菜々星はすこし(?)口が悪い平凡な女の子
そこにやってきたのは母の再婚相手&シスコン兄
スペックはめちゃいいくせにめちゃめちゃキモイ!?
菜々星の平凡な生活はどこに!?
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目次
シスコン兄がやってきた!?
普通の生活をしている16歳の少女、菜々星。
しかしそこにやってきたのは…?
「今日から菜々星のお兄ちゃんになる八弥くんよ。」
そこにやってきたのは、母の再婚相手の子供。
目は大きく、つやつやの髪、色白、目立ちがくっきりしている。おまけに背が高い。
くそっ、15㎝分けてくんないかな!?
「母の子供の菜々星です~、よろしっ!?」
八弥…兄は瞬時に私を抱き、ニヤニヤした。
「可愛い…」
え?
「俺の妹、可愛い!」
「おかーさん、離婚して…」
--- 1日目 ---
「ねぇあの男の人、誰?菜々星のストーカー?さっきから謎にはぁはぁしてるし…」
そういったのは私の友達の莉理。
ストーカーは言うまでもなく、兄である。朝から「3メートル以内に近づくな」といっていた。
しかしぴったり三メートルから出でストーキングなんて!!その頭脳をこんなところで使わないでほしい。まぁ、抱きつかれないだけでもいいとしよう…
「菜々星…俺の妹…へへへ」
せめてイケメンならもう少し言っていることもイケメンであってほしい!あと声は聞こえんでいい!
「…私の義兄…」
「あちゃー…はは…」
せめて励ましてくれよぉ…
--- 2日目 ---
「みろ菜々星!ウエディングケーキだ!!」
白いケーキが三段になっている。せめてウエディングがついていなければ何も気にすることなく食べていただろうに。
「調理実習で作ったんだ!!」
いや、調理実習でそれは作らないだろ。
「うえにウエディングドレスの菜々星を乗せたんだ!!」
きもいなー
私はそのドールを手に取り、ぽっきり割った。
「あぁー!俺の1時間ー!」
どんまい
読んでいただきありがとうございました!
この作品をシリーズ化するか悩んでいるので、コメントで教えてください!
シスコン兄は今日もキモイ
--- 4日目 ---
「こんにちは、ただいま生徒会長になった桜庭八弥と申します」
生徒会長選挙って確か10月ぐらいだよね?
今日は8月
うーん、もうしらねっ!
「生徒会長になった経路はと申しますと、前生徒会長を叩きのめし(物理かもしれない)、妹にふさわしい僕になりたいと思ったからです。」
理由になってないし。しかも決め顔で言うなんて
今の一言さえ要らなければよさそうな生徒会長に見えたのに…と、私はうなだれた
妹にふさわしくなりたいってもう十分な気もするが本人には言ってやらない。
---放課後 ---
「ねぇ菜々星!俺のスピーチ聞いた!?もうついに結婚だね!」
「しないしやめろ」
ガーンとしょんぼりした八弥。
「まぁでも!」
「?」
「悪い気はしなかった…かな」
「菜々星~!!」
八弥は思い切り菜々星を抱きしめた。
この兄は抱きつくのが好きなのか?
「触らないでくれる?」
--- 5日目 ---
「桜庭菜々星!このままじゃ赤点でご退学だぞ!補修で必ず60点以上取らなければ…」
「ければ?どうなるんです?」
「バイバ~イだ」
赤点を10個集めてしまったためである!
(やべー人生おわるぅー)
--- 放課後 ---
「菜々星!勉強を手取り足取り教えるちゃうぞ!」
プリキ●アみたいな登場を果たしたのは皆さんご察しの通り
シスコン兄である
言い方がキメェ
「無理無理。あんたに教えてもらうなんて天地がひっくり返ってもあり得ない。」
「そんなこと言ったら…八弥と菜々星のラブラブ❤高校生活が終わっちゃうわよ!」
ホントにもったいないなーこいつ
きゃぴきゃぴするなんて、女子か?
気持ち悪すぎたので、菜々星の脳内では八弥がデフォルト化されていた。
「さー勉強するよー!」
「いやぁぁぁぁぁ!」
--- 次の日 ---
「あれ?満点じゃないか?どうした?」
「兄に…」
先生は納得してしまったようだ。いやいや教えられていたことに
「どんまいだな」
読んでくださりありがとうございました!
シリーズ化決定いたしました!
ただ「愛」を知りたいのほうは土曜日更新、こちらは日曜日更新です!
また会いましょう!
シスコン兄との職場体験~1日目~
--- 職場体験1日目 ---
職場体験とは!
職場の体験である!
職場体験…
私は1日目にファストフード店
2日目に幼稚園となっている
菜々星は少し、いやだいぶ嫌な予感がしていた。
「今日はよろしくお願いします!」
「よろしくね!じゃぁ、接客してもらえるかしら?」
「はい!」
ファストフード店店長がいい人で良かった。
『いい?まぁ無理にとは言わないけど、お客さんには笑顔!』
ちゃんとやれるだろうか
「すみませーんカフェラテ一つください」
にゅっと現れたのは皆さんご損じシスコン野郎である。
「はい。では何円で~」
「あとスマイルください」
謀ったなこいつ。にやけてるし
こいつ絶対(菜々星の笑顔だ!可愛い!結婚しよう!!)
「こちらカフェラテですー180円になりますーありがとうございましたー」
「あっはい」
兄はあまりにも早すぎる私の対応にびっくりしたらしい。
働く終了時間まで、兄はどこかしらから私を見ていた。
おまけ会話だけ(顔が真顔だったため)
「先生職場体験のファストフード店だけ見させてください」
「え?先生じゃないよね?」
「みせろや」
「え?」
「みせろぉぉ」
「はい!わかりましたぁ!」
次は来週ごろ更新させていただきます!
また会いましょう!
幼稚園児は兄
「なんでこうなった…」
毎話見てくれている人にはわかるだろう。
第一に今日は幼稚園の職場体験だ。
第二に今日も兄が権力を使い職場体験の職場に来た。
第三に…
幼稚園児の中に兄がいる。
んん!?
幼稚園に兄がいる!?
そして幼稚園児側!?
さすがの菜々星も動揺を隠しきれない。
「菜々星せんせー」
うわ。むり!!
菜々星はスマホを取り出し110番へでんわをする。
「あの、変質者が…はい、○○幼稚園です。はい、そうです。よろしくお願いします。」
「まってぇぇぇぇ」
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「それでそのあと八弥君は警察に捕まりかけたのね」
母はふふふっと笑っているが、母ももうついにおかしくなったかと思った。
「八弥(のくそ野郎)だけ離縁できない?!」
「それはママが怒られるわよ~でも、そうね…もし嫌なら…」
「えっ!?そんなことできるの!?」
そのあとは作戦の話をした。兄は警察にいるため、5時間いない。だから聞かれてない。
決行日は明日
待ってろよ、八弥(糞兄)
読んでいただきありがとうございました!
ファンレターありがとうございます!
心の支えになります!
次の話でシスコン兄がやってきた!?は終了となります。
そのあと、長期の活動休止を経て、「シスコン兄&塩対応妹!?」を連載したいと思っています。
また、時間ができたら番外編などを書いていくので、引き続きよろしくお願いいたします。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
次の話で会いましょう!
青木 奏
兄の執着の理由
「あなたはいらないひとじゃないよ」
そういうのはこどものころの私
この目の前にいる少年は、父と母の中の悪さで心が痛み、さらに母からの八つ当たりが日常茶飯事になってしまい、自分が要らない子だと思うようになった。
「僕は…誰にも必要とされてないんだ…」
「じゃあ、私があなたを必要としてあげる!」
「本当に…?」
「うん」
昔の記憶
この少年はその数日後、引っ越してしまったようだが、今でも元気にやってるだろうか。
そういえば、名前を聞いてなかったな
そして、義兄の八弥に似ているな
そう、思ったのだった。
作戦当日
作戦は、彼氏を作ること!
「「「「よろしく」」」」
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男慣れしていない(八弥はごみというてい)菜々星には体がずっと震えていた。
めっちゃグイグイ来る…
「なあ菜々星ちゃん、この後二人で抜けない?」
嫌!キモイ!!つかまれた腕がいたい!
「やめてっ!」
たすけて!と言いそうなところで八弥の姿が脳裏に浮かぶ
なんであいつが…
ドン!という音が鳴った後腕の痛みは消えていた。
「俺の大切な義妹に触れるな」
助けてくれたのは…糞兄だった
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「なんであの時…助けてくれたの」
八弥ならばすることかもしれないが、その言葉が不思議と口から出た。
「菜々星が言ったんだろ?俺を必要としてくれるって」
「!」
やはりあの少年は八弥だった。
今の義父が八弥の母と離婚して、私の母と結婚したのだろう。
人生は不思議なものだ。
「今日は…ありがと」
「!菜々星~!!」
「キモイ!くんな!!!」
でもまぁ、私の兄としては認めてやるか
第一章 完
ありがとうございました!