雪解けと共に消えて

編集者:るるる
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目次

    プロローグ-過ちを犯してしまったあの日

    真っ白に降りしきった大地の上で、白い息を漏らしながら、必死に逃げようとザクザク音を鳴らして走った。 思い足取りでは思う様に進めず、次第に涙が溢れてくる。 お願い、歩くたびに音を立てないで。 息に色をつけないで。 そう必死に願えど、残酷なほどに道の先は白く濁ったまま、何も叶えやしてくれなかった。
    「あれ、あの子休み?」 「そうみたい。地味だからいてもいなくてもおなじじゃない?」 「ちょ、雪…そうなんだ。」 「てか冬休み楽しみ!早くおわんないかなぁ。」 「うん…そうだね。」