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目次
アオハル&僕ら 1 夢への第一歩
「やった〜‼︎」「うわー…知らない人ばっかりだー」
こんな声が飛び交う中、私たち仲良し4人組は、ちょうど2人ずつクラスが分かれてしまった。
桜「萌絵、舞夏、元気でね…」
萌「もう、桜良ったら〜‼︎たったのクラス替えだよ〜⁇しかも運良く隣のクラスだし‼︎でも悲しい…」
舞「クラス替えの時、桜良はいつもボケるんだから〜‼︎愛花莉もまた話そーね‼︎ぐすん…」
愛「もう、みんなボケてるじゃん‼︎3人ったら〜‼︎ふふふっ…」
4「ふふっ…ふふふっ、あははははははははは‼︎‼︎‼︎‼︎」
萌「面白すぎて涙出てきたwwwww」
愛「あっ‼︎そろそろ行かなきゃ‼︎今日は初日だから出席番号確認とか寮の…」
舞「待って、3年生は寮替えじゃん‼︎」
桜「マジか‼︎じゃあ休み時間とか放課後にみんなで連絡取ってカフェで勉強したりしよう‼︎」
3「いいね‼︎さんせー‼︎」
桜「じゃあ愛花莉、行こっか‼︎また連絡するね‼︎バイバーイ‼︎」
愛「行こっか‼︎またねー‼︎」
萌「またね‼︎じゃあ舞花も行こっか‼︎」
舞「うん‼︎バイバーイ‼︎」
毎年恒例のクラス替えは、2年生では人が変わりにくいけれど、3年生で一気に人が変わるので、仲良しでグループを組んでいると、大体分かれてくる。
寮替えは、2年に一度しかない行事で、小学校だと、3年生と5年生しかない。だから貴重な寮替えだけど、知らない人と組んだらどうしよう…という心配も付きもの。だけど、桜良は別に気にしないタイプ。
どの人になっても仲良くなっちゃうから心配なし‼︎
桜「先生はどんな人なんだろう」
愛「新米教師って言ってたよねー」
先「はい、皆さん静かにしてください。先生が自己紹介をします。
私の名前は岡田麻夜です。このクラスは、先生が初めて教えるクラスです‼︎
好きな食べ物は、海鮮と、オムライス。苦手な食べ物は、アボカドです。
よろしくお願いします‼︎」
パチパチパチパチ……と教室に一斉に拍手が沸いた。
先「次に、出席確認をします。」
「新井 帆華さん」
「はい」
先「伊藤 麻里奈さん」
「はあい‼︎」
先 「井上 悠人さん」
「はい‼︎」
先「海原 陽菜さん」
「はーい」
先「大野 大智さん」
「はい」
と、順番に名前が呼ばれていく。
桜「そろそろ私かな」
愛「だね‼︎」
先「日南 咲翔さん」
咲「はーい」
先「日南 桜良さん」
桜「はい‼︎」
先「日野 愛花莉さん」
愛「はい‼︎」
桜「私たちの後にも結構人がいるねー‼︎」
愛「それな‼︎」
先「山乃 大空さん」
「はい‼︎」
先「これで出席確認はおしまい‼︎では、寮の発表です。」
「うわー‼︎」「ちょっとキンチョーするわwwwww」「知らない人となったらどーしよう…」
心配の声や、嬉しさの声がたくさん飛び交っていた。私と愛花莉は、ただひたすら願うだけだった。
あっという間に部屋が発表されていくが、まだ私たちはない。
先「305は、神宮寺優希さん、山乃大空さん、日南咲翔さん、日南桜良さん、日野愛花莉さんです。」
なんと、2人とも寮が同じだったのです‼︎それから咲翔も一緒‼︎神宮寺さんと、山乃さんは初めて同じクラスになった子たち。神宮寺さんと山乃さんは幼馴染で、仲が良かった。しかも、咲翔と席が近く、3人は仲が良かった。別に仲が悪くはなさそうなので、ひとまず安心した。
今日は一学期の目当てや、自己紹介など、学期の初めにやる事をやった。だから、簡単な授業が多かった。
放課後、私は舞花と萌絵に連絡をした
桜「“カフェで待ってるよ!一緒に勉強しよう”っと。送れたよ‼︎」
愛「あっ‼︎見て‼︎神宮寺くんと山乃くん‼︎それに咲翔くんじゃん‼︎」
桜「ほんとだ‼︎でも咲翔がそんな友達と一緒にこのカフェにいるなんて珍しい‼︎」
萌舞「やっほー」
桜「あっ‼︎萌絵‼︎舞花‼︎やっほー‼︎速かったね‼︎」
萌「うん‼︎」
舞「一回寮の部屋を見てて、ちょうど今下に降りてきた所で連絡くれたから」
桜「そっかー‼︎」
舞「じゃあ勉強始めよう‼︎」
と、舞花が言ったきり、誰も話さず1時間以上集中していた。
すると、校長先生が、
校「君たち1時間以上勉強していたよ‼︎優秀だね‼︎」
と褒められた。
4「えへへ。ありがとうございます。最初は、楽しくみんなで教え合うつもりだったんですけど、結構集中しちゃって」
校「みんなで勉強するのはいい事です。そろそろご飯の時間なので、おしまいにするといいですよ」
4「はい‼︎分かりました‼︎」
と、返事をして、片付けをした。部屋へ荷物を置きに行くと、ルームメイトみんながいた。
桜「あっ…ごめん…」
兄「遅すぎるよ‼︎」
神「今日はみんなでご飯を食べに行くって約束したからね」
山「それにしても、何をしていたの⁇」
桜「……」
兄「愛花莉もなんか言ってよ‼︎」
神「桜良さん、愛花莉さん、何があったの⁇」
山「答えて欲しい」
愛「勉強会してたの…」
兄「こっちは食べに行こうっつってんのに‼︎初日から…何やってんだよ」
桜「別に…約束を…破るつもりは……」
愛「桜良は責められるのは得意じゃないの‼︎ほら、泣いちゃったじゃん」
山「ごめんね。こんな可愛い顔に涙は似合わないよ」
こう言って、山乃くんは私の方に垂れた涙を拭ってくれた。
神「泣かせる気はなかったんだ…」
愛「もう、ムード悪いて‼︎美味しいもんなくなるよ‼︎」
桜「…」
神「もう行こうぜ‼︎」
兄「そうだなぁ」
山「行こうぜ行こうぜ‼︎」
愛「そう来なくっちゃ‼︎桜良も行こっ‼︎」
桜「うん」
私は、あの時、あんな意味で言ったとは思わなかった。あんなことが起こるとは思わなかったから。
食堂へ行くと、たくさんの人がいた。なんとか席を確保して、みんなで座ったが、私はどうにも顔合わせできず、1人でカフェで「懐かしの親子丼」を食べていた。
みんなからもたくさんLINEが入っていたが、返事をせずにずっと食べていた。食堂に食器を返却しに行ったら、愛花莉たちに声をかけられたが、食器を片付け、急いで部屋に戻った。もう誰とも話したくなかった。
気づけば寝ていた。
朝、起きるとみんなはまだ起きていなかった。制服に着替えて朝ごはんを食べた。すると食堂のおばさんが、声をかけてくれた。
お「おはよう、桜良ちゃん。今日はずいぶんと早いねぇ。何かあるのかい⁇」
桜「はい、学級委員になったので、仕事です‼︎先生の手伝いをするんです‼︎」
お「そうか、えらいね。お仕事がんばってね‼︎」
桜「はい、ごちそうさまでした‼︎おばさん、行ってきます‼︎」
お「よく食べたね。行ってらっしゃい‼︎」
私はカバンを持ち、教室へ向かった教室へ向かうと、先生がいて、書類を運んでくれ、と頼まれた。書類を運び終わる頃に、みんながゾロゾロと入ってきた。みんな口々に「おはよー」とあいさつをした
今日も係などを決めたりするだけで終わってしまい、疲れることもなかった。
でも。でもだよ。ああやって傷付けられた事は忘れられないから。
だから、疲れた。
ーーーーー時が経ちーーーーー
桜「一学期ももう終わりかぁ」
萌「そっかー」
桜「あっやべ‼︎撮影の準備しなきゃ」
萌「いってらー‼︎」
私は急いで撮影セットを持った。
--- 続く ---
みなさんどーもどーも‼︎レインボーです‼︎
なーこ🫐🌙@🌈🍑さんが使っていたサイトを参考に桜良(主人公)と桜希菜(主人公の妹)を描いてみました‼︎なーこさん、サイト参考にさせていただきました‼︎⤵︎
是非見てみてください‼︎応援よろしくお願いします‼︎https://firealpaca.com/get/pBfjUpWE
では‼︎またねいんぼー‼︎
アオハル&僕ら 2遠い彼とこんな私
桜「あーあ、もう夏休み終わりかぁ」
愛「__ああ…__ァァ…ぁぁ…ああ…**あーあ‼︎**」
桜「どしたぁ?」
愛「**スイカに塩かけて食べるという私の夢があああああ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎**」
舞「は?」
萌「へ?」
桜「ん?」
桜「スイカに塩かけて食べるのが夢って言った?」
愛「うん、そうだけど、もしかしてバカにしてる?」
萌「いや、そうじゃないんだけどね、」
愛「だけど?」
舞「もうちょっと大きい夢を持ったほうがいいっていう話ね、」
愛「**十分デカいわ‼︎**」
3「ごめんごめん」
萌「てかさ、」
舞「萌絵それ誰に言ってんの?」
萌「みんな、特に桜良ね、」
桜「うん?」
萌「最近山乃大空見てないよね」
***ズキン***
桜「そ、ら?」(大空……?)
最近、大空に対して変な感情を抱いてる…
私、もしかして…大空が……‼︎
萌「うん」桜:(この感情、言った方がいいかな…)
舞「確かに‼︎」桜:(でも……)
愛「私も見てない〜」桜:(でも…言ったら…)
萌「桜良は見た?」ドキッ
桜「⁉︎ わ、私は見てないけど…」
舞「そっか〜」
萌「ま、いっか‼︎」
舞「てかそろそろご飯の時間だよ‼︎ご飯行こ‼︎」
3「うん‼︎そーだね‼︎」
桜:(よかった〜話逸らしてくれた)
---
舞「ハンバーグ、うめー‼︎デミグラスにして正解だった‼︎」
萌「私も‼︎トマトソースで正解だった‼︎」
桜「私はチーズで正解だなぁ〜」
愛「私もオリジナルソースにしてよかったと思ってる‼︎」
みんなの、美味しそう…あっ、そうだ‼︎
桜「みんな、ちょっと食べてて‼︎」
ギー 私は立ち上がった。
3「えちょ、桜良⁉︎」
とことこ…
あ、あった‼︎
とりわけ皿を1、2、3、4、っと‼︎みんなで分けて食べたくなって来たw
3「桜良‼︎どこ行ってたの?」
桜「あっち‼︎
はい、どーぞ‼︎」
3「?」
桜「みんなのハンバーグ、わけっこしよ‼︎」
3「ああ〜‼︎」
舞「ちょっと待ってね、」
舞「はい、これ、デミグラスソースのハンバーグだよ‼︎」
3「ありがと〜‼︎」
萌「私のも、どーーぞ‼︎っと
トマトソース、すっごく美味しいよ‼︎」
3「美味しそー‼︎」
桜「私のチーズも‼︎早く食べないとチーズ固まっちゃうよ‼︎」
3「わっ‼︎すご〜い‼︎」
愛「ちょいとお待ち‼︎」
愛「オリジナルソース‼︎何が入ってるか分かんないけど美味しい‼︎」
3「おお〜‼︎いい色だね‼︎」
み「じゃあ、改めて、いただきまーす‼︎」
愛「全部うまっ!」
舞「分かる‼︎」
萌「ほんとだ‼︎」
桜「オリジナルソースって何が入ってるのかなぁw」
萌「ふふっ、気になる‼︎」
--- 時間が経ち ---
み「ごちそうさまでした‼︎」
みんなあっという間にペロリ‼︎
萌「明日からまた授業始まるからもう寮行こ‼︎」
桜「そだねー‼︎」
舞「んじゃ、行こっか‼︎」
愛「うん‼︎」
--- 次の日 ---
兄「はー疲れたぁ」
山「長かったね〜」
神「僕も疲れたぁ」
山「てかさ、昨日一緒に撮影した美人おるやん」
神「野村未央ちゃんね」桜:(あっ‼︎大空だ‼︎)
兄「あぁ。あの子か」桜:咲翔と優希もいる‼︎
桜「おーい‼︎そ…」
山「俺さ、未央ちゃんのことさ、__好きになっちゃった__」
え?
神「⁉︎ お前が好きなのって__ごにょごにょ__ってあれ、桜良さんじゃん‼︎」
兄「本当だ‼︎桜良じゃん…ってなんか、顔青くね?」
山「ちょっと、俺話してくる‼︎」
神兄「お、おう」
山「桜良っ‼︎今日、話したいことがあるんだ‼︎だから屋上に……」
桜「ごめんっ…今は…今日はっ……‼︎」
と、言い放つようにして、私は逃げるように去った。まあ、正確に言えば逃げたと変わらないんだけど。
私は、気づけば、寮の前まで走っていた。
誰もいない、寮の廊下。しいんと静かな廊下を、私はゆっくり歩いた。
大空の声が聞こえたような気がして、急いで部屋に戻り、そのままベットにうずくまった。
気づいたら、私、寝ていた。
タブレットにも、スマホにも、何件もメッセージが届いているのにも関わらず、私は寝ていた。
電話がかかって来て、起きた。
桜「誰からの…電話…?」
私がそう言ったと同時に、電話は切れた。
LINE、見てみよ。
7件のメッセージ
🍒&🩷&🫧&🐚-グループライン-
愛花莉🩷
<「桜良ー?どこにいるの?みんな探してるよ‼︎」
⭐︎咲翔⭐︎
<「お前どこに居るんだよ、」
<「桜良‼︎返事しろ‼︎」
チーム友達🍒🦊🩷🎧
孤恋🦊
<「桜良ちゃん?」
未来🎧
<「桜良ちゃんどしたの〜?」
<「どこに居るか教えて〜💦」
みんなに心配かけてる…どうしよう…
ピコン‼︎
ん?
新しいメッセージ 3件
桜「孤恋と、咲翔と、未来ちゃん…」
チーム友達🍒🦊🩷🎧
孤恋🦊
<「あっ‼︎やっと既読ついた‼︎」
未来🎧
<「既読スルーしないで‼︎てか授業始まってるよ‼︎」
桜良🍒
「あ…ごめん…気付かなかった」>
⭐︎咲翔⭐︎
<「タブレットで今日は休むって先生に連絡しろ‼︎」
桜良🍒
「あ、うん…色々とごめんね…」>
⭐︎咲翔⭐︎
<「そんなことどーでもいいから早く言え‼︎」
咲翔にそう促され、私はタブレットで先生に
日南 桜良
「今日は、ちょっと休みます…」>
<「分かりました。しっかり休んでね。心が疲れていたら身体も疲れちゃうからね。今度はしっかり連絡してね」
とメールが来た。
先生、私の気持ちに気づいてたの…?
「あー、疲れた」
「俺も〜」
あっ、みんなが来た
「ねー」
「どしたのかな?」
「あっ‼︎いた‼︎」
「あのさぁ、……」
私、いつの間にか眠りについた…
---
愛花莉side
桜良、どうしたんだろ…
私、なんかしたかな…
先「⑤の⑴を帆華さん、⑤の⑵を愛花莉さん、お願いします」
先「では帆華さん、⑴の式と答えを教えてください。」
帆「はい、⑴の式が、56÷8です。答えが、7です。」
先「帆華さん、素晴らしいです‼︎ありがとうございます
では次、愛花莉さん!わかりますか?」
「あっ、はい。えっと、⑵は式が72÷9で答えが8!ですか?」
先「愛花莉さんも正解です‼︎ありがとうございます‼︎
じゃあ、これで4時間目の学習を終わります‼︎
日直さん、あいさつをお願いします‼︎」
先生、優しいなぁ…
私が何考えてるか、察してくれたんだ…
私が何かしたかも分からない…けど‼︎しっかり、桜良に向き合いたい‼︎
私は強くそう思った。
萌「あーかりっ‼︎」
舞「ご飯食べよっ‼︎」
愛「いいよ、けど、先に寮に寄っていいかな?」
2「うん‼︎」
2人は、桜良のことには一つも触れなかった。
これも、2人の優しいところ。
愛「あっ‼︎山乃くん‼︎」
山「よう、」
愛「萌絵と舞花も部屋に連れてきていい?」
山「いいよ、な?」
兄「俺はいいけど」
神「僕も全然構わない」
良かった〜
これで拒否られたらねぇ…
寮に入ると、
桜良がベットに乗っかってスマホをいじっていた。
い*1&2「何してたの!?」
桜「私が話したいのは1人だけ。心当たりある人だけが残って。」
そう言われて、私は部屋を出た。
---
……寝たのにすぐ目覚めちゃった…w
桜「ふわぁぁあ」
あくび………www
スマホいじってよ…
暇だなぁ
ガチャ
桜「⁉︎」
みんな帰ってきちゃった…もう平静を装うしかない‼︎
愛「でさーw」
山「あはは wwそれオモロい‼︎
てかさー…⁉︎」
い*1&2「何してたの!?」
桜「私が話したいのは1人だけ。心当たりある人だけが残って。」
私は冷たく言い放った。
残ったのは…大空だけ。
桜「心当たり、あるんだ」
山「うん、その……」
桜「簡潔に一言で済ませて」
山「ごめん」
大空はそう言うと、いそいそと寮から出て行った。
*1 い…いつメン
寮のメンバーのことね‼︎
謎の終わり方…w
ではまたねいんぼーw
アオハル&僕ら3 立ち上がれ、立ち向かえ!
今日は桜希奈メインかも!?
「ふわぁあ、暇だなぁ…」
私は横にゴロンとなった。
「寝るかぁ」
と思ったら、
“コンコンコン“
ドアをノックする音がした。
私は適当に返事をし、簡単に着替えて出ると、そこにいたのは…
涙目になった妹、桜希菜と、その友達、海藤 樹莉愛ちゃん。
桜「桜希菜⁉︎樹莉愛ちゃん⁉︎どうしt…」
妹「お姉ちゃん…私学校行きたくない‼︎」
と言って、泣き崩れた。
桜「樹莉愛ちゃん、どうしてか分かる?ってか樹莉愛ちゃん授業大丈夫なの?」
樹「授業は大丈夫です、」
どうやら大丈夫みたいだ。
桜「で、何があったの?てかとりあえず部屋入ろ?」
樹「あっ、はいじゃあ、失礼しま~す」
妹「ぐすん…うん、」
桜「桜希菜そこでゴロンてしてていいよ」
妹「分かった。」
樹「桜希菜ちゃんが教室に行きたくない理由が、」
私はその言葉を聞き絶句した。
樹「**いじめです**」
え…?
桜「どういう事?
先生は知ってるの?」
樹「先生が知らない陰でやっているんです。
発端は、引っ越してきた綿ノ香家の羽津希ちゃんがいるんですけど、
羽津希ちゃんがいつも話に割り込んで来るから桜希菜ちゃんは注意したんです。
そしたら、その次の日から教室全体で無視が始まって
きっと、綿ノ香家という、偉い?という立場を利用してやったんだと思います。
令嬢だからみんな逆らえないっていう立場をです。
それで、先生に言ってもみんな口を揃えてやってないっていうし、
羽津希ちゃんが令嬢だから信じるしかないし、
先生も頼りにならなくて、羽津希ちゃんのお姉ちゃんは今度引っ越してくるし
だからそれまで我慢しないといけないのが辛かったんだと思います。」
桜「桜希菜…」
桜「気分転換に3人でどっか行く?」
樹「え?」
妹「お姉ちゃん今なんて?」
樹「いいんですか⁉︎じゃあ行こっ‼︎」
妹「樹莉愛ちゃんまで…w」
妹「いこっか‼︎校長室に手紙提出する‼︎」
桜「そうだね‼︎はいこれ紙‼︎」
カキカキ…
トコトコ…
3「校長先生‼︎これ出しに来ました‼︎」
校「えっ⁉︎今からい…」
3「いいんです‼︎」
校「分かりました。どうぞ‼︎」
私たちは、サインのされた紙と、カバン、スマホを持って出かけた。
着いたのは…
すまいるかふぇ‼︎
樹莉愛ちゃんママがやってるお店‼︎
カランコロン
樹母「いらっしゃいませ~
ってじゅり⁉︎さきちゃん⁉︎さくちゃん⁉︎
どしたの?」
桜「桜希菜が学校行きたくないらしいんで寄ってみました⭐︎」
樹母「どうしたの?
いじめとか…?」
樹「うん、ママにこの前言ったじゃん、羽津希ちゃん。
その羽津希ちゃんがね、教室全体を巻き込んで桜希菜ちゃんをいじめたんだよ」
樹母「えっ⁉︎
とりあえずお客さんのお邪魔になるから上あがってね」
桜妹「ありがとうございます‼︎」
樹「は~い‼︎」
樹母「じゃ、あとは任せたよ~」
樹父「ok」
樹母「じゃあ一旦じゅりはさきちゃんと自分の部屋で遊んでて」
樹「はいは~い
桜希菜ちゃん行こっか」
妹「うん‼︎」
樹母「それで、さくちゃんはなんかしてあげたの?」
桜「それが、樹莉愛ちゃんから話を聞くだけで、他には何もしてあげられてなくて…」
樹母「確かに、何をすればいいかって言われると具体的には思いつかないかなぁ」
桜「でも、ある意味桜希菜自身の問題でもあるから、
私たちがあまり口出ししすぎるのもなぁと…」
樹母「まあそうだよね。
でも一番大切なのは、さきちゃんが立ち直ることじゃないの。
さきちゃんが立ち直るためにさくちゃんが支えてあげることなんだよ。」
桜「っ‼︎」
樹母「何をするかはさくちゃん次第だけど、助けてあげるのがさくちゃんのやる事。
いじめを見たりしたらその子を叱ってあげるとか、
行くのをサポートしてあげるとか、出来ることはたくさんあるよね」
桜「はい、」
樹母「出来ることは、やってあげてね」ニコッ
桜「はい…分かりました!!」
樹莉愛ちゃんのママ、話聞くの上手だなぁ
私はすごくスッキリした。
帰り道
桜希菜に聞かれた。
妹「樹莉愛ちゃんのママ、なんて言ってたの??」
私はこう答えた。
私「うーんとね、秘密!!」
樹「えぇ⁉︎桜良ちゃんずるいです‼︎」
妹「お姉ちゃ〜〜〜ん………、待てぇ~~~!!!!」
樹「わわ~!!桜希菜ちゃん待って~!!」
私「きゃぁ~~‼︎‼︎嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!!こちょこちょは勘弁して〜〜〜!!wwwww」
ふっと気づけば、気持ちは楽に、軽くなっていた。
---
後日
羽津「おい‼︎さきな‼︎顔貸せよw」
妹「うっ…はい…」
ばちん‼︎
妹「痛っ…」
桜希菜は涙目になる。
羽津「雑っ魚w そんなんで…」
私は駆けつけたと同時に声を張り上げた。
私「羽津希さん‼︎やめなよ‼︎」
羽津「は…?てかお前誰だよ」
私のその響いた声を聞きつけ、隣のクラスの先生が何事かとやって来た。
隣先「何事ですか?」
他の子達も廊下を眺めたり、コソコソ噂をしたり。
モブ「やっぱりあの子だよ」
モブ「綿ノ香羽津希でしょ?」
私「この子が桜希菜をいじめてるんです」
羽津「そ、そんな‼︎それは紛れもなく嘘で…」
隣先「じゃあ何で桜希菜さんは泣いているの?」
羽津「それは…」
隣先「せっかく勉強も運動もできて成績が良かったのに、
このような事を起こすとは、非常に残念です。」
隣先「この件は長濱先生にも報告させてもらいますね」
羽津「先生‼︎そんな‼︎私がやったんじゃないです‼︎この子が泣いてるのは…その…」
隣先「これ以上言い訳は聞かない‼︎」
羽津「…」
妹「お姉ちゃん、ありがとう‼︎」
私「桜希菜…うん‼︎また困ったら頼ってね‼︎」
私たちは笑い合った。
もういじめもないし、ずっと笑顔で過ごせる。
笑顔でいられる‼︎
のはずだった。
でも、「はずだった」が付くなんて、誰も想像しなかった。
羽津希を除いて。
羽津希は思った。
明日からお姉ちゃん達が学校へ来る。それなら同じ3年生だからいじめてもらおうと。
わーお…
なんか深くなりそうな予感…
アオハル&僕ら4上 帰って来た、怒り
先「はい、今日は転校生を紹介します」
朝学習がなくなった代わりに、先生がそう言った。
山「だからお前の隣と俺の隣が空いてたんだな」
私「う、うん」
先「はい、入って来てください」
優「はい‼︎」
瑞「はーい」
優「綿ノ香優津希です‼︎
えーと、陽ヶ崎学園から来ました‼︎
早くこのクラスや学校のルールに慣れたいので、たくさん教えてください!!」
パチパチパチパチパチパチパチ″!!
一斉に拍手が沸いた。
瑞「えーと綿ノ香瑞希です。
妹に羽津希がいます。
ちょっと問題を起こしたらしいけど、優津希と共に仲良くしてください。
よろしくお願いします」
パチパチパチパチパチパチパチ″!!
こちらも一斉に拍手が沸いた。
先「じゃあ席は、あそこの空いたところに座ってください」
先生はそう言った。
どっちが隣になるんだろ…
優「うちこっちがいい!!」
瑞「いいけど」
優津希は大空の隣に座った。
となると…
瑞希が桜良の隣。
瑞「私瑞希。よろしくね。」
桜「うん。私、日南桜良。よろしくね!」
瑞「うん!そう言えばここって全寮制だよね」
桜「そうだけど…どうしたの?」
瑞「寮決まってない‼︎」
桜「そうなんだ~~~」
ふと前を見ると、大空は、優津希と楽しそうに話していた。
すると突然、先生が切り出した。
先「で、2人の寮についてなんですが、」
ざわざわ、ざわざわ
先「瑞希さんは305、優津希さんは304です」
桜「え…、!、?」
瑞「どした…?ていうか305ってどんな人たちなの…?」
桜「瑞希ちゃん!!私瑞希ちゃんと同じ寮だよ!!」
瑞「えぇ!?よろしくね!?」
桜「うちの寮ってベットが自由にカスタム出来るんだよ!!」
瑞「そうなんだ~~~」
桜「今日さっそくやりに行こ‼︎」
---
優「どした?」
羽津「日南桜良をいじめて!!
ちょっとやったらいじめられた!!」
優「わかった。」
優「ってことがあった。
協力してほしい!!」
琴「良いっすよ」
新「やりますか!」
---
--- 後日 ---
私「ねえ、優津希ちゃん、」
優「…」
私「あれ、?聞こえなかったのかな、?
ま、いっか。」
優「__ふふ__」
---
私「優津希ちゃん、この事なんだけど…」
優「…」
私「あれ、?
私の声が小さかったのかなぁ、」
私「まあ最低限の関わりは出来てるし、いっか。」
優「__ちゃんと騙されるわね、ふふふ__」
---
私「ねえ、愛花莉、」
愛「ん、なっ!」グイッ
優「__関わらないって言ったよね?__」
愛「__ごめん…__」
優「あっ!そう言えば愛花莉ちゃんに話があるんだった!
行こっ!」
愛「うん、」
---
なんか、最近おかしい、優津希ちゃんも、その周りも。
寮以外で話してくれるのは瑞希ちゃんだけ。
琴「あの~~~すみません!」
新「日南さんいますか?日南桜良さん。」
私「はい、私ですが…」
琴「ちょっと話があるので来て下さい。」
瑞「ん、…行って来な、もしなんかあったら、ちゃんと、教えて。」
私「うん、。」
新「あのさ、優津希がうざったるいっつってんだけど?」
琴「優津希に何してんの?
ずっと付きまとって、他の友達とも話したいのに、
毎回毎回ノートとか持って来て、ここは〜とかうるさいって。」
新「友達だからってしつこくしていいとかそんなわけないじゃん?
あんたずっと黙ってるけどどう思ってんの?」
私「私やってな…」
べちん!
私「痛っ…いきなり何?」
キーンコーンカーンコーン
新「あっ、授業5分前だ。」
琴「じゃ、うちらは行くから。」
新「今度もっとひどいお仕置きに会うかもね!」ニヤリ
私「え…?」
途方に暮れた私を置いて2人は教室のある方向へ帰って行く。
授業の話し合いでも優津希とは顔が合わせられず、
嘘をついて保健室に行った。
保先「そっか。話してくれて良かった。
この先また何かされたら私に教えてね。
今回のことは秘密だけど、もっとひどいことされたら、私経由で岡田先生に
伝えさせていただくね。」
私「はい、ありがとうございます。」
---
優「あのさ、話したいことがあるの。
屋上、来れる?」
私「あ、うん、」
私は、騙されていた。すっかり。
あんなことをされるなんて。
あの言葉の“意味”。こうだったんだね。
一方、教室ではー
何人かは、教室に残っていた。
すると、央神が教室に入って来た
央神「おい!みんな、落ち着いて聞けよ、!」
ざわざわ、ざわざわ
央神「桜良が、屋上に連れて行かれた!優津希に、!」
寮メン「えっ!?」
瑞「いっ、急いで屋上行かなきゃ!」
山「瑞希、お前何か知ってるのか?」
瑞「別にっ、何も知らない!」
山「ちょっ、お前!」
神咲「おいっ!」
愛「今喧嘩するとこじゃないでしょ!?
桜良をっ、助けたいんじゃ、ないの!?」
山瑞「ごめん…」
神「桜良さんを、助けに行こう!」
咲「そうだな!」
---
私「え」
優「どした、?__ふっ__」
私「何で、相事さんと、時寄さんが、?」
新「何?悪かった?」
琴「いちゃあ悪い?w」
新「あんたさぁ、優津希に近づきすぎ!」
琴「うざい!」
優「そして、私の婚約者に近づきすぎ!」
私「えっ、?」
優「本っ当に、うざいっっ!!」
ドン
ガン
私「痛っ…」
私は押され、後頭部をポールにぶつけられた。
状況が把握出来たと同時にみんなが来た。
瑞「桜良ちゃん!」
愛「桜良っ!」
咲「桜良!」
神「桜良さん!」
山「桜良ぁ!」
ふらっ、
その後私は意識を失った。
私は、大空の胸元に倒れていた。
山「っ!///」
神「お前が、おんぶして桜良さんを部屋に連れてけ!」
山「でも!」
瑞「優津希は私たちが説得する!」
山「だとしても、俺が…」
愛「みんなが良いって言ってるの!」
山「わ、分かった、」
優「大空くん!待って!そんな人は放って…」
咲「そんなの気にすんな!早く行け!」
大空は、みんなに後押しされ、寮まで走った。
桜良を寝かせた大空は気付いた。
桜良が傷だらけなことに。
大空はつぶやいた。
「早く俺の姫になってくんねえかな。」
ちゅ。
桜良の頬へキスをした。
山「俺、何てことしてるんだろ。」
こう呟いた。
大空も疲れていたのか、ベットに横たわったら寝てしまった。
下も見てください!
では、おつその!