リクエストありがとうございます!
いじめられっ子だった主人公が魔王軍として集落に転生し、冒険者をボコしていくだけの最強系ファンタジーです!
「限界集落」とは
地域人口の50%以上が65歳以上の集落。若者が流出し、冠婚葬祭などの社会的共同生活を維持することが限界に近づきつつある集落のことである。55歳以上が過半の場合は「準限界集落」と言われる。
らしいよ()
続きを読む
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
プロローグ
ある街に、|星咲玲花《ほしざきれいか》という少女が居た。
彼女は幼稚園、小学校、中学校、高校とずっといじめられっ子であり、今は高校2年生の不登校である。今は1人暮らしのゲーマーで、妄想も大好きだ。
いつか、転生して無双する。それが玲花の夢だった。
ある日の深夜、彼女はいつものようにコンビニへ出かけた。深夜に出かけるのは、クラスメートがいない時間帯だからだ。
コンビニに着くと、水とお菓子とおにぎりを買った。
「ありがとうございました〜」
店員の挨拶とチャイムを聞き流しつつ外に出ると、急いで家に帰る。
だが、家に帰る途中の横断歩道で、信号無視のトラックが突っ込んできた。そして、玲花は避ける余裕もなく、そのままぶつかってしまった。
彼女は驚いてただトラックを見つめていた。
引き篭もり、転生
「わーっ!!」
…うるさっ!
いきなりご老人達の嬉しそうな声が聞こえてきた。
目を開けてみたが、何も見えない。
…転生か?転生なのか??
確か産まれたては目が見えないはずだ。
取り敢えず泣いた。歓声が増えたので合ってたと思う。
---
転生してから数年がたった。今の私は3歳である。
この世界はなんとファンタジーな世界だった。私は最強格の魔族らしい。あと、人間側と魔王側の間に結界が張られてある。何か効果があるのかどうかは知らない。
そしてこの集落は限界集落。家族以外に若者を見た事がない。
私の名前はリズ、双子の妹の名前はルナ、兄の名前はノア、1番上の姉はアリス。母はフローラ、父はリオである。
…なんか、すごい名前。
「リズお姉ちゃん?」
ぼーっと考えていると、ルナに私の目の前で手を振られた。
「ん〜?何?」
「報告、ついていけって父さんが…」
私たちの集落の代表は我々若者家族である。なので、たまに魔王に報告に行くのだ。
因みに、魔王は複数おり、春は火の魔王、夏は水の魔王、秋は風の魔王、冬は光の魔王が現世にやってくるのだそうだ。魔界は闇の魔王が管理しているらしく、その5人の魔王の加護の属性が多いほど強いらしい。
…私は全属性だって。つよつよだね。
「うん、分かった。行こうか」
父さんとルナと、家の奥にある転移専用の魔法陣に乗り込む。
気付いたら、魔王城の最深部の一歩手前だった。
投稿遅れてマジすみません!!!
書き溜めって大事だなって実感しました!
投稿ペースはこれくらいだと思って欲しいな
魔王城はファンタジー
急展開でごめんなさいw
この世界は私の予想以上にファンタジーだった。
…やっば!
全体的に黒を基調としつつ、金色が差し色に使われていて、マ◯クラの要塞によく似ていた。そして、正面には大きな両開きの扉があり、周りには何個か魔法陣が見える。多分転移用だろう。
父さんが扉の前に立ち、扉の中央にある金色のクリスタルに触れると、扉の奥から冷たい声がした。
「誰だ?」
「アイルゲンツェのリオ、リズ、ルナです。報告の為、参上致しました」
「了解した。魔王様に話を通して来る」
父さんと声が会話を終えると、城が静かになった。
…ていうか、うちの集落ってアイルゲンツェって言うんだ。かっこよ。
「入室許可が出た。入って来い」
暫く待つと冷たい声がそう言い、扉が勝手にギギ…と音を立てて開く。
「えぇ!?」
それを見て、自動扉を初めて見たルナが素っ頓狂な声を上げた。考えてみれば、そりゃそうだ。
「…入るぞ」
扉が開き切ると、父さんがそう言って扉の奥に進んで行った。私は|咄嗟《とっさ》にルナの手首を掴み、父さんの後ろをついて行った。
---
「うわぁ…」
奥の部屋は外と同じような色合いで、中央の大きな椅子に向かって金色のカーペットが敷かれている。そして、その椅子の周りには悪魔みたいな何かが数匹立っていて、椅子には魔王と思わしき金色のロングの髪をふんわりと結い上げ、黒と金が基調のドレスを着ている女性が座っていた。
…魔王様だぁ。すご。
「貴女達もアイルゲンツェの者かしら?」
父さんから軽く報告を受けていた魔王様が、座ったままこちらを向いた。微笑んでいる。
「は、はい。そうです」
「なら、自己紹介しなければなりませんね。|私《わたくし》は、光の魔王、レヴィーネです。これからどうぞよろしくね。貴女達の名前は?」
「えーと、リズ、です」
「…ルナです」
私たちが緊張でガチガチになりながら答えると、レヴィーネ様は微笑んだまま軽く頬に手を当てて首を傾げた。
「リズとルナ、ね。何歳で、いつの季節に生まれたのかしら?」
「私たち、どっちも3歳の冬生まれです」
「なら、アレの時期ね。…デュート、準備を」
レヴィーネ様が「デュート」と呼んだ魔族が、一礼して部屋を出て行った。
…それにしても、アレってなんだろう…?
「少し、お話でもしましょうか?」
「え?あ、はい。お願いします」
私たちが何をしたらいいかわからないのを見て、レヴィーネ様が声をかけ、私が慌てて答える。
「なら、神と魔王の関係について話しましょうか。…神も、私たち魔王と同じように現世に季節ごとに居る神が違い、火、水、風、闇、光の神がいます。そして、闇の神と、私、光の魔王は、|其々《それぞれ》魔王と神を先祖に持っているのですよ」
ある意味ポーカーフェイスで告げられた衝撃の事実に私は驚く。そんなの、3歳の子供に伝えていいのだろうか。
「…ねえ、父さん。これ、私たちに言っていいの?」
「あぁ、子供には必ず伝えられる。魔族は全員知っているはずだ」
父さんとルナが囁き合っているのを聞いて、私はほっとした。
…にしても、レヴィーネ様、神が先祖なんだ。そりゃ神々しいわな。
扉が開く音がして、デュートさんが入ってきた。
「レヴィーネ様。準備が整いました」
ノルマ達成
ちょっと投稿こんなに遅れると思わんくて…、マジすみません!
あと2個書きかけあるんで!
キャラ紹介
世界観の詳しい説明もあります。
**世界観について**
ネタバレがアレなのであまり言えませんが、3歳で魔王と初めて面会します。これは魔王一族を除くどの身分でも同じです。
そして、12歳から18歳の成人式まで魔界の学園の寮で生活します。
魔族の職業は大きく4つあり、学園で学ぶことが若干違います。
一つ目は、集落の長や魔王の後を継ぐ「後継候補生」。権力の扱い方や、後継だけに使用が許される魔術を学びます。
二つ目は、冒険者を狩る「魔王軍候補生」。他の職業では学ばない強力な攻撃、防御魔法などを学びます。
三つ目は、後継候補生の従者となる「側近候補生」。側仕えや護衛、文官などとして後継候補生に仕えます。
四つ目は、人類に紛れ込んで情報を伝える「密偵候補生」。一番難易度が高い職業です。
このどれかを選択します。転職という概念はありません。
結婚すると、夫婦のどちらかは辞職します。
ここからはキャラ紹介です。
**リズ・アイルゲンツェ**
主人公。星咲玲花が転生した姿。5属性持ち。今は3歳で冬生まれ。
〈性格〉
魔法が大好き。人間が嫌いな元引き籠り。
〈容姿〉
群青色の髪を下ろしている。
目は暗い紫。
いつもは黒無地のシャツとズボンにカーディガンを羽織っている。
**ルナ・アイルゲンツェ**
リズの双子の妹で末っ子。2属性(闇、風)持ち。今は3歳で冬生まれ。
〈性格〉
おとなしい常識人。緊張に弱い。
〈容姿〉
藍色の髪をツインテールにしている。
目は青緑。
いつもは長袖のワンピースを着ている。
**ノア・アイルゲンツェ**
リズとルナの兄でアリスの弟。2属性(火、水)持ち。今は12歳で夏生まれ。後継候補生。
〈性格〉
クールで一度もガチギレしたことがない。そのため、ガチギレすると世界がひっくり返るんじゃないか、と噂されているらしい。
〈容姿〉
薄い紫色の髪は後ろで結われている。
目は紅色。
今は学園に行っている為、制服を着ている。
**アリス・アイルゲンツェ**
リズ、ルナ、ノアの姉。3属性(火、水、風)持ち。今は15歳で春生まれ。後継候補生。
〈性格〉
元気。責任感強め。
〈容姿〉
セミロングの金髪を下ろしている。目は紫。
今は制服を着ている。
**フローラ・アイルゲンツェ**
リズ、ルナ、ノア、アリスの母でリオの妻。4属性(光以外)持ちの秋生まれ。
〈性格〉
優しい。怒る時は怒るいいお母さん。
〈容姿〉
桜色の髪を下ろしていて、目は赤。
白いワンピースにエプロンをしている。
**リオ・アイルゲンツェ**
リズ、ルナ、ノア、アリスの父でリオの夫。1属性(光)持ちの秋生まれ。中集落アイルゲンツェの長。
〈性格〉
責任感が強い。
〈容姿〉
金髪を短めに切っている。目は黒。
いつ呼び出しを受けてもいいように、常に正装。
**レヴィーネ・リヒト**
神を先祖に持つ光の魔王。全属性持ち。
〈性格〉
おっとりしているが、人類が嫌い。
〈容姿〉
金色のロングの髪をふんわりと結い上げている。目は白。
黒と金が基調のドレスを着ている。
**デュート・ヴァサール**
レヴィーネの側仕えで重臣。4属性(闇以外)持ち。
〈性格〉
冷淡。
〈容姿〉
悪魔のような外見をしている。
取り敢えず登場キャラ全員の紹介作りましたー!