閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
#1
俺は#名前#。
普通の中3男子だ。
ある日。
「にぃ~…みゃー…」
弱っていそうな猫の声が聞こえる。
見回すと、茂みの中に猫がいた。
うずくまり、震えている。
獣医を目指していた動物好きの俺は、弱っている猫を見捨てられなかった。
「大丈夫か…?ほら、おいで」
俺は猫が近づいてきたので、タオルをファサッと被せた。
「みぃ…」
猫は相当疲れているのか、俺の腕の中で眠ってしまった。
俺は急いで動物病院に連れて行った。
ガラッ……
病院のドアを抜けると、中は空いていた。
まぁ、平日だもんな。
「異常なしですね。元気なメスです。」
そう言われて、家に帰った。
親も動物が大好きなので、受け入れてくれた。
飼い主もいないようなので、野良だろうと獣医は言っていた。
なので、これからこの猫はうちで飼うことになったのだ。
「名前…名前…どうしようか…」
俺は今、とても悩んでいる。
それも、この猫の名前を決めるのに。
「うーん…#猫の名前#!#猫の名前#でどうだ?かわいいだろ」
「いいわね」
なぜか母が割り込んでくる。
#猫の名前#は、また俺の腕で眠りについた。
「野良にしては、#名前#にとても懐いてるわね」
「だよな」
そして次の日。
「ん…?」
目が覚めると、「おはようございます♪ご主人様!」という声が聞こえた。
こんなアラーム、設定してないぞ…?
「寝ぼけてるんですか?朝ですよー」
ガバッ!
俺は勢いよく身を起こした。
「……へ?」
驚くのも無理はない。なんと、#猫の名前#が、、人間の等身大になり、猫耳と尻尾だけ残して、メイド服を着ていたのだ。
「今日から私は、ご主人様のメイドです!何でも任せてください!あ、あと、ご主人様のお母様お父様方は、祖父母の家に通しておきました。だって、、私は、__ご主人様のために生まれてきたんですものにゃん…__」
「え!?ちょ、状況理解できん!」
「あと、学校のお友達には、私のことは秘密にしておいてくださいね♪」
「ああ、理解できないーーー!」
「じゃあ、私は、朝ごはんを作ってきますね」
「あっ!」
メイドになった#猫の名前#は、そのままキッチンへ向かっていってしまった。
「一体どういうことなんだよ…」
俺はつぶやいた。