いときもある､ 大変なことでも今一番合理的なことをするしか無いんだ ｯ…すみません､ありがとうございます… --- 病室 中也､ …ｯ 何故､君はそんな事になってしまったんだい…？ …中也､ 私は､君がどうなっても受け入れられる自信がないよ､ 意識が戻ったって…死んだって､ 森さんは､頑張ってくれたからもういいんだ､ …少なくとも僕は同仕様も無いし､同仕様も出来ない 運命を受け入れることだって… …ごめん､ちょっと席を外すよ 少ししたら帰ってくるから… --- --- そこから中也が起きず､1ヶ月 --- --- e^y --- どうしたの森さん？ …着いてきなさい､｜見せたいものがある《見せなければならないものがある》 …はーい --- 入りなさい 失礼し…ま…… --- なにもない､純白のベッド --- ここには､中也くんがいた､ 今朝確認をしたらいなかった どこに…ｯ！？ 中也は…ｯ！ 落ち着きなさい､もう既に中也くんを捜索させているよ 直に見つかるはずだ …ｯ そう云えば､中也くんの机にこれが置いてあったんだが… 一応渡しておくね､ …手紙…ｯ？ ｜首領《ボス》！ ､！ どうした？ …中也さんが見つかりましたｯ！ ｯ！ 今どこにいる？ それが…ｯ --- --- --- ちゅ__う__…や… …ふむ､そういうことか 森さん…？ 何か… 中也くんはきっと､太宰くんを悲しませたくなかったのだろうね 死んだことがすぐ伝わるより､行方知れずになったほうが…と そんな…ｯ！ どっちでも…僕は…ｯ 中也くんなりの､最期の配慮じゃないかな､？ ｯ… おや？ ここにも手紙のようなものが… ｯ！？ 嗚呼､これは繋がっていたんだね､ きっとこれも太宰くん宛かな？ __…中也__ --- --- --- だｯ…ざい… ｯすま…ねぇ… --- --- 済まねえ､太宰 --- --- 油断して弾､当たっちまったんだ --- --- 俺は､死ぬ --- --- 済まねえ --- --- じゃあな --- --- --- さよならと､告げて｡ --- ---

ｶﾞﾁｬ ただいま… おい太宰 なぁに､？ 俺､出ていくからな え…？ --- なんでなのさ…ｯ！？ まともに育児もしねえくせに夜どっか行きやがる 無駄に面倒がかかるだけだろ 何もしてなかったのは謝るよｯ…！ でもどこか行ってるのはバイトだから…！ 昼でも別にいいだろ？ わざわざ夜に入れる意味わかんねえよ 本当に…ｯ とにかく､出ていくからな 中也…ｯ --- --- --- 太宰さん今日もよろしくね〜 あっ…はい､！ --- ｶﾞｻｯ …ｯ …あ､？ うわ…太宰じゃねえか… こんなとこでバイトしてたのかよ… ﾋﾟｯ 合計で…ｯ ﾊﾞﾀｯ 太宰…ｯ！？ 太宰さんｯ！？ あ゙ｯ… --- 目眩がする… --- --- 気持ち悪い… --- --- なんでだろう… --- す､すみませんお客様ただいまお会計致しますねｯ…！？ 合計3点で619円です､！ あっ… ん゙… --- なんか…眠く…？ --- --- ん…？ あっ…！ 太宰さん､起きましたか？ あれ… 急に倒れたかと思ったら寝ちゃうんですもん… びっくりしましたよ… あっ…ごめんなさい… 最近いること多いですよね､働きすぎじゃないですか…？ …わからないです､ …店長に言っておくので今日は帰ってください､ で､でも…ｯ！ お客様に迷惑ですし心配なんですよ…！！！ ｯ…！ また倒れられたらって…ｯ すみません… 帰ります…ｯ --- --- --- ﾋﾟﾛﾝ ん？ --- ＜「○○日､会える？」 ＜「めんどくさかったら返信しなくていいよ」 ＜「来れるなら来てほしいし来れないなら来なくていいから」 ＜「ちょっと話したいことがあって」 「話したいことがあるならこれで話せばいいじゃねえかよ」＞ ＜「渡したいものもあるんだ､だからなるべく会いたい」 --- んだよこいつ… --- --- ---

中也､来るかなぁ… --- うーん… やっぱこないよなぁ あの時あんな厭がってたらねぇ… …よし --- --- --- ゴミ出し行くかぁ… --- 郵便物は…っと …ん？ 通帳…？ 誰のだよ… ｯ！？ 太宰…！？ …ってこんなところに紙袋…？ ｶﾞｻｯ 手紙､？ って葡萄酒じゃねえか！？ と､とりあえず手紙… ｶﾞｻｯ(効果音会ってます？) --- 中也のお気に入りの葡萄酒を選別して3種類2本ずつ買っておいたよ 育児に疲れてるだろうと休憩のために､ってね --- …ｯ そう云えば…ｯ！ ﾋﾟｯ(スマホのカレンダー開く) 昨日って…結婚記念日…ｯ でも､なんで通帳が…？ --- ん゙〜…なんでだ…？ …続いてのニュースです 今朝5時半頃､人が倒れているとの通報がありました 警察が操作したところ､近くのビルから落下したと思われています 損傷が激しく身元は判明していませんが､身長180cm前後で包帯をいたるところに巻いているそうです はｯ…？ 太宰…じゃ､ねえ…よ､､な…ｯ…？ … 太宰…ｯ

中也､来るかなぁ… --- よぉ､糞鯖 …！ なんだよ話したいことと渡したいものって まず､話したいこと おう… 中也､ごめんね？ いっぱいバイトして､元のお金をあわせて中也に喜んでもらえることしたくてさ… だから､これ…！ 渡したいもの…ｯ！ ｶﾞｻｯ おぉ…紙袋… ぜっっっっっっっっっっっったいに落としちゃだめだからね！？ 圧がすげぇ… それじゃあ､わざわざごめんね…ｯ ﾀｯ … 中身なんだろ… ｶﾞｻｯ おぉ！ 葡萄酒じゃねえか！ あいつたまにはいいことするじゃねえか… …って通帳…？ …ｯ！ 真逆…ｯ！ ﾀﾞｯ --- 太宰が行く所と云えば…ｯ あれ…止められるつもりなかったんだけどなぁ… なんだよ…手前…ｯ なんで…ｯ！ ごめんね､中也 私､中也がいると生きれないかもしれない 愛しているのだけどね､ 愛しているのだけど､ もう､だめな気がする おい…ｯ ごめん､中也 ﾀｯ 太宰ｯ！？ 太宰…ｯ …俺は､手前といたい だから､待ってろよ

--- いじめって､なんだろうね --- …ｯ --- 暴力って､なんだろうね --- __ﾄﾞｶﾞｯ__ い゙ｯ… --- 信用って､なんだろうね --- どうせ〜… … --- --- よォ太宰！ …中也､ まーた暗い顔してんな､そんなに厭なのかぁ？ 厭だよ､痛いもの …親も相手してくれねえのか､？ 母さんはいないし父さんは仕事ばっか､母方だろうが父方だろうがおじいちゃんおばあちゃんは会えないし､味方になるかどうかもわからない …わりぃけど､俺母ちゃんに云われてるんだ 手前は助けられないって …別にいいよ 中也もあんま僕に絡まないほうがいいんじゃない？ だって手前周りに人いねえじゃねえかよ 家でも学校でも1人で流石に可哀想だろ… 気にしなくていいよ､中也は好きなことをやりな じゃあ俺太宰のそばにいるー …ｯｗ 何笑ってんだよ いや…ｯ 中也らしいなって…ｗ --- __うわーまだ来てるよ彼奴__ __もういい加減さっさと消えろよな__ __中也もよくあんな奴と付き合ってられるよな__ …ねえ中也 ん？どうした？ 僕からのお願いなんだけどさ､ おう､？ やっぱもう僕と絡むのやめて？ は…？ 一緒にいるっつったよな！？ 中也まで悪く云われてしまう､僕はそれが厭なんだよ でも…ｯ！ お願い …ｯ --- --- --- --- それから中也と絡むことは少なくなった --- --- そしてとある日 --- あっ…！ 太宰！ ん､？ 久しぶりだな！ 中也､！？ 今日遊ばねえかー？ えっ…でも… 久しぶりに会った記念みたいな､？ … 来れるなら4時集合なー！ 30分までしか待ってやらねえからな！？ あっ…うん… んじゃあな！ ﾀｯ … 唐突だね… --- 中也さんと遊んでます､もう帰るってくらいのころです あー､もうそろそろ帰らねえとなぁ… …ありがとう中也､楽しかったよ 喜んでもらえて何よりだよ！ あっそうだ､写真とか撮ろうぜ！！！ 写真… ほらっ！ ﾊﾟｼｬ いい感じに撮れてんじゃねえか！ 今日はありがとうな！ …うん､！ --- 次の日 太宰ー！ どうしたの､？ これ！ 昨日撮った写真がアクリルフォトキーホルダーに入ってます えっ…これって…？ 昨日の写真！ せっかくならって印刷してもらって入れたんだ！ 太宰の分もあるから善かったら貰ってほしい！ …いいの､？ 勿論だぜ！！！！！！(ｺﾚｳｯﾃﾃﾒｯﾁｬｹﾞﾝｷﾀﾞﾅｱｯﾃｵﾓｯﾀ) …ありがとう､ 大切にするよ､！ ふふん( ´∀｀) --- --- --- --- --- えっ………？ --- 太宰は聴いた --- --- 中也がいじめられているという噂を --- --- よー！ 太宰！ あっ…中也…ｯ ､？ どうしたんだよそんな顔して…？ …中也って､ いじめられてるの…？ … …噂で､聴いたんだ､ 昔の手前程じゃねえよ､イタズラに近いもんだよ …ｯ もし…ｯ もし何かあったら､何かできることがあるなら､僕に云ってね…ｯ？ …嗚呼､判った --- --- --- --- 中也が不登校になった --- --- きっといじめがどんどん酷くなっていったのだろう --- --- 恐らく中也と絡んでいたからということでまたいじめられ始めた --- __ﾄﾞｶｯﾎﾞｺｯ__ い゙ｯ… さっさと消えろよｯ！ __ｺﾞﾂｯ__ あ゙…ｯ --- 気絶するまで殴られ続け､終いには持ち物を外に投げられたり捨てられたりする --- --- 沢山殴られぼろぼろになった体には苦しく､とてもきつかった --- --- 中也は､こんな事をされていたのだろうか --- --- もしかしたら､これ以上の事をされていたかもしれない --- --- そう考えると､憤りを感じた --- --- 同時に､中也を助けてあげられなかったという喪失感も感じた --- --- 何故､このような事になっているのか --- --- どれだけ考えても､判らなかった --- --- --- --- ｶｼｬﾝ …ｯ！ キーホルダーが… ｽｯ ｶﾞﾁｬｯ ｯ！？ んー？ 何してんだそんなところで？ 足ｯ… 足ぃ？ あっごめんごめんなんか踏んでたわｗ ｯ… --- キーホルダーは割れていて､割れた箇所が引っ掻いたのか写真も切れているところがあった --- __…え…ｯ__ あ？ 何云ってるか聞こえねえよ… もうちょっとちゃんと話せってｗ というかこんなのまだ持ってんのかよ…ｗ もうこいついねえのになｗ お前…ｯ！ __ﾄﾞｶﾞｯ__ ｯ！？！？ ｯ…何すんだよｯ！？ 絶対に…ｯ！ 絶対に許さないｯ…！！！ __ﾄﾞｺﾞｯﾊﾞｷｯ__ --- --- --- --- そこから後は覚えていない --- --- 気がついたら目の前には顔が腫れ上がり血が垂れ四肢等には複数の痣が浮き上がっている人間がいた --- … --- 何も感じなかった --- --- 何も無くなったように､全てを感じなくなった --- --- そして､また意識が途切れた --- --- --- --- --- --- --- そして､数年後 --- あれから不登校になったが､なんとか高校には行けているという感じだった ん､こんなところにカフェなんてあったっけ…？ まあいいや､自習場所にちょうどいいかも ｶﾗﾝｶﾗﾝ __いらっしゃいませー__ __この店の雰囲気､好きだなぁ…__ __人が多すぎず少なすぎず､いい感じ__ ｶﾗﾝｶﾗﾝ __いらっしゃいませー__ --- 誰かまたお客さんが来た --- --- なんだか､懐かしい雰囲気がした --- ちゅう､や､？ …？ …太宰…ｯ！？ --- いやー､こんなところで出会うなんてな… …中也が元気そうで何よりだよ 手前もな､ … … ねぇ､中也 ん､？ どした？ 昔にくれた､写真入りのキーホルダー､壊されちゃってさ …ｯ …また､思い出作らない？ ｯ…！ …勿論だ…ｯ！ いっぱい思い出作ろう…ｯ！！！ よかった… 早速また今度遊びに行こうな！ うん､！ --- --- --- --- そしてまた数年後 --- え…ｯ！？ ふはははｗ 笑い方悪魔かよｯ！？ ちょっ､太宰さんｯ！？ 何処行くんですか！？！？ おい太宰！ 仕事放り出して何処かに行くな！！！ 若い者たちは元気だねぇ… 元気であればあるほど､自然と笑顔も増える これでいいのだ… 中也…あまり暴れぬようにな…？ ねー国木田ー お菓子はー？ お菓子なら備蓄分まで全て食べ終わってしまったので先程与謝野先生が補充に行かれました ちぇー 太宰待てやｯ！！！ 待ちませーんｗｗｗ ﾋﾟｭｰﾝ おい太宰！！！ 国木田ー ｯはいなんでしょう？ なんだかんだ大きな事があったときに太宰も頑張ってくれてるしこれくらい許してあげなよー しかし書類等が溜まって… そんなに云うなら国木田がやればいいじゃんー… ｸﾞｯ… …こんなに元気に過ごせているのも､奇跡って感じ？ 奇跡…？ ほら､僕って何でもお見通しじゃない？ 太宰の過去まで判っている…ということですか…！？ まー憶測だけどね 超推理がある限り否定はできない…と､ まあまあ､ハッピーエンドということで はっぴーえんど…？ 太宰があれでいいならいいでしょ！ これでこの話は終わりｯ！ 手頃な事件探してくる〜 あっ… …はっぴーえんど､？