ここは花屋sirius。
ここではいろいろな花が売られている。
さああなたもここで花を買ってみませんか?
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
prologue
夜の帳が降りるころ、町の片隅にひっそりと灯る小さな明かり。そこは「花屋Siriusu」
――星の名前を冠した、不思議な花屋。
昼間は通り過ぎる人も気づかないほど静かな店。
でも、夜になると、悩みを抱えた人々が吸い寄せられるように訪れる。
店主の夜咲星華は、花の声を聞くことができる特別な存在。
彼女の選ぶ花は、ただの植物じゃない。願いを叶えたり、心を癒したり、時には運命をそっと変える力を持っている。
「花はね、星と似てるんだ。遠くから見ればただの光。でも近づけば、ひとつひとつに物語がある」
星華はそう言って、今日も誰かの心に寄り添う一輪を選ぶ。
そして今夜もまた、ひとつの願いが、静かに咲こうとしていた
―― 星の光に導かれて。