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目次
# 0
どうやら|現実《リアル》では生きれないらしいあたし 。
何をするにも|失敗失敗失敗《ゲームオーバー》 。
学校も日常も人間関係もぜーんぶ 、 クソ喰らえだ 。
『 みんな違ってみんな良い 』
なんて言うくせに 、 結局同じことを学ばせられて同じものを着せられて 。
あたしみたいな何かに熱中してそれを生き甲斐とする 、
いわゆる“ オタク ” を責めて嘲笑うのが当たり前で 。
個性なんてどこにもないんだと気付いた 。
それに気付いてからは意外と早いもので 。
じゃあこんな|世界《ワールド》よりもっと楽しいところがあるんじゃないかって 。
考えたあとのあたしは 、 |睡眠薬《回復薬》を飲んで 、 深く眠りについた 。
死にたかったわけじゃない 。
生きたかったわけでもない 。
ただ|素晴らしい世界《AAA NEW WORLD》を探しに 、 冒険しに行っただけ 。
「 あたしの|個性《アビリティ》 、 見つけられると良いな 」
その世界に|幸せ《GG》はあるのだろうか 。
ネガティブっぽい話ですけれどちゃんと愛されですよ 。
# 1
___ 神様はもしかしたら存在しないのかもしれない 。
目が覚めるとそこはとある中学校だった 。
異世界系の漫画やFPSが好きだったあたしは 、
てっきりなにか強い武器が渡されたり 、
得体の知れないレベルの高いモンスターが現れるのかと期待していた 。
なのになんだここ 。
おそらく季節は春であろうこの|世界《ワールド》には 、 とてつもなく大きな中学校と満開の桜 。
あたしが今立ちすくんでいる玄関前には 、 元いた転生前の|世界《ワールド》では考えられないような 、
彩り豊かな髪色をしている人たちがいっぱい 。
心做しか顔面偏差値が高いような ...... ??
転生前のあたしの顔面といったらホントにダメダメ 。
整形してもマシにはならないタイプ 。
__ そこは現代の医療の進歩を信じてあげる
べきかな ?
まぁそんなことは置いといて 、 とりあえず情報が整理できないあたしは戸惑っていた 。
よく見ればあたし私服だ 。
あたしだけじゃない 、 ここにいる生徒らしき人全て 。
そのことも含め混乱していると 、 茶髪の男子と金髪の女子に話しかけられた 。
目が痛くなるほど眩しいイケメンと美人だ 。
hskw 『 え !! ねぇねぇあんためっちゃかわいくない !? 』
かわいらしい声でかわいいと言われたあたしは思わず気絶しそうになった 。
そんなの前世で言われた記憶がないからだ 。
kne 『 確かに 、 お名前なんて言うの ? 』
またもやイケボでそう聞かれた 。
「 ぇっ 、 あ 、 えーっと 、 っ 」
まぁ 、 こうなるよね 。
前世では人との面識なんて一切なかったもん 。
それなのにこんなイケメン美女に話しかけられちゃったら 、 さ 。
kne 『 ふふ 、 ゆっくりでいいよ ? 』
優しく微笑みながら言われる 。
流石に名前は名乗らないと 、 人間失格 ?
名前 ... ふととある大好きな漫画のキャラクターを思い出す 。
確か少女漫画のヒロインだったはず 。
あたしはそのキャラクターの名前をそのまま借りることにした 。
どういうわけか前世の名前も誕生日もその他諸々個人情報を覚えていないんだ 。
「 ... |星望奏爻《ほしもちかなめ》です 、 」
hskw 『 え ! ほし !? 一緒じゃーん !! 星川サラだよ - !! 』
kne 『 僕は叶っていいます ( 笑 』
「 えっと ... 星川さんと叶さん 、 ? 」
hskw 『 やだな - ! サラで良いよ !! 』
「 ぁ 、 サラ ... ちゃん ? 」
kne 『 僕は好きな呼び方でどーぞ 』
「 えぇ ... か 、 叶さん ? 」
kne 『 あは 、 そのまんまだ 』
hskw 『 そいえばかなめとかなえも似てるよね ~ !! かにゃって呼んじゃおっかな !! 』
「 ぇあ 、 ありがとうございます 、 ? 」
hskw 『 かにゃって何年生 ? あ 、 そのリボンの色は同学年じゃん !! 』
腕に付いているリボンの色はパステルグリーンだ 。
「 あの 、 リボンの色によって学年違うんですか ? 」
hskw 『 ? 知らないの ? 中1がピンク 、 中2がブルー 、 星川たち中3がグリーンなんだ !! 』
kne 『 ここは中高等学校だから 、 高1がパープル 、 高2がイエロー 、 高3がホワイトだよ 』
「 そ 、 そうなんだ ? 」
hskw 『 基本パステルだから可愛いけど最後の高3がホワイトなのはちょっとな ~ 』
kne 『 高3が一番上だからね 。 シンプルイズベストって感じかな 』
hskw 『 でもさ ~ やっぱ高3でピンクとかだとテンション上がるくない ? 』
kne 『 男の僕には分かんないな ~ 』
仲良さそうに二人で話している 。
ふと 、 チャイムが鳴った 。
hskw 『 もうこんな時間 !? 急がなきゃ !! 』
kne 『 今度こそ顧問に怒られるやつかな 』
hskw 『 ごめん !! また話そうね !! 星川たち顧問のお手伝いしにいく途中だったんだ !! 』
「 あっ 、 はい 、 また 、 ... ? 」
凄い速さで走り出すサラちゃん 。
あの冷静そうな叶さんでさえも少し早歩きなくらいだ 。
__ 終わった 。
チャイムが鳴ったということは 、 授業が始まるということ 。
____ あたし 、 教室も知らないんですが ?!