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目次
#Prolog
悲恋資料館―
悲恋こそ美しき愛のカタチなのです!
館長 ■■■・アルケル
おっとこりゃ失礼。私、案内役のアール・アルケルと申します。この悲恋資料館の案内役です。
これから始めるお話はこの悲恋資料館が大きく関係しているそうですよ。
フフッ。
今にも聞きたそうですね。ですが今日はもう閉館。またの来館時にお話いたしましょう
--- これにて本日閉館いたしましょう ---
ふと、後ろを見てみるともうそこには悲恋資料館はなかった。
--- まるで魔法がかかったかのように ---
--- 消えている ---
【作者のこぼれ話】
アールと悲恋資料館はここから先の話に深く関わっている
【アールの机から】
悲恋資料館 ■■■容疑者はΣ
悲恋こそ美しき愛のカタチなのです
と声明を発表したが悲恋資料館は行方不明が多発する地にあるため軍は警戒している
■■■容疑者は軍から行方不明と、指名手配をかけられ、賞金■■■■万がかけられている
#1 お嬢と庭師
さて、今宵もお客が来ておりますね。
お話するといたしましょう。
開店
さて、初めましての方もこんにちはの方も聞いていってくださいな。
まぁ、昔の嬢さんと庭師の話ですね。
昔々 あるところに歩というお嬢さまがおりました。お嬢の家の庭師・芽亜という少年は歩嬢さんに恋をしていました。
歩嬢さんも芽亜さんに恋してたそうです。
そして、お嬢は父に言ったそうです。
歩「父上。私芽亜と結婚したい!」
でも 父は反対しました。
歩の父「ダメだ。あんな庭師はどうせろくに使えない。」
歩「そんなぁ」
その晩、歩お嬢は考えました。
薬を飲み仮死状態になれば!お父様は死んだと思い、芽亜と秘かに結婚できる!と
そしてその方法を使い、逃げ出した歩お嬢ですが、父は腕の良い探偵と殺し屋を雇っていたもんですから、芽亜さんもその家族も殺され、
--- 死んでいました。 ---
その事を知った歩お嬢は自分も芽亜を追い
自殺しました。
--- おしまい ---
まぁ そこにいる貴方もこんな恋しないと良いですね。
ではまたのご来店を
次は彼氏さんもね。
【アールの机から】
連日の殺人事件は悲恋資料館は関係ないことがわかった。だが、最近 ■■椅子取りゲームというデスゲームが事件の引き金となったようだ。
#アールの資料館
アール・アロケロの資料館には、ゲームによって死亡した人々が運び込まれる―
「はぁ~!?!?なんで死体処理しなきゃなのだよ?」
「しょうがありません。虚無様が仰っていたのですから。」
「アウル、ありがとう。虚無に「ふざけんな」って伝えといて」
「ははっ…。了解しました。アールさん。処理いつもありがとうございます」
そう言ってアウルが去った後、赤色のポニーテールの青年―
アールが死体処理をし始める。
「なんで、|此処《マーダーランド》に悲恋資料館を建ててしまったのだろうか」
「そりゃぁね♪此処しか無かったんですよね?土~地~!」
「クレアン五月蝿い」
「失礼しました。アール様、お許しください」
「宜しい。下がれ」
「はい。下がらせていただきます。」
クレアンと呼ばれた、黄色の髪の少女はとても、従順だ。
「アール様。少し宜しいでしょうか?」
「なんだ?」
「アール様は私を遥か昔、家来にしてくださいました。アール様がマーダーランド東国『クターラ』の王だったときに。でも、どうして、王をお辞めに?」
「それはねぇ…。|国王《私の父》が跡継ぎ跡継ぎ五月蝿かったからさ」
「あと、母は悲恋資料館を応援すると言ってくれて、父に言ってみたら、『良いぞ、アール。』っていいやがったからねぇ」
「成る程。」
クレアンは言ったのだ。
「私に名字をくださいませんか?」
「なんだ?急にさ」
「私は孤児でした。そのため、アール様の召し使いになってしまいました。ですから」
「あぁ。アール・アロケロの名で署名しよう。」
「ありがとうございます。」
クレアンがお礼をする
「お前は今日から
--- クレアン・キルクアン ---
と名乗ると良い」
ギィ
ドアの開く音
「さぁ行っておいで、クレアン」
ドキドキワクワク
彼女は歩きだした
「はい。お客様ですか?」
そこには王家の娘らしき少女が立っていた