編集者:Sagaしにいくよ
架空都市、高山県。県人口220万人の地方自治体だ。九州地方に位置するこの県で、都市伝説が...
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目次
私は知ってる あの都市伝説
高山県やなぎさわ市ってどこだよ!?
ニイナクロック21ってみなとみらいのコスモクロック21だろ絶対!?
ここはまことみらいとは違うぞ!?
by Sagaしにいくよ
いつも通り駅を使う人々。ある人は出勤に、ある人は通学に使う、高山県最大のターミナル駅。その名も、新名駅。駅前にたっている観覧車、ニイナクロック21は、時間を刻みながら回っている。カップル、子供、観光客。ここ、新名地区はたくさんの人が集まる場所。でも、ここには都市伝説もある...。それは、謎の十字架。昔、ここには処刑場があったそうだ。その名残だろうか。新名駅建設時、引き抜こうとしたら死亡事故が起き、そのまま建設した。今や、高架下の薄暗い空間に放置されている。
「ねぇ、肝試し行こう!」
「じゃああそこの十字架ね!」
馬鹿だなぁ。あそこに自ら足を入れるなんて。あの高架下に入れば、もう2度と戻ってくることはできない。私は知ってる。
「だって、私が黒幕だもの。」
...独り言が漏れてしまった。あそこは死人が行くところ。おふざけ半分では絶対に行っちゃ駄目。それが高山の常識。
「常識が分からない奴らもいるものね。」
そんな奴ら、成敗してやらないと。どうやら今夜は普通の女子高生をやめなきゃいけないらしい。
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時刻は11時。奴らが来た。
「暗いなー」
「ねー」
その笑顔、ぶち壊してやるよ。新名駅は人柱駅なんだから。過去にも駅になった奴らがいるってのに。
「あ...あれ...足が」
「動かない...」
ここに入ったからにはもう逃げられない。新名駅になり180万人の移動を支えるのだから。
「ふぅ、駅に取り込まれたかな?」
現場は沈黙が続く。奴らは、高山の闇に触れようとした。そんな奴らを成敗するのがわたしの仕事。
「ドンマイ」
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「昨日、行方不明者が...」
今日もニュースは騒がしい。また1日が始まった。
「闇に気づけば逃げれたのにね」
私は知ってる あの空港のヒミツ前編
やなぎさわ市から飛び出したのかよ!?前編があるということは後編もあるということです。(小泉構文)
by Sagaしにいくよ
「...新名のバイトはどうしたんだよ。」
また来たよ、あの男。一体どこから情報を仕入れてるんだか...。
「まーた、逃げてきたのか?」
同い年のくせに上から目線なのがちょっと腹立つが、気にするほどのことでもない。
「辞めたのよ。私にはもっと似合う仕事があると思って。」
本当は給料も良かったし、あの職でもよかったのだが、手応えがなさすぎた。人を駅に取り込むという簡単な仕事だが、暇なのでね。
「勝負しようぜ」
いきなりすぎる提案に少し戸惑う。
「どういうことよ?」
これが普通の反応だろう」
「目の前に空港があるだろ?高山が誇る国際空港、『高山うみざわ国際空港』だ。」
そんなこと知っている。高山で何年も生きてるのだから、そんなこと知っている。
「あそこに先についた方が勝ちな?」
よりにもよって、橋一本しかない空港へのタイムアタック。道が単調すぎる。
「ただし、あの空港島がゴール地点ではない。第二ターミナルがゴール地点だ!」
一番端っこの、利便性が悪すぎると散々叩かれていた第二ターミナル。高山県民は少し気性が荒いのかもしれない。
「受けてたとうじゃない。」
「そう来なくっちゃ」
続く