深碧ってのは推しのメンカラです、、、、、、、、、
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目次
見ててね
「ふふ、おはよ」
朝、起きたら君はそこにいる。いつも通りこっちを見ている。
君に見てもらいたくて。君に好きって言われたくて。
新作のリップ似合ってるかな?あ、前髪もうちょときろっかな、、、?
でも、彼お仕事忙しいの。あんまり声聞けないのが悲しいんだぁ。それに彼、深夜にしかあってくれないんだぁ、、はぁ。しかも彼ね、とっても人気者なんだぁ。
私、将来は君の補佐になるって決めてるんだ。だから沢山お勉強してるんだよね。少しでもお仕事が減れば。少しでも同じ時間を共有できたら。同じバッジをつけたいからさ。
あ、もう学校行く時間だ。
「行ってきます」
ってね。机の上で変わらぬ顔で動かない君。21センチの君。2100円の君。ポーズきつくないかな?寒くないかなぁ?いつか原寸大で会えたらなぁ、、、
今日も画面の中の君に、恋してる。
誰よりも
「っはぁー!昨日のシーンたまらんかった!!」
クラス離れてから2か月がたった。それでもいつも女子トイレで前髪いじりながら友達とアニメの話をする。
私の推しはメインじゃない子で、友達は圧倒的「最強」を推している。
好みが真っ反対で、見る映画、着る服、もちろん好きな人も被ったことがない。でもこのアニメは有名だからか、見ているらしい。
ポーチの中には、それぞれの推しのキーホルダー。一緒に買ったやつ。いろんなところに連れてくからちょっとだけぼろぼろ。でもその傷が思い出で、私だけの彼になるの。
「にしてもうちの推しかっこいー!!いろんな人と推しの話しできるからさぁ」
「え。推し被っててもいいの!?そんなん私無理ー!」
なーんて言ってたんだけどさ。無理じゃ収まんないよ。だって敵じゃん。奪われたらどうしようって。愛は誰よりも勝ってる。つもりだけどさ。もし、もしもだよ。私よりも長いこと推してて私よりも彼を知ってる人がいたら私、私、、、、
「あれ。どうしたの?急に黙って。」
我に返る。なんの心配をしてるんだよ。
「ううん、大丈夫。それより授業始まるから教室もどろ?」
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授業の準備をしているとき、ちらっと見えた。見覚えのある顔。誰よりも愛してる顔。見間違えであってほしい。じゃないと。じゃないと壊れるから。
前の席の、あの子の机に入ってた、クリアファイル。買えなかったやつ。
、、、、、、え?
聞きたい。確認したい。でも、どうしても苦しい。なんで。なんであの子なの?ちょっと前まで違うアニメの話してたのに。なんで急に?
私はずっとあのアニメを、あの人を推してた。なのになんでこんなに簡単に?ねぇなんで?
私の方が一途で、大好きで、共通点欲しいから勉強してて、隣歩けるように可愛くなろうと努力して、実際かなり垢抜けて。
誰よりも、少なくとも前の席のあの子よりも、あの人の彼女にふさわしいのに。
苦しいよ。君なら、、、、助けてくれるよね。
あーあ。最低だな、私。
他人の推し活に文句言うなんて。