授業中に思い浮かんだ内容です!ので無茶苦茶ですがお許しを笑
毎週月曜、夜9時に公開する予定です!あくまでも予定です!
こんな駄作を読んでくれる人が果たして何人いるのだろうか…
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目次
Prologue
散りかけの桜の木が立つ街道を、一人トボトボと歩く。
「最近、駅前にドーナツが現れたんやって〜」
「本当やったら大変や。謎の巨大ドーナツ出現!?」
「巨大とも謎とも言ってない」
「どっちにしろ全国ニュース確定案件過ぎる」
女子が数人、大声で話しながら帰っていくのを見て、ため息をつく。
私はいわゆるボッチである。
今年から転校してきたから、始業式のあと1週間ぐらいはみんな物珍しさに寄ってきた。
でも「転校生パワー」はそう長く続かない。
そうして、めでたく孤立した。
あ〜あ、なんでこんなことになっちゃったのかな…
転校前の私はバリバリの陽キャであった。
友達100人は軽くいた。
休み時間は喋り倒して、一緒に馬鹿騒ぎして寄り道をして帰ってきた。
時々近所迷惑だって苦情も来た。
それが今はどうだ。帰り道が一人だぞ!?
誰にも迷惑をかけない、空気のような存在になった。
2ヶ月前の私が見たら信じなかったろう。ありえないと笑い飛ばしていたはず。
信じたくない現実である。
…あれっ
ここどこだ?
どうやら道に迷ったらしい。
周りには…怪しそうなフードを被ったおっさんしかいない。
正直、頼りたくない。
困ったな…
おっさんが振り向く。なにか叫ぶ。
ドンッ
背中に衝撃を感じた。なんだ、何が起きた?おっさんが変なことしに来たか?
とりあえず起きなきゃ。あれ、体が動かない。指一本動かない。
首が動く範囲で自分を見ると、背中になにかが刺さっている。
おっさんがやった?いや、倒された瞬間、私は前方におっさんを見ていた。
つまりおっさんではない。じゃあ誰やねん。
おっさんが携帯を取り出す。電話をかけようと耳に当てたとき、おじさんが倒れた。
おっさんの背中には、紫色の短剣が刺さっていた。
シリーズ始めから急展開過ぎますが…あくまでも授業中に思い浮かんだ内容なのでお許しを笑
天界にて
目を開けると、眩しすぎるほどの白い光が見え、とっさに目を閉じた。
明るさレベル狂ってるて…
再度、恐る恐る目を開けると私は雲の上だった。物理的に。
目の前には大きな階段。
天国か?
そう思っていると、何かが降りてきた。
小さくて羽の生えたそいつは…
「天使?」
私―|月雫《るな》は、とっさにそう聞いた。
「ご名答。私は天使。ここは天国の一歩手前の天界だ。」
どうやら私はお亡くなりになられたらしかった。
現世に特に心残りはない。
あ、でもお父さんお母さんには申し訳ないことしたな…
「君に良い知らせと悪い知らせがある。どっちから聞きたい?」
じゃあ悪い知らせから…
「天国の一歩手前まで来てもらったところ悪いが、君は今から地獄行きだ。」
嘘だろ。ほんとに悪いな。陽キャ時代の苦情が祟ったか。
「いい知らせは、天国にはいけないが地獄を回避する方法がある」
ぜひとも教えてくれたまえ。
「この剣、見覚えがあるだろう。」
見覚え…短剣…さては、私の背中に刺さったやつか!?
「この剣は、もともと10本あった。それぞれ色が違うんだ。が、上のお偉いさんがミスをしでかして日本各地に飛んでしまった。」
何してんだよお偉いさん。
「この剣には魔力がこもっている。こうしてひと振りすれば、」
ザクッ
「このように、異空間へと繋がる。」
なんというか、空間が紙みたいに破れて夜空のような青黒い世界が広がっている。
てかどうやって戻すの。
「指でつまめば戻る。」
で、それを何に使えと。
「ここに、短剣をすべて集めて入れてほしい。今週一週間の間に、この短剣で殺された人は5人だ。《《この短剣が誰の力も借りずに》》殺している。その謎を、5人で解明してきてくれ。」
5人…あのおっさんもメンバー入りしているのか?
「君が目撃したおっさんは生き延びた。」
むしろ私はなぜ死んだのかと疑問に思うところである。
「やるな?」
ちょっと待て。
その短剣は私を殺したものであろう。そんなものを持って現世に戻り、解明しろと?
でも地獄行きは勘弁だ。
「わかった。やるわ。ちなみにその5人とは誰なの。変態おっさんズとかやめてよ。」
「今から会わせに行く。はい短剣持った持った。今の君は飛べる状態だから飛んでいくぞ。」
こうして私は、謎の短剣の調査に出向くことになった…
初顔合わせ
「集合所は…ここで合ってるな。」
ここから読む人のために今までを要約すると、私はひとりでに動く短剣に殺され、地獄行きを回避するためにミッションに挑んでいる。
「おっと、まだ誰も来ていないみたいだな。焦らず待っとけ。」
さっきからずっと喋っているこいつは天使である。私をミッションに引きずり込んだ張本人だ。
…と罵倒しているが、地獄行きを回避する方法を教えてくれた、感謝すべき存在なのである。
まーだかな。はーやくこーないかな。
「来たぞ」
来てた。そこには、ポニーテールの快活そうな女の子。年齢は一緒ぐらい?
「もう一人来たぞ。」
また来てた。高校生ぐらいのメガネの男子。
ポニテの子が話しかけてきた。
「はじめまして!|星影菜摘《ほしかげなつみ》、中2です。これからよろしくね!」
どうやらガッツリ陽キャらしい。私の陽キャ魂も目覚めだす。
「こちらこそはじめまして。中1の|波橋月雫《なみばしるな》です。よろしくお願いします!」
あんまり目覚めてなかったらしい。何なら標準語&敬語にキャラ変してしまった。
「なんて呼べばいいですか?菜摘さん?」
「んーなっちゃんでいいよ。年齢も1つ違いだし、部活とかじゃないから敬語じゃなくて良き。波橋さんはなんて呼べばいい?」
「じゃあ私は…るーちゃんで!」
するとメガネ男子も寄ってきた。
「えっと…高1の|津田響希《つだひびき》です。呼び名は何でも…よろしく。」
「じゃあひびきっちで!」
なっちゃんにより強制決定。悩む間もなかった。
「おーい、残りの2人も来たぞー」
丸縁のメガネをかけたハーフアップの優等生そうな女の子と、つんつんヘアのゲーム好きそうな(偏見)男子だった。
「はじめまして。|藤原鈴華《ふじわらりんか》です。15歳。よろしくお願いします。」
やはり真面目そう。なっちゃんが話しかける。
「星影菜摘、中2です!よろしくお願いします。りんりんって読んでいいですか?」
「何でもご自由に。タメ口でいいですよ。」
敬語で言われると説得力ゼロである。
「…|杉原叶人《すぎはらかなと》。小6。」
無口というかむっつりというか。
2人ともにさっきと同じ自己紹介をする。
し終えたところで空からまた何かが降ってきた。
仙人っぽい。いや、仙人を見たことがあるわけじゃないけど。
「全員揃ったな。では今からミッションに移ってもらう。自己紹介してもらったところ悪いが、名前は全部変わる。別人として一時的に生まれ変わるからな。」
…そういうことは先に言ってほしかった。
仙人の一言のせいで今日の話がすべて無駄になってしまった!さあどうする
逃げる 続ける ▶寝る
ミッションへ
もくもくした雲の上。周りには今あったばかりの、これから戦友となる人々。
そして、目の前には絵に描いたかのようなTHE・仙人っぽいひとがいる。
仙人(?)がいう。
「ミッションのおおまかな内容はそれぞれに仕向けた天使から聞いているな。それぞれ与えられた色があるはずじゃ。」
持っていた杖でなっちゃんを指す。
「お前は赤」
隣りにいたひびきっちは緑。
りんりんは紫。
叶人は橙。
そして、私は青。
たしかあのおっさんに刺さっていたのは紫だったはず。
ということは、おっさんを刺したあとりんりんのもとに向かったのか…少しりんりんが可哀想になる。
「この短剣は魔力がこもっている、という内容は聞いているな。すべての短剣に共通しているのは、長さが伸縮自在なこと、異空間へと繋がる事ができることじゃ。」
あれ?ひとりでに動いて人を刺しまわるのは?
「ひとりでに動くという魔力は、誰かを殺すと同時に無くなるようになっている。」
便利なような不便なような。
というか、共通しているとわざわざ言ったということは、共通していないこともあるというのか。
「それぞれの短剣には|各々《おのおの》の能力がある。…が、それは剣の持ち主によって変わる。」
つまり、今知ることはできないんだな。
さっきから心の声が仙人に聞こえているような気がするのはなんでなんだ?
「一応これでも仙人じゃから、心は読もうと思えば読める。」
怖。
「短剣の説明はこれぐらいじゃ。何か質問はないか?ないな。ではミッションの説明を行う。」
「ミッションは、短剣をすべて回収することじゃ。残っている色はピンク、黄色、黄緑、水色、茶色じゃ。これから回収してもらうこの5つは、どれもまだひとりでに動く魔力はこもったままじゃから、気をつけること。」
んなもん気をつけようがあるかいな。
「そして、今から新たに転生してもらう『外身』を紹介しよう。まずは波橋月雫。」
は、ハイぃ!
「お前は|新田澪華《にったみおか》、中1じゃ。」
同じノリでなっちゃんは|波根遥河《はねはるか》・中2。
ひびきっちは|藤本紡久《ふじもとつむぐ》・高1。
りんりんは|木下雫《きのしたしずく》・中3。
叶人は|長谷川大希《はせがわだいき》・小6だった。
みんな年齢設定は同じなようで安心した。学校とかも困らなさそうだ。
「外身はわかったな?この5人は超田舎の小中高一貫校に通っている。家は澪華、雫、大希が隣同士で、道路を挟んだ向かい側に紡久と遥河が暮らしていることになっている。親の顔や家族構成、人間関係等々は後で天使にきいてくれ。」
「そして重要なのはここからじゃ。このミッションを達成したとき…」
全員が息をゴクリと飲む。
バタリと仙人が倒れる。
背中に刺さっていたのは、茶色の短剣だった。
いや、天界まで短剣は行くんかい。
異変、そしてミッションは
「「「「「え?」」」」」
仙人の背中に、茶色の短剣。
皆あっけにとられて固まっている。
天使さえも、想定外の事態に狼狽えている。
そんななか、動いたのはりんりん(転生先は雫…だったっけ?)。
仙人に駆け寄って脈を確認し、顔が真っ青になる。
「仙人…まだ生きてる。」
失礼な話だが、死んでいると言われるよりも怖い。
生きているということは、まだ茶色の短剣は《《人を殺す能力を持っている》》ことになる。
ふと、ひびきっちが口を開く。
「俺等、大丈夫じゃね?」
なんで?
「だって、すでに俺等死んでるじゃん」
…あ。
そういえばまだ転生は完了してない。
ということは私達も死んでいることになっている。
仙人はどうだろうか?
「とりあえず茶色の短剣ここに入れて!」
なっちゃんが叫びながら異空間を開いた。
慌てて私は仙人から短剣を抜いて放り込んだ。
りんりんがつぶやく。
「一つ、ミッション達成…でいいんかな?」
「これって短剣、中から出てきたりしない?どう思う?ひびきっち。」
「しないんじゃない?しらんけど」
あれ、ひびきっちも関西人?
なっちゃんも関西弁っぽいの混ざってるし。
そういえば天使は?と思いあたりを見回すと、天使が団子みたいに固まって震えていた。
大事なときほど役に立たない奴らめ…
よく見ると、隣に叶人も立っている。手にはゲーム機。どこから出したんだよ。
「…んで?騒ぎは終わったのかよ」
ぶっきらぼうに叶人がいう。
「あのねぇ叶人。ちょっとは協力しようとか思わなかったわけ?」
なっちゃんの怒りもスルー。
「協力?めんどくさいだけ。今回も4人で片付いてんじゃん。俺別に地獄でも良かったんだぜ?」
これにはみんなあっけにとられて、何も口が聞けなくなった。
やっとのことでりんりんが口を開く。
「でも地獄よりこっちを選んだからには責任があるでしょ。」
「俺最年少だぜ?まだ小6。責任なんてありませーん」
何から何でもむかつくやつだ。
「せめて敬語使うぐらいしたら?みんなあなたより年上なんだし。」
「部活じゃないから敬語じゃなくていいって言ったのは誰でしたっけー?自分が行ったこともわすれたんですかー?あーあ、サイアクだよこんなメンバーで。地獄行っときゃよかった。」
正直、みんなが地獄に行かなくてはならなかった理由はわからないけど、こいつだけは分かる。
問題児過ぎる。
こんなやつと協力するのは、こっちも願い下げなんだが…
「そんで?天使サン。ミッションコンプリートしたら何が起きるわけ。」
ひびきっちが執り成すように天使に訊く。
「それは私達もわからない。仙人一人が知っている。」
それはとても困ったぜ…
退散
「あ!とりあえず仙人をどうにかしなきゃ。死なれたら困る。」
ようやく怒りを堪えたなっちゃんの言葉ではっと我に返り、慌てて駆け出す。
叶人のせいですっかり忘れていたが、仙人は刺されたんだった。
近づくと、おもむろに「むくっ」と起きた。
それはそれで怖い。
「天使たちよ、どうしたんじゃ?ここは…お前らは誰じゃ」
どゆこと?
もしかして覚えてない系?
天使のことは覚えているのに?
「お前ら…なぜここに入ってきた。去れ!帰れ!」
落ちていた杖まで振り回し始めた。
まるで別人格だ。
仙人はふざけている様子もない。
「勘弁してくれよ…」
ひびきっちは頭を抱える。
そう、ほんとに勘弁してくれだ。
私たちのミッションはどこへ言ったわけ。
天使が口を開く。
「仕方がないから一旦退散だ。別のところで集まろう。」
そうする他ないですよね…
「あ、それとお前。」
叶人を指差す。
「やる気がないならさっさと地獄行ってくれない?こちらも5人抱えるとなると負担が大きい。」
叶人はあっけにとられたような顔をする。
まさかそんなことを言われるとは思ってなかったんだろう叶人は渋々と言った顔でゲーム機をしまう。
「それも没収。」
やはり渋々ポケットから出して天使に預ける。
「悪かった。」
ボソリとつぶやいた言葉は、果たしてみんなに届いたのだろうか。
忙しくなってきたのでこれからはこれぐらいの長さになるかもです…
急展開
〜登場人物〜
波橋 月雫(なみばし るな) 主人公。中1女子『るーちゃん』
星影 菜摘(ほしかげ なつみ) 中2女子『なっちゃん』
津田 響希(つだ ひびき) 高1男子『ひびきっち』
藤原 鈴華(ふじわら りんか) 中3女子『りんりん』
杉原 叶人(すぎはら かなと) 小6男子『叶人』
「さあ、どうするかだな。」
みんなに囲まれながら、私の天使が話す。
とりあえず仙人は当てにならない。記憶を失われてたら仕方ない、か…
「るーちゃんはどう思うよ?うちら、何したらええやろ…」
「私に聞かれても…りんりんは?」
「わからない、かな…」
だよねー。
「俺、仙人と話をしてくる。」
「ひびきっち、正気!?今の仙人は記憶喪失なんだよ!?話したってわかるわけ…」
「いや、いいかもしれない。」
「天使まで…」
ひびきっちといい、天使といい、何を言い出すのか。なっちゃんが叫ぶ理由もよく分かる。
「天使、連れて行ってよ。ほら、叶人も行くぞ。」
「は?なんで俺まで…」
「お前、一番キャラ濃いだろ。ツンツンヘア見たら仙人もなにか思い出すかも。」
たしかに特徴的だけども。
「それに、お前、何も働いてないだろ。男気見せろ。」
ひびきっちが若干キャラ変してきた。物静かな男子のイメージがバリバリと割れていく。
「それじゃあ行ってくるぞ。」
半ば強引に叶人の襟首を掴み、天使ともに飛び立っていった。
いや、いくらなんでも急展開すぎない?
ほら、なっちゃんとか呆気にとられてるし、りんりんは口を挟めずオロオロしてるし。
そんな事を考えている間に飛んでいってしまった。せめて無事を祈るよ。
5月は結局1回も更新しなかったぜ☆
お許しください…
よく考えたらこんな小説読んでくれる人いないのかも☆
I hope my loved ones read this…