NOVEL VERSE にて現在いろどりが執筆中の話です!
短編カフェに投稿する話がネタ切れだから投稿しているのは秘密ですよ?
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目次
魔王転生 プロローグ1
NOVEL VERSEでいろどりが執筆中の物語です!NOVEL VERSEでは魔王の見た目なども投稿していますが、こちらでは見た目を想像しながら読んでいただければ幸いです。
私は魔王。今から勇者との決着をつける。
魔王パーティー
魔王 Lv,90 闇魔法 スキルLv,99
呪いの騎士 Lv,78 剣 スキルLv,80
すら Lv,53 体当たり スキルLv,56
勇者パーティー
勇者 Lv,99 剣、斧、槍 スキルLv,99
魔法使い Lv,92 闇魔法、光魔法、鞭 スキルLv,97
エルフ Lv,89 光魔法、弓 スキルLv,92
魔王パーティーのターン
魔王 闇魔法 ダークアロー →魔法使い
呪いの騎士 剣 疾風の剣 →魔法使い
すら 体当たり →魔法使い
勇者パーティーのターン
勇者 剣 炎の剣 →魔王
魔法使い 光魔法 保護の魔法陣 →自分
エルフ 光魔法 保護の魔法陣 →自分
ダメージ
魔王 50
魔法使い 26
特殊効果
魔法使い 保護の魔法陣により防御、魔法防御50アップ
エルフ 保護の魔法陣により防御、魔法防御50アップ
魔王転生 プロローグ2
魔王パーティーのターン
魔王 闇魔法 召喚、蝙蝠(コウモリ) →全体
呪いの騎士 剣 疾風の剣 →魔法使い
すら 体当たり →魔法使い
勇者パーティーのターン
勇者 槍 薙ぎ払う →全体
魔法使い 鞭 通常攻撃 →全体
エルフ 弓 アローレイン →全体
ダメージ
魔王 70 残りHP80
呪いの騎士 70 残りHP10
すら 70 死亡
勇者 30 残りHP470
魔法使い 28 残りHP346
エルフ 15 残りHP285
特殊効果
魔王 仲間の死亡により、全能力50アップ
魔法使い、エルフ 現在かかっている特殊効果を継続
魔王転生 プロローグ3
魔王パーティーのターン
魔王 闇魔法 召喚、毒蛇 →勇者 会心の一撃、勇者に継続ダメージ
呪いの騎士 剣 雷雲の剣 →全体
すら(死亡)
勇者パーティーのターン
勇者 斧 通常攻撃 →魔王
魔法使い 闇魔法 ダークファイアー →全体 魔王パーティー全員に継続ダメージ
エルフ 光魔法 光の雨 →敵全員にはダメージ、味方全員には体力全回復
ダメージ
魔王 80 死亡
呪いの騎士 10 死亡
魔王パーティー全滅
勇者 90 残りHP380
魔法使い 5 残りHP341
エルフ 5 残りHP280
特殊効果
魔法使い、エルフ 現在かかっている特殊効果を継続
勇者パーティー全体 光の雨によりHP全回復
勇者パーティーの勝利
魔王転生 本編1 転生
目が覚めると、私は見慣れない部屋にいた。
確か、勇者たちに負けて死んだはずなのだが…?
しかも、やけにこの部屋、桃色や、レースやフリルとか、きらきらしたものに囲まれている。
「なん、で…?」
自分の耳に返ってきたのは威厳ある低い声ではなく、女性のような高い声だった。
違和感を持ち、ベッドからおりて机の上の手鏡に手を伸ばす、と同時に部屋に若い男二人が入ってきた。
「は?」
手鏡に映るのは、魔王ではなく、髪の長い女だった。
混乱する私に男のうちの一人、髪を後ろで短く結んだ幼い顔の男が話しかける。
「魔王様、おはようございます!」
その話し方、仕草、それだけでピンときた。
「お前、まさかすらか!?」
「わぁ、すごい!ねぇねぇ騎士くん、ボクのことちゃんと分かってくれたよ〜」
すらはうしろの髪が少し長いキリッとした顔立ちの男に話しかける。すると、その男は対抗心を燃やしたのか私に近づき、言った。
「魔王様、私のことはおわかりになられますか?」
「お前は…呪いの騎士か?」
「はいっ!」
――ん?なぜ皆見た目が変わっているのだ?というか、すらと呪いの騎士は以前と同じで男なのに…
「なぜ私だけ女なんだ!!!!それよりも、なぜこんな姿なのか話せ!」
「えっとね〜なんかー、『転生』っていうのっぽいよ〜」
すらがそう言いながら一冊の本を手渡してきた。
「なんだこの書物は?『転生したらバナナになった』?バナナとは、確か南の方で取れる果実だったか?」
「バナナはどうでもいいよ〜 ちょっと最初の方だけ読んだらわかるよ〜」
本には、人間が死亡し、『生まれ変わる』ことによってバナナになり、食べられるまでの短い一生が描かれていた。
「……つまり、勇者に敗北したのは事実で、私達は人間に『転生』したということだな」
「そのようです」
「顔を洗ってくる。」
「わかりました。洗面台はこちらの廊下を進んだ左手にございます。」
―― 一旦、状況を整理したい。
魔王転生 本編2 男らしさとは?
顔を洗いながら私は考えた。魔王である私が勇者に敗北したということは、魔界の者たちも死んでいるのだろうか?その場合、『転生』はしているのか?私やすら、呪いの騎士が今使っているこの肉体はもともと誰のものだったのか?
――疑問点が多すぎる。そもそもなぜ私だけ女の体なんだ。
いま着ているのは寝巻きのようで、レースやフリルが使われた桃色のひらひらしたワンピースのようなものだった。魔王がこれじゃ――
「みっともない。」
声に出てしまった。そこに、すらがやってきて、タオルを差し出しながら私に訊ねた。
「”みっともない”って、なにが?」
「いや、魔王がこんな女らしい服装というのはみっともないと思ったのだ」
「じゃあ、とりあえず着替えようか」
部屋に戻り、クローゼットを開けると、ミニスカートやワンピースなど、ひらひらした動きづらそうな女らしい服しかなかった。クローゼットを開けて固まった私を見て呪いの騎士が「魔王様!?」という。
「なぜ、女らしい服しかない!?」
「それは、元の体の持ち主が女性だったからでは?」
「私は、男だ!」
怒る私をすらがなだめた。
「まあまあ、落ち着こう?」
「しかし…」
「魔王様は、なんでこの服が嫌なの?」
「それは、男の私が女物の服など…」
「でも、今の魔王様は魔王様じゃない。この世界の人だよ?むしろ、魔界では生きることのできなかった生き方ができるんだよ?いいことじゃん。そもそも、転生していなかったらボクたちは今こうして生きることはできないんだよ。魔王様やボク、騎士くんはもう死んでいる。だったら、この世界の人として、生きてみようよ」
「なら、外で呼ぶときに違和感を持たれないためにも名前をつけましょう。」
「いいね〜!じゃあ、騎士くんはナイト!」
「”キラキラネーム”など、死んでも嫌です!」
「え〜?」
「なら、この世界風の名前で、『純夜』は?」
「いいね!」
「魔王様のくれた名前なら何でも構いません」
「ならナイト。」
「え…」
「冗談だ」
「も〜!騎士くんで遊んだら駄目だよ魔王様〜」
「魔王様の名前はどうしましょう?」
「じゃあ〜『まお』とかどう〜?」
「いいですね。『魔王』と響きも近いし、呼びやすそうだ」
「じゃあ、決定〜」
「ちょっ、勝手に決めるな!」
「この名前、気に入らなかった?」
「そういう訳では無いが…」
疑問点は多いが、すらと純夜となら楽しく過ごせそうだ。
そんな思いを胸に、新たな生活をスタートした。
読んでいただきありがとうございます!純夜の名前は、騎士→ナイト→夜、と純粋な心を持っているという意味があるのですが、すらは元の名前から日本人風にするのが難しいので、まだ決めることができていません。なので、よろしければ思いついた名前をファンレターで送っていただきたいです!
※転生した世界に合わせた名前を決めようという流れですので日本人風な名前にしていただきたいのと、任意ではありますが由来も書いていただけると嬉しいです。