傘村トータ様の垂直落下という曲の小説パロです
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目次
垂直落下
※あくまで僕の想像で書いています。リンちゃん、レンくんはこんなキャラじゃない!!と思いたくない方は今のうちにバックしていただけたらなと思います!
では本編!!!どうぞ!!
─────あなたを生かすためだけに、私、僕はいるんだよ
---
2月。もう卒業生は旅立つ準備を始めている頃になるだろうか。
これはとある双子のお話だ。
---
リンside
「あーあ」
そうぽつりと呟いたのは高校2年生の私…あ、鏡音リンだ。
私はため息をついた後、いってきまーす、と言い家を出た。
学校にどうして行かなければならないのか、なぜ授業というものはあるのか、そんなことを妄想しながら自転車を漕いでいた。
「ふぅ…」
やっぱり寒いな…まだお布団に入って寝ていたいのに…
「あの人、今日来るかな…」
淡い期待を思いながらまた自転車を漕いだ。
学校まではさほど遠くはない。
10分ほどで着く距離だ。
学校に着き、はーっと息を吐き手を温めて自転車を押していると、
「リン遅いぞ〜!!」
という声が聞こえた。
「あ」
ごめんね…でも寒かったんだもん…けどぎりぎりまで寝てたなんて言えない…
〈その声の正体はリンの双子である、鏡音レンだ。
2人はとてもよく似ていて、とても可愛らしい顔立ちをしている。
声も若干似ていて、ほんとうに双子、という感じだ。〉(第三者目線)
「はぁ…リンったらいつもぎりぎりに来るんだから…。もうちょっと危機感持ちなよ?」
「あーはい分かりました」
っけ、レンはいつも規則正しい生活送ってるからなぁ…私と違って…
レンには私の気持ち分からないだろうな!!
そんな大したものでもないけど…
教室行こ…
【教室にて】
提出物も出し、自分の朝やるべきことはすべて終わらしたので近くの席の子と話していた。
いつもと変わらない光景。
でも…
今日も来てないか…
少し残念に思った。
クラス中がわいわい賑やかになっていた中、ひとつだけ空っぽの、誰も座っていない席があった。
私は小さくため息を着き、猫背になってしまっていた姿勢を直してまた近くの席の子と他愛もない会話をしていた。
チャイムが鳴り、HRを済ませ、授業が淡々と進んでいく。
はぁーあ。
眠い。
今日帰りにあの人の家に寄ってみようかな、しばらく会ってないし…
お腹すいたなぁ…
4限目が終わりお昼休みになった。
私は弁当を持って行くのが嫌なので学食を毎日食べている。
日替わりが美味しいのよ…
今日もひとりで満足げに食べていた。
美味しい…調理員さんありがとう…
「ごちそうさまでした!!」
完食。
残りの休みは少し寝ようかな…
「おやすみ…」
おやすみ、と言ったはものの、他の生徒たちが移動していたり話していたりで眠れなかったので目を瞑っていた。
でも目を瞑っているだけで寝ているような気分になれた。
学校が終わり、自転車を乗ろうとした時、前髪が気になったのでくしと鏡(スマホの前面カメラ)を召喚し整えた。よし、完璧。
「あ、そーいやあの人の家に寄るんだよね、忘れかけてた…あぶね…」
私はそう小声で呟いてから、あの人の家に向かって行った。
ピーンポーン
<「はーい!」
「あ、鏡音リンです!-----さんいますか…?」
<「あ、リンちゃん!久しぶりだね〜!ちょっと待ってて!!」
「は〜い!」
お姉さんかわいいなぁ…羨ましい…こんなかわいいお姉さんいたらめっちゃ嬉しいのに…
あの人…家にはいるみたい
え、逆に家にいなかったらどこにいるんだ…()
ガチャ、
あ、
「リンちゃん、久しぶりだね」
「うん、久しぶり」
「せっかくだから家入る?寒いでしょ」
「え、いいの?じゃあお言葉に甘えて…お邪魔しま〜す…」
わ…あの人だ…、
私は久しぶりにあの人に会えて素直に嬉しい気持ちになった。
私が言う「あの人」は分かっているかもしれないが、不登校だ。
学校に来ていない。
でもそれにも理由はあって、
どうやらあの人は担任と性格的に合わなかったみたいで、だんだんと学校に行く気がなくなっていったんだって。
それが、今年の夏休み明けの9月ごろの話。
それからずっと来れてなくて、私はたまーにこうしてあの人の家へ訪ねている。
前置きとして(?)雑談をしてから、私はあの人がどういう気持ちなのか気になったので聞いてみた。
意外とすんなり答えてくれた。
全て吐き出していいよ、と伝えたので素のままでたくさん話してくれた。
「ひとりでいたいんだ」
馬鹿みたいに泣きながらあの人は言った。
…あぁ、この人は放っておいたら壊れてしまう…。
そう直感的に感じた。
生かしておきたい、いや、正しくは死なせたくない、だろうか。
私は話を聞きながらこの人を大切にしたい、そう思った。
さあ!記念すべき第1話ですね!
すごい…僕の語彙力足りなくて物語になっているのか心配ですが…w
伝わると信じます…!()
本文、長かったでしょうか…?
短いと空っぽな感じがしてできるだけ沢山書きたいな…と思いながら書いていたらいつのまにか沢山書いていて自分でもびっくりしました…w
本文の長さについて、アドバイスや感想等あるようならば教えていただけると幸いです!
垂直落下、曲を知っている人は分かると思いますが、僕はリン、レン以外(?)のあと1人の登場人物の名前を出しませんでした。
理由は曲を聞くか次回に僕が言うか…。
まあ気長に楽しみにしておいてください…((
さて、関係ないと言えば関係ないのですが、投稿日をどうしようか迷っておりまして…。
毎週投稿だとこの内容を毎週書くのはきついかなぁと思うのですが、1ヶ月だと空きすぎになりますかね…?
そんなことないか…(((
では(?)投稿日は毎月1日、17:00にします!
気分でおまけ小説書くかもしれません!!
途中で書けそうなら頻度増やすかもです
僕気分屋なのでね、ははは…(((
そんなことはさておき
今回はリンちゃんsideのお話でした!
あまりレンくんは出てきませんでしたね…。
次はレンくんsideです!
お楽しみに〜!