「せんせー、大好きですよ!」
神威柳太、彼には大好きな先生がいた。
夕凪 璃透、彼には大好きな生徒がいるが、まだ自覚していない。
彼らが結ばれることはあるのだろうか?
果たしてそれは、幸せなのだろうか…?
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目次
一話☆
キーン、🌽、カーン、🌽…
モブ生徒「…えキーンコーンカーンコーンだから🌽(コーン)ってことじゃないよね??((」
俺は神威 柳太。
…俺には好きな人がいるんだ。
先輩?同級生?後輩?はたまた、中学の頃の同級生??
どれも違うね、正解は…
ドタドタドタ…
神威「せんせーー!!!」
夕凪「うるせぇ!!!廊下を走るな歩け!!((」
神威「せんせーに会いたかったんだもん~~」
夕凪「だとしてもダメだ((」
神威「(´・ω・`)」
担任の夕凪 璃透せんせー。
俺の初恋であり、絶対に誰にも渡したくない、かけがえのない存在。
なんだけど…
夕凪「全く…。会いたかったってのは悪い気しねぇけど、ルールはルールだからな」
神威「は~い…」
全然、振り向いてくれてない気がする。
いや、嫌われてはないと思うんだけど、好きとも思われてなさそうな…
なので単刀直入にここは攻めていこうと!思って今日は廊下を走ってまいりました((
神威「ねぇせんせー、せんせーってさ…」
神威「好きな人、いるの?」
…
夕凪「………はっ?」
夕凪視点
最近、どうにも気にかかって仕方ない生徒がいる。
それが、神威 柳太。
特別な問題児でもないし、部活も真面目に取り組む優等生なんだが…
いつのまにかそいつだけ見てるなんてこともあるし…
神威「どーしたんですか、せんせー?」
その顔で見られると、ちょっと気持ちが揺らぐこともある。
そんな神威に、好きな人がいるか聞かれた。
夕凪「…いねぇよ」
とりあえずそう答える。
そう答えるけれど、本心はまだ迷っている。
なんでこんなに回答に詰まってしまったんだろうか、なんでまだ迷ってるんだろうか。
考えれば考えるほどわからなくなる。
神威「そうなんですか~…」
夕凪「ほ、ほら、もうすぐ予鈴鳴るぞ」
神威「うわ、ほんとだ!!じゃまたね、せんせー!」
夕凪「敬語使えや((」
一瞬、浮かんだ答えに、自分で終止符を打つ。
夕凪「…そんなわけ、ねぇだろ……相手は生徒なんだぞ…?」
もはや夕凪サンの生みの親のネッ友のために書いたと言っても過言ではない((
二話☆
神威視点
夕凪「それで、この文からして筆者は…」
あー本当水曜日って大好き。
HRと国語で二回夕凪せんせーに会えるのだ…((
まぁ他の曜日にも国語あるし国語無い時も会いに行ってるけど((
夕凪「…おい鈴鹿ー寝るな起きろノート書け」
鈴鹿「違います、寝てません!!目を閉じて空気と一体化してたんです!!!!」
夕凪「空気と一体化!?」
あはは、とクラスが暖かな笑いに包まれる。
鈴鹿くん、あとで職員室だねー。((
夕凪「ハァ…もう、授業続けるぞ!」
キーンコーンギュインドカーン((!?
モブ「チャイムがーーーー!!!!」
モブb「あきらめろここのチャイムはもうおしまいだッ!!!!」
神威「よしあと1時間☆もうどうでもいいな☆適当にノート書いてせんせーの妄想しとこ(きも)」
フラッ…
神威「うっ…?」
あれ、なんか眩暈がした…?
神威「そういや忘れてたけど今日朝微熱っぽかったっけ…?」
まぁ、あと1時間で授業終わるし部活無いし大丈夫か…
授業後☆(割愛ってコト)
夕凪「じゃ、気を付けて帰れよ~」
終わった~~無事に!!
さ、あとはかえるだけ…
神威「っ…」
夕凪「?神威?」
あれ、視界が…ぐらつく…
ドサッ
夕凪「神威!!!」
意識の端っこで、せんせーの声がした。
夕凪先生みたいな先生に教えられたい((きしょ