ヒーローから見れば、悪役は悪役。でも、悪役から見れば?
悪役にも家族がいる。ヒーローにも家族がいる。
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目次
ヒーローって残酷だね。 参加型
これは、ヒーローと戦う、悪役の物語。
主人公 メア
露出なしの、女ディーラーの服装をしている。
ウサギのカチューシャ(子供向けのやつ)をつけていて、後ろに1つの三つ編みで髪を結んでいる。
「…一体部下は今まで何人死んだんだ」
だれもいない、カジノのような空間で、部下の遺書を呼んで、私はそう呟いた。
悪役幹部の私…メアには、毎日のように死んだ部下の遺書が届く。
悪役は、戦いに行く前に、遺書を書く。死んだら、遺書が届くのだ。
これで、何人目だろう。
ボスは優しい。ヒーローと考え方が違うだけ。あんな野蛮なやつらは、そんなことも気づかない。
はぁ…
悪役の仲間を募集します!
名前と年齢、地位や過去などをお願いします!ヒーローを憎む動機も!
容姿は文字で書いてくれると助かります!
主人公との関係もお願いします!
ヒーローという名の悪党 参加募集
まだまだ参加募集中です!
サンプルボイスがあると嬉しい!
「また部下が死んだの?」
奥から、聞き慣れた声が聞こえてきた。
「あぁ。」
私はそれだけ言った。
「…そう。」
声をかけてきたのは、ボスの右腕のラン。ヒーローに親を殺されたらしい。大分地位の高い彼女だが、フレンドリーだ。
「…ヒーローも気遣いがなってないよな」
私はいつも皆を笑わせるように、そう言った。いちいち、死人に手を合わせる余裕なんてものはないから。
「そうよね。それに、今日もまた部下が1人戦いに行くらしいわ」
「ボスは、なんで止めないんだろうな」
一瞬、表情が曇りかけた。でも、いつもの笑顔に戻った。
「ボスもボスなりに何か考えてるのよ」
「…だと、いいけどな」
私はそう言って、的の真ん中に釘を投げ刺す。
「相変わらず、百発百中ね」
「そうか?ありがと」
ランと私は、他愛のない会話をして過ごしていた
あともう2人か1人きたら、文字数増やします!
悪役の正義とヒーローの正義 参加募集
ヒーロー殺略会議にて
ラン「今日の議題は、部下の強化についてよ」
「3人だけかよ、この会議」
そう言ったのは、私と同期の幹部 覇風光だ。机に足を乗っけて座っている。姿勢悪っ!
「しょうがないだろ。部下はあんまりいないからな」
姿勢が悪いと思った私も、昨日からやってるルービックキューブやってるから、口に出せない。
「2人とも!ちゃんとしないと!」
ランが私達を注意する。怒らせたくないから、ちゃんとした姿勢に戻る。
「部下は死なないようにしないといけないわ。2人とも、意見をちょうだい」
「アイテム装備とか?」
「銃で戦うとか?」
「はぁ。アイテムに頼りっぱなしじゃダメ!」
呆れながらも言うラン。
「ヒーローも変身アイテムに頼りっぱなしじゃん」
私はそう言った。
「あいつらはしょうがねぇんだ。」
光はそう言った。なんで知ってるかって?彼は昔はヒーローだったらしい。正義が分からなくなったとかで、悪になったらしい。…こっちから見りゃ、ヒーローが悪だけどな。
「変身アイテム壊しちゃえば?」
私が言うと、
「いいじゃん!それ!」
光が乗ってくる。
「今回は部下の強化よ!ヒーローの弱化じゃない!」
「じゃあ、アイテム装備しかないんじゃない?」
私と光はシンクロして言った。
「もうそれしかないようね。」
ランは呆れながらも、決定してくれた。
その日のカジノルームにて。
珍しく光が来ていた。いっつも寝てるはずの時間なのに。
「あ、光か。珍しいな」
「チッ。来たら悪いかよ」
光は舌打ちをしながら言った。機嫌が悪いのか…。
「そういうことじゃなくて、なんかあったか?」
とりあえず話を聞く。
「実はよ、ヒーロー共、俺のこと忘れてやがる。」
めっちゃ機嫌わるそう。どうしよ
「そ、そうか。気晴らしに何かする?」
気まずい雰囲気をなんとかせねば!彼は酒飲めないんで、炭酸水だしてみる。
私と彼は席に座って、話し始めた。しりとりとかやったあと、彼は言った。
「あのさぁ、昔の仲間って忘れるものなのかな」
彼の口調が変わっている。よほど悲しいのか。
「…どうだろうな」
「俺もアイツらと戦ったんだよ?仲間として。…なのに、こんなにあっさり忘れるのか?」
「ヒーローが悪いんだよ。」
横を向く。そしたら、光泣いてる。
うそやろ、光って泣くんか…?
「でもさ、俺はヒーローが嫌いになったわけじゃないのにさ。なんでだろな」
「…本当なんでだろうな」
悩み聞くのが得意じゃなさすぎて、変な返答になっている
「話たら楽になった。ありがとよ。」
そう言って、光が炭酸水を飲み干した。
すると、
「ゴホッ!」
光が激しくせき込んだ。
「おい!大丈夫か!」
「えっ?なにこれ炭酸水?俺飲めんよ?」
あ、よかったー。
「ごめんごめん」
なんかギャップ萌えだなー。
まだまだ参加募集中です!
ヒーローって残酷だね。参加募集! 番外編
今回はランがメインです。
ボス「……………………」
ラン「わかりました。部下を今すぐに向かわせますね」
ボス「…………………」
ラン「承知しました。■■様。」
ボスの秘書となって、何年経っただろう。気づけば、下っ端になったことなんてなかった。最初から秘書だ。
今日もボスは部下を、ヒーローのもとへ向かわせる。死んでいくのに。…何か策があるって、信じてる。でも、時々、信じられなくなるの。
私は自分の部屋で、日記を見返していた。最初の方のページは黒く塗りつぶされている、だから最近のページを見るんだ。
メアと光が来て、カジノもできて、大分発展した。
私は窓の外を見た。あの空の向こうで、戦っている部下の無事を祈りながら。
神様、本当にいるのならば、
ヒーローも悪党も、共に笑える世界を
主人公との関係も、参加するときに書いてくれると嬉しい!
ヒーローって残酷だね。 参加募集部屋
ネタ尽きました!
参加してくれると嬉しいです!
ヒーローの闇。参加募集 番外編
今回は光がメインです!
この前、ヒーローの前を通り過がった。俺とアイツらは仲間だった。
「お前は大切な仲間だ!これからも一緒だ」
って、言ってくれてたのに。
悪役になったからって、本当に忘れたのか?
悪役になったら、もう仲間じゃないのか?
そんなことを考えながら、今日も眠る。
でも、眠れないんだよな。考えてたら。
俺はどうすればいいんだろうか。
でも、悪役でも面白いことはある。
悪役になってから、仲間ができた。毎日が面白いんだ。
でも、その面白さの中に、辛さがあるのはなんでだろうか。
ランだって、いつも笑ってるけど、悲しそうにも見える。
メアだって、ヒーローを見てると、悔しそうに見える。
みんな、自分のせいで無理しちゃってるんじゃないかって思う。
だから、俺は忘れ去られても、仲間を守らないといけないんだ。
参加はファンレターからお願いします!
参加するときは、名前と年齢と性別、容姿を文字で書いてください。あと、地位と、主人公との関係ORどんな関係になるかを書いて頂きたいです!